2020年01月12日 (日)
こんにちは。本日はサプリメントについて再考察してみました。
①
厚生労働省 「健康食品」のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、
広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を
指しているものです。
そのうち、国の制度としては、
国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。
保険機能食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品があります。
②
栄養補助食品-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
健康食品やサプリメントについて、日本では行政的な定義がありません。
③
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/review_meeting_003/pdf/siryo_3_1_1.pdf
米国 サプリメントの定義
Dietary Supplement, Health a>nd Education Act, 1994 (DSHEA, 第3章)
ダイエタリーサプリメントは食事を補充し、
以下の成分(Dietary Ingredient)を一つ以上含むもの
(但し、タバコを除く)。
(A) ビタミン
(B) ミネラル
(C) ハーブ又はその他の植物
(D) アミノ酸
(E) 総食事摂取量を増やすことにより食事を補充するために、
人が用いる食品成分(dietary substance)
(F) (A),(B), (C),(D) または(E)に記載された成分の濃縮物、代謝物、
構成物、抽出物またはそれらを組み合わせたもの
サプリメントの形状: 錠剤、カプセル、粉末、ソフトゲル、ジェルカップ又は
液体として摂取するようにしたもので、通常の食品として用いたり、
それ自体を食品の一部として使用しない。
①②③を前提にして考えると、
『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、日本では、「サプリメント」の定義がないのですから、
そんなに明確には言えないこととなりますが、米国の定義に準じるとして以下の
A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/
が、一定、参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、
とのことで、このサイト、一定の信頼度があると思います。
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい
と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては糖質を摂取している普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。
このサイト「食と健康」の重要論文をすべて調査しているとのことですが、
調査対象の論文のほとんどが
「糖質を普通に40~60%摂取している人」が対象の論文です。
従って、糖質摂取比率が、10~12%程度のスーパー糖質制限食実践者においては、
視点を変えて考察することが必要です。
例えば、ほとんどの生活習慣病が、
「食後血糖値の上昇」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
という三大酸化ストレスリスクが元凶です。
この三大リスクを毎3回/日、間食を入れたら5回/日、
毎日毎日繰り返しているのが日本の食生活の現状です。
これでは、生活習慣病が減らないのは当たりまえです。
肉や脂質を充分量摂取しても、
これらの三大リスクを予防できる唯一の食事が「スーパー糖質制限食」です。
糖質セイゲニストは、ぶれることなく「スーパー糖質制限食」を実践して
健康ライフを送りましょう。
糖質を普通に食べている人も、本ブログ記事を読んで納得がいけば
是非糖質制限食を導入して頂ければ幸いです。
B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
という記事が載りました。(☆)
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル
などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
「栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。」
とZhang氏は述べています。
この「健康な人では」というのが、キーワードかもしれません。
つまり、鉄欠乏性貧血の患者さんに鉄剤を投与するとか
亜鉛欠乏による味覚障害や皮膚障害の患者さんに、亜鉛を含む製剤を投与するとかは、
当然、サプリメントでも健康保険に収載されている薬剤でも有効です。
即ち、「健康な人」ではなく「病気の人」には、サプリメントも有効です。
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、基本サプリは必要ないのです。
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
一方、ベジタリアンの場合には、
ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。
そして日照を受ける機会が少ない寒冷地では、
ビタミンD不足がありえるので、必要ならビタミンDの補充もありと考えられます。
また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、
保険内で鉄剤を処方することも必要ですし、
ご本人が鉄のサプリを購入して飲んでも有効です。
(☆)
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】
江部康二
①
厚生労働省 「健康食品」のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、
広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を
