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糖質制限食に肯定的な信頼度の高いエビデンスあり、否定派論文にはなし。  
【19/11/07 yanosono
東洋経済 読者コメントを見て
久しぶりに江部先生の記事(東洋経済)を見たら、読者コメントがたくさんありました。
https://toyokeizai.net/articles/comment/190605
これをいくつか読んだら、また、糖質制限肯定派と否定派のどちらが正しいのか不安を駆り立てるようなコメントが散見されました。
お時間ある時に反証のコメントを頂けたらと思いました。
読んだ人の中には、糖質制限を誤解している人も多いと思いましたので。
私自身も、このコメントを目にして混乱しています。

19/11/07 クッキー
ヤフーニュースの記事について
糖質制限を始めて5年になりますが、今朝、こちらの記事を見て不安になりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00000011-pseven-life
江部先生のお考えを聞かせていただければと思います。
宜しくお願いします。】


yanosono さんとクッキー さんから、
東洋経済オンラインの記事の読者コメントと
ヤフーニュースの記事に関して、コメント・質問と頂きました。


東洋経済オンラインの記事
「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長

は、
私がランセットのコホート論文を解説したものです。
炭水化物の摂取比率が多いほど直線的に右肩上がりで総死亡率が上昇しています。
そして脂肪の摂取比率が多いほど、直線的に右肩下がりで総死亡率が減少しています。
明白に糖質制限食が有利な結論です。

『炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇』(コホート研究)
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)で、
 カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告。
5大陸18カ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果。
2003年1月1日時点で35~70歳の13万5335例を登録し、
2013年3月31日まで中央値で7.4年間も追跡調査。
論文の内容を要約
1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。
3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連しない。
4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。

炭水化物摂取比率       総死亡率
1群 46.4%          4.1%
2群 54.6%         4.2%
3群 60.8%         4.5%
4群 67.7%         4.9%
5群 77.2%         7.2%

脂肪の摂取比率        総死亡率
1群 10.6%         6.7%
2群 18.0%         5.1%
3群 24.2%         4.6%
4群 29.1%         4.3%
5群 35.3%         4.1%



ヤフーニュースは、2019/11/6(水)NEWSポストセブンの記事です。
こちらもコホート研究です。
【米ハーバード大学が約1万5000人を対象に25年間追跡調査すると、食事に占める炭水化物の割合が3割以下の人は、最も死亡率が高いという結果が出た。 
また、国立国際医療研究センターが2013年に発表した、海外の糖質制限食に関する長期研究の解析結果では、摂取カロリーに占める糖質の割合が低い「低糖質群」は、「高糖質群」に比べて総死亡率が1.31倍になったという。】

こちらのコホート研究は、糖質制限食に不利な結論です。

ⅠとⅡで、真逆の結論ですが、
科学の世界でのエビデンスとは、こんなものと思います。
そして、実はコホート研究はエビデンスレベルは、レベル2と低いのです。


次にエビデンスレベルについて論じて見ます。

エビデンスレベル 「糖尿病診療ガイドライン2016」

レベル1 + 質の高いランダム化比較試験(RCT)および
     それらのメタアナリシス(MA)/システマティック・ レビュー(SR)
レベル1  それ以外のRCTおよびそれらのMA/SR
レベル2   前向きコホート研究およびそれらのMA/SR
         (事前に定めた)RCTサブ解析
レベル3  非ランダム化比較試験 前後比較試験
         後ろ向きコホート研究
         ケースコントロール研究およびそれらのMA/SR
         RCT後付けサブ解析
レベル4  横断研究 
      症例集積

*質の高いRCTとは①多数例②二重盲検、独立判定③高追跡率④ランダム割り付け法が明確などをさす。



以下に、
糖質制限食に肯定的なエビデンスとなる信頼度の高い論文を取り上げてみました。
エビデンスレベルのもっとも高い
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」
の論文で、糖質制限食の有効性を示すものを列挙してみました。
集めてみると、多数ありました。

