2019年11月02日 (土)
こんにちは。
ときどき、コメントで質問などがありますので、
今回は、『糖質制限食と耐糖能』について考えてみます。
A)正常人
耐糖能正常な人が
スーパー糖質制限食を続けていて、
いきなり糖質摂取すると
血糖値が爆上がりする人が、時々おられます。
勿論、どうもない人もいます。
75g経口ブドウ糖負荷試験を実施する前の3日間は
150g/日以上の糖質を摂取することが推奨されています。
つまり、しばらく糖質制限食を続けていると、
いきなりの大量の糖質摂取に対して、
β細胞の準備ができていないので今までよりも、
血糖が上昇する人がいることは間違いないです。
しかし、スーパー糖質制限中でも、インスリン基礎分泌は出ていますし
野菜分の1回に約10gの糖質摂取に対して、
追加分泌インスリンも少量は出ています。
また、たんぱく質の摂取でもインスリンとグルカゴンが分泌されます。
従ってスーパー糖質制限食実践中でも、β細胞はある程度活動しています。
また、過剰な糖質摂取に対してβ細胞が疲弊して、
分泌能力が極端に減ってしまって発症するペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)が知られていますが、
スーパー糖質制限食の場合は、
β細胞は一定の休息を得て、疲弊はなく、基本的に元気です。
つまり、本当に耐糖能が低下しているのではないのです。
従って、150g/日の糖質を3日間摂取して、準備期間をおけば
β細胞はしっかりインスリンを分泌するので、本来の耐糖能に戻ると思います。
☆
「糖質制限食を行うと耐糖能が低下する」という説を最初に唱えたのは、
ヒムスワースです。
「健康人に糖質の少ない食事を1週間与えて糖負荷試験を行った。高糖質食を与えたときには耐糖能は正常であったのに、
低糖質食によって糖尿病と判定されるほどに耐糖能が悪化した。」
というのが、ヒムスワースが1935年に発表した論文の結論です。
Himsworth HP. The dietetic factor determining the glucose tolerance and sensitivity to insulin of healthy men. Clin Sci 2, 67-94, 1935.
☆☆
ウィルカーソンらは
「糖質制限食を行っても耐糖能は低下しない」という論文を発表しました。
1960年、ウィルカーソン(Wilkerson)らが、
複数の受刑者を被験者として低糖質食が耐糖能に与える影響を再検討して、
糖質の摂取量を1日50グラムに制限しても、
耐糖能には大きな影響を及ぼさないという報告を行いました。
この報告がNew England Journal of Medicineという
影響力の大きな医学誌に掲載されました。
Wilkerson HLC, Hyman C, Kaufman M, McCuistion AC, Francis JO. Diagnostic evaluation of oral glucose tolerance tests in nondiabetic subjects after various levels of carbohydrate intake. N Engl J Med 262, 1047-1053, 1960.
B)糖尿人
2型糖尿病の診断基準をしっかり満たした人が、
1年間のスーパー糖質制限食実践で血糖値もHbA1cも正常値となり、
試しに白ご飯を一人前(糖質量は55g)摂取しても、
血糖はピーク140mg/dlを超えなくなった例もあります。
これは、スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、
β細胞が回復して耐糖能も改善したためと考えられます。
2008/10/29のブログ「糖質制限食と耐糖能改善」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-590.html
もご参照いただけば幸いです。
以下は、糖尿人・江部康二のHOMA-βの推移です。
HOMA-β HbA1c(NGSP)
2004年: 12 5.5%(4.6~6.2)
2008年: 21 5.7%
2009年: 29 5.7%
2012年: 40 5.9%
2014年: 40 5.7%
2015年: 25.0 5.9%
2016年: 40.6 5.9%
2017年: 22.97 5.8%
2018年: 31.6 5.7%
2019年: 36.0 5.8%
HOMA-β ・・・正常値:40-60
インスリン分泌能は、トータルにみると少し改善していて、
一定の波はありますが、ほぼ維持できているようです。
C)境界人
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生の論文
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
(ニュージーランドの英文雑誌)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
Diabetes Metab Syndr Obes. 2014; 7: 195–201.
Retrospective study on the efficacy of a low-carbohydrate diet for impaired glucose tolerance
Satoshi Maekawa,1 Tetsuya Kawahara,2 Ryosuke Nomura,1 Takayuki Murase,1 Yasuyoshi Ann,1 Masayuki Oeholm,1 and Masaru Harada3
12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質)により、
境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
糖尿病発症は0名(0%)。
対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
28名(78%)は不変でIGTのまま。
5名(14%)が糖尿病発症です。
糖質制限食実践により、境界型糖尿病の耐糖能が69%も正常化していて、
対照群に比べて素晴らしい成果です。
江部康二
ときどき、コメントで質問などがありますので、
今回は、『糖質制限食と耐糖能』について考えてみます。
A)正常人
耐糖能正常な人が
スーパー糖質制限食を続けていて、
いきなり糖質摂取すると
血糖値が爆上がりする人が、時々おられます。
勿論、どうもない人もいます。
75g経口ブドウ糖負荷試験を実施する前の3日間は
150g/日以上の糖質を摂取することが推奨されています。
つまり、しばらく糖質制限食を続けていると、
いきなりの大量の糖質摂取に対して、
β細胞の準備ができていないので今までよりも、
血糖が上昇する人がいることは間違いないです。
しかし、スーパー糖質制限中でも、インスリン基礎分泌は出ていますし
野菜分の1回に約10gの糖質摂取に対して、
追加分泌インスリンも少量は出ています。
また、たんぱく質の摂取でもインスリンとグルカゴンが分泌されます。
従ってスーパー糖質制限食実践中でも、β細胞はある程度活動しています。
また、過剰な糖質摂取に対してβ細胞が疲弊して、
分泌能力が極端に減ってしまって発症するペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)が知られていますが、
スーパー糖質制限食の場合は、
β細胞は一定の休息を得て、疲弊はなく、基本的に元気です。
つまり、本当に耐糖能が低下しているのではないのです。
従って、150g/日の糖質を3日間摂取して、準備期間をおけば
β細胞はしっかりインスリンを分泌するので、本来の耐糖能に戻ると思います。
☆
「糖質制限食を行うと耐糖能が低下する」という説を最初に唱えたのは、
ヒムスワースです。
「健康人に糖質の少ない食事を1週間与えて糖負荷試験を行った。高糖質食を与えたときには耐糖能は正常であったのに、
低糖質食によって糖尿病と判定されるほどに耐糖能が悪化した。」
というのが、ヒムスワースが1935年に発表した論文の結論です。
Himsworth HP. The dietetic factor determining the glucose tolerance and sensitivity to insulin of healthy men. Clin Sci 2, 67-94, 1935.
☆☆
ウィルカーソンらは
「糖質制限食を行っても耐糖能は低下しない」という論文を発表しました。
1960年、ウィルカーソン(Wilkerson)らが、
複数の受刑者を被験者として低糖質食が耐糖能に与える影響を再検討して、
糖質の摂取量を1日50グラムに制限しても、
耐糖能には大きな影響を及ぼさないという報告を行いました。
この報告がNew England Journal of Medicineという
影響力の大きな医学誌に掲載されました。
Wilkerson HLC, Hyman C, Kaufman M, McCuistion AC, Francis JO. Diagnostic evaluation of oral glucose tolerance tests in nondiabetic subjects after various levels of carbohydrate intake. N Engl J Med 262, 1047-1053, 1960.
B)糖尿人
2型糖尿病の診断基準をしっかり満たした人が、
1年間のスーパー糖質制限食実践で血糖値もHbA1cも正常値となり、
試しに白ご飯を一人前(糖質量は55g)摂取しても、
血糖はピーク140mg/dlを超えなくなった例もあります。
これは、スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、
β細胞が回復して耐糖能も改善したためと考えられます。
2008/10/29のブログ「糖質制限食と耐糖能改善」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-590.html
もご参照いただけば幸いです。
以下は、糖尿人・江部康二のHOMA-βの推移です。
HOMA-β HbA1c(NGSP)
2004年: 12 5.5%(4.6~6.2)
2008年: 21 5.7%
2009年: 29 5.7%
2012年: 40 5.9%
2014年: 40 5.7%
2015年: 25.0 5.9%
2016年: 40.6 5.9%
2017年: 22.97 5.8%
2018年: 31.6 5.7%
2019年: 36.0 5.8%
HOMA-β ・・・正常値:40-60
インスリン分泌能は、トータルにみると少し改善していて、
一定の波はありますが、ほぼ維持できているようです。
C)境界人
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生の論文
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
(ニュージーランドの英文雑誌)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
Diabetes Metab Syndr Obes. 2014; 7: 195–201.
