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糖質制限食と血清尿酸値について
【20/02/19 らこ
尿酸値=悪い(泣き
私らこ の尿酸値=7 越して、フェブリク10mg投与になりました。
明日がどうなるか? は。私たちには一切不明です(泣

◎どうなるんですかね?】



こんにちは。
らこさんから糖質制限食と尿酸値について、コメントを頂きました。

まずは尿酸の基準値について検討してみました。

検査機関によって、若干基準値は異なりますが、
尿酸・痛風財団のサイト
http://www.tufu.or.jp/gout/gout2/61.html

によれば、
男女ともにこの値が7.0mg/dLまでは基準値内です。
すると、らこさん7mg/dlなら、経過をみてもよいレベルです。

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、
減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。

もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、
これは問題ないですね。
もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践で高値となる人がいます。
この場合は、糖質制限食をつづけていれば、
3カ月~半年~1年で基準値に戻ることが多いです。
結局、持って生まれた体質が、尿酸値と一番関係するのだと思います。

2012年4月4日の毎日新聞の記事によれば、
『激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、
腸から排出する機能が低下することも一因』

とのことです。

『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』
とは、初めて知りました。
この腸からの排泄機能も、個人差に関係しているのでしょう。
体内で尿酸をつくり過ぎるか尿からの排泄が悪いため、
高尿酸血症になると考えられてきましたが、
これらに腸からの排泄障害も加わることとなりました。

あくまでも私見ですが、この腸からの尿酸排泄は、
生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がします。
ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、
尿酸値が上昇することがあるので注意が必要です。
例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。

さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。
一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、
ことはそれほど単純ではありません。
例えば、江部康二は、2002年以来18年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、
かなりの高タンパク食です。
しかしながら、尿酸値はこの18年間、
一貫して2.4~3.5mg/dl(3.4~7.0)ていどと低いほうです。
尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する抗酸化物質という説があります。
私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、
尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、
数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。
ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。
過去痛風発作を起こしたことがない場合は、
尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。

過去尿路結石のあった人や家系的に石持の方々は、
尿酸が高値となったときは、梅干しを食べるとか、
わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で、
尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、
尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、
ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、
食事由来の尿酸は約100mgで、
一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ


だそうです。
納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。
例えば、納先生が学会の会頭をされたときに尿酸値が一番上昇して、
学会が終了したら下がったそうです。
学会会頭という精神的ストレスで、腸からの尿酸排泄が減少した可能性がありますね。
これらに特殊例として肉体的ストレスである「断食や極端な低カロリーのときは尿酸値上昇」というのが、
一番上にくる感じですね。


**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著


江部康二

コメント
>1、ストレス
>2、肥満
>3、大量の飲酒
>4、激しい運動
>5、プリン体の摂りすぎ

1,2,4,5 は該当しないので、

◎大量の飲酒 が原因

の気がします。焼酎しか飲まないですが、尿酸値上昇を引き起こした可能性高いですか、、、

フェブリク10mg投与ですが、うまくもまずくもない薬なので、死ぬまで飲み続けるつもりです(キッパリ
2020/02/19(Wed) 15:03 | URL | らこ | 【編集
尿酸値が高く薬治療となりました
今回の尿酸値についてのご教示、十分参考にさせていただきます。

ス-パ-糖質制限は2011年に開始し今も継続しています。HbA1cは4.8~5.6程度で安定しています。
ところが、数年前から尿酸値が高くなりました。

2015年3月:6.3、2015年9月:6.9、
2016年9月、6.8
2017年10月:8.4、2018年7月:8.6
2019年8月:11.0、2020年1月:10.2

10年以前、糖質制限を始める前、尿路結石のため薬(多分ザイロリックだったと思いますが、当時薬手帳がなかったので?付)とウラリットを服用、半年ほどで尿酸は消失したので、ザイロリックは中止、その後もウラルットは毎食後に継続服用しています。

