2020年02月20日 (木)
【20/02/18 ろげりお
コレステロールについて
江部先生、はじめまして。
先生の本を購読して糖質制限を始めました。体重は6キロ減で健康に毎日を送っています。朝食は卵3とベーコンやウインナーを食べています。
元々コレステロール値が高かったのですが(LDL190)、糖質制限してから250を超えました。糖質制限をして、半年くらいになろうとしてます。医者からは、かなりヤバいので薬を飲むように、言われています。
56歳男 身長176体重60です。
悩んでいます。よろしければご連絡をお願いします。】
ろげりお さん
①HDLコレステロールが60mg/dl以上
②中性脂肪が60mg/dl以下以下
①②を満たしていれば、LDLコレステロールは全て標準の大きさであり
肝臓からコレステロールという細胞膜の原料を末梢組織に運んでいく大切な役割を担っており、
当然、善玉のLDLコレステロールです。
つまり、悪玉の『小粒子LDLコレステロール』『酸化コレステロール』は、ほぼ皆無です。
スーパー糖質制限食実践者ならこのパターンがほとんどです。
気になれば、実際に動脈硬化があるかどうか確かめるため
「頸動脈エコー」にて、プラークや内膜肥厚の有無を検査しましょう。
そして「心臓検査」を実施して、冠動脈狭窄がないことを確認しましょう。
主治医は、<LDLコレステロール高値⇒動脈硬化⇒プラークや心筋梗塞や脳梗塞>
といったことを懸念しておられるのだと思います。
頸動脈エコーや心臓検査で、これらの懸念が払拭されたなら、安心して糖質制限食を続けられたら良いと思います。
<コレステロールの役割>
・ コレステロールは、細胞膜の原料であり人体にとって必要不可欠な成分です。
・ 標準の大きさの正常サイズのLDLは善玉であり、中に約40%のコレステロールを含んでおり、
それを末梢組織に運ぶ仕事をしており必要不可欠です。
・ 末梢組織の細胞で細胞膜の原料として使用されたあと、
余ったコレステロールをHDLが回収して肝臓に戻します。
・ 即ち、LDLもHDLも人体にとってコレステロール運搬のための必須成分です。
・ LDLコレステロールの中で問題となるのは、
小粒子LDLコレステロール(小さくて高密度のLDL)と酸化LDLコレステロールです。
酸化LDLコレステロールは真の悪玉で異物であり血管内皮を障害します。
<コレステロール 善玉、悪玉>
・ 小粒子LDLは、真の悪玉である酸化LDLに変化しやすく危険な存在です。
・ 小粒子LDLコレステロールは血管内皮に侵入しやすく
そこで活性酸素により酸化され酸化LDLになります。
・ 酸化していない普通のサイズのLDLは、異物ではないので血管内皮に障害を起こしません。
・ 中性脂肪が多くて、HDLコレステロールが少ない人は、
小粒子LDLがたくさんある可能性が高いのです。
・ HDLコレステロールが多くて(60mg/dl以上)中性脂肪が少ない(80mg/dl以下→理想的には60mg/dl以下)人は、
小粒子LDLコレステロールと酸化LDLコレステロールは少ないので安全です。。
Circulation. 1990 Aug;82(2):495-506.
