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糖質制限食の発展と普及。糖尿病食事療法の歴史的変遷。2020年。
こんにちは。
おかげ様で、2020年現在、糖質制限食はますます順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。

さらに、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
実は東大に行ったのは生まれて初めての経験でした。

渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で、教授室で鼎談を行いました。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長  であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)です。
門脇孝氏は、2020年現在は
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科特任教授です。

日本糖尿病学会のトップと、糖質制限食や糖尿病食などについて
じっくり話し合うことができて、とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありです。

そして、2019年4月、米国糖尿病学会は<コンセンサス・レポート>において、
『エビデンスが最も豊富なのは糖質制限食である』
と明言しました。
日本の糖質制限食シーンにおいてもこれ以上ないほどの大きな追い風です。

現在ではファミリーレストランのガストやリンガーハットでも、くら寿司でも
糖質オフメニューがあります。
ローソンやファミリーマートやセブンイレブンでも、
糖質制限OK食品が販売されています。

2016年7月20日(水)、
NHKクローズアップ現代で糖質制限食が特集されました。
NHKによれば、糖質制限食が空前のブームだそうで、
関連の市場は当時で¥3184億円とのことでした。

私は、糖質制限食はブームではなく、科学的な真実そのものと考えています。
従ってブームのように消え去ることはなく、今後もどんどん繁栄していくと思います。

今や2020年で、糖質制限市場はさらに加速して拡大しています。
とうとう中国からも、私に糖質制限食に関する原稿の依頼が来ました。
台湾や韓国では、既に私の糖質制限食の本の訳本が出版されています。


さて今回は、糖質制限食と糖尿病食の日本の歴史を考察してみました。

<夏目漱石と糖尿病と厳重食>
文豪夏目漱石(1867~1916年)は、糖尿病でした。
大正5年(1916)正月、右の上膊(上腕)神経に強い痛みと右上膊(上腕)の不全麻痺。
薬、マッサージは無効。4月、糖尿病と診断。
教え子の医師真鍋嘉一郎により、5月から、当時の最先端治療の「厳重食」を開始。尿糖は消失。
7月終わりには、右の上膊神経に強い痛みと右上膊の不全麻痺が改善。
神経衰弱の症状も減退。糖尿病も改善。11月、胃潰瘍が再発。
12月9日、胃潰瘍による出血で死亡。
厳重食で、糖尿病と糖尿病神経障害は著明改善ですが、残念ながら胃潰瘍のために死去しています。

<厳重食=スーパー糖質制限食>
昭和13年、18年の女子栄養大学の以下の「厳重食」の解説をみると、まさに、「厳重食=スーパー糖質制限食」です。

『肉類(牛、豚、鶏、魚肉、内臓、心臓、肝臓、舌、膈、腎臓、骨髄)、貝類、卵類(鶏卵、鳥卵、魚卵)、脂肪類(バター類、豚脂、ヘッド、肝油、オリーブ油、ごま油、)、豆類(豆腐、油揚げなど)、
味噌は少量、野菜(含水炭素5%以下)小松菜、京菜、白菜、筍、レタス、蕗、大根、アスパラ、果実(含水炭素の少ないもの)びわ、すもも、苺、いちじく、メロン、パイナップル、パパイヤ、りんご、蜜柑、夏みかん・・・
*梨、ブドウ、柿、バナナはやや糖質が多いので警戒を要する。』


夏目漱石と厳重食1)2)については、
精神科医師Aこと中嶋一雄医師に資料を提供して頂きました。ありがとうございました。

<日本における糖尿病食事療法の変遷>
日本でも、昭和18年(1943年) 頃は、まだ厳重食のほうが、幅を利かせていたようです。

そして日本糖尿病学会のバイブルのような食品交換表初版が1965年に発行されました。
この時、適正なカロリーということが強調されました、。
解説には、食事療法の原則として
「①適正なカロリー②糖質量の制限③糖質、たんぱく質、脂質のバランス④ビタミンおよびミネラルの適正な補給」
と記載されています。
なんと、2番目には驚くべきことに「糖質量の制限」と明記してあります。
これが、1969年の第2版になると
「①適正なカロリー(カロリーの制限)②糖質、たんぱく質、脂質のバランス③ビタミンおよびミネラルの適正な補給」
と変更されて、
「糖質量の制限」という文言が削除されています。
糖尿病食事療法の原則から、「糖質制限」が消えて、「カロリーの制限」が登場したのが2版です。

これ以降の食品交換表は、2013年、11年ぶりに改訂された第7版にいたるまで、「カロリー制限」一辺倒でした。

2013年10月の米国糖尿病学会の「栄養療法に関する声明」では、全ての糖尿病患者に適した“one-size-fits-all(唯一無二の)”食事パターンは存在しないとの見解を表明しました。
これに対して、日本糖尿病学会は、唯一無二の糖尿病食事療法として「カロリー制限・高糖質食」を、
1969年以来、現在まで推奨し続けています。

