2020年01月09日 (木)
こんにちは。本日はサプリメントについて考察してみます。
『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、
A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/
が参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、
とのことで、このサイト、信頼度が高いと思います。
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい
と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。
B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
という記事が載りました。
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル
などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、サプリは必要ないのです。
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
一方、ベジタリアンの場合には、ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。
また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、保険内で鉄剤を処方することも必要です。
☆☆☆
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】
江部康二
『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、
A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/
が参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、
とのことで、このサイト、信頼度が高いと思います。
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい
と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。
B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
という記事が載りました。
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル
などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、サプリは必要ないのです。
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
一方、ベジタリアンの場合には、ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。
また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、保険内で鉄剤を処方することも必要です。
☆☆☆
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】
江部康二
都内河北 鈴木です。
私は、江部先生「糖質制限理論」を知る以前から、
サプリメントで栄養補給には懐疑的でしたが、
江部先生「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒、再覚醒、」している現在にも、
サプリメントは使用していません事からも本日記事内容は、
理解できる事かと思います!!
本日の記事内容からも頷ける、
時代進化・解明・事実・多数ありますね!!
江部先生ブログで、学習する事に感謝しかありません!!
以前にも発言しましたが、
「金が無ければ、健康に成るのは無理かな??」とね!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
現在も更なる「覚醒」している事へ、感謝尽きません!!
ありがとうごいざいます!!
敬具
私は、江部先生「糖質制限理論」を知る以前から、
サプリメントで栄養補給には懐疑的でしたが、
江部先生「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒、再覚醒、」している現在にも、
サプリメントは使用していません事からも本日記事内容は、
理解できる事かと思います!!
本日の記事内容からも頷ける、
時代進化・解明・事実・多数ありますね!!
江部先生ブログで、学習する事に感謝しかありません!!
以前にも発言しましたが、
「金が無ければ、健康に成るのは無理かな??」とね!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
現在も更なる「覚醒」している事へ、感謝尽きません!!
ありがとうごいざいます!!
敬具
2020/01/09(Thu) 18:53 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
私らこ は、
◎薬は フェブリク10mg/日 服薬
◎健康食品は なたまめ茶を 60~80g/日 を湯に浸して飲む
だけです。
扁桃腺肥大が続出の家系で、私らこ 自身も5才で扁桃腺肥大除去手術しているのに、25才で「扁桃腺肥大で医師にダメかも」と看護師に囁かれた経験あり、です。
なたまめ茶服用以降は、扁桃腺肥大は1度も発症していません。
副鼻腔炎は完治したのか? していないのか? 不明です。突然、鼻水が止まらない状況になることは、しばしばです。鼻をかめば、鼻呼吸は出来ています。鼻かまないと、当然鼻呼吸不可能です。
焼酎はサプリメントではないですよねwww
なたまめ茶はサプリメントですか?
◎薬は フェブリク10mg/日 服薬
◎健康食品は なたまめ茶を 60~80g/日 を湯に浸して飲む
だけです。
扁桃腺肥大が続出の家系で、私らこ 自身も5才で扁桃腺肥大除去手術しているのに、25才で「扁桃腺肥大で医師にダメかも」と看護師に囁かれた経験あり、です。
なたまめ茶服用以降は、扁桃腺肥大は1度も発症していません。
副鼻腔炎は完治したのか? していないのか? 不明です。突然、鼻水が止まらない状況になることは、しばしばです。鼻をかめば、鼻呼吸は出来ています。鼻かまないと、当然鼻呼吸不可能です。
焼酎はサプリメントではないですよねwww
なたまめ茶はサプリメントですか?
2020/01/10(Fri) 00:14 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
なたまめ茶とか玄米茶とかハトムギ茶などは
健康食品ですね。
サプリではないと思います。
なたまめ茶とか玄米茶とかハトムギ茶などは
健康食品ですね。
サプリではないと思います。
2020/01/10(Fri) 08:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
何時もご著書やブログで勉強させて頂いております。先生の御活動には尊敬の念しかございません。いつもありがとうございます。
本日のブログですが、きちんと糖質制限食を実行していれば、サプリを摂る必要がないというお考えは理解出来るのですが、何故サプリでは無効なのか、その理由がよく分かりません。何か理由があるのでしょうか?
本日のブログですが、きちんと糖質制限食を実行していれば、サプリを摂る必要がないというお考えは理解出来るのですが、何故サプリでは無効なのか、その理由がよく分かりません。何か理由があるのでしょうか?
2020/01/10(Fri) 10:22 | URL | Masa | 【編集】
サプリでの栄養は『無効』ではなく、糖質制限者は栄養が足りているのでサプリは『不必要』と記するべきではないでしょうか?
