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糖質制限食とインスリンと体重減少について。
こんばんは。
今回は、『糖質制限食と体重減少』について、考察してみます。

糖質制限食を実践しても体重が減少しにくい場合は以下のパターンがあります。

A)<基礎礎代謝が低い場合>

基礎代謝が低いタイプの人は
「糖質制限+カロリー制限」が必要です。
女性に時にあり、数%くらいの比率です。

B)<大食漢タイプの場合>
大食いの方々がおられます。やはり数%の比率です。
このタイプは
「糖質制限食+人並みの摂取カロリー」が必要です。


C)<減量できないときは?>

いつのまにか、糖質制限が緩くなった可能性があります。


何らかの理由で、基礎代謝が低下した可能性があります。


知らぬ間に、摂取カロリーが多くなった可能性があります。


すでに、BMI20以上~25未満で適正体重になっていることがあります。


元々、小さい頃から肥満があった場合、
あるていど減量できてもそこで止まることがあります。

私の知る範囲で、小さい頃から肥満だった男性が、
30kgの減量に成功して90kgとなり、BMIが32まで改善しましたが、
そこからぴったり減り止まり、90~92kgを行ったり来たりしています。

小さい頃からの肥満の場合、同様のパターンの人が複数いますので、
何か目に見えない壁があるように感じます。
成人後に肥満した場合は、糖質制限食実践で、
順調に標準体重まで改善することがほとんどですので、
何か違いがあるはずなのです。

これはあくまでも仮説ですが、『脂肪細胞の数』で、
あるていど説明がつくと思われます。
肥満した場合、まずは個々の脂肪細胞が大きくなります。
さらに脂肪蓄積が続くと、脂肪細胞はそれ以上大きくなれない段階にいたり
分裂して、小さくなり普通の大きさの脂肪細胞になります。
しかしさらに脂肪蓄積が続けば、一旦小さくなった脂肪細胞は
再び限界まで大きくなります。

このとき、糖質制限食を実践すれば、個々の脂肪細胞の大きさは
速やかに標準まで戻り減量できます。
しかし、倍増した脂肪細胞の数は減りませんので、
ここで体重減少はストップしてしまいます。


<スーパー糖質制限食と体重減少>
スーパー糖質制限食なら、 運動量不変で、体脂肪が減ります。

例えば、血中総ケトン体の基準値は、26~122μM/Lですが、
スーパー糖質制限食実践中は、 400~1000~2000μM/Lくらいに上昇します。

肝臓で脂肪酸の分解物のアセチルCoAからケトン体を作ります。
ケトン体の上昇は、まさに脂肪が燃えている証拠ですね。

かくいう私も、52歳のとき、167cm、67kgから、運動量は不変で、
半年で57kgに減量し、学生時代の体重に戻りました。

階段は駆け上がるし、週1テニスは普通にしてましたので、
筋肉は落ちていないと思いますので、脂肪が燃えて減量できたと考えられます。

69歳現在も57kgで、階段は駆け上がります。

但し、4階くらいまでですが・・・。(^^;)

なお、筋肉は年齢相応ていどあるいは少し多いかもしれません。
筋トレはしていませんが、<インターバル速歩>を物心ついたころから、
実践していて、成人後もずっと続けているからです。
要するに、人生のほとんどで、基本は常に速歩なので、
期せずして<インターバル速歩>をほぼ毎日していたこととなります。

さて、次いで、糖質制限食で何故、脂肪が燃えて減量できるのかを考えて見ます。

まず、インスリンについて考えて見ます。

<肥満ホルモンインスリン>
◇インスリンは脂肪細胞内の中性脂肪分解を抑制します。
◇インスリンは血中の中性脂肪を分解し脂肪細胞内に蓄えます。
◇インスリンは筋肉細胞に血糖を取り込ませますが、余剰の血糖は脂肪細胞に取り込ませて中性脂肪として蓄えます。
◇肥満のメカニズムはインスリンによる脂肪蓄積と考えられます。
◇インスリンを大量に分泌させるのは、糖質のみです。
◇インスリンは、別名肥満ホルモンと呼ばれています。