指しているものです。
そのうち、国の制度としては、
国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。
保険機能食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品があります。
②
栄養補助食品-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
健康食品やサプリメントについて、日本では行政的な定義がありません。
③
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/review_meeting_003/pdf/siryo_3_1_1.pdf
米国 サプリメントの定義
Dietary Supplement, Health a>nd Education Act, 1994 (DSHEA, 第3章)
ダイエタリーサプリメントは食事を補充し、
以下の成分(Dietary Ingredient)を一つ以上含むもの
(但し、タバコを除く)。
(A) ビタミン
(B) ミネラル
(C) ハーブ又はその他の植物
(D) アミノ酸
(E) 総食事摂取量を増やすことにより食事を補充するために、
人が用いる食品成分(dietary substance)
(F) (A),(B), (C),(D) または(E)に記載された成分の濃縮物、代謝物、
構成物、抽出物またはそれらを組み合わせたもの
サプリメントの形状: 錠剤、カプセル、粉末、ソフトゲル、ジェルカップ又は
液体として摂取するようにしたもので、通常の食品として用いたり、
それ自体を食品の一部として使用しない。
①②③を前提にして考えると、
『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、日本では、「サプリメント」の定義がないのですから、
そんなに明確には言えないこととなりますが、米国の定義に準じるとして以下の
A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/
が、一定、参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、
とのことで、このサイト、一定の信頼度があると思います。
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい
と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては糖質を摂取している普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。
このサイト「食と健康」の重要論文をすべて調査しているとのことですが、
調査対象の論文のほとんどが
「糖質を普通に40~60%摂取している人」が対象の論文です。
従って、糖質摂取比率が、10~12%程度のスーパー糖質制限食実践者においては、
視点を変えて考察することが必要です。
例えば、ほとんどの生活習慣病が、
「食後血糖値の上昇」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
という三大酸化ストレスリスクが元凶です。
この三大リスクを毎3回/日、間食を入れたら5回/日、
毎日毎日繰り返しているのが日本の食生活の現状です。
これでは、生活習慣病が減らないのは当たりまえです。
肉や脂質を充分量摂取しても、
これらの三大リスクを予防できる唯一の食事が「スーパー糖質制限食」です。
糖質セイゲニストは、ぶれることなく「スーパー糖質制限食」を実践して
健康ライフを送りましょう。
糖質を普通に食べている人も、本ブログ記事を読んで納得がいけば
是非糖質制限食を導入して頂ければ幸いです。
B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
という記事が載りました。(☆)
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル
などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
「栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。」
とZhang氏は述べています。
この「健康な人では」というのが、キーワードかもしれません。
つまり、鉄欠乏性貧血の患者さんに鉄剤を投与するとか
亜鉛欠乏による味覚障害や皮膚障害の患者さんに、亜鉛を含む製剤を投与するとかは、
当然、サプリメントでも健康保険に収載されている薬剤でも有効です。
即ち、「健康な人」ではなく「病気の人」には、サプリメントも有効です。
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、基本サプリは必要ないのです。
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
一方、ベジタリアンの場合には、
ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。
そして日照を受ける機会が少ない寒冷地では、
ビタミンD不足がありえるので、必要ならビタミンDの補充もありと考えられます。
また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、
保険内で鉄剤を処方することも必要ですし、
ご本人が鉄のサプリを購入して飲んでも有効です。
(☆)
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】
江部康二
都内河北 鈴木です。
私は現在65歳ですが、現在までにサプリメントは一切摂取していませんが、
本日の記事内容は1知識として知るべきならば、この様な知識だなと、納得です!!!
サプリメントに頼るなら、
先ずやるべきは、江部先生「糖質制限理論」だと考えます!!
何故なら、私は江部先生「糖質制限理論」理解把握、実践で、
「生還、覚醒、再覚醒、」している、
9年目の現在があるからです!!
私は後遺症「眼、脳梗塞」がありますが、
改善「生還、覚醒、再覚醒、」している現在が有る事への感謝表明です!!
江部先生には、感謝尽きません!!!