無効というならば、食品とサプリに含有する栄養が、同種でも全く異なる物質もしくは作用機序になるということです。
食品だろうとサプリだろうと、体内で分子レベルになれば化学的に同じ物質なはず。
ある栄養をサプリで大量に摂る事に弊害があるというならば理解できますが、無効という言葉はおかしいとおもいます。
ちなみに当方もサプリは一切摂りません。
無効というならば、食品とサプリに含有する栄養が、同種でも全く異なる物質もしくは作用機序になるということです。
食品だろうとサプリだろうと、体内で分子レベルになれば化学的に同じ物質なはず。
ある栄養をサプリで大量に摂る事に弊害があるというならば理解できますが、無効という言葉はおかしいとおもいます。
ちなみに当方もサプリは一切摂りません。
2020/01/10(Fri) 10:23 | URL | 通りすがり | 【編集】
伸之介です。
店内での取材撮影が1月7日(月)に無事終わりました。主人公は厨房の藤春幸治シェフ先生です。
私達はご馳走になって初めてシェフの手掛ける「オーダーメイド」の「ケアリングレストラン」の意味が分かりました。
このお店はあらゆるフードスタイルに対応していて、今回は広いレパートリーのほんの一部である「糖質オフメニュー」を注文した次第です。
シェフはみるからに頑強な(数値的にも)「非」糖尿人ですが、何と「連続血糖値測定器(CGM?)」(リブレと仰ってました)を装着されています。
シェフのお話もご馳走になってきましたが、
厨房で汗かくシェフの腕に「リブレ」がついている、この風景に私達は感激・感動致しました。
当日は「菊芋とマッシュルーム」のスープで始まりました。続きは、
2月4日(火)
テレビ東京(関西ではテレビ大阪)
22:00~
で放映されるそうです。
「食への挑戦」という主旨の特集の様です。
以上報告申し上げます。
店内での取材撮影が1月7日(月)に無事終わりました。主人公は厨房の藤春幸治シェフ先生です。
私達はご馳走になって初めてシェフの手掛ける「オーダーメイド」の「ケアリングレストラン」の意味が分かりました。
このお店はあらゆるフードスタイルに対応していて、今回は広いレパートリーのほんの一部である「糖質オフメニュー」を注文した次第です。
シェフはみるからに頑強な(数値的にも)「非」糖尿人ですが、何と「連続血糖値測定器(CGM?)」(リブレと仰ってました)を装着されています。
シェフのお話もご馳走になってきましたが、
厨房で汗かくシェフの腕に「リブレ」がついている、この風景に私達は感激・感動致しました。
当日は「菊芋とマッシュルーム」のスープで始まりました。続きは、
2月4日(火)
テレビ東京(関西ではテレビ大阪)
22:00~
で放映されるそうです。
「食への挑戦」という主旨の特集の様です。
以上報告申し上げます。
江部先生、早速のご指導ありがとうございます。
◎サプリメントと健康食品の境界がわからない
です。店によっては、健康食品売り場にサプリメントも置いてます。
◎薬と健康食品の違いは「薬事法」下か違うか ではっきりしている
ご教示お願い致します。
◎サプリメントと健康食品の境界がわからない
です。店によっては、健康食品売り場にサプリメントも置いてます。
◎薬と健康食品の違いは「薬事法」下か違うか ではっきりしている
ご教示お願い致します。
2020/01/10(Fri) 13:05 | URL | らこ | 【編集】
わざわざ独立した記事としていただき、ありがとうございました。
紹介いただいたHPも、隅から隅まで拝読しましたが、正直、まだ腑に落ちていません。
先生から頂戴した宿題と考えて、これからも自学を重ね、自分の健康を維持するための解を見付けたいと思います。
閑話休題。
私が「基本的に食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効が原則」との一文を目にして首を傾げたのは、以下を愚考したためです。
愚考1:
食品(様々な栄養素が混在しているもの)から摂る糖質は血糖値を上げる=身体に吸収されている。
サプリ(特定栄養のみを抽出したもの)から摂る糖質(例えば精白された糖類)が血糖値を上げないなら、身体に吸収されないと言えるが、現実は身体に吸収されて血糖値を上げるではないか。
ビタミンB群についても、サプリを摂取すると、尿がケミカル色になる≒体内にて吸収・分解されているという事ではないか。
食品には水分が含まれる。そこからしか栄養素が補給できないとした場合、自然界には存在しない補液(点滴、生理用食塩水など)からは栄養素が吸収できないという事になりはしないか。(が、現実は、食品からの補給よりも、迅速に体内に吸収されているが・・・)
愚考2:
鉄分を補充したいのでレバーを食した。
食している最中に、鉄サプリを一緒に服用した。
その場合、身体は「あ、この鉄分はレバー由来だから吸収しよう。こっちの鉄分はサプリ由来だから吸収するのを止めよう」と分別できるものなのだろうか。
その他、サプリの品質差異による違いやら、ブラシーボ等々、考えれば考えるほど、原則と言えるものがあるようには思えなくなってしまったので、質問させていただいた次第でした。(礼)
紹介いただいたHPも、隅から隅まで拝読しましたが、正直、まだ腑に落ちていません。
先生から頂戴した宿題と考えて、これからも自学を重ね、自分の健康を維持するための解を見付けたいと思います。
閑話休題。
私が「基本的に食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効が原則」との一文を目にして首を傾げたのは、以下を愚考したためです。
愚考1:
食品(様々な栄養素が混在しているもの)から摂る糖質は血糖値を上げる=身体に吸収されている。
サプリ(特定栄養のみを抽出したもの)から摂る糖質(例えば精白された糖類)が血糖値を上げないなら、身体に吸収されないと言えるが、現実は身体に吸収されて血糖値を上げるではないか。
ビタミンB群についても、サプリを摂取すると、尿がケミカル色になる≒体内にて吸収・分解されているという事ではないか。