<日本における糖質制限食の歴史>
 戦前までは、厳重食があったのですが、1969年以降はすっかり消えてしまいました。
その後の糖質制限食の臨床実践は、1999年から釜池医師が宇和島で開始し、
同時に高雄病院でも筆者の兄江部洋一郎医師が開始し有効例を重ねました。

その経験を踏まえ医学文献では、2004年に筆者が本邦初の糖質制限食有効例の報告を行いました3)。
2005年には筆者が本邦初の一般向けの本を出版しました4)。

2006年荒木医師が「断糖宣言」、2007年釜池医師が「糖質ゼロの食事術」を刊行しました。
坂東医師、中村医師は約1000人を肥満外来で治療し糖質制限食の有効性を2008年に報告しました5)。
2009年、2010年、医学雑誌に筆者が小論文を発表しました6)7)。

その後、2012年に山田悟医師、白澤医師、2013年に夏井医師、2014年に渡辺信幸医師、
2015年に宗田医師が一般向け糖質制限食の本を出版しました8)9)10)11)12)。
糖質制限食の広がり、いよいよ加速がついてきて、私も毎年著書を上梓しています13)14)15)16)17)18)19)20)。


1)香川綾: 女子栄養大学「栄養と料理」 第4巻第4号 p46
  糖尿病の手当と食餌療法、昭和13年(1938年)
2)香川昇三:女子栄養大学「栄養と料理」 第9巻第5号 p27 
  糖尿病患者の厳重食、 昭和18年(1943年)
3)江部康二他:糖尿病食事療法として糖質制限食を実施した3症例,
      京都医学会雑誌51(1):125-130、2004
4)江部康二:主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ、
  2005年(東洋経済新報社)
5)坂東浩,中村巧:カーボカウントと糖質制限食, 治療,90(12):3105-3111,2008
6)江部康二:主食を抜けば(糖質を制限すれば)糖尿病は良くなる!,
  治療,91(4):682-683,2009
7)江部康二:低糖質食(糖質制限食carbohydrate restriction)の意義,
  内科,105(1):100-103,2010
8)山田悟:糖質制限食のススメ、2012年(東洋経済新報社)
9)白澤卓二:<白澤式>ケトン食事法、2012年(かんき出版)
10)夏井睦:「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」、光文社新書、2013年
11)渡辺信幸:日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる 、2014年(講談社)
12)宗田哲男:「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」、光文社新書、2015年
13)江部康二:「人類最強の『糖質制限』論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる」、SB新書、2016年
14)江部康二:外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる、2017年(毎日新聞出版)
15)江部康二:「江部康二の糖質制限革命」2017年(東洋経済新報社)
16)江部康二:「女性のためのラクやせ糖質制限ハンドブック」2018年(洋泉社)
17)江部康二:「男性のための糖質制限最強ダイエットハンドブック」2018年(洋泉社)
18)江部康二:「男・50代からの糖質制限」2018年(東洋経済新報社)
19)江部康二:「内臓脂肪がストン!とおちる食事術」2019年(ダイヤモンド社)
20)江部康二:「糖質制限の大百科」2019年(洋泉社)

コメント
「糖質量の制限」が削除されておよそ50年経過
食品交換表初版が1965年に発行されてから1969年の第2版になるまでに、いったい何が起こったのでしょうか。
説明の続編を期待しています。
2020/01/30(Thu) 15:18 | URL | Mr.肥満 | 【編集
Re: 「糖質量の制限」が削除されておよそ50年経過
Mr.肥満 さん

これは、わかりません。
2020/01/30(Thu) 16:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
戦前の「栄養と料理」
2020/01/30(Thu) 22:54 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
糖質制限と給食
江部先生、はじめまして。いつも興味深くブログや書籍を拝見しております。私は39歳の女性です。一年間糖質制限食を続けているのですが、開始直後から月経が止まってしまいました。それ以外は体調はよいと感じているので、糖質制限をやめたくありません。
もうひとつ、保育園に転職を検討しているのですが、給食を子どもと一緒に食べなければならず困っています。いくら糖質たっぷりだからといって、子どもたちの前で給食を残すことはできません。
アドバイスをいただけませんか。よろしくお願いいたします。
2020/01/31(Fri) 04:50 | URL | みかん | 【編集
ネット情報、本日は存在してます!!
都内河北 鈴木です。

本日1月31日(金)12:16に、ネット検索して
やはり江部先生ブログがアップしています!!

「アジア太平洋心臓病」と表記有ります!!
ブログ記載表記は、2017年9月30日(土)です!!

私コメントは2番目にあります!!