糖質制限食実践者はこの安全パターンとなります。
・ LDLコレステロールを下げたほうが良いという医師と普通の大きさのLDLコレステロールは下げなくて良いという医師があり、世界中で論争中です。私は標準の大きさのLDLは善玉であり、下げなくてよいという立場です。
コレステロールに関して、より詳しくは
2018年10月30日 (火)の本ブログ記事
『LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪。善玉。悪玉。』
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4722.html
をご参照頂けば幸いです。
江部康二
コレステロールについて
江部先生、はじめまして。
先生の本を購読して糖質制限を始めました。体重は6キロ減で健康に毎日を送っています。朝食は卵3とベーコンやウインナーを食べています。
元々コレステロール値が高かったのですが(LDL190)、糖質制限してから250を超えました。糖質制限をして、半年くらいになろうとしてます。医者からは、かなりヤバいので薬を飲むように、言われています。
56歳男 身長176体重60です。
悩んでいます。よろしければご連絡をお願いします。】
ろげりお さん
①HDLコレステロールが60mg/dl以上
②中性脂肪が60mg/dl以下以下
①②を満たしていれば、LDLコレステロールは全て標準の大きさであり
肝臓からコレステロールという細胞膜の原料を末梢組織に運んでいく大切な役割を担っており、
当然、善玉のLDLコレステロールです。
つまり、悪玉の『小粒子LDLコレステロール』『酸化コレステロール』は、ほぼ皆無です。
スーパー糖質制限食実践者ならこのパターンがほとんどです。
気になれば、実際に動脈硬化があるかどうか確かめるため
「頸動脈エコー」にて、プラークや内膜肥厚の有無を検査しましょう。
そして「心臓検査」を実施して、冠動脈狭窄がないことを確認しましょう。
主治医は、<LDLコレステロール高値⇒動脈硬化⇒プラークや心筋梗塞や脳梗塞>
といったことを懸念しておられるのだと思います。
頸動脈エコーや心臓検査で、これらの懸念が払拭されたなら、安心して糖質制限食を続けられたら良いと思います。
<コレステロールの役割>
・ コレステロールは、細胞膜の原料であり人体にとって必要不可欠な成分です。
・ 標準の大きさの正常サイズのLDLは善玉であり、中に約40%のコレステロールを含んでおり、
それを末梢組織に運ぶ仕事をしており必要不可欠です。
・ 末梢組織の細胞で細胞膜の原料として使用されたあと、
余ったコレステロールをHDLが回収して肝臓に戻します。
・ 即ち、LDLもHDLも人体にとってコレステロール運搬のための必須成分です。
・ LDLコレステロールの中で問題となるのは、
小粒子LDLコレステロール(小さくて高密度のLDL)と酸化LDLコレステロールです。
酸化LDLコレステロールは真の悪玉で異物であり血管内皮を障害します。
<コレステロール 善玉、悪玉>
・ 小粒子LDLは、真の悪玉である酸化LDLに変化しやすく危険な存在です。
・ 小粒子LDLコレステロールは血管内皮に侵入しやすく
そこで活性酸素により酸化され酸化LDLになります。
・ 酸化していない普通のサイズのLDLは、異物ではないので血管内皮に障害を起こしません。
・ 中性脂肪が多くて、HDLコレステロールが少ない人は、
小粒子LDLがたくさんある可能性が高いのです。
・ HDLコレステロールが多くて(60mg/dl以上)中性脂肪が少ない(80mg/dl以下→理想的には60mg/dl以下)人は、
小粒子LDLコレステロールと酸化LDLコレステロールは少ないので安全です。。
Circulation. 1990 Aug;82(2):495-506.