食品には水分が含まれる。そこからしか栄養素が補給できないとした場合、自然界には存在しない補液(点滴、生理用食塩水など)からは栄養素が吸収できないという事になりはしないか。(が、現実は、食品からの補給よりも、迅速に体内に吸収されているが・・・)
愚考2:
鉄分を補充したいのでレバーを食した。
食している最中に、鉄サプリを一緒に服用した。
その場合、身体は「あ、この鉄分はレバー由来だから吸収しよう。こっちの鉄分はサプリ由来だから吸収するのを止めよう」と分別できるものなのだろうか。
その他、サプリの品質差異による違いやら、ブラシーボ等々、考えれば考えるほど、原則と言えるものがあるようには思えなくなってしまったので、質問させていただいた次第でした。(礼)
2020/01/10(Fri) 14:33 | URL | hisa | 【編集】
Masa さん
明確な理由はわかりません。
以下の記事でも理由はわからないとしています。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
明確な理由はわかりません。
以下の記事でも理由はわからないとしています。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
2020/01/10(Fri) 17:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
通りすがり さん
今回の記事は、糖質制限食とは無関係なお話です。
以下の記事でも理由はわからないとしています。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
今回の記事は、糖質制限食とは無関係なお話です。
以下の記事でも理由はわからないとしています。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
2020/01/10(Fri) 17:13 | URL | ドクター江部 | 【編集】
伸之介 さん
コメントありがとうございます。
リブレを装着したシェフとは、凄いですね。
広いレパートリーのほんの一部である「糖質オフメニュー」
こちらも、多彩な技が素晴らしいです。
コメントありがとうございます。
リブレを装着したシェフとは、凄いですね。
広いレパートリーのほんの一部である「糖質オフメニュー」
こちらも、多彩な技が素晴らしいです。
2020/01/10(Fri) 17:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこさん
定義はないようです。
厚生労働省 健康食品とは
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
健康食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品
があります。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
また、健康食品やサプリメントについて、
行政的な定義がありません。
定義はないようです。
厚生労働省 健康食品とは
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
健康食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品
があります。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
また、健康食品やサプリメントについて、
行政的な定義がありません。
2020/01/10(Fri) 17:24 | URL | ドクター江部 | 【編集】
hisa さん
有益性に差がでた理由はわかりません。
以下の記事でも理由はわからないとしていますが、
現実に、『・・・健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られない・・・』という事実があります。
まあ、世の中、理由がよくわからないとことは結構多いように思います。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
有益性に差がでた理由はわかりません。
以下の記事でも理由はわからないとしていますが、
現実に、『・・・健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られない・・・』という事実があります。
まあ、世の中、理由がよくわからないとことは結構多いように思います。
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らによれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人では
サプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で
有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
2020/01/10(Fri) 17:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、早速のご教示ありがとうございます。
「いわゆる健康食品」は食品ですね。
サプリメントは「薬状態だが、薬事法で薬でない」ですね。
江部先生は「いわゆる健康食品」は食べることがありますか?
「いわゆる健康食品」は食品ですね。
サプリメントは「薬状態だが、薬事法で薬でない」ですね。
江部先生は「いわゆる健康食品」は食べることがありますか?
2020/01/11(Sat) 12:06 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
「いわゆる健康食品」
を食べたことはないです。
「いわゆる健康食品」
を食べたことはないです。
2020/01/11(Sat) 15:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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