ありがとうございます。
敬具
私は現在65歳ですが、現在までにサプリメントは一切摂取していませんが、
本日の記事内容は1知識として知るべきならば、この様な知識だなと、納得です!!!
サプリメントに頼るなら、
先ずやるべきは、江部先生「糖質制限理論」だと考えます!!
何故なら、私は江部先生「糖質制限理論」理解把握、実践で、
「生還、覚醒、再覚醒、」している、
9年目の現在があるからです!!
私は後遺症「眼、脳梗塞」がありますが、
改善「生還、覚醒、再覚醒、」している現在が有る事への感謝表明です!!
江部先生には、感謝尽きません!!!
ありがとうございます。
敬具
2020/01/12(Sun) 13:03 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
はじめてお便りします。ほとんど毎回徒然日記拝見しています。糖尿病診療をずっとしてきましたが、学会ガイドラインで悪くなるばかりの患者さんを診てきて糖質制限に出会い勉強させてもらっています。私自身も最高92㎏の体重が様々なダイエット、最終的に糖質制限で現在60㎏となり、まずまず快調に過ごしています。患者さんを糖質制限で回復して頂く成功例はまだ少しです。
今回のブログに出ている「食後高血糖、食後高インスリン血症、平均血糖幅増大の三つが酸化ストレス」というのは直感的にはよくわかるのですが それぞれについての生理学的な説明はどうなっているのでしょうか。詳しい説明がされている文献など教えて頂けれ教えて頂けれえて頂ければ幸いです。、
今後ともよろしくご指導お願い致します。
今回のブログに出ている「食後高血糖、食後高インスリン血症、平均血糖幅増大の三つが酸化ストレス」というのは直感的にはよくわかるのですが それぞれについての生理学的な説明はどうなっているのでしょうか。詳しい説明がされている文献など教えて頂けれ教えて頂けれえて頂ければ幸いです。、
今後ともよろしくご指導お願い致します。
都内河北 鈴木です。
私の江部先生「糖質制限理論」での、
「生還、覚醒、再覚醒、」している現状が成功例とは言いませんが、
事実です!!
1つには大元の『日本国の医療制度の程度ではないかなと考えます!!』
私の被害者としての「医療デ~タ」、他の「関係書物」を見ても、
江部先生「糖質制限理論」の改善効果は、即日一目瞭然です!!
そのこともあるから私は、「糖質制限理論」実践での
「生還、覚醒、再覚醒、」している効果を、何度でも発言します!!!
<医療デ~タ存在する事実だから!!>
患者の改善が広がらないのは、日本の権威肩書・妄信の患者へ、
何しろ日本医療界が時代進化・解明・事実を受け止める医学程度でない
『隠蔽体質だから!!』です!!
私の糖尿病21年間の通院で重症化していますが、
「糖質制限理論」理解把握実践後、
3か月足らずでインスリン増量投与者がどの様になっているかを知れば
理解可能かと考えます!!
そして以降の後遺症の「眼、脳梗塞、」が、
「覚醒、再覚醒、」している事実!!
<日本医療の程度は、
私の改善の「医療デ~タ、他の書き物」で明白なのですが!!>
何しろ日本人として江部先生「糖質制限理論」を
熟知皆無な医療者は、医療知識・欠落者だと明言できます!!!
改善は、望めません!!
改善皆無の患者へ言えるのは、
「医療知識皆無の既得権益亡者に、金、時間を使い、
改善皆無に疑問なく、それで良いのかと??」と!!
「挙句、悪化から、死んでは??!!」と考える毎日です!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」出来、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
私の江部先生「糖質制限理論」での、
「生還、覚醒、再覚醒、」している現状が成功例とは言いませんが、
事実です!!
1つには大元の『日本国の医療制度の程度ではないかなと考えます!!』
私の被害者としての「医療デ~タ」、他の「関係書物」を見ても、
江部先生「糖質制限理論」の改善効果は、即日一目瞭然です!!