Retrospective study on the efficacy of a low-carbohydrate diet for impaired glucose tolerance
Satoshi Maekawa,1 Tetsuya Kawahara,2 Ryosuke Nomura,1 Takayuki Murase,1 Yasuyoshi Ann,1 Masayuki Oeholm,1 and Masaru Harada3
12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質)により、
境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
糖尿病発症は0名(0%)。
対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
28名(78%)は不変でIGTのまま。
5名(14%)が糖尿病発症です。
糖質制限食実践により、境界型糖尿病の耐糖能が69%も正常化していて、
対照群に比べて素晴らしい成果です。
江部康二
いつもありがとうございます。久しぶりに質問させて頂きます。身内が脳腫瘍となり2週間前から1日5gの糖質制限をしています。入院中も続けています。3キロ痩せてむくみがとれた感じです。3日後に手術です。手術後点滴等で高血糖からの低血糖を心配しています。5g糖質制限は続けていくつもりです。よろしくお願い致します。
都内河北 鈴木です。
本日の「耐糖能」改善には、嬉しく思いますが、
私は「糖尿病・重症化してインスリン増量のしていた患者として、
江部先生「糖質制限理論」で
「生還、覚醒、再覚醒、」している現在にも、
今後も糖質食材を食べようとは考えもしません!!」
何故なら、江部先生も仰っていた、私は現在も「糖尿病患者である!!」事を
念頭に入れて、「糖質・害毒」だと認識して、
自身で「21年間の悪化への恐怖を自覚していますからです!!」
前回の内科検査でも、チョイとした糖質食材に手を出した事から、
血糖値・数値変動しました事はコメントしましたが、
私は「江部先生の糖尿病患者だとの発言通り!!」だなと、
痛感してます!!
「数値変動」あっても、「糖尿病薬」服用は有りません事は伝えておきます!!
「糖質・害毒」は人体には世界で解明公表されても、
私自身が「日本糖尿病学会」病院、担当医が、医療世界情報に無知、隠蔽されて、「悪化から殺されかけた」当事者患者の私が、
「生還、覚醒、再覚醒、」証明して9年現在も、
「糖質・害毒」を公表し指導しない
専門組織「日本糖尿病学会」には、
不信感が増すばかりです!!
何故この「改善皆無の理論信奉の専門組織」の「日本糖尿病学会」が
存在しているのか、意味があるのかです??!!
江部先生「糖質晴制限理論」は、2005年発表です!!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
本日の「耐糖能」改善には、嬉しく思いますが、
私は「糖尿病・重症化してインスリン増量のしていた患者として、
江部先生「糖質制限理論」で
「生還、覚醒、再覚醒、」している現在にも、
今後も糖質食材を食べようとは考えもしません!!」
何故なら、江部先生も仰っていた、私は現在も「糖尿病患者である!!」事を
念頭に入れて、「糖質・害毒」だと認識して、
自身で「21年間の悪化への恐怖を自覚していますからです!!」
前回の内科検査でも、チョイとした糖質食材に手を出した事から、
血糖値・数値変動しました事はコメントしましたが、
私は「江部先生の糖尿病患者だとの発言通り!!」だなと、
痛感してます!!
「数値変動」あっても、「糖尿病薬」服用は有りません事は伝えておきます!!
「糖質・害毒」は人体には世界で解明公表されても、
私自身が「日本糖尿病学会」病院、担当医が、医療世界情報に無知、隠蔽されて、「悪化から殺されかけた」当事者患者の私が、
「生還、覚醒、再覚醒、」証明して9年現在も、
「糖質・害毒」を公表し指導しない
専門組織「日本糖尿病学会」には、
不信感が増すばかりです!!
何故この「改善皆無の理論信奉の専門組織」の「日本糖尿病学会」が
存在しているのか、意味があるのかです??!!
江部先生「糖質晴制限理論」は、2005年発表です!!!
江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/11/03(Sun) 12:35 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
>12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質)により、
>境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
>11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
>糖尿病発症は0名(0%)。
>
>対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
>28名(78%)は不変でIGTのまま。
>5名(14%)が糖尿病発症です。
◎12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質) = 40g/1食
間食無し3食計算だと、上記計算値になります。
◎『境界人にはロカボは有効』にはなる
糖尿病発症ゼロですからね。境界人でさえ糖尿病発症ゼロだから健常人もロカボを一生続ければ発症しない。
だが
◎『糖尿病発症者がロカボで合併症完治』は照明されていない
です。
◎スーパー糖質制限食実行で多くの合併症発症患者が合併症完治
は、江部先生患者、夏井先生患者、宗田先生患者、深作先生患者と、皮膚病、妊婦、幼児、歯周病、と広く実在しています。
1.糖尿病発症者はスーパー糖質制限食実行
2.境界人ならば、スタンダード糖質制限食実行でも効果あり
これが、医学的事実のようですね。
>境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
>11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
>糖尿病発症は0名(0%)。
>
>対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
>28名(78%)は不変でIGTのまま。
>5名(14%)が糖尿病発症です。
◎12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質) = 40g/1食
間食無し3食計算だと、上記計算値になります。
◎『境界人にはロカボは有効』にはなる
糖尿病発症ゼロですからね。境界人でさえ糖尿病発症ゼロだから健常人もロカボを一生続ければ発症しない。
だが
◎『糖尿病発症者がロカボで合併症完治』は照明されていない
です。
◎スーパー糖質制限食実行で多くの合併症発症患者が合併症完治
は、江部先生患者、夏井先生患者、宗田先生患者、深作先生患者と、皮膚病、妊婦、幼児、歯周病、と広く実在しています。
1.糖尿病発症者はスーパー糖質制限食実行
2.境界人ならば、スタンダード糖質制限食実行でも効果あり
これが、医学的事実のようですね。
2019/11/03(Sun) 16:17 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
そうですね。
1.糖尿病発症者はスーパー糖質制限食実行
2.境界人ならば、緩やかな糖質制限食実行でも効果あり
と言えると思います。
私のような糖尿人でもスーパー糖質制限食を実践する限りは健常人です。
しかし、糖尿が治っているわけではないので、糖質を食べたら糖尿人です。
なお山田悟先生も
RCT論文を発表されています。
山田悟先生ご自身も
RCT論文を発表されています。
【日本人糖尿病患者の食事アプローチ:系統的レビュー
http://www.mdpi.com/2072-6643/10/8/1080/htm
山田 悟、壁谷悠介、能登 洋
Nutrients 2018, 10(8), 1080; https://doi.org/10.3390/nu10081080
我々の研究によると、
特に日本の糖尿病患者の食生活についてのエビデンスはほとんどなく、
日本糖尿病学会が唯一の食事管理アプローチで推奨しているエネルギー制限食は、
科学的根拠によって支持されていないことが明らかになった。
我々の知見は、エネルギー制限食ではなく炭水化物制限食が、
日本人患者の糖尿病管理に短期的な利益をもたらすかもしれないことを示唆している。
しかし、我々の分析は限られた数の小規模無作為化比較試験に基づいているため、
これらの患者の食事療法を検討する大規模かつ、
または長期の試験が、我々の知見を確認するために必要である。】
そうですね。
1.糖尿病発症者はスーパー糖質制限食実行
2.境界人ならば、緩やかな糖質制限食実行でも効果あり
と言えると思います。
私のような糖尿人でもスーパー糖質制限食を実践する限りは健常人です。
しかし、糖尿が治っているわけではないので、糖質を食べたら糖尿人です。
なお山田悟先生も