今年の2月から、フェブリク10mg1回/日服用となりました。


先生のブログにある通り、低カロリ-にならない、飲酒(25%に焼酎100cc、日本酒換算1合程度)に減らした、梅干し、ワカメなどの海藻、椎茸しめじなどキノコも多く摂り、プリン体の多いものは避ける、など注意してきました。
定年後でゆったり暮らしており、ストレスが多いとも思われません。

今回栄養士の食事指導で、たんぱく質を減らして炭水化物をある程度摂るようにとのことでしたが、血糖値やその他面からも、とうてい受け入れることはできません。

体質の問題もあるので、やはりフェブリクの治療を続けるのが適当でしょうか。
年齢は78歳ですが、年を取ると尿酸値は上がりやすくなるものでしょうか。

名古屋・h
2020/02/19(Wed) 17:08 | URL | 名古屋・h | 【編集
Re: 尿酸値が高く薬治療となりました
名古屋・hさん


①遺伝的要因、
②環境要因:食生活、飲酒、ストレス、薬剤などの環境要因、

①②がないとすれば、他の病気も一応考慮する必要があります。

**
腎機能が低下したり、血液の病気があったりすると尿酸値が上がることがあります。
悪性腫瘍が原因で高尿酸血症になることもありますので注意が必要です。

ともあれ、最近は尿酸値が9mg/dlを超えているので、内服治療の適応です。
尿酸の生産過剰型なら、フェブリクです。
尿酸の排泄低下型なら、ユリノームです。

簡便法は尿中の尿酸/クレアチニン比を用い0.6以上で尿酸産生過剰型が多く、
0.5以下では尿酸排泄低下型が多いとされています。
2020/02/19(Wed) 23:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
お礼
江部先生

早速回答ありがとうございました。
しばらく内服治療で様子を見ます。

名古屋・h
2020/02/20(Thu) 13:55 | URL | 名古屋・h | 【編集
尿酸値について
私は、2011年から、
尿酸値が毎年7を超えていました。
(薬の処方はなし)

2012年からウォーキングをしたり、
水をたくさん飲んだり、
お酒をやめても改善しませんでした。

原因は、毎日のビールだと思っていたので
この習慣をやめても何年も数値が
変化しないのは不思議でした。

しかし、昨年から糖質制限をはじめて、

7.5(2018年)→6.5(2019年)

に改善しました。
インターバル速歩も少しやっています。

生活の変化といえば、検査の1週間前から
尿酸値を下げるといわれる牛乳を
飲んだのもありますが、7日程度で効果が
出たのでしょうか?

糖質制限と速歩のおかげかと思います。

2020/02/21(Fri) 08:14 | URL | 金魚 | 【編集
Re: 尿酸値について
金魚 さん

コメントありがとうございます。
糖質制限と速歩で、尿酸値改善、良かったです。

2020/02/21(Fri) 18:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
尿酸値
江部 先生

お世話になっております

先日会社の健康診断で尿酸値指摘されました

上限値少しはみ出ている範囲でした
冷静に考えて見ると少しストイックに糖質制限していたと思います

少し緩めると 同時に高雄病院で念のため血液検査を受けると
正常値に戻っていました

私もよく 分からないのですがどうゆう摂理で上がってしまうの
でしょうか教えていただけたら幸いです
2020/02/22(Sat) 19:26 | URL | 糖尿人 | 【編集
Re: 尿酸値
糖尿人さん

尿酸の「生産過剰」か、「排泄過少」のどちらかで、
血清尿酸値が上昇します。
尿中の尿酸/クレアチニン比が、0.5以下なら排泄過少、
0.6以上なら生産過剰とされています。

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ
などと
低カロリーなどが、「生産過剰」か、「排泄過少」を誘発します。

摂取エネルギーは同一でも、
肉より、魚を増やすと、尿酸値が減少・改善することがあるようです。
2020/02/22(Sat) 19:47 | URL | ドクター江部 | 【編集
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