一方、糖質制限食に否定的な、
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」の論文は皆無です。


この時点で、「糖質制限食是非論争」に
エビデンスレベルで、明白な決着がついたと言えます。


さらに米国糖尿病学会も、2019年4月の「コンセンサスレポート」において
糖質制限食がエビデンスが最も豊富であると明言しました。


<RCT(ランダム化比較試験)レベル1+>
①Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2009年
体重減少、中性脂肪減少、HDL-C増加は低炭水化物食が低脂質・低カロリー食に比し有効。13の電子データベースの2000年1月~2007年3月の低炭水化物食と低脂質食比較RCTをメタ解析。
Systematic review of randomized controlled trials of low-carbohydrate vs. low-fat/low-calorie diets in the management of obesity and its comorbidities M. Hession,et all
 Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)
 Volume 10, Issue 1, pages 36–50, January 2009

②Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2012年
23レポートのメタ解析によって
研究期間にかかわらず糖質制限食が体重,脂質,血糖,血圧を改善させる。
Obes Rev 2012; 13: 1048-1066Systematic review and meta-analysis of clinical trialsof the effects of low carbohydrate diets oncardiovascular risk factorsobr_1021

③システマティック・レビュー/53RCTのメタアナリシス。ランセット。
1)低脂肪食よりも糖質制限食の方が減量効果が高い。
2)低脂肪食は他の高脂肪食との比較で減量効果に有意差なし。
3)低脂肪食は普通食との比較でのみ、体重減少効果があった。
4)低脂肪食は、長期的な減量効果についての科学的裏付けがない。
Effect of Low-Fat Diet Interventions Versus Other Diet Interventions on Long-Term Weight Change in Adults:
  A Systematic Review and Meta-Analysis Lancet Diabetes Endocrinol 2015 Dec 01;3(12)968-979,
 DK Tobias, M Chen, JE Manson, DS Ludwig, W Willett, FB Hu


<RCT(ランダム化比較試験)レベル1>

①低糖質食 vs. 低脂質食。低糖質食の圧勝
低糖質食 vs. 低脂質食、減量や脂質データなどCVD(心血管疾患)リスク低減で、
低糖質食の圧勝。148人の肥満者を、1年間研究。
低糖質食は40g/日未満。
Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: a randomized trial.
Bazzano LA et all
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18

②DIRECT低炭水化物食で一番体重減少・ HDL-C増加 
脂肪制限食(カロリー制限)、                           
地中海食(カロリー制限)、                            
低炭水化物食(カロリー無制限)の3群
低炭水化物群のみカロリー無制限のハンディがあったが、結局3群全て同じだけのカロリーが減少。満足度と満腹度。
当初糖質20g/日以下。3ヶ月後から120g/日以下を目指すも、結局女性150g/日、男性180g/日で40%の糖質。
糖質約50%の低脂肪食群、地中海食群(高糖質群)
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)         
322人を3群に分けて、2年間の研究。
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359.NO.3 229-241

③DIRECTのフォローアップ研究。合計6年間。
地中海食、低炭水化物食の2群は、6年後も 体重減少に有意差あり。
Four-Year Follow-up after Two-Year Dietary Interventions
 N Engl J Med 2012; 367:1373-1374October 4, 2012

④低糖質地中海食(LCMD)。HbA1cレベルの大きな減少。
低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT研究論文。
糖質50%未満のLCMD群(108人)と低脂肪群(107人)の比較。女性は1500kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.

⑤低炭水化物食が、肥満・HDL-C・TGを改善。          
JAMA  2007年3月  A TO Z 体重減少研究
アトキンス、ゾーン、ラーン、オーニッシュダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果などをみた。311人の女性を上記4グループに分けて追跡。これら4種のダイエット法は、いずれも米国でポピュラーなものである。
アトキンスは低炭水化物食(スーパー糖質制限食)、ラーンとオーニッシュは高炭水化物、低脂肪食、ゾーンは炭水化物40%
低炭水化物食が体重を最も減少させて、HDL-CとTGを改善。
Comparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Change in Weight and Related Risk Factors Among Overweight Premenopausal Women
 The A TO Z Weight Loss Study: A Randomized Trial ,JAMA297:969-977