何故この事に詳しいのかと申しますのは、
区役所の公共機関が、区民の健康への為に、信頼あるからだと考えてです!!

初参加した2016年2月、3月、ですが、
依然、「改善可能性皆無の既存医学信奉の、デタラメ講師達の抗議でした!!」

検索2番目に掲載ある何の意味があるのか、
5年前の講義を掲載していますが、
<現在は講師・医師が存在しない物です!>

私は再三、出鱈目な講師達だと、
都内S区区民へ謝罪して、掲載を消去しろと、
区役所・区政相談課・課長へ2代にわたって出向き、直接、
私の江部先生「糖質制限理論」での、
「生還、覚醒、再覚醒、」医療デ~タ提示して、申告しているのですが、
これが現況、現実です!!

私は江部先生には、
「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/01/31(Fri) 12:49 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: 戦前の「栄養と料理」
中嶋一雄 先生

ありがとうございます。

2020/01/31(Fri) 18:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と給食
みかん さん

月経が止まったとのこと、摂取エネルギー不足にご注意下さい。
糖質制限食はカロリー制限食ではありませんので、
厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」をしっかり摂取しましょう。

やむを得ず糖質を摂取する場合、
グルコバイなどのαGI剤を食直前に内服すると、食後血糖値の上昇があるていど緩和されます。
2020/01/31(Fri) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
突然すみません
色々と勉強させてもらってます。
先月出産したんですが、血糖値が高めだったので今度自宅で75g負荷試験してみようと思ってます。
たまに息抜きで糖質摂取してしまいますが、出きる限り糖質制限してます。
そんな状況で負荷試験した場合、結果の値って信用できますか?負荷試験の3日前から1日150gの糖質をとらないと正確な値はでないと聞いたので。
2020/02/01(Sat) 15:51 | URL |  | 【編集
Re: 突然すみません
突然すみません さん

仰る通りです。
75g経口ブドウ糖負荷試験を実施する場合は、
3日前から150g/日の糖質を摂取するというのが原則となっています。
2020/02/01(Sat) 17:01 | URL | ドクター江部 | 【編集
栄養と料理を読んで
初めてコメントさせていただきます。

「栄養と料理」は 写真も美しくたまに目を通す雑誌でしたが、糖質代謝関係に関しては呆れてしまう記事ばかりで最近は呆れて手に取るのもやめていました。
その中で今回ご紹介の「栄養と料理」 創刊者のご夫妻である香川綾先生、昇三先生を始めとする昭和前半の論文をバックナンバーから興味深く拝見致しました。 


糖尿病の治療方針としては
1938年(S13)香川綾先生 「糖質を減らし膵臓を休めるのとともにインス
      リン補充。軽症の場合は食餌療法のみ。」
1943年(S18)香川昇三先生 では  
      「糖質も与えかつ、インスリン併用、しかしインスリンは十分手に
      入らないし、厳重食の材料も手に入りにくい。戦時中で治療は
      大変困難。1カロリー制限、2糖質制限、
      3蛋白制限(重症)、4脂肪制限(重症)、5塩分制限(浮)」

とあります。唯一の治療薬インスリンは使いたいがそうも行かないので糖質制限という様子です。
ご夫妻の娘婿である繁先生の 後の論文では

1959年(S34) 香川繁 先生 (26.  糖尿病・食餌療法のうつりかわり )
      「食餌については昔のように糖質だけを制限しても脂肪やたん白質
       をたくさん食べればこれもやはりインシュリンが必要なのです
       から、意味がありません。」 →糖質制は限意味がありません。
 と現在よく聞くような話になっています。

さて厳重食に手のひらを返すようになるこの間の治療薬の変遷は糖尿病リソースガイドのHPによると

1935年(S10)本邦でインスリン発売
1954年(S29)に内服薬の第1号ビグアナイド系薬剤発売、
1957年(S31)第2号SU剤発売 
1981年(S56 )インスリン自己注射の保険適応とのことです。

以前は1型2型の分類もはっきりしておらず、特に死に至るDKA発症の1型にはまさにインスリンは魔法の薬です。そしてインスリン、内服薬の実用化により、糖質摂取下でも1型2型問わず治療成績が向上したのは想像に難くありません。 みなさん糖質は「大好き」ですので、治療薬があって食べられるなら申し分ありません。さらに戦後の小麦粉を始めとする精製炭水化物製品の潤沢な供給と薬剤の登場で、マッチポンプ的な現在の標準治療となっていった様子が伺いしれました。

歴史を紐解いて糖質制限の妥当性を改めて認識しました。 
今回も大変勉強になりました。 ありがとうございました。
2020/02/02(Sun) 10:27 | URL | ベッドサイド小児科医 | 【編集
Re: 栄養と料理を読んで
ベッドサイド小児科医 さん