そのこともあるから私は、「糖質制限理論」実践での
「生還、覚醒、再覚醒、」している効果を、何度でも発言します!!!
<医療デ~タ存在する事実だから!!>
患者の改善が広がらないのは、日本の権威肩書・妄信の患者へ、
何しろ日本医療界が時代進化・解明・事実を受け止める医学程度でない
『隠蔽体質だから!!』です!!
私の糖尿病21年間の通院で重症化していますが、
「糖質制限理論」理解把握実践後、
3か月足らずでインスリン増量投与者がどの様になっているかを知れば
理解可能かと考えます!!
そして以降の後遺症の「眼、脳梗塞、」が、
「覚醒、再覚醒、」している事実!!
<日本医療の程度は、
私の改善の「医療デ~タ、他の書き物」で明白なのですが!!>
何しろ日本人として江部先生「糖質制限理論」を
熟知皆無な医療者は、医療知識・欠落者だと明言できます!!!
改善は、望めません!!
改善皆無の患者へ言えるのは、
「医療知識皆無の既得権益亡者に、金、時間を使い、
改善皆無に疑問なく、それで良いのかと??」と!!
「挙句、悪化から、死んでは??!!」と考える毎日です!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」出来、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/01/13(Mon) 00:23 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
>例えば、ほとんどの生活習慣病が、
>「食後血糖値の上昇」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
>という三大酸化ストレスリスクが元凶です。
成人病は「糖尿病起因」か「高血圧起因」と思っていましたが、
◎大半は糖尿病起因
ですか、、、
>「食後血糖値の上昇」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
>という三大酸化ストレスリスクが元凶です。
成人病は「糖尿病起因」か「高血圧起因」と思っていましたが、
◎大半は糖尿病起因
ですか、、、
2020/01/13(Mon) 10:42 | URL | らこ | 【編集】
縄文回帰 さん
減量成功、良かったです。
糖尿病専門医として、ずっと糖尿病診療をされてきたのですね。
「学会ガイドラインで悪くなるばかりの患者さんを診てきて」
誠に遺憾ながら、その通りと思いますし、
現実に、糖尿病合併症として、
毎年新たに16000人以上の人工透析、3000人以上の足切断、3000人以上の失明が発症しています。
これは、即ち、現行の糖尿病治療(カロリー制限高糖質食+薬物療法)が、
合併症予防に失敗していることの証明となっています。
①「食後高血糖」②「食後高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
この三者は、いずれも活性酸素を発生させます。
これは生理学的事実です。
活性酸素がそのまま、酸化ストレスリスクとなります。
この三者を生じるのは、
糖質だけであり、たんぱく質・脂質では生じません。
従って、糖尿病合併症の予防には糖質制限食が有効と考えられます。
①
糖尿病と動脈硬化と酸化ストレスhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/46/12/46_12_907/_pdf
②インスリン抵抗性と生体内酸化ストレスとの関連
http://www.jcc.gr.jp/journal/backnumber/bk_jcold/pdf/423-3(L).pdf
③メディカルトリビューン2016年10月25日 07:15
https://medical-tribune.co.jp/news/2016/1025505073/
酸化ストレスの指標が血糖変動を反映か
江部康二
減量成功、良かったです。
糖尿病専門医として、ずっと糖尿病診療をされてきたのですね。
「学会ガイドラインで悪くなるばかりの患者さんを診てきて」
誠に遺憾ながら、その通りと思いますし、
現実に、糖尿病合併症として、
毎年新たに16000人以上の人工透析、3000人以上の足切断、3000人以上の失明が発症しています。
これは、即ち、現行の糖尿病治療(カロリー制限高糖質食+薬物療法)が、
合併症予防に失敗していることの証明となっています。
①「食後高血糖」②「食後高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
この三者は、いずれも活性酸素を発生させます。