RCT論文を発表されています。
山田悟先生ご自身も
RCT論文を発表されています。
【日本人糖尿病患者の食事アプローチ:系統的レビュー
http://www.mdpi.com/2072-6643/10/8/1080/htm
山田 悟、壁谷悠介、能登 洋
Nutrients 2018, 10(8), 1080; https://doi.org/10.3390/nu10081080
我々の研究によると、
特に日本の糖尿病患者の食生活についてのエビデンスはほとんどなく、
日本糖尿病学会が唯一の食事管理アプローチで推奨しているエネルギー制限食は、
科学的根拠によって支持されていないことが明らかになった。
我々の知見は、エネルギー制限食ではなく炭水化物制限食が、
日本人患者の糖尿病管理に短期的な利益をもたらすかもしれないことを示唆している。
しかし、我々の分析は限られた数の小規模無作為化比較試験に基づいているため、
これらの患者の食事療法を検討する大規模かつ、
または長期の試験が、我々の知見を確認するために必要である。】
2019/11/03(Sun) 17:43 | URL | ドクター江部 | 【編集】
>1.糖尿病発症者はスーパー糖質制限食実行
>2.境界人ならば、緩やかな糖質制限食実行でも効果あり
「緩やかな糖質制限食実行 = スタンダード糖質制限食実行」ですよね。
◎「緩やかな糖質制限食実行」では『糖質中毒』は解消していない
ですよね。
私らこ だけでなく、江部先生も夏井先生も「アルコール中毒」です。毎晩、(内科医推薦のアルコール摂取量以上の)蒸留酒飲んでますwww
1.毎晩、内科医推薦値以上の蒸留酒接収
2.但し、アルコール摂取前に「手の震え」は無い
の状態、と思われます。
アルコール中毒も、進行すると、「朝から飲酒」になります。それより軽いと「昼から飲酒」になります。私らこ父は「昼から飲酒」のアル中でした(泣
◎糖質中毒は、アルコール中毒と同程度かそれ以上
に感じます。
◎江部先生も夏井先生も私らこ も「毎晩蒸留酒で留まっている = スタンダードアルコール制限食実行」
ですよねwww
「手の震え」も無いし、「眠くなる」とかも無い。但し、禁断症状は 少なくとも私らこ にはあって
◎寝付けない
でした。1晩飲まなかったら、朝明けましたw
そのまま、次の夜になっても、眠くなりませんでした。このまま2晩徹夜すると、相当体に影響する、と思って、焼酎飲んで、即寝ました。
◎「スーパー糖質制限食実行」すれば糖質中毒は完全解消
◎「スタンダード糖質制限食実行」だと「糖質中毒はどの程度に収まるか?」
が1つの焦点だと感じます。「糖質中毒自体は無害」です。「アルコール中毒自体が無害」と同じです。
◎「アルコール中毒 = 人体への重篤な害毒」ならば、江部先生&夏井先生&私らこ は重篤な合併症発症 or 死んでる
ですから。
朝から飲酒している重篤なアルコール中毒患者は、社会から「迷惑物」に扱われます。
しかし、江部先生&夏井先生は「社会から貴重に感じられている存在」です。私らこ は「社会から存在は感じられない一般人」ですwww
◎「アルコール中毒境界人 = 江部先生&夏井先生&私らこ は、深刻アルコール中毒患者よりも多くのアルコール摂取しても、境界人なので進行しない」
の可能性高いですよね。
元に戻る可能性は「限りなくゼロ」ですが。
「死因はアルコール中毒」になると、夏井先生が書いてますwww
>2.境界人ならば、緩やかな糖質制限食実行でも効果あり
「緩やかな糖質制限食実行 = スタンダード糖質制限食実行」ですよね。
◎「緩やかな糖質制限食実行」では『糖質中毒』は解消していない
ですよね。
私らこ だけでなく、江部先生も夏井先生も「アルコール中毒」です。毎晩、(内科医推薦のアルコール摂取量以上の)蒸留酒飲んでますwww
1.毎晩、内科医推薦値以上の蒸留酒接収
2.但し、アルコール摂取前に「手の震え」は無い
の状態、と思われます。
アルコール中毒も、進行すると、「朝から飲酒」になります。それより軽いと「昼から飲酒」になります。私らこ父は「昼から飲酒」のアル中でした(泣
◎糖質中毒は、アルコール中毒と同程度かそれ以上
に感じます。
◎江部先生も夏井先生も私らこ も「毎晩蒸留酒で留まっている = スタンダードアルコール制限食実行」
ですよねwww
「手の震え」も無いし、「眠くなる」とかも無い。但し、禁断症状は 少なくとも私らこ にはあって
◎寝付けない
でした。1晩飲まなかったら、朝明けましたw
そのまま、次の夜になっても、眠くなりませんでした。このまま2晩徹夜すると、相当体に影響する、と思って、焼酎飲んで、即寝ました。
◎「スーパー糖質制限食実行」すれば糖質中毒は完全解消
◎「スタンダード糖質制限食実行」だと「糖質中毒はどの程度に収まるか?」
が1つの焦点だと感じます。「糖質中毒自体は無害」です。「アルコール中毒自体が無害」と同じです。
◎「アルコール中毒 = 人体への重篤な害毒」ならば、江部先生&夏井先生&私らこ は重篤な合併症発症 or 死んでる
ですから。
朝から飲酒している重篤なアルコール中毒患者は、社会から「迷惑物」に扱われます。
しかし、江部先生&夏井先生は「社会から貴重に感じられている存在」です。私らこ は「社会から存在は感じられない一般人」ですwww
◎「アルコール中毒境界人 = 江部先生&夏井先生&私らこ は、深刻アルコール中毒患者よりも多くのアルコール摂取しても、境界人なので進行しない」
の可能性高いですよね。
元に戻る可能性は「限りなくゼロ」ですが。
「死因はアルコール中毒」になると、夏井先生が書いてますwww
2019/11/04(Mon) 00:53 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
<高雄病院方式糖質制限食>
1 スーパー糖質制限食(3食主食なし)⇒ 回の食事の糖質量が20g以下が目安
2 スタンダード糖質制限食(夕食を含む2食主食なし)
3 プチ糖質制限食(夕食の1食だけ主食なし)
<山田悟医師の提唱する緩やかな糖質制限食>
1回の食事の糖質量が、20~40gが目安
以上が、各糖質制限食の定義です。
米国糖尿病学会の糖質制限食の定義は、1日に130g以下です。
「アルコール依存症」の場合と比較すると「糖質依存症」は、
「「プチ糖質制限食」を実践できただけでも、依存度は改善していると見なすことが可能と思います。
また、スーパー糖質制限食」でも、1回の食事の糖質量が10~20gは摂取します。
アルコール依存症の治療は、基本的にはアルコールゼロが目安ですので、
糖質依存症の治療とは、少し異なると思います。
なお、私・江部康二は、まれにアルコールゼロの日も設けて、実験しますが、睡眠良好です。
従って幸い「アルコール依存症」の診断基準には当てはまりません。 (^^)
<高雄病院方式糖質制限食>
1 スーパー糖質制限食(3食主食なし)⇒ 回の食事の糖質量が20g以下が目安
2 スタンダード糖質制限食(夕食を含む2食主食なし)
3 プチ糖質制限食(夕食の1食だけ主食なし)
<山田悟医師の提唱する緩やかな糖質制限食>
1回の食事の糖質量が、20~40gが目安
以上が、各糖質制限食の定義です。
米国糖尿病学会の糖質制限食の定義は、1日に130g以下です。
「アルコール依存症」の場合と比較すると「糖質依存症」は、
「「プチ糖質制限食」を実践できただけでも、依存度は改善していると見なすことが可能と思います。
また、スーパー糖質制限食」でも、1回の食事の糖質量が10~20gは摂取します。
アルコール依存症の治療は、基本的にはアルコールゼロが目安ですので、
糖質依存症の治療とは、少し異なると思います。
なお、私・江部康二は、まれにアルコールゼロの日も設けて、実験しますが、睡眠良好です。
従って幸い「アルコール依存症」の診断基準には当てはまりません。 (^^)
2019/11/04(Mon) 08:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こゆはり さん
術後の点滴ですが、ブドウ糖が含まれていないものがあります。
ラクテック注、生理的食塩水、ポタコールRは、
ブドウ糖含有量はゼロで血糖値上昇もありません。
主治医と相談して頂けば幸いです。
術後の点滴ですが、ブドウ糖が含まれていないものがあります。
ラクテック注、生理的食塩水、ポタコールRは、
ブドウ糖含有量はゼロで血糖値上昇もありません。
主治医と相談して頂けば幸いです。
2019/11/04(Mon) 09:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
>なお、私・江部康二は、まれにアルコールゼロの日も設けて、実験しますが、睡眠良好です。
>従って幸い「アルコール依存症」の診断基準には当てはまりません。 (^^)
1.「アルコール依存症」では無いが
2.「アルコール中毒」のように思えるwww
境界人なのかもしれませんが。
>従って幸い「アルコール依存症」の診断基準には当てはまりません。 (^^)
1.「アルコール依存症」では無いが
2.「アルコール中毒」のように思えるwww
境界人なのかもしれませんが。
2019/11/04(Mon) 12:29 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
「アルコール大好き症候群」では、如何でしょう?