<米国糖尿病学会と糖質制限食。その変遷。>  
1)2007年までは、糖質制限食を否定です。
2)2008年に、肥満を伴う糖尿病患者に1年間の期限つきで有効性を認めました。
3)2011年に、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限つきで有効性を認めました。
4)2013年10月、「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」(ガイドライン)を
  2008年以来5年ぶりに改訂しました。
  そして適切な三大栄養素比率は確立されていないことを示し、
  全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しないと明言しました。
  そして「糖質130g/日が平均的な最小必要量」という文言を削除し、
  肥満の有無は関係なく、期限なしで、正式に糖質制限食を容認しました。
  そして患者ごとに個別に様々な食事パターン
  〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限  食,低脂質食,高血圧食〕が
  受容可能としました。
 5)米国糖尿病学会は、2019年4月、
  「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサスレポートにおいて、
  『糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、血糖コントロールに関してエビデンスが最も豊富である』
  と明言しました。 

江部康二
コメント
私は、江部先生「糖質制限理論」の証明者です!!
都内河北 鈴木です。

本日記事内容の「疑問者」へです!!

「糖質制限理論」へ期待していても「肩書ある医療者の発言」には、
迷いも存在しますね!!

私は江部先生とは、面識皆無で、利害関係皆無で「糖質制限理論」を知り、
ネットで詳細を知り、理解把握実践で、
翌日よりインスリン3年半余り増量の投与者が
「血糖値」半減しました事実!!

「インスリン自主離脱」の詳細は、何度も伝えています!!

「糖尿病」発症から21年間「日本糖尿病学会」へ通院していましたが、
「右目眼圧破裂・失明、脳梗塞・発症、」の事実!!

「脳梗塞」で入院してから、「高糖食の入院食」で血糖値上昇で、
3日目より「インスリン投与」開始になりました!!

2012年9月中旬、江部先生「糖質制限理論」2005年発表を知り、ネット活用しだした頃でしたので検索して、
自身の知識
「静岡連隊ガダルカナル帰還兵の父親の食生活」
「脚気・高木兼寛医師」
の知識が
江部先生理論を「理解把握させてくれた」のだなと考えます!!

インスリン投与者は、「血糖値・自己測定器」を所持していますから、
何とか「低血糖」にはならずに、助かりました!!

2005年転院時より7年間、
「医療世界情報を隠蔽されていたことも知りました!!」

2013年1月「インスリン自主離脱してヘモグロビン正常化」してからの通院時には、7年間の「日本糖尿病学会」公認・担当医へ
*ADA「血糖値上昇は、糖質のみ!!」2004年発表!!
*江部先生「糖質制限理論」2005年発表!!
を何故毎月の診療で、1言も教えなかったのだと質問しました!!」
が、「反省、学習の言葉皆無」で、半年後には退職しましたが、
現在も都内S区K病院組織には所属している現状です!!

結果として
「3か月足らずで、インスリン自主離脱し、「ヘモグロビン正常化」して、
「生還」した事実!!

以降現在9年目迄には、
後遺症の「眼、脳梗塞、」が、「覚醒、再覚醒、」している現在があります!!

私は、「糖尿病専門組織」の「日本糖尿病学会」という組織は、
患者の「改善・生還」した事への
「反省、学習が皆無の書付」証明も存在しています!!

これが現在の「日本医療界」だと、
「自身の改善・医療デ~タ!!」
「無知な病院経営者、病院責任者、の書付も存在しています!!」

<私のコメントは21年間の「日本糖尿病学会」
の被害者の体験事実です!!>

江部先生「糖質制限理論」2005年発表で、
2012年10月1日から実践で「生還、覚醒、再覚醒、」の
9年目事実だと考えてください!!

現在の後遺症ある生活状況では、コメントしかできない事へも
現在の「日本医療界へ怒り沸きます!!」

何しろ私は、現在も「体調快調」になっています事を伝えておきます!!

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/11/10(Sun) 19:50 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
ありがとうございました。
今回はわたくしの質問に対してご丁寧に記事にて解説していただき有難うございました。
引き続き糖質制限を継続し、健康を維持してまいりたいと思います。
ありがとうございました。
2019/11/10(Sun) 21:49 | URL | クッキー | 【編集
おはようございます
糖質制限、否定派と賛成派。
分けて物事を見ようとするのは、西洋的なものの見方の典型ですね。
また、それによって例のごとくお金を儲けれるようにしようとする匂いがプンプンします(笑)

温暖化を訴えている少女にしてもそんな話が出てました。
少女を支援してるのは、再生可能エネルギーをバックボーンに持つ連中だと・・・。
まぁ、お金というエネルギーを求める限り、こんな二元論の論争は終わらないでしょうね。