これは生理学的事実です。
活性酸素がそのまま、酸化ストレスリスクとなります。
この三者を生じるのは、
糖質だけであり、たんぱく質・脂質では生じません。
従って、糖尿病合併症の予防には糖質制限食が有効と考えられます。
①
糖尿病と動脈硬化と酸化ストレスhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/46/12/46_12_907/_pdf
②インスリン抵抗性と生体内酸化ストレスとの関連
http://www.jcc.gr.jp/journal/backnumber/bk_jcold/pdf/423-3(L).pdf
③メディカルトリビューン2016年10月25日 07:15
https://medical-tribune.co.jp/news/2016/1025505073/
酸化ストレスの指標が血糖変動を反映か
江部康二
2020/01/13(Mon) 11:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
①「食後血糖値の上昇」②「高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
①があると、AGEsが蓄積していき、動脈硬化となり高血圧となります。
②があると、高血圧のリスクとなります。
③がると、酸化ストレスリスクとなり、高血圧のリスクとなります。
先天的な高血圧以外は、①②③が関与していることが多いです。
①「食後血糖値の上昇」②「高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
①があると、AGEsが蓄積していき、動脈硬化となり高血圧となります。
②があると、高血圧のリスクとなります。
③がると、酸化ストレスリスクとなり、高血圧のリスクとなります。
先天的な高血圧以外は、①②③が関与していることが多いです。
2020/01/13(Mon) 11:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、本当ですか?!
◎塩より高糖質が高血圧原因
となりますよね。これ、常識では無いですよ!!!
◎塩より高糖質が高血圧原因
となりますよね。これ、常識では無いですよ!!!
2020/01/13(Mon) 11:36 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
①「食後血糖値の上昇」②「高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
①があると、AGEsが蓄積していき、動脈硬化となり高血圧となります。
②があると、高血圧のリスクとなります。
③がると、酸化ストレスリスクとなり、高血圧のリスクとなります。
先天的な高血圧以外は、①②③が関与していることが多いです。
①②③が長年、持続・蓄積していって、動脈硬化、高血圧、肥満などのリスクとなります。
塩の摂取は、体内に水分を増やしますので、その分高血圧になりますが、
塩を控えれば、過剰な水分が減って、血圧は下がります。
塩が直接動脈硬化を生じることはありません。
高血圧そのものは、その圧力で動脈硬化のリスクとなると思います。
①「食後血糖値の上昇」②「高インスリン血症」③「平均血糖変動幅増大」
①があると、AGEsが蓄積していき、動脈硬化となり高血圧となります。
②があると、高血圧のリスクとなります。
③がると、酸化ストレスリスクとなり、高血圧のリスクとなります。
先天的な高血圧以外は、①②③が関与していることが多いです。
①②③が長年、持続・蓄積していって、動脈硬化、高血圧、肥満などのリスクとなります。
塩の摂取は、体内に水分を増やしますので、その分高血圧になりますが、
塩を控えれば、過剰な水分が減って、血圧は下がります。
塩が直接動脈硬化を生じることはありません。
高血圧そのものは、その圧力で動脈硬化のリスクとなると思います。
2020/01/14(Tue) 08:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
アミノ酸サプリEAA、ナイアシンサプリでのトラブルの報告です
報告者は広島在住の1型糖尿病の女性です
https://www.facebook.com/keiko.sumi.758/posts/1409494132546908
報告者は広島在住の1型糖尿病の女性です
https://www.facebook.com/keiko.sumi.758/posts/1409494132546908