<スーパー糖質制限食の4つの利点>

◆<糖質制限食による体重減少効果>
①インスリン(肥満ホルモン)追加分泌が少量ですむ。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食により、食事誘発熱産生(DIT)が亢進する。

高蛋白食は、摂食時の食事誘発熱産生(DIT)が通常食に比べて増加します。

DITによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%です。

食事誘発熱産生(DIT)を、もっと簡単に説明すると、食事において
100キロカロリーの糖質だけを摂取した時は、6キロカロリーが、
100キロカロリーの脂質だけを摂取した時は、4キロカロリーが、
100キロカロリーのタンパク質だけを摂取した時は、30キロカロリーが
熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。


◆<糖質を摂取した場合>
A)血糖値が上昇してインスリン(肥満ホルモン)がたっぷり分泌される。
B)体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C)肝臓の糖新生はストップする。
D)高タンパク食よる亢進した食事誘発熱産生(DIT)はなくなる。


①②③④とA)B)C)D)両者を比べてみれば、高糖質食より糖質制限食の方が、
体重減少効果が高いことが一目でわかると思います。

たとえ低脂質食でカロリー制限していても、
糖質を摂れば体重減少への利点がすべて消えてしまうわけです。

これは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特質であり、
あくまで糖質を摂るかどうかがカギとなります。


<摂取エネルギーと消費エネルギー、基礎代謝量、身体活動量、食事誘発熱産生>

1)摂取エネルギー > 消費エネルギー   → 体重増加
  摂取エネルギー = 消費エネルギー   → 体重不変
  摂取エネルギー < 消費エネルギー   → 体重減少

2)通常のカロリー制限食(高糖質食)なら
  「消費エネルギー=基礎代謝量+身体活動量(運動や家事)+食事誘発熱産生(DIT)」

3)糖質制限食なら、高糖質食の時には無い
 「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の増加
 「高蛋白食摂取」→食事誘発熱産生(DIT)の増加 」
 が認められる。

1)は生理学的事実です。
2)3)を比較すると糖質制限食の方が高糖質食に比し、
体重が減少しやすいことは明白です。


<推定エネルギー必要量と糖質制限食>

減量を目指す時に、日本糖尿病学会推奨のように

男性:1400~2000kcal/日
女性:1200~1800kcal/日

といった、厳しいカロリー制限は必要ありません。
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量/日
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150          2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才          1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。

スーパー糖質制限食実践と「日本人の食事摂取基準」の標準的な摂取エネルギーなら、
ほとんどの人が適正体重になると思います。


江部康二
コメント
糖質制限食と体重減少、再認識、確認!!
都内河北 鈴木です。

私は本日記事の説明は、
自身が「糖質制限理論」で、21年間が、3か月足らずで、
「生還、覚醒、再覚醒、」している事もあり理解には、
再認識、確認になります!!

この記事だけでなく日ごろのブログ記事でも、
この様な親切な改善への「真理ある説明」には、
私自身が「生還、覚醒、再覚醒、」できた事だけでなく、
江部先生の御苦労には、感謝尽きません!!

今後とも可能な限り、よろしく御指導を、御願いいたします!!

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具



2019/12/19(Thu) 21:26 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
「基礎代謝」とは??!!
都内河北 鈴木です

本日記事でも出てきます「基礎代謝」ですが、
どの様にとらえれば良いのか、疑問があります??

私の知識で知り得たのは、50年前かと思いますが化粧品のコマ~シャルで
「基礎代謝低下で、お肌の曲がり角」とありましたが、
意味不明に記憶があります。

「基礎代謝」ネット検索しても「筋力の低下」とありました!!

年齢上昇と共に、運動量は減りますから筋力も減少があり、
生体機能低下があります事は、理解します。

だから運動は必要だという事も理解しますが、
「糖質制限理論」を受容できない医学知識程度の国もあるかと思いますが、
生物の解明不可能な疑問なのでしょうか??