我々セイゲニストは、振り回されないようにしたいものです。
ここに正解があるのですから。
2019/11/11(Mon) 06:03 | URL | 猫 | 【編集
痩せ型糖尿病の発症リスクのマーカー
アメリカ人の糖尿病は肥満(BMI30以上)によるインスリン抵抗性が原因の場合が圧倒的に多いのでとにかく痩せれば糖尿病は良くなるでしょう。
では、日本人の痩せ型糖尿病はどうすれば良いのでしょう。BMI22以下の患者にもっと痩せろと言うのはナンセンスです。かえって死亡率が上がるでしょう。

では原因は何なのでしょう。

私の過去の検査データを見ると糖尿病確定診断の数年前からALT>ASTであることに気づきました。ALT、ASTどちらも単独では基準値を超えたことはありません。さらに糖質制限開始後ALT≦ASTになっています。要するに糖尿病発症時は軽度の脂肪肝が疑われます。この状態が長期に続けばインスリン抵抗性を主因?として糖尿病が発症するのではないかと仮説を立ててみました。
しかしながら、肝機能と糖尿病の関連性については情報が少なすぎて一筋縄では行きません。

以上、素人の日曜大工的研究です。

※この件はしらねのぞるば様にブログにまとめて頂いている途中です。
2019/11/11(Mon) 08:19 | URL | 西村 典彦 | 【編集
糖質制限を信じているならば、振り回されないように、ぶれないように、生きていく事です。自分の頭でしっかり考えることも必要です。アンチ糖質制限派がたくさんいる訳ですから。私、不安感などまったくありません。
2019/11/11(Mon) 09:47 | URL | ジェームズ中野 | 【編集
脂肪摂取量多いほど、脳卒中少ない
>1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
>4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。

「1」は江部信者には当たり前、「4」は案外気付かない点 = 盲点です。
脳卒中に当たると、ヨイヨイの後遺症が残る人が多いですよね。あれにはなりたくない、と私らこ は感じているので、毎日有塩バター 10g 食ってます。勿論、パンは食いません。納豆に混ぜて食ってますwww
他にも肉炒めなども毎日食っているのですから、「1群」にはなっていない、と信じてます。
2019/11/11(Mon) 09:59 | URL | らこ | 【編集
糖質制限否定派と製薬マネー
製薬マネーで「1,500万円超29人、糖尿病・循環器病の専門医に集中: 文科省調査」

https://www.wasedachronicle.org/articles/docyens/e11/

解り易い図式として糖質制限否定派、または糖質制限の効果を無視する有名医師は製薬会社から講師謝金やコンサルティング等の名目で謝礼金が入るということです。この製薬マネー・トップになった医師も糖尿病専門医で早期のインスリン治療や薬物療法の利点を「薬物介入パラダイム?」などと言って年間2900万円の謝礼を受け取っており、ずいぶん昔からやってますから数億円の謝礼金を手にしてるはずですね。
2019/11/11(Mon) 17:14 | URL | 駐在君 | 【編集
東洋経済の記事へのコメントについて
糖尿病ではない人にとって糖質制限は受け入れたくないことなのだと思います。(糖尿病の人でも)コメントを出している多くの人達は、炭水化物を諦めたくないのでしょう。だから糖質制限が健康に良い、というデータは無視したいのだと思います。美味しいパンや銀シャリを諦めるくらいなら長生きしなくても良い、と言いたいのでしょう。今、健康に問題が起きていない人がそう思うのは理解できることだと思いますが、転ばぬ先の杖、ということもあります。
私のようにパン一切れたべるとピューと血糖値が上がる身としては、糖質制限が唯一の選択です。
日本人として米をたべないなんて、という言い分もわからない事もないのですが、日本人だって、米(特に白米)をたべ始めた歴史は浅いのですよね。日本人としてより、縄文人として考えれば、納得が行くのでは?と思いますが…。
2019/11/11(Mon) 17:54 | URL | 佐野 貴子 | 【編集
Re: 痩せ型糖尿病の発症リスクのマーカー
西村 典彦さん

軽度の脂肪肝があれば
内蔵脂肪も増加している可能性がありますね。
内臓脂肪増加は確実に糖尿病リスクとなりますし、
インスリン抵抗性も増大させますね。
2019/11/11(Mon) 18:25 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限否定派と製薬マネー
駐在君