2020/01/15(Wed) 22:10 | URL | 西日本の住人 | 【編集】
血中ビタミンB12高値で全死亡が増加
オランダ・PREVEND study
https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0206524147/?utm_source=mail&utm_medium=recent&utm_campaign=mailmag200207&mkt_tok=eyJpIjoiTlRSbE1USXdObUZrWm1GaSIsInQiOiIwZ1wvUFdrcytRbzlVeGdOTUxmNlVzZ0dcL2FLTW5ScHM3MVpXM2d1T0lZYktFWG1oSzJvT1ZSZndQd3JpZ1wvSWVrd2ppWVc0Y05BMEVCdXNndUw2eFNsMEdtUjNkTlJUWWVxN3NzbUt2RzRQUU5TOHkwU0Z5OGtsT1hwaEZNcEQzaSJ9
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2758742
これまで血中ビタミンB12高値は、慢性腎臓病(CKD)を合併した高齢者や入院患者で死亡との関連性が報告されている。しかし一般成人における両者の関連性は不明であったことから、オランダ・University Medical Center Groningen, Division of NephrologyのJose L. Flores-Guerrero氏らが同国でコホート研究を実施。年齢、腎機能の程度にかかわらず、血中ビタミンB12濃度が高いと全死亡が増加するとJAMA Netw Open(2020;3:e1919274)に報告した。
4万856例中5,571例を解析
ビタミンB12欠乏は、貧血や精神・神経症状などに影響を及ぼすことが知られている。その一方で、血中ビタミンB12濃度が高いと透析患者では全死亡が増加するとの報告があり、腎機能障害と血中ビタミンB12高値との関連性が示されている。さらに葉酸、ビタミンB6、ビタミン12のサプリメントを併用すると腎機能が急速に低下し、糖尿病患者で心血管イベントの発生が増加することも分かっている。
しかし一般成人において、健康が障害される血中ビタミン12濃度レベルは明らかでなかった。
PREVEND studyは、1997~98年にオランダ・フローニンゲン州に住む18~75歳を対象に、血中ビタミンB12濃度と全死亡の関連性を評価したコホート研究である。同研究に登録した4万856例のうち、解析対象は5,571例(平均年齢53.5歳、男性50.8%、2011年1月1日まで追跡)とした。
1SD上昇するごとに死亡リスクは25%増加
解析対象の血中ビタミンB12濃度の中央値は394.42pg/mLだった。追跡期間中央値は8.2年で、死亡が226例(4.1%)報告された。 血中ビタミンB12濃度により四分位に分け〔第1四分位群(338.85pg/mL未満、最も低い群)、第2~3四分位群(338.85~445.40pg/mL)、第4四分位群(445.41pg/mL、最も高い群)〕、死亡率との関連を検討した。
その結果、第1四分位における死亡は1万人・年当たり33.8例であったのに対し、第4四分位群では1万人・年当たり65.7例と高かった。
年齢、性、腎機能などで調整し、Cox回帰モデルにより解析したところ、血中ビタミンB12濃度の上昇は全死亡のリスク増加と有意に関連していた。血中ビタミンB12濃度が1SD増加するごとの死亡ハザード比(HR)は1.25(95%CI 1.06~1.47、P=0.006)だった。
第1四分位群に対する第4四分位群の調整後HRは1.85(同1.16~2,97、P=0.01)で、一般成人において血中ビタミンB12濃度が高いと死亡リスクが有意に上昇することが分かった。
欠乏例のサプリメント摂取に注意
Løland KHらは、ビタミンB12低値例に対する治療が心疾患のリスクを上昇させるため、有益ではないと報告した(Am J Cardiol 2010; 105: 1577-1584)。また女性7万5,864例における前向き研究では(JAMA Netw Open 2019; 2: e193591)、ビタミンB12のサプリメント摂取と股関節の骨折リスク上昇の関連性が示されるなど、ビタミンB12過剰摂取への懸念が注目されている。
そのような背景を踏まえ、Flores-Guerrero氏らは「われわれの検討結果は、ビタミンB12欠乏例のサプリメント摂取には注意を要することを示唆するものである」としている。
オランダ・PREVEND study