「アルコール大好き症候群」では、如何でしょう?
2019/11/04(Mon) 19:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しいなかコメントありがとうございました。ほっと致しました。主治医と相談致します。
江部先生&夏井先生で決めて下さいwww
2019/11/04(Mon) 22:58 | URL | らこ | 【編集】
初めましてずっとご著書とブログは読ませていただいております。今日の話題はまさに今の関心ごとだったので書き込ませていただきます。
私は1日糖質5g以下の断糖をしています。一度ゆるやかな糖質制限に失敗して(糖質依存が残っていました)、今回アトキンス式の方法で最初にきつめの断糖をしたら、これの方が楽じゃないかとそのまま糖質は増やさず断糖している次第です。
断糖して6ヶ月になりますが、耐糖能は相当弱くなっているのでしょう、外食のちょっとの「隠れ糖質」に反応して体重が増加してしまいます。自宅で豚バラや茹で卵を食べている時は大丈夫なのに、コンビニのプロセスチーズとかでは体重が増えます。ちょうど外国人のアテンドで高級ホテルのバッフェ朝食がある生活を。たった1週間して3キロ太ってしまったところでした。(バターコヒーだけ摂取の断食4日で戻しました)
しかし、断糖の一番のメリットは「糖質依存」から解放されたことだと思っています。現在糖質食を欲しいという欲求はまったくといっていいほどありません。なので糖質オフスイーツなども一切必要になりません。
耐糖能は断糖をしていると非常に弱くなりますが、そもそも一生の断糖生活が前提なら、そもそも糖質は摂らないので、それはデメリットではなく、断糖により糖質依存がなくなるメリットの方が大きいと思っています。
私は1日糖質5g以下の断糖をしています。一度ゆるやかな糖質制限に失敗して(糖質依存が残っていました)、今回アトキンス式の方法で最初にきつめの断糖をしたら、これの方が楽じゃないかとそのまま糖質は増やさず断糖している次第です。
断糖して6ヶ月になりますが、耐糖能は相当弱くなっているのでしょう、外食のちょっとの「隠れ糖質」に反応して体重が増加してしまいます。自宅で豚バラや茹で卵を食べている時は大丈夫なのに、コンビニのプロセスチーズとかでは体重が増えます。ちょうど外国人のアテンドで高級ホテルのバッフェ朝食がある生活を。たった1週間して3キロ太ってしまったところでした。(バターコヒーだけ摂取の断食4日で戻しました)
しかし、断糖の一番のメリットは「糖質依存」から解放されたことだと思っています。現在糖質食を欲しいという欲求はまったくといっていいほどありません。なので糖質オフスイーツなども一切必要になりません。
耐糖能は断糖をしていると非常に弱くなりますが、そもそも一生の断糖生活が前提なら、そもそも糖質は摂らないので、それはデメリットではなく、断糖により糖質依存がなくなるメリットの方が大きいと思っています。
江部先生
いつもブログで勉強させて頂いております。
コメント失礼いたします。
わたしは糖尿病で、糖質摂取して無事出産した者です。
産後、母乳育児であまり血糖値が上がらないので、ゆるい糖質制限をしたりサボったりしていたのですが、11月2日の土曜日に断乳してから、糖質をほとんど取っていないのに、血糖値が急上昇するようになりました。4日の月曜日から一日一食にし、レタス1パックに小エビとトロロ昆布とエゴマ油と麻の実ナッツと海苔をかけたものしか食べていません。にもかかわらず、おとといの空腹時血糖値は80台、昨日の空腹時血糖値は90台、特に、今日の明け方から急に血糖値が上がり始め、何も食べていないにもかかわらず、朝起きてからじわじわと上昇し始め、今は空腹時120に迫る勢いです。
授乳中は、お腹が減って常に食べている状態でした。糖質も一回あたり40くらいは食べていて、カロリーも相当取っていましたが、空腹時血糖値80から90、食後血糖値も120までしか上がっていなかったと思います。断乳してから食欲が落ち着いたのですが、血糖値が上がり続けています!
これはどういった現象なのでしょうか?
いつもブログで勉強させて頂いております。
コメント失礼いたします。
わたしは糖尿病で、糖質摂取して無事出産した者です。
産後、母乳育児であまり血糖値が上がらないので、ゆるい糖質制限をしたりサボったりしていたのですが、11月2日の土曜日に断乳してから、糖質をほとんど取っていないのに、血糖値が急上昇するようになりました。4日の月曜日から一日一食にし、レタス1パックに小エビとトロロ昆布とエゴマ油と麻の実ナッツと海苔をかけたものしか食べていません。にもかかわらず、おとといの空腹時血糖値は80台、昨日の空腹時血糖値は90台、特に、今日の明け方から急に血糖値が上がり始め、何も食べていないにもかかわらず、朝起きてからじわじわと上昇し始め、今は空腹時120に迫る勢いです。
授乳中は、お腹が減って常に食べている状態でした。糖質も一回あたり40くらいは食べていて、カロリーも相当取っていましたが、空腹時血糖値80から90、食後血糖値も120までしか上がっていなかったと思います。断乳してから食欲が落ち着いたのですが、血糖値が上がり続けています!
これはどういった現象なのでしょうか?
小原玲 さん
貴重な体験報告をありがとうございます。
個人差はいろいろあると思いますが、とても参考になります。
貴重な体験報告をありがとうございます。
個人差はいろいろあると思いますが、とても参考になります。
2019/11/08(Fri) 08:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
オタオタ さん
もともと糖尿病ですので、糖尿病妊娠ですね。
妊娠中も糖質を摂取しておられたなら、インスリン注射をしていたということでしょうか。
ともあれ、授乳中は、母体の栄養分を、血糖も含めて赤ちゃんがどんどん取っていくので、
母親の血糖値は上昇しにくいのです。
断乳したら、その分、血糖値は上昇しやすくなります。
もともと糖尿病であれば、
「おとといの空腹時血糖値は80台、昨日の空腹時血糖値は90台、特に、今日の明け方から急に血糖値が上がり始め、何も食べていないにもかかわらず、朝起きてからじわじわと上昇し始め、今は空腹時120に迫る勢いです。」
こんなものと思います。
もともと糖尿病ですので、糖尿病妊娠ですね。
妊娠中も糖質を摂取しておられたなら、インスリン注射をしていたということでしょうか。
ともあれ、授乳中は、母体の栄養分を、血糖も含めて赤ちゃんがどんどん取っていくので、
母親の血糖値は上昇しにくいのです。
断乳したら、その分、血糖値は上昇しやすくなります。
もともと糖尿病であれば、
「おとといの空腹時血糖値は80台、昨日の空腹時血糖値は90台、特に、今日の明け方から急に血糖値が上がり始め、何も食べていないにもかかわらず、朝起きてからじわじわと上昇し始め、今は空腹時120に迫る勢いです。」
こんなものと思います。
2019/11/08(Fri) 08:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、お忙しい中返信ありがとうございます。
妊娠中に妊娠糖尿病が発覚し、慌てて宗田先生の病院へ転院し、糖質制限して出産しました。
自分が糖尿とは寝耳に水の事で、
スイーツ大好き人間だったので、もしかしたら妊娠前から糖尿だったのかもしれないと、
自分では思っております。
産後1ヶ月たって、75グラム負荷試験をした所、
血糖値BS前49
60分 277
120分 359
総ケトン体4940
アセト酢酸605
3ヒドロキシ酪酸4335
インスリン前0.4以下
インスリン60分 19.6
インスリン120分 33.2
グリコアルブミン酵素法11.9
という結果でした。
出産後は、ゆるやかな糖質制限は続けたり、サボったり、時々ストレスからドカ食いしたりしてましたが、、だいたい一食あたり30から40グラムくらいの糖質摂取をしており、
負荷試験前3日間に、一日150グラムの糖質をきちんと取ってから試験に臨まないと、正確な検査結果は出ないという事を知らなかったため、負荷試験3日前はゆるい
糖質制限したままの結果です。
ブドウ糖サイダー摂取後の60分後と120分後は血糖値が爆上がりしているのですが、
宗田先生からは、「糖質制限してたからこんなに上がったんじゃないの?
あなたは糖尿病じゃないよ」
と言われました。
江部先生から見ても、この検査結果は糖尿病じゃないと思われますか?