糖質制限食実践者はこの安全パターンとなります。
・ LDLコレステロールを下げたほうが良いという医師と普通の大きさのLDLコレステロールは下げなくて良いという医師があり、世界中で論争中です。私は標準の大きさのLDLは善玉であり、下げなくてよいという立場です。
コレステロールに関して、より詳しくは
2018年10月30日 (火)の本ブログ記事
『LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪。善玉。悪玉。』
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4722.html
をご参照頂けば幸いです。
江部康二
本日も整形外科医に爆弾的なデータと言われ、脅されて悩みましたが、江部先生のおかげで、本当に楽になりました。ありがとうございました。中性脂肪は60でHDLは87です。エコー検査等を受けてこれからも糖質制限に精を出して頑張ります。
重ね重ねありがとうございました。
重ね重ねありがとうございました。
ろげりおさん
私も糖質制限を始めて、不安な日々を過ごしました。
今は確信に変わって、周りがおかしいのだと思えるようになってます。
糖質制限8年目突入。
LDL:169 HDL:113 TG(中性脂肪):40と、完全健康体です。
当初はLDLは190オーバーが2年くらいは続いたと思います。
ご自身の身体を信じ、糖質制限を武器に、今からのより良い身体を作ってくださいね。
私も糖質制限を始めて、不安な日々を過ごしました。
今は確信に変わって、周りがおかしいのだと思えるようになってます。
糖質制限8年目突入。
LDL:169 HDL:113 TG(中性脂肪):40と、完全健康体です。
当初はLDLは190オーバーが2年くらいは続いたと思います。
ご自身の身体を信じ、糖質制限を武器に、今からのより良い身体を作ってくださいね。
2020/02/21(Fri) 05:41 | URL | 猫 | 【編集】
昨年4月にも同様の質問をさせていただきましたが、その後の経過も含めて再度、質問させていただきます。
私の糖質制限後のLDL、HDL、TGの経過です。
このデータを見る限り、卵の摂取によってLDLが上昇しています。そして、卵を控えればLDLも下がります。
糖質制限前と同程度の摂取量にすれば、各数値も同じような数値になります。
卵の摂取が検査値に影響しているとしか思えません。
さらにはTGが低ければLDLはそのままでも良いとは思うのですが、LDLと同時にTGも上昇してしまい、「②中性脂肪が60mg/dl以下以下」の条件が満たされません。
心臓CTでも冠動脈狭窄などは全くなく、心配はないのですが、江部先生のおっしゃるような経過ではなく、食物に含まれるコレステロールが数値に反映されているように見えます。
このような体質?の方はどれくらいの割合でいるのでしょう。また、何が原因でしょうか。
因みに食事のPFC比率は22:68:10くらいで糖質制限後に体重減少が止まってからは1年以上、BMI22.0前後、脂肪率18%前後で大きな変化はありません。
しかし、内臓脂肪レベルが思ったほど下がりません。
家庭用の体組織計で標準値上限ギリギリか時々超えています。シーズン中に数回、スキーに行く以外、運動習慣はありません。
運動もした方が良いとは思いますが、LDL高値や内臓脂肪レベルなどを合わせて考えると私の場合は、脂質の摂取を少なくした方が良いのでしょうか。
LDL HDL TG
2017年12月 152 81 81 糖質制限前(平均1個/日程度)
2018年03月 166 60 106 卵を意識的に多く摂取(平均3個/日)
2018年09月 190 70 104 ↓
2018年12月 186 82 82 ↓
2019年02月 198 80 97 ↓
2019年04月 155 74 60 卵を意識的に控える(週3個程度)
2019年06月 137 84 63 ↓
2019年07月 132 76 86 ↓
2019年09月 135 67 103 卵を自由に摂取(糖質制限前と同程度)
2019年11月 158 80 84 ↓
現在、睡眠時無呼吸と耐糖能の関係について私自身の就寝中の最低酸素飽和度と翌朝の耐糖能のデータを収集中ですが、明らかに影響しているように見えます。
そしてLDLについても無呼吸が影響すると言う論文も見かけます。
この辺りは、今後の私の課題として取組中です。まとまれば、また報告させていただきます。
私の糖質制限後のLDL、HDL、TGの経過です。