貴重な情報をコメント頂き、ありがとうございます。
少なくとも1943年(S18)までは、糖質制限という文言が使われてます。

1959年(S34) には、糖質制限には意味なしとなってしまってます。
香川繁 先生の時代は、
①「血糖値に直接影響を与えるのは糖質だけで、蛋白質・脂質は与えない」
②脂質は血糖値を上げず、インスリンも分泌させない。
③蛋白質は糖新生で間接的に血糖値を上昇させるが、インスリンとグルカゴンを共に分泌させるので、
 効果が相殺されて通常は血糖値の上昇はない。

といった、生理学的事実は、まだ知られてなかったのでしょうか。
2020/02/02(Sun) 18:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:Re栄養と料理を読んで
江部先生

中嶋先生ご紹介の昭和前半の栄養と料理のバックナンバー論文をもう少し読み込んでみました。(医師によると思われる論文はほぼ読みましたが、それ以外はすべて読んでいる訳ではありません。)

「蛋白、脂質の血糖値に与える影響」の記載はとても少なく以下の2つくらいでした。
「蛋白、脂質のインスリン分泌との関係」の記載はありません。

●1954年(S29)、ご夫妻のお師匠にあたる東大教授島薗先生の 9『やさしい栄養学 糖尿病の話』で図表に「蛋白及び脂肪からの糖生成」と糖新生の記載。(糖新生の説明はなく
図だけみると蛋白、脂肪も血糖値を上げるように見える)

●1964年(S39 )東大助教授村地先生 41 『病人食シリーズ 糖尿病の医学と食事』
「しかしタンパク質でも、脂肪でも体の中に入りますと糖分に変わります、それで糖分ばかり減らしても必ずしもインシュリンの必要は減りません。」

とあります。「一般向けの雑誌」ですのでこれが当然limitationになろうかと思います。当時の専門書の記載が気になります。

以下の明快な先生のご指摘を導くのはこの年代の記載からはとてもとても無理でした。

①「血糖値に直接影響を与えるのは糖質だけで、蛋白質・脂質は与えない」
②脂質は血糖値を上げず、インスリンも分泌させない。
③蛋白質は糖新生で間接的に血糖値を上昇させるが、インスリンとグルカゴンを共に分泌させるので、効果が相殺されて通常は血糖値の上昇はない。
2020/02/03(Mon) 12:39 | URL | ベッドサイド小児科医 | 【編集
Re: Re:Re栄養と料理を読んで
ベッドサイド小児科医 さん

<中嶋先生ご紹介の昭和前半の栄養と料理のバックナンバー論文>
のご感想をありがとうございます。
参考になります。

●1954年(S29)東大教授島薗先生「蛋白及び脂肪からの糖生成」

 アミノ酸や、脂肪の分解物のグリセロール、乳酸などから糖新生しますが、
 糖新生の説明がないなら、島薗先生はご存知なかった可能性がありますね。

●1964年(S39 )東大助教授村地先生 「タンパク質でも、脂肪でも体の中に入りますと糖分に変わります」

 村地先生は、脂肪が血糖に変わらず、インスリン分泌もゼロであることを、ご存知なかったようですね。


ADAの<Life With Diabetes>
1997年版では蛋白質50%、脂質10%未満が血糖に変わるとしてましたが、
2004年版では、摂取後直接血糖値に影響を及ぼすのは糖質のみと変化しました。

1954年、1964年は、まだまだ①②③の知識は日本ではなかったと思います。
2020/02/03(Mon) 18:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖尿病食事療法の歴史
〇糖尿病食事療法の変換(1930~1980、エネルギー比)
〇我が国における三大栄養素比率の変換(厚生省:平成12年国民栄養調査より)
参考にしていただけたら幸いです。

出典:糖尿病プラクティス
34巻6号 2017年11月15日
炭水化物と糖尿病を再考する
-糖でみる食事から健康寿命まで-
p.583-590
津田 謹介 帝塚山学院大学
https://www.ishiyaku.co.jp/magazines/practice/PracticeArticleDetail.aspx?BC=003406&AC=2221

※糖尿病食事療法の歴史は,厳しい糖質制限を徐々に緩めてきた歴史である。
図1.糖尿病食餌療法の変換(文献2より)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2020/02/Diabetic-diet.jpg?
文献2 津田 謹介 糖尿病における食事療法の意義と課題
current therapy.34:524~529p.2016

図2.我が国における三大栄養素比率の変換(厚生省:平成12年国民栄養調査より)
https://www.ishiyaku.co.jp/magazines/practice/images/article/2221_02.jpg
2020/02/18(Tue) 13:55 | URL | オスティナート | 【編集
Re: 糖尿病食事療法の歴史
オスティナート さん

情報をありがとうございます。
津田 謹介先生は、京大医学部の一年先輩ですので、面識もあります。
2020/02/18(Tue) 16:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
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