ちなみに、私は妊娠中から柿半分や蕎麦40グラム食べただけで、180まで血糖値が上がります。。
妊娠中に妊娠糖尿病が発覚し、慌てて宗田先生の病院へ転院し、糖質制限して出産しました。
自分が糖尿とは寝耳に水の事で、
スイーツ大好き人間だったので、もしかしたら妊娠前から糖尿だったのかもしれないと、
自分では思っております。
産後1ヶ月たって、75グラム負荷試験をした所、
血糖値BS前49
60分 277
120分 359
総ケトン体4940
アセト酢酸605
3ヒドロキシ酪酸4335
インスリン前0.4以下
インスリン60分 19.6
インスリン120分 33.2
グリコアルブミン酵素法11.9
という結果でした。
出産後は、ゆるやかな糖質制限は続けたり、サボったり、時々ストレスからドカ食いしたりしてましたが、、だいたい一食あたり30から40グラムくらいの糖質摂取をしており、
負荷試験前3日間に、一日150グラムの糖質をきちんと取ってから試験に臨まないと、正確な検査結果は出ないという事を知らなかったため、負荷試験3日前はゆるい
糖質制限したままの結果です。
ブドウ糖サイダー摂取後の60分後と120分後は血糖値が爆上がりしているのですが、
宗田先生からは、「糖質制限してたからこんなに上がったんじゃないの?
あなたは糖尿病じゃないよ」
と言われました。
江部先生から見ても、この検査結果は糖尿病じゃないと思われますか?
ちなみに、私は妊娠中から柿半分や蕎麦40グラム食べただけで、180まで血糖値が上がります。。
2019/11/08(Fri) 13:47 | URL | オタオタ | 【編集】
追記
何度も申し訳ありません。
宗田先生の所では、糖質制限しながらの、インスリン注射無しで、出産でお世話になりました事を書き忘れておりました。
断乳後にこまめに血糖値を計り始めたのですが、
起床後すぐは、血糖値がだいたい100くらいなのですが、
朝食を全く摂取せずに家事をしているのに、午前中は勝手に血糖値が上がり続け、
120くらいまで上がったり、150超える日や、160超える日もあります!
何も食べていないにもかかわらず、勝手に血糖値が上がり続けるのです!!
これは一体どういう現象なのでしょうか??
もう、どうしたら良いのか、途方に暮れております。
ちなみに、断乳してから血糖値急上昇現象が怖くて、レタスのサラダや、ピスタチオ、マカダミアナッツくらいしか食べていません。。
何度も申し訳ありません。
宗田先生の所では、糖質制限しながらの、インスリン注射無しで、出産でお世話になりました事を書き忘れておりました。
断乳後にこまめに血糖値を計り始めたのですが、
起床後すぐは、血糖値がだいたい100くらいなのですが、
朝食を全く摂取せずに家事をしているのに、午前中は勝手に血糖値が上がり続け、
120くらいまで上がったり、150超える日や、160超える日もあります!
何も食べていないにもかかわらず、勝手に血糖値が上がり続けるのです!!
これは一体どういう現象なのでしょうか??
もう、どうしたら良いのか、途方に暮れております。
ちなみに、断乳してから血糖値急上昇現象が怖くて、レタスのサラダや、ピスタチオ、マカダミアナッツくらいしか食べていません。。
2019/11/08(Fri) 14:55 | URL | オタオタ | 【編集】
オタオタ さん
宗田先生からは、「糖質制限してたからこんなに上がったんじゃないの?
あなたは糖尿病じゃないよ」
宗田先生のご意見もあり得ると思います。
一方、妊娠糖尿病になるということは、正常妊婦に比べると
もともと、耐糖能に一定の問題があったということなので、
糖尿病である可能性も残ります。
確かめるには、150g/日の糖質を3日間摂取して、
そのあと、75gブドウ糖負荷試験でなくても
75gの糖質を含む食材を食べて、自分で血糖自己測定器で食後血糖値を
調べると良いでしょう。
宗田先生からは、「糖質制限してたからこんなに上がったんじゃないの?
あなたは糖尿病じゃないよ」
宗田先生のご意見もあり得ると思います。
一方、妊娠糖尿病になるということは、正常妊婦に比べると
もともと、耐糖能に一定の問題があったということなので、
糖尿病である可能性も残ります。
確かめるには、150g/日の糖質を3日間摂取して、
そのあと、75gブドウ糖負荷試験でなくても
75gの糖質を含む食材を食べて、自分で血糖自己測定器で食後血糖値を
調べると良いでしょう。
2019/11/08(Fri) 17:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
オタオタ さん
『宗田先生の所では、糖質制限しながらの、インスリン注射無しで、出産でお世話になりました事』
それは素晴らしいことです。
起床後も肝臓が『糖新生』を活発に行っているので
食事していないのに血糖値が上昇するのだと思います。
「レタスのサラダや、ピスタチオ、マカダミアナッツ」
これでは鉄も動物蛋白も不足して栄養失調になります。
またサラダやピスタチオやナッツは一定量の糖質を含んでいます。
宗田先生もいつも仰ってるように、
しっかり、油の乗った、魚介類、肉類、卵、チーズなどを摂取しましょう。
上記食事の改善と、可能なら「インターバル速歩」を実践して、
糖新生過剰を改善させましょう。
『宗田先生の所では、糖質制限しながらの、インスリン注射無しで、出産でお世話になりました事』
それは素晴らしいことです。
起床後も肝臓が『糖新生』を活発に行っているので
食事していないのに血糖値が上昇するのだと思います。
「レタスのサラダや、ピスタチオ、マカダミアナッツ」
これでは鉄も動物蛋白も不足して栄養失調になります。
またサラダやピスタチオやナッツは一定量の糖質を含んでいます。
宗田先生もいつも仰ってるように、
しっかり、油の乗った、魚介類、肉類、卵、チーズなどを摂取しましょう。
上記食事の改善と、可能なら「インターバル速歩」を実践して、
糖新生過剰を改善させましょう。
2019/11/08(Fri) 17:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
お忙しい中のご返信、本当にありがとうございます!
肝臓での糖新生、初耳だったので軽くググってみました。先生のご意見、いつも
大変勉強になります!
しかし、断乳後どうしてイキナリ肝臓が糖新生を始めてしまったのか、謎中の謎です。。
本当は江部先生の病院で診て頂きたいのですか、子どもがまだ小さい事と、関東在住なので行けません(;_;)
今は江部先生のアドバイスどおり、食事改善、頑張ってみます。
ちなみに、糖新生は、飢餓状態の時だけに起こるのですか?
朝の糖新生を防ぐためには、朝食を食べたらいいのでしょうか?
お忙しい中のご返信、本当にありがとうございます!
肝臓での糖新生、初耳だったので軽くググってみました。先生のご意見、いつも
大変勉強になります!
しかし、断乳後どうしてイキナリ肝臓が糖新生を始めてしまったのか、謎中の謎です。。
本当は江部先生の病院で診て頂きたいのですか、子どもがまだ小さい事と、関東在住なので行けません(;_;)
今は江部先生のアドバイスどおり、食事改善、頑張ってみます。
ちなみに、糖新生は、飢餓状態の時だけに起こるのですか?
朝の糖新生を防ぐためには、朝食を食べたらいいのでしょうか?