このデータを見る限り、卵の摂取によってLDLが上昇しています。そして、卵を控えればLDLも下がります。
糖質制限前と同程度の摂取量にすれば、各数値も同じような数値になります。
卵の摂取が検査値に影響しているとしか思えません。
さらにはTGが低ければLDLはそのままでも良いとは思うのですが、LDLと同時にTGも上昇してしまい、「②中性脂肪が60mg/dl以下以下」の条件が満たされません。
心臓CTでも冠動脈狭窄などは全くなく、心配はないのですが、江部先生のおっしゃるような経過ではなく、食物に含まれるコレステロールが数値に反映されているように見えます。
このような体質?の方はどれくらいの割合でいるのでしょう。また、何が原因でしょうか。
因みに食事のPFC比率は22:68:10くらいで糖質制限後に体重減少が止まってからは1年以上、BMI22.0前後、脂肪率18%前後で大きな変化はありません。
しかし、内臓脂肪レベルが思ったほど下がりません。
家庭用の体組織計で標準値上限ギリギリか時々超えています。シーズン中に数回、スキーに行く以外、運動習慣はありません。
運動もした方が良いとは思いますが、LDL高値や内臓脂肪レベルなどを合わせて考えると私の場合は、脂質の摂取を少なくした方が良いのでしょうか。
LDL HDL TG
2017年12月 152 81 81 糖質制限前(平均1個/日程度)
2018年03月 166 60 106 卵を意識的に多く摂取(平均3個/日)
2018年09月 190 70 104 ↓
2018年12月 186 82 82 ↓
2019年02月 198 80 97 ↓
2019年04月 155 74 60 卵を意識的に控える(週3個程度)
2019年06月 137 84 63 ↓
2019年07月 132 76 86 ↓
2019年09月 135 67 103 卵を自由に摂取(糖質制限前と同程度)
2019年11月 158 80 84 ↓
現在、睡眠時無呼吸と耐糖能の関係について私自身の就寝中の最低酸素飽和度と翌朝の耐糖能のデータを収集中ですが、明らかに影響しているように見えます。
そしてLDLについても無呼吸が影響すると言う論文も見かけます。
この辺りは、今後の私の課題として取組中です。まとまれば、また報告させていただきます。
2020/02/21(Fri) 10:14 | URL | 西村 典彦 | 【編集】
都内河北 鈴木です。
昨日ネットニュ~スで読んだ
『新型肝炎で思い出す後藤新平の125年前の「大検疫」』
2月14日(金)11:33配信 ヤフーニョース
この記事を読んでも出てくる高木兼寛医師と森林太郎(鴎外)医師の事です!!
後藤新平さんは医師で、臨時陸軍検疫部事務長官の判断した
高木兼寛医師を正論だと認識した事は、
現在の日本国を健康確信したのだなと考えます!!
しかし現在でも「脚気・高木兼寛医師」の事を無知でいる医療者が、
存在していろ事が不思議です!!
では現在の「日本医療界は??」と考えると、
私は21年間「糖尿病・重症化」している患者が、
3か月足らずでインスリン増量患者がインスリン離脱して
「ヘモグロビン正常化」したのは、
江部先生「糖質制限理論」を知り、理解把握して実践したからです!!!
<改善医療デ~タ存在しています!!>
後藤新平さんの事を取り上げたのは、江部先生「糖質制限理論」を肯定支持する立場有る医師達の発言を無視して、
「2000年以降世界に存在しない「カロリ~制限理論」は改善皆無だと被害者として証明可能な「無策・理論」に、
未だに信奉している「日本医療界」が、不思議でなりません!!」
私は江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
更なる「覚醒」している事は認識しています!!
ありがとうございます。
敬具
昨日ネットニュ~スで読んだ
『新型肝炎で思い出す後藤新平の125年前の「大検疫」』
2月14日(金)11:33配信 ヤフーニョース
この記事を読んでも出てくる高木兼寛医師と森林太郎(鴎外)医師の事です!!
後藤新平さんは医師で、臨時陸軍検疫部事務長官の判断した
高木兼寛医師を正論だと認識した事は、
現在の日本国を健康確信したのだなと考えます!!
しかし現在でも「脚気・高木兼寛医師」の事を無知でいる医療者が、
存在していろ事が不思議です!!
では現在の「日本医療界は??」と考えると、
私は21年間「糖尿病・重症化」している患者が、
3か月足らずでインスリン増量患者がインスリン離脱して
「ヘモグロビン正常化」したのは、
江部先生「糖質制限理論」を知り、理解把握して実践したからです!!!