なるほど。
コメント、ありがとうございます。
年間2900万でも、10年続けば
2億9000万円ですね。
2019/11/11(Mon) 18:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 東洋経済の記事へのコメントについて
佐野 貴子 さん

仰る通りと思います。
歴史的には、日本人も
旧石器時代⇒縄文時代⇒弥生時代
と変遷してきました。

従って数万年間の狩猟・採集時代(糖質の少ない食事) を経て、
2500年前の弥生時代から、
初めて米を食べ始めたということですね。
2019/11/11(Mon) 18:42 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質摂取量と死亡リスクの関係
この研究データには炭水化物46.4%以上の場合のデータしかありませんが、摂取量を2000kcalとすると46.4%は糖質232gとなります。
これ以上は明らかに糖質過剰ですから、その影響で死亡リスクが上昇するのは当然と思います。

しかし、25%程度まで少なくすると、その場合も死亡リスクが上がると言う論文等も存在します。この場合の糖質量は125gです。
それを根拠として糖質制限は危険であると結論付ける場合があります。
もっと少ない場合(スーパー糖質制限など10%程度以下)はどうなるかを長期に研究したものはほとんど目にすることがありません。

では、25%(糖質125g)とはどういう状態でしょうか。

この糖質量は解糖系のエネルギー代謝が優位なギリギリの糖質量です。要するにケトン体はあまり産生されません。
要するに糖は最低限、ケトン体も最低限と言う状態です。

さらに糖質を少なくすると脂肪酸代謝が優位になり、ケトン体が産生されますが、ケトン体はエネルギーとしてのみならず、抗炎症作用などがあり、死亡リスクを低下させると考えられます。

血液検査値なども糖質制限者の場合とそうでない場合では、どう考えても標準値が違うのではないかと思わることがしばしばあります。
私は、脂肪酸代謝優位か、解糖系優位かと言うエネルギー代謝が全く違う集団を同一視することはできないと考えています。
よってケトン体が産生される低糖質食と25%以上の解糖系優位の場合を同一に比べることはナンセンスだと感じます。

結論として、25%~40%では、糖質が少なくなるほど死亡リスクは高くなる。40%以上の場合も多いほど死亡リスクは高くなる。
しかし、25%以下では、少ないほど死亡リスクが下さがり、糖質摂取量と総死亡リスクの関係は、3次曲線を描くのではないかと予想しています。

以上、素人の日曜大工的研究でした。
2019/11/12(Tue) 07:18 | URL | 西村典彦 | 【編集
Re: 糖質摂取量と死亡リスクの関係
西村典彦  さん

同感です。
医学界は「エビデンス」を強調していますが、「RCT」を金科玉条の如く崇め奉る風潮は如何なものかと思っています。
エビデンスを全く無視する必要もありませんがそれに振り回されるのも科学的ではないと思います。

基本、
「血糖値を直接上昇させるのは糖質のみ」
「高血糖は活性酸素を発生させ酸化ストレスリスクとなる」
「高糖質食は必ず食後高血糖を生じる」
「過剰なインスリンも活性酸素を発生させ酸化ストレスリスクとなる」
「ケトン体は抗炎症作用や臓器保護作用がある可能性が高い」

といった<生理学的事実>に基づいて論考を積み重ねていくほうが
科学的と私は考えています。
2019/11/12(Tue) 08:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:糖質摂取量と死亡リスクの関係、で返答に「再認識です!!」
都内河北 鈴木です。

コメント欄、13番目アップの
江部先生の返答の「基本」の5行の文言に、
「生還、覚醒、再覚醒、」している9年目の私には、
「時代進化・解明科学の再認識」になります言葉だなと考えます!!

私の「糖尿病・重症化」して殺されかけた状況から、
既存の糖尿病専門組織の進化皆無の「日本糖尿病学会」に
21年間の悪化から殺されかけた患者が、
3か月足らずでインスリン自主離脱出来「生還、」し、
以降後遺症「眼、脳梗塞、」が、「覚醒、再覚醒、」している、
9年目現在には、
江部先生「糖質制限理論」を私自身が体感出来て、
日増しに体調快調に成って行く自身が存在している事が、
嬉しく思います!!

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具


2019/11/12(Tue) 16:16 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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