2019/11/08(Fri) 20:09 | URL | オタオタ | 【編集】
オタオタ さん
糖新生は、700万年の人類の歴史において、
狩猟・採集時代は勿論のこと、農耕時代になってからも
空腹時や睡眠時には、全ての人で、行われています。
「断乳後どうしてイキナリ肝臓が糖新生を始めてしまった。」
ということではありません。
ずっと糖新生は授乳中も断乳後も行われています。
授乳中は糖新生も含めて母体内のブドウ糖のかなりの量が赤ちゃんに移動しています。
それが断乳後は、お乳から赤ちゃんに移動していたブドウ糖がなくなりますので、
その分、母体の血糖値が上がります。
糖新生は、700万年の人類の歴史において、
狩猟・採集時代は勿論のこと、農耕時代になってからも
空腹時や睡眠時には、全ての人で、行われています。
「断乳後どうしてイキナリ肝臓が糖新生を始めてしまった。」
ということではありません。
ずっと糖新生は授乳中も断乳後も行われています。
授乳中は糖新生も含めて母体内のブドウ糖のかなりの量が赤ちゃんに移動しています。
それが断乳後は、お乳から赤ちゃんに移動していたブドウ糖がなくなりますので、
その分、母体の血糖値が上がります。
2019/11/09(Sat) 07:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
ご返信ありがとうございます。
そうなのですね(;ω;)!勉強になります。
糖新生の分の血糖値も抑えられないほどインスリンの効きが悪くなっているか、インスリンが不足しているのでしょうか(>人<;)出産前より血糖値が不安定になってショックです(;ω;)
授乳中に食べ過ぎてしまっていたので
膵臓に負担をかけていたのかもしれないですね…
昨日、今朝はタンパク質もちゃんと取ってみたのですが、きちんと食べると眠くなってしまって辛いです(;ω;)相変わらず朝は血糖値がぐんぐん上がります…
しばらく様子見て、病院行った方がいいかもしれないですね…
ご返信ありがとうございます。
そうなのですね(;ω;)!勉強になります。
糖新生の分の血糖値も抑えられないほどインスリンの効きが悪くなっているか、インスリンが不足しているのでしょうか(>人<;)出産前より血糖値が不安定になってショックです(;ω;)
授乳中に食べ過ぎてしまっていたので
膵臓に負担をかけていたのかもしれないですね…
昨日、今朝はタンパク質もちゃんと取ってみたのですが、きちんと食べると眠くなってしまって辛いです(;ω;)相変わらず朝は血糖値がぐんぐん上がります…
しばらく様子見て、病院行った方がいいかもしれないですね…
2019/11/11(Mon) 09:19 | URL | オタオタ | 【編集】
オタオタ さん
そうですね。
宗田先生にも相談してみましょう。
そうですね。
宗田先生にも相談してみましょう。
2019/11/11(Mon) 18:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
健常人ですが、普段は糖質を1食20g以内に控えています。
私の場合、たまに糖質を摂取すると血糖値が爆上がりすることが分かっています。
糖質75gくらいの摂取でピークが220くらいまであがり、5時間後くらいまで下がらない経験を何度かしています。
今回のまとめ記事非常に有意義に読ませていただきました。
「150g/日の糖質を3日間摂取して、準備期間をおけばβ細胞はしっかりインスリンを分泌するので、本来の耐糖能に戻る」とあります。
事前に機会摂取となることがわかっていれば、血糖値スパイクを避けるため、数日の準備期間を設けたほうがいいのでしょうか。
糖質の機会摂取が付き合い上避けられず、制限後の摂取で血糖値が爆上がりする私のような場合は、糖質制限は行わない、あるいはスーパーより緩やかな「方が」いいということはないでしょうか。
これまで様々な方のコメントに対する先生のお答えを拝見すると、例えば、
Otterさんの
「普段、糖質制限をしている人が、たまに一人前程度の糖質を摂ると、インスリン追加分泌が鈍く、グルコーススパイクを起こしやすくなるのではと考えてしまいました。 」
について、
「糖尿人が糖質を食べると、毎日、3~5回ほど食後高血糖が生じ、
それが2~3年以上続くと、合併症が出現してきます。
もっとも、糖尿病でないなら、緩やかな糖質制限でも、大丈夫と思います。」
とされており、
また、糖質制限中の75gOGTTについて
「3日間の糖質制また、糖質制限中の75gOGTTについて
「3日間の糖質制限でも、75gOGTTにおいて、影響がある人がいると思います。
これは、本当の耐糖能障害ではなく、糖質摂取への準備ができてない状態なのだと思います。」
とされています。
ここで、糖質制限をする頻度が問題になるように思います。
たとえば、3日の糖質制限でも75gOGTTに影響が出るとすると、3日おきに糖質摂取の機会があると4日に1~3度は血糖値スパイクが生じます。
こういう方も結構いるように思います。
先生は基本的にいかなる方にも糖質制限、スーパー糖質制限を推奨しており、
1週間に1~2度の血糖値スパイクなら問題ないとも示されていますが、どこかの頻度で問題が生じる境界が存在し、すなわち糖質制限とくにスーパー糖質制限には取り組まないほうがよい人(健常人)も出てくるのではと思った次第です。
もちろん、糖質の機会摂取をゼロにするに越したことはないのですが、付き合い上、また人生の楽しみとして、特に健常人の方は完全に断ち切ることは難しいと思います。
血糖値の自己測定されていない方の中には、たまの爆上がりに気づかずに、糖質制限→1週間に1~2度の糖質摂取のライフサイクルを組まれている方もいると思います。
そういう場合の糖質制限の意義の有り無し等についてお聞かせ願えないでしょうか。
私の場合、たまに糖質を摂取すると血糖値が爆上がりすることが分かっています。
糖質75gくらいの摂取でピークが220くらいまであがり、5時間後くらいまで下がらない経験を何度かしています。
今回のまとめ記事非常に有意義に読ませていただきました。
「150g/日の糖質を3日間摂取して、準備期間をおけばβ細胞はしっかりインスリンを分泌するので、本来の耐糖能に戻る」とあります。
事前に機会摂取となることがわかっていれば、血糖値スパイクを避けるため、数日の準備期間を設けたほうがいいのでしょうか。
糖質の機会摂取が付き合い上避けられず、制限後の摂取で血糖値が爆上がりする私のような場合は、糖質制限は行わない、あるいはスーパーより緩やかな「方が」いいということはないでしょうか。
これまで様々な方のコメントに対する先生のお答えを拝見すると、例えば、
Otterさんの
「普段、糖質制限をしている人が、たまに一人前程度の糖質を摂ると、インスリン追加分泌が鈍く、グルコーススパイクを起こしやすくなるのではと考えてしまいました。 」
について、
「糖尿人が糖質を食べると、毎日、3~5回ほど食後高血糖が生じ、
それが2~3年以上続くと、合併症が出現してきます。
もっとも、糖尿病でないなら、緩やかな糖質制限でも、大丈夫と思います。」
とされており、
また、糖質制限中の75gOGTTについて
「3日間の糖質制また、糖質制限中の75gOGTTについて
「3日間の糖質制限でも、75gOGTTにおいて、影響がある人がいると思います。
これは、本当の耐糖能障害ではなく、糖質摂取への準備ができてない状態なのだと思います。」
とされています。
ここで、糖質制限をする頻度が問題になるように思います。
たとえば、3日の糖質制限でも75gOGTTに影響が出るとすると、3日おきに糖質摂取の機会があると4日に1~3度は血糖値スパイクが生じます。
こういう方も結構いるように思います。
先生は基本的にいかなる方にも糖質制限、スーパー糖質制限を推奨しており、
1週間に1~2度の血糖値スパイクなら問題ないとも示されていますが、どこかの頻度で問題が生じる境界が存在し、すなわち糖質制限とくにスーパー糖質制限には取り組まないほうがよい人(健常人)も出てくるのではと思った次第です。
もちろん、糖質の機会摂取をゼロにするに越したことはないのですが、付き合い上、また人生の楽しみとして、特に健常人の方は完全に断ち切ることは難しいと思います。
血糖値の自己測定されていない方の中には、たまの爆上がりに気づかずに、糖質制限→1週間に1~2度の糖質摂取のライフサイクルを組まれている方もいると思います。
そういう場合の糖質制限の意義の有り無し等についてお聞かせ願えないでしょうか。
2020/01/26(Sun) 15:10 | URL | 柑橘 | 【編集】
柑橘 さん
「糖質75gくらいの摂取でピークが220くらいまであがり、5時間後くらいまで下がらない」
ということであれば、データ的には「糖尿病型」と言えます。
従ってグルコバイ(αGI薬)やグルファスト(グリニド系薬)を、糖質摂取直前に内服して
食後高血糖を軽減させるのが安全と思います。
また、正常人でも、糖質を摂取すればするほど、AGEsが蓄積していくので、「糖化→老化」の
パターンが生じます。
糖尿病でなくても、AGEs蓄積はアルツハイマー病のリスクや動脈硬化のリスクにもなります。
糖質制限食なら、これらも予防できます。
「糖質75gくらいの摂取でピークが220くらいまであがり、5時間後くらいまで下がらない」
ということであれば、データ的には「糖尿病型」と言えます。
従ってグルコバイ(αGI薬)やグルファスト(グリニド系薬)を、糖質摂取直前に内服して
食後高血糖を軽減させるのが安全と思います。
また、正常人でも、糖質を摂取すればするほど、AGEsが蓄積していくので、「糖化→老化」の
パターンが生じます。
糖尿病でなくても、AGEs蓄積はアルツハイマー病のリスクや動脈硬化のリスクにもなります。