<改善医療デ~タ存在しています!!>
後藤新平さんの事を取り上げたのは、江部先生「糖質制限理論」を肯定支持する立場有る医師達の発言を無視して、
「2000年以降世界に存在しない「カロリ~制限理論」は改善皆無だと被害者として証明可能な「無策・理論」に、
未だに信奉している「日本医療界」が、不思議でなりません!!」
私は江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
更なる「覚醒」している事は認識しています!!
ありがとうございます。
敬具
2020/02/21(Fri) 12:54 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
西村 典彦 さん
仰る通り、短期的には、卵の摂取と、LDLコレステロール高値は関係していると思います。
ただ、卵タップリの食事を年余に渡って、長期間続けていけば、肝臓のコレステロール産生機能が調整されて
徐々に基準値になるということです。
以下の論文は、低脂肪食(低コレステロール食)を、8年間続けても、総コレステロール値は不変であったという結論です。
信頼度の高い、RCTです。
「低脂肪+野菜豊富な食生活」は心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げない。TCも不変。
米国の大規模介入試験:5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、
平均8年間にわたって追跡した結果が判明。
(脂肪熱量比率20%で強力に指導)
*Journal of American Medical Association(JAMA)誌2006年2月8日号の疾患ごとにまとめられた3本の論文で報告。*Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Invasive Breast Cancer Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Colorectal Cancer Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Cardiovascular Disease : The Women's Health Initiative Randomized Controlled Dietary Modification TrialJAMA ,295(6):629-642. 643-654. 655-666.
色付きの文字
仰る通り、短期的には、卵の摂取と、LDLコレステロール高値は関係していると思います。
ただ、卵タップリの食事を年余に渡って、長期間続けていけば、肝臓のコレステロール産生機能が調整されて
徐々に基準値になるということです。
以下の論文は、低脂肪食(低コレステロール食)を、8年間続けても、総コレステロール値は不変であったという結論です。
信頼度の高い、RCTです。
「低脂肪+野菜豊富な食生活」は心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げない。TCも不変。
米国の大規模介入試験:5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、
平均8年間にわたって追跡した結果が判明。
(脂肪熱量比率20%で強力に指導)
*Journal of American Medical Association(JAMA)誌2006年2月8日号の疾患ごとにまとめられた3本の論文で報告。*Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Invasive Breast Cancer Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Colorectal Cancer Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Cardiovascular Disease : The Women's Health Initiative Randomized Controlled Dietary Modification TrialJAMA ,295(6):629-642. 643-654. 655-666.
色付きの文字
2020/02/21(Fri) 18:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、お世話になります。
先生の本を購読はじめて、2018年10月からスタンダード糖質制限食を行っています。
最初はスーパー糖質制限食を試みたのですが、どうしても糖質が食べたくなり、1日にシュークリームやプリンを食べてしまう毎日が続き、スタンダードへと変更しました。
糖尿病と2018年6月に診断され、2020年2月にやっと糖尿病の薬を止めてもらうことが出来ました。
時間がかかってしまったのには、サプリメントとしてDHAを摂取していたためもあるかと推察されます。調べたところ、DHAには血糖値を上昇させると、ありました。
サプリメントを止めたところ、HbA1cも落ち着きました。
HbA1c LDL HDL 中性脂肪
2018年6月 9.1 231 50 378
2020年2月 5.8 89 72 64
ただし、スタンダードなため、お昼はご飯(お米)を食べてしまっています。
昨日は、2時間後血糖値324でした。
同じメニューで、ご飯を3/4に減らしたところ、血糖値は241でした。
糖質を食べないに越したことはありませんが、やはり量を控える努力をしていったほうが血管のためには良いでしょうか?