私は、江部先生「糖質制限理論」で、「生還、覚醒、再覚醒、」していますが、
それは江部先生の指導が、
時代進化解明した「高木兼寛医師」「自身の戦争帰還兵の父親の食生活」から
理解把握できましたが、
「基礎代謝」の疑問はモヤモヤして消えません!!

江部先生が可能な限り、「基礎代謝」の説明を1知識として学習できればと、
願いたいのですが、可能なら、よろしく願います。

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがというございます。
敬具

2019/12/20(Fri) 20:27 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: 「基礎代謝」とは??!!
都内河北 鈴木 さん

基礎代謝に関して、以下が参考になります。


e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-019.html

基礎代謝量(きそたいしゃりょう)
/ Basal Metabolism / BM /

心身ともに安静な状態の時に生命維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝量。


何もせずじっとしている時でも、体は生命活動を維持するために、心拍や呼吸・体温の維持などを行っていますが、基礎代謝量(単に基礎代謝ともいいます)はこれらの活動で消費される必要最小限のエネルギー量のことです。

基礎代謝量は年齢・性別が同じであれば体の表面積にほぼ比例しますが、体表面積を測定することは難しいため近似値として、体重当たりの基準値が広く用いられています。

基礎代謝量は通常10代をピークに加齢とともに低下します。また体の組成すなわち筋肉と脂肪の比率も基礎代謝量に大きく影響します。基礎代謝量を臓器別に見ると、筋肉・肝臓・脳がほぼ2割ずつを消費しており、筋肉の少ない人は基礎代謝量が低くなります。一般に男性に比べ女性の基礎代謝量が低いのはこのためです。

運動不足の肥満者では、筋肉量が少なく基礎代謝が低下しているため、減量がうまく進まない人がいます。筋肉が増えれば基礎代謝量が増えますので、肥満の改善にはよく筋トレがすすめられます。またウォーキング・水泳などの有酸素運動を続けることも基礎代謝を高める効果があります。

一方で急激な減量を行うと、脂肪量が減るとともに筋肉量も減り、リバウンドするとますます基礎代謝量が低下して減量しにくくなりますので、無理な減量は慎みましょう。
2019/12/21(Sat) 08:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:「基礎代謝」とは??!!
都内河北 鈴木です。

「基礎代謝」の返答、ありがとうございます!!
しっかり理解しました!!

私は、運動「体操、空手、」などのしていたからなのか、
糖尿病発症時は114Kg(38歳)有りましたが、気楽に筋肉太りかなとしか考えていませんでしたが、
筋力など運動能力は変わらずでした。

「糖質制限理論」実践後の9年後現在は、80Kg、176Cm(65歳)で、
20代の身体です!!

身体的には後遺症の「眼、脳梗塞、」以外は、
若返りしているとしか言えない容姿です!!

「糖尿病」だと発症してから21年間、治療に通院しても
「改善皆無の既存の医学知識だけでした事、
日本の医療の程度無知に気付けなかったことが悔やまれます!!」

江部先生「糖質制限理論」2005年発表後も「日本糖尿病学会」信奉医は、
「7年間無知というより、隠蔽されていた」と発言していますように、
「インスリン自主離脱して、ヘモグロビン正常化」して結果を出してから、
担当医との会話で判明した事実です!!!

当時の食事は、必ず主食という洗脳知識で「糖質=御飯」は摂取してました!!
その弊害が身体内部に「眼の眼圧破裂、緑内障・脳梗塞、」に現れたのかなと考えます!!

しかし江部先生「糖質制限理論」に出会えて、
「生還、覚醒、再覚醒、」している現在があるのだと考えますが、
9年目現在も江部先生「糖質制限理論」を知らずに、
改善を悩んでいる方々が存在しています事が、
無知な医療者の被害者になっている事が、

日本医療界、「日本糖尿病学会」の無知程度には、悔しく思います!!

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」出来、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/12/21(Sat) 13:26 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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