糖質制限食なら、これらも予防できます。
2020/01/26(Sun) 20:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
お忙しいところご返信ありがとうございます。
もう少しお助け願えないでしょうか。
今後は、「普段は糖質制限、機会摂取の際は薬の内服」が有益(Best)でしょうか。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する(通常食~緩やかな糖質制限になる?)」方法と比べてどうでしょうか。
制限後血糖値が爆上がりする私のような場合、記事にあるように「本当に耐糖能が低下していない」としても、裏を返せば「150g/日の糖質を3日間摂取しなければ糖尿病人と同じ」ということだと気づきました。
結局「機会摂取の際は、糖尿病の方と同じような対処が必要」ということになってしまうのですね。(そういう理解でいいでしょうか)
それともう2点ございます。
糖質70g摂取し、爆上がりした翌日、糖質40g摂取(+脂質30gタンパク質15g)してみました。
摂取前80
60分後137
90分後がピークで140
120分後131
150分後(依然として)128
180分後107
でした。(140以下に抑えられたものの60mgの上昇、3時間後まで下がりきらない点が気になります。)
先生のご判断はどうでしょうか。
(再度70g摂取すればよかったのでしょうが、怖くてできませんでした。)
次に、糖質の量だけ考え、単糖や二糖類での20~40gの糖質制限は問題ありでしょうか。(ご飯は我慢できてもスイーツ類を食べたいときがあります)
お答えできる範囲で構いませんので、なにとぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------------------------
健康に有益なものと思って始めたのでちょっとショックです。
とはいえ、糖質制限そのものは有益だとの考えに今も変わりはありません。
ただ、機会摂取(付き合いでどうしても回避できない)時に爆上がりを示す人がいることも頭の片隅においていただければ幸いです。
そういう人への最適な方法の模索や提示などフォローアップも今後少しお考えいただければと思います。
お忙しいところご返信ありがとうございます。
もう少しお助け願えないでしょうか。
今後は、「普段は糖質制限、機会摂取の際は薬の内服」が有益(Best)でしょうか。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する(通常食~緩やかな糖質制限になる?)」方法と比べてどうでしょうか。
制限後血糖値が爆上がりする私のような場合、記事にあるように「本当に耐糖能が低下していない」としても、裏を返せば「150g/日の糖質を3日間摂取しなければ糖尿病人と同じ」ということだと気づきました。
結局「機会摂取の際は、糖尿病の方と同じような対処が必要」ということになってしまうのですね。(そういう理解でいいでしょうか)
それともう2点ございます。
糖質70g摂取し、爆上がりした翌日、糖質40g摂取(+脂質30gタンパク質15g)してみました。
摂取前80
60分後137
90分後がピークで140
120分後131
150分後(依然として)128
180分後107
でした。(140以下に抑えられたものの60mgの上昇、3時間後まで下がりきらない点が気になります。)
先生のご判断はどうでしょうか。
(再度70g摂取すればよかったのでしょうが、怖くてできませんでした。)
次に、糖質の量だけ考え、単糖や二糖類での20~40gの糖質制限は問題ありでしょうか。(ご飯は我慢できてもスイーツ類を食べたいときがあります)
お答えできる範囲で構いませんので、なにとぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------------------------
健康に有益なものと思って始めたのでちょっとショックです。
とはいえ、糖質制限そのものは有益だとの考えに今も変わりはありません。
ただ、機会摂取(付き合いでどうしても回避できない)時に爆上がりを示す人がいることも頭の片隅においていただければ幸いです。
そういう人への最適な方法の模索や提示などフォローアップも今後少しお考えいただければと思います。
2020/01/26(Sun) 23:39 | URL | 柑橘 | 【編集】
柑橘 さん
柑橘 さんは、健常人ということですので、<糖質の機会摂取>が、よくあるということなら、
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する(通常食~緩やかな糖質制限になる?)
で良いと思います。
糖質70g摂取し、爆上がりした翌日、糖質40g摂取(+脂質30gタンパク質15g)してみました。
摂取前80
60分後137
90分後がピークで140
120分後131
150分後(依然として)128
180分後107
でした。
このときの血糖の上がり方は、70g摂取時より、1gの糖質あたりの血糖上昇のピークは少し改善です。
前日に70gの糖質を摂取したことで、β細胞が少し準備ができていたのだと思います。
基本、健常人なので、スイーツの中の単糖や二糖類なら、20~40gの糖質摂取しても問題ないと思います。
柑橘 さんは、健常人ということですので、<糖質の機会摂取>が、よくあるということなら、
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する(通常食~緩やかな糖質制限になる?)
で良いと思います。
糖質70g摂取し、爆上がりした翌日、糖質40g摂取(+脂質30gタンパク質15g)してみました。
摂取前80
60分後137
90分後がピークで140
120分後131
150分後(依然として)128
180分後107
でした。
このときの血糖の上がり方は、70g摂取時より、1gの糖質あたりの血糖上昇のピークは少し改善です。
前日に70gの糖質を摂取したことで、β細胞が少し準備ができていたのだと思います。
基本、健常人なので、スイーツの中の単糖や二糖類なら、20~40gの糖質摂取しても問題ないと思います。
2020/01/27(Mon) 19:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
重ね重ねのご返信感謝申し上げます。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量」をまずは把握してみたいと思います。
制限食に慣れてしまった今、戻す方がむしろ苦痛に感じますね。
20g以下の制限を続け、今回と逆に、糖質40gのあと70g摂取ならどうなるか、とかいろいろ実験して、自分に合ったスタイルを見つけたいと思います。
機会摂取となるとき、旅先や外食時などたまには糖質も楽しみたいときがあります。
そういうときに「今まで制限してきたからたまには大丈夫!」とならないのがつらいところですね・・・。
重ね重ねのご返信感謝申し上げます。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量」をまずは把握してみたいと思います。
制限食に慣れてしまった今、戻す方がむしろ苦痛に感じますね。
20g以下の制限を続け、今回と逆に、糖質40gのあと70g摂取ならどうなるか、とかいろいろ実験して、自分に合ったスタイルを見つけたいと思います。
機会摂取となるとき、旅先や外食時などたまには糖質も楽しみたいときがあります。
そういうときに「今まで制限してきたからたまには大丈夫!」とならないのがつらいところですね・・・。
2020/01/28(Tue) 23:43 | URL | 柑橘 | 【編集】
柑橘 さん
毎日、3回食後高血糖を生じている、一般的な糖尿人に比べれば
週に1~2回なら、食後高血糖の害は少ないですので、マアマアですね。
毎日、3回食後高血糖を生じている、一般的な糖尿人に比べれば
週に1~2回なら、食後高血糖の害は少ないですので、マアマアですね。
2020/01/29(Wed) 13:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
話題が続いているようですので、以前考えた誰にでも分かりやすい説明を記します。
これは、「禁酒明けでアルコールを解禁すると直後ではお酒が弱くなったか
のようにすぐに酔う」という現象と同一。
この説明で一定年齢以上の飲酒者は、どうやら数週間位の禁酒経験(人間ドック、入院、医者の指示等)がある方がほとんどのようで、すんなり理解してもらえます。
禁酒明けすぐの飲酒は酔いやすいのですが、これは身体がお酒に弱くなったというより、日々の飲酒で耐性が付いていた状態から脱したために一見お酒が弱くなったかのように感じてしまうということです。
当然身体に害が及ぶほど深酒を続けていた日々よりも、禁酒していたときの方が身体に良く、これは糖質(アルコール)摂取者が糖質(アルコール)制限を行うことに等しいものです。
本来体質的にアルコールがそんなに飲めない(そんなに糖質を受け付けない)のに、飲み過ぎ(糖質を食べ過ぎ)てしまっていただけだと思います。
糖質、アルコールの強さには個人差が大きいようです。
糖質(アルコール)制限により耐糖(アルコール)能が低下したわけでは決してありません。
飲酒解禁後、(節酒しないと)少し経てば元のアルコール量が飲めることになることがその証拠だと思います。
アルコールが作用する脳の部位と糖質(他に麻薬や煙草等)が作用する部位や反応が同一というのが関係しているのかもしれません。