ご多忙のところ申し訳ございませんが、ご助言お願いいたします。
先生の本を購読はじめて、2018年10月からスタンダード糖質制限食を行っています。
最初はスーパー糖質制限食を試みたのですが、どうしても糖質が食べたくなり、1日にシュークリームやプリンを食べてしまう毎日が続き、スタンダードへと変更しました。
糖尿病と2018年6月に診断され、2020年2月にやっと糖尿病の薬を止めてもらうことが出来ました。
時間がかかってしまったのには、サプリメントとしてDHAを摂取していたためもあるかと推察されます。調べたところ、DHAには血糖値を上昇させると、ありました。
サプリメントを止めたところ、HbA1cも落ち着きました。
HbA1c LDL HDL 中性脂肪
2018年6月 9.1 231 50 378
2020年2月 5.8 89 72 64
ただし、スタンダードなため、お昼はご飯(お米)を食べてしまっています。
昨日は、2時間後血糖値324でした。
同じメニューで、ご飯を3/4に減らしたところ、血糖値は241でした。
糖質を食べないに越したことはありませんが、やはり量を控える努力をしていったほうが血管のためには良いでしょうか?
ご多忙のところ申し訳ございませんが、ご助言お願いいたします。
2020/02/21(Fri) 19:12 | URL | れいくたうん | 【編集】
都内河北 鈴木 さん
ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010000-socra-soci
新型肺炎で思い出す後藤新平の125年前の「大検疫」
大変興味深い情報をコメント頂き、ありがとうございます。
後藤新平さんの、壮大な検疫事業、日本国民に多大な貢献ですね。
『後藤はハードの整備のみならず、ソフトの「人使い」でも傑出していた。陸軍の検疫事業でありながら、森林太郎(鴎外・1862~1922)ら思考が硬直した東大閥の軍医ではなく、コッホの薫陶を受けた北里柴三郎に消毒汽缶の効能試験を依頼している。』
こちらも、素晴らしい英断です。
ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010000-socra-soci
新型肺炎で思い出す後藤新平の125年前の「大検疫」
大変興味深い情報をコメント頂き、ありがとうございます。
後藤新平さんの、壮大な検疫事業、日本国民に多大な貢献ですね。
『後藤はハードの整備のみならず、ソフトの「人使い」でも傑出していた。陸軍の検疫事業でありながら、森林太郎(鴎外・1862~1922)ら思考が硬直した東大閥の軍医ではなく、コッホの薫陶を受けた北里柴三郎に消毒汽缶の効能試験を依頼している。』
こちらも、素晴らしい英断です。
2020/02/21(Fri) 19:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
れいくたうん さん
スタンダード糖質制限食で
HbA1cが、9.1% ⇒ 5.8% と素晴らしい改善です。
折角の改善ですから、食後1時間値も2時間値も
国際糖尿病連合が言うように『160mg/dl未満』を目指しましょう。
お米を食べる昼食の直前に、グルコバイなどαGI剤やグルファストなとグリニド系薬剤を内服して
食後高血糖を予防することが好ましいです。
スタンダード糖質制限食で
HbA1cが、9.1% ⇒ 5.8% と素晴らしい改善です。
折角の改善ですから、食後1時間値も2時間値も
国際糖尿病連合が言うように『160mg/dl未満』を目指しましょう。
お米を食べる昼食の直前に、グルコバイなどαGI剤やグルファストなとグリニド系薬剤を内服して
食後高血糖を予防することが好ましいです。
2020/02/21(Fri) 19:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
中性脂肪 : 249
HDL : 115
LDL : 106
健康診断だと、LDLだけが「範囲内」なんですが
HDL : 115
LDL : 106
健康診断だと、LDLだけが「範囲内」なんですが
2020/02/22(Sat) 16:12 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
HDLコレステロールは、60mg/dl以上あって115mg/dlなので、とても好ましいです。
一方、中性脂肪は、高値ですね。
食後数時間は、食事中の中性脂肪が血中に残存しているので高値となることがあります。
一度、10時間以上絶食して、早朝空腹時の中性脂肪値を測定してみましょう。
早朝空腹時の中性脂肪値が80mg/dl以下、理想的には60mg/dl以下なら、小粒子LDLや酸化LDLがないので好ましいです。