https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0206524147/?utm_source=mail&utm_medium=recent&utm_campaign=mailmag200207&mkt_tok=eyJpIjoiTlRSbE1USXdObUZrWm1GaSIsInQiOiIwZ1wvUFdrcytRbzlVeGdOTUxmNlVzZ0dcL2FLTW5ScHM3MVpXM2d1T0lZYktFWG1oSzJvT1ZSZndQd3JpZ1wvSWVrd2ppWVc0Y05BMEVCdXNndUw2eFNsMEdtUjNkTlJUWWVxN3NzbUt2RzRQUU5TOHkwU0Z5OGtsT1hwaEZNcEQzaSJ9
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2758742
これまで血中ビタミンB12高値は、慢性腎臓病(CKD)を合併した高齢者や入院患者で死亡との関連性が報告されている。しかし一般成人における両者の関連性は不明であったことから、オランダ・University Medical Center Groningen, Division of NephrologyのJose L. Flores-Guerrero氏らが同国でコホート研究を実施。年齢、腎機能の程度にかかわらず、血中ビタミンB12濃度が高いと全死亡が増加するとJAMA Netw Open(2020;3:e1919274)に報告した。
4万856例中5,571例を解析
ビタミンB12欠乏は、貧血や精神・神経症状などに影響を及ぼすことが知られている。その一方で、血中ビタミンB12濃度が高いと透析患者では全死亡が増加するとの報告があり、腎機能障害と血中ビタミンB12高値との関連性が示されている。さらに葉酸、ビタミンB6、ビタミン12のサプリメントを併用すると腎機能が急速に低下し、糖尿病患者で心血管イベントの発生が増加することも分かっている。
しかし一般成人において、健康が障害される血中ビタミン12濃度レベルは明らかでなかった。
PREVEND studyは、1997~98年にオランダ・フローニンゲン州に住む18~75歳を対象に、血中ビタミンB12濃度と全死亡の関連性を評価したコホート研究である。同研究に登録した4万856例のうち、解析対象は5,571例(平均年齢53.5歳、男性50.8%、2011年1月1日まで追跡)とした。
1SD上昇するごとに死亡リスクは25%増加
解析対象の血中ビタミンB12濃度の中央値は394.42pg/mLだった。追跡期間中央値は8.2年で、死亡が226例(4.1%)報告された。 血中ビタミンB12濃度により四分位に分け〔第1四分位群(338.85pg/mL未満、最も低い群)、第2~3四分位群(338.85~445.40pg/mL)、第4四分位群(445.41pg/mL、最も高い群)〕、死亡率との関連を検討した。
その結果、第1四分位における死亡は1万人・年当たり33.8例であったのに対し、第4四分位群では1万人・年当たり65.7例と高かった。
年齢、性、腎機能などで調整し、Cox回帰モデルにより解析したところ、血中ビタミンB12濃度の上昇は全死亡のリスク増加と有意に関連していた。血中ビタミンB12濃度が1SD増加するごとの死亡ハザード比(HR)は1.25(95%CI 1.06~1.47、P=0.006)だった。
第1四分位群に対する第4四分位群の調整後HRは1.85(同1.16~2,97、P=0.01)で、一般成人において血中ビタミンB12濃度が高いと死亡リスクが有意に上昇することが分かった。
欠乏例のサプリメント摂取に注意
Løland KHらは、ビタミンB12低値例に対する治療が心疾患のリスクを上昇させるため、有益ではないと報告した(Am J Cardiol 2010; 105: 1577-1584)。また女性7万5,864例における前向き研究では(JAMA Netw Open 2019; 2: e193591)、ビタミンB12のサプリメント摂取と股関節の骨折リスク上昇の関連性が示されるなど、ビタミンB12過剰摂取への懸念が注目されている。
そのような背景を踏まえ、Flores-Guerrero氏らは「われわれの検討結果は、ビタミンB12欠乏例のサプリメント摂取には注意を要することを示唆するものである」としている。
2020/02/07(Fri) 15:07 | URL | ビタミン嫌い | 【編集】
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