糖質と違ってなかなかアルコールは制限できませんが、少しは減らしたいものです。
これは、「禁酒明けでアルコールを解禁すると直後ではお酒が弱くなったか
のようにすぐに酔う」という現象と同一。
この説明で一定年齢以上の飲酒者は、どうやら数週間位の禁酒経験(人間ドック、入院、医者の指示等)がある方がほとんどのようで、すんなり理解してもらえます。
禁酒明けすぐの飲酒は酔いやすいのですが、これは身体がお酒に弱くなったというより、日々の飲酒で耐性が付いていた状態から脱したために一見お酒が弱くなったかのように感じてしまうということです。
当然身体に害が及ぶほど深酒を続けていた日々よりも、禁酒していたときの方が身体に良く、これは糖質(アルコール)摂取者が糖質(アルコール)制限を行うことに等しいものです。
本来体質的にアルコールがそんなに飲めない(そんなに糖質を受け付けない)のに、飲み過ぎ(糖質を食べ過ぎ)てしまっていただけだと思います。
糖質、アルコールの強さには個人差が大きいようです。
糖質(アルコール)制限により耐糖(アルコール)能が低下したわけでは決してありません。
飲酒解禁後、(節酒しないと)少し経てば元のアルコール量が飲めることになることがその証拠だと思います。
アルコールが作用する脳の部位と糖質(他に麻薬や煙草等)が作用する部位や反応が同一というのが関係しているのかもしれません。
糖質と違ってなかなかアルコールは制限できませんが、少しは減らしたいものです。
2020/01/29(Wed) 18:51 | URL | プーさん | 【編集】
プーさん
糖質摂取とアルコール摂取、
基本原理は一緒ということですね。
わかりやすい例えを、コメント頂き、ありがとうございます。
糖質摂取とアルコール摂取、
基本原理は一緒ということですね。
わかりやすい例えを、コメント頂き、ありがとうございます。
2020/01/29(Wed) 21:46 | URL | ドクター江部 | 【編集】
古い記事に失礼します。
糖質制限中の糖質の機会摂取で血糖値が爆上がりしてしまうというところで、以前本コメント欄にてご相談させていただきました。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する」というのもうまくいかず(意識して摂取するのも大変)、現在は糖質機会摂取時には、グルコバイ100mgの内服を現在試してみています。
ただ、江部先生も何度かおっしゃっているように、ご飯100g程度までなら効果を示していそうなのですが、それ以上になると「食後血糖値160mg/dl」を達成できません。
もちろん、それをクリアできるように量を調節すればよいのですが、「主食であるご飯を大量に残す」ということが周囲の目もあり難しいことが多いです。
何か良い方法はありますか。
グルコバイ+ほかの薬を追加すればもう少し許容範囲広がりますか。
別記事にて「α-グルコシターゼ阻害薬や速攻型インスリン分泌促進薬には、それほど大きな力はない。」と拝読しました。グルファストを追加してもあまり効果はないでしょうか。
あるいは、SGLT2阻害薬やGLP1に作用する薬
などはどうなのでしょうか。
付き合いのほか、日常生活や旅先などで糖質リッチなものにときには気にせず手を伸ばしたくなることもあります。
ただ、糖質摂取後はだるい感じも続きますし、なにより食後高血糖になること、なっていることの恐怖感があり、純粋に食を楽しめなくなってしまいました。
精神衛生上もよくないな、と思い再度ご相談させていただきました
先生の提唱する「清く正しくより、美味しく楽しく末長く糖質制限食を続ける」には、私のようなパターンを示す場合はどうすればよいですか。
お忙しい中と存じますが、ご教授お願いいたします。
糖質制限中の糖質の機会摂取で血糖値が爆上がりしてしまうというところで、以前本コメント欄にてご相談させていただきました。
「制限後爆上がりを起こさない程度の糖質量を毎日摂取する」というのもうまくいかず(意識して摂取するのも大変)、現在は糖質機会摂取時には、グルコバイ100mgの内服を現在試してみています。
ただ、江部先生も何度かおっしゃっているように、ご飯100g程度までなら効果を示していそうなのですが、それ以上になると「食後血糖値160mg/dl」を達成できません。
もちろん、それをクリアできるように量を調節すればよいのですが、「主食であるご飯を大量に残す」ということが周囲の目もあり難しいことが多いです。
何か良い方法はありますか。
グルコバイ+ほかの薬を追加すればもう少し許容範囲広がりますか。
別記事にて「α-グルコシターゼ阻害薬や速攻型インスリン分泌促進薬には、それほど大きな力はない。」と拝読しました。グルファストを追加してもあまり効果はないでしょうか。
あるいは、SGLT2阻害薬やGLP1に作用する薬
などはどうなのでしょうか。
付き合いのほか、日常生活や旅先などで糖質リッチなものにときには気にせず手を伸ばしたくなることもあります。
ただ、糖質摂取後はだるい感じも続きますし、なにより食後高血糖になること、なっていることの恐怖感があり、純粋に食を楽しめなくなってしまいました。
精神衛生上もよくないな、と思い再度ご相談させていただきました
先生の提唱する「清く正しくより、美味しく楽しく末長く糖質制限食を続ける」には、私のようなパターンを示す場合はどうすればよいですか。
お忙しい中と存じますが、ご教授お願いいたします。
2023/07/05(Wed) 02:38 | URL | 柑橘 | 【編集】
柑橘 さん
<グルコバイ(αGI薬) ; グルファスト(グリニド系薬)>
を糖質摂取直前に内服すると、単独使用よりは、食後高血糖予防効果が良いです。
<グルコバイ(αGI薬) ; グルファスト(グリニド系薬)>
を糖質摂取直前に内服すると、単独使用よりは、食後高血糖予防効果が良いです。
2023/07/05(Wed) 11:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しいところありがとうございます。
2点ほど、突っ込ませていただけますか。
1.当方30代前半です。インスリン分泌促進系のグルファストは数十年服用を続けても問題ないですか。インスリン枯渇などの問題が生じないか心配です(月に数回程度服用を想定)。
ほかの薬(DPP4阻害薬、SGLT2阻害薬etc.)との併用はどうですか。
食後高血糖防止の観点からはグルファストの併用がbetter,bestですか。
2,「普段は糖質制限、機会摂取時にグルコバイとグルファストの併用による対処」というのは、健康面からみて、毎食通常食に比べプラスになっていますか(健常人の場合)。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2点ほど、突っ込ませていただけますか。
1.当方30代前半です。インスリン分泌促進系のグルファストは数十年服用を続けても問題ないですか。インスリン枯渇などの問題が生じないか心配です(月に数回程度服用を想定)。
ほかの薬(DPP4阻害薬、SGLT2阻害薬etc.)との併用はどうですか。
食後高血糖防止の観点からはグルファストの併用がbetter,bestですか。
2,「普段は糖質制限、機会摂取時にグルコバイとグルファストの併用による対処」というのは、健康面からみて、毎食通常食に比べプラスになっていますか(健常人の場合)。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2023/07/06(Thu) 00:33 | URL | 柑橘 | 【編集】
柑橘 さん
1.当方30代前半です。インスリン分泌促進系のグルファストは数十年服用を続けても問題ないですか。
月に数回程度服用なら、インスリン枯渇ということは、100%ありませんので安心して下さい。
ほかの薬(DPP4阻害薬、SGLT2阻害薬etc.)との併用はどうですか。
大丈夫です。
食後高血糖防止の観点からはグルファストの併用がbetter,bestですか
<DPP4阻害薬 + グルファスト> <SGLT2阻害薬 + グルファスト> という組み合わせは
糖質摂取時に、有効です。
2,「普段は糖質制限、機会摂取時にグルコバイとグルファストの併用による対処」というのは、健康面からみて、毎食通常食に比べプラスになっていますか(健常人の場合)。
プラスになっています。
健常人でも、糖質摂取時は、160mg/dl以上の高血糖になることがあるので、
それが、予防できると思います。
1.当方30代前半です。インスリン分泌促進系のグルファストは数十年服用を続けても問題ないですか。
月に数回程度服用なら、インスリン枯渇ということは、100%ありませんので安心して下さい。
ほかの薬(DPP4阻害薬、SGLT2阻害薬etc.)との併用はどうですか。
大丈夫です。
食後高血糖防止の観点からはグルファストの併用がbetter,bestですか
<DPP4阻害薬 + グルファスト> <SGLT2阻害薬 + グルファスト> という組み合わせは
糖質摂取時に、有効です。
2,「普段は糖質制限、機会摂取時にグルコバイとグルファストの併用による対処」というのは、健康面からみて、毎食通常食に比べプラスになっていますか(健常人の場合)。
プラスになっています。
健常人でも、糖質摂取時は、160mg/dl以上の高血糖になることがあるので、
それが、予防できると思います。
2023/07/06(Thu) 17:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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