HDLコレステロールは、60mg/dl以上あって115mg/dlなので、とても好ましいです。
一方、中性脂肪は、高値ですね。
食後数時間は、食事中の中性脂肪が血中に残存しているので高値となることがあります。
一度、10時間以上絶食して、早朝空腹時の中性脂肪値を測定してみましょう。
早朝空腹時の中性脂肪値が80mg/dl以下、理想的には60mg/dl以下なら、小粒子LDLや酸化LDLがないので好ましいです。
2020/02/22(Sat) 17:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、早速のご回答ありがとうございます。
10時間絶食ですか、、、
焼酎飲むと食べたモノ、覚えてないんですよねwww
なければ、無食
あれば、チーズ&ナッツ食い放題www
◎焼肉とかは無いが、冷蔵庫の中にあるなしは、その日暮らし
なのでwww
10時間絶食ですか、、、
焼酎飲むと食べたモノ、覚えてないんですよねwww
なければ、無食
あれば、チーズ&ナッツ食い放題www
◎焼肉とかは無いが、冷蔵庫の中にあるなしは、その日暮らし
なのでwww
2020/02/23(Sun) 23:23 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
とりあえず、
「10時間以上の絶食で、朝の中性脂肪値を測定」
を目指してみましょう。
とりあえず、
「10時間以上の絶食で、朝の中性脂肪値を測定」
を目指してみましょう。
2020/02/24(Mon) 14:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生こんにちは。
突然の質問で失礼いたします。
私はもともと低コレステロール血症の疑いありで経過観察と言われるくらい、コレステロールが低かったのですが、糖質制限を始めたところ、1ヶ月でLDL、HDL、中性脂肪ととも約2倍になってしまいました。
今のデータは以下のとおりです。
HDL 74mg/dl
LDL 169mg/dl
中性脂肪 119mg/dl
身長159cm、体重45kgの28歳女です。
毎日30分ほど有酸素運動もしています。
食後でも血糖値は90程度までしか上がらなくなりました。
日々糖質が多いものは食べず、肉、魚、卵、チーズ、MCTオイル、オリーブオイル、フィッシュオイル、バター、生クリームなどを主に食べています。
血中コレステロールについて、肝臓での合成が8割、食物から2割というのが定説のようですが、食事を変えただけで上がるのはなぜなのでしょうか?
(今まであまり働いてなかった合成機能が働き出した…?だとするとなぜ…?)
また、食事からの摂取が増えると合成量が減るとのことでしたが、気長に待っていて問題ないのでしょうか?
健康診断で食事が悪いと怒られ、また、記事を拝読して中性脂肪60mg/dlも超えている、と少し不安になっています。
何かアドバイスをいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
突然の質問で失礼いたします。
私はもともと低コレステロール血症の疑いありで経過観察と言われるくらい、コレステロールが低かったのですが、糖質制限を始めたところ、1ヶ月でLDL、HDL、中性脂肪ととも約2倍になってしまいました。
今のデータは以下のとおりです。
HDL 74mg/dl
LDL 169mg/dl
中性脂肪 119mg/dl
身長159cm、体重45kgの28歳女です。
毎日30分ほど有酸素運動もしています。
食後でも血糖値は90程度までしか上がらなくなりました。
日々糖質が多いものは食べず、肉、魚、卵、チーズ、MCTオイル、オリーブオイル、フィッシュオイル、バター、生クリームなどを主に食べています。
血中コレステロールについて、肝臓での合成が8割、食物から2割というのが定説のようですが、食事を変えただけで上がるのはなぜなのでしょうか?
(今まであまり働いてなかった合成機能が働き出した…?だとするとなぜ…?)
また、食事からの摂取が増えると合成量が減るとのことでしたが、気長に待っていて問題ないのでしょうか?
健康診断で食事が悪いと怒られ、また、記事を拝読して中性脂肪60mg/dlも超えている、と少し不安になっています。
何かアドバイスをいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020/10/07(Wed) 06:48 | URL | ありさ | 【編集】
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