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ビールは血糖値を上げる?上げない?
こんにちは。

少し前ですが、
「ビールで血糖値は上がらない。」
という情報が流れたことがありました。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によれば、
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g、利用可能炭水化物はTr(痕跡)ていど、
食物繊維はなし。 』

となっています。
利用可能炭水化物は、通常は糖質を意味します。
従って、この記載が正しいなら、

あくまでも理論的にはですが、ビールで血糖値は上昇しないことになります。
それで、「ビールで血糖値は上がらない。」という情報が
ネットなどで拡散したのかと思われます。

しかし、利用可能炭水化物が痕跡ていどで、食物繊維なしなら、
残る【炭水化物3.1g】の実態は何なのか、謎ですし、疑問です。

それで、自分で実験をすることにしました。

18:30 血糖値:114mg
缶ビール330mlを1缶(100mlあたり3.8gの糖質)、
実質、糖質は12.54gを摂取。
19:22 血糖値:154mg


私は体重が57kgなので、<64kg÷57kg=1.123>
体重64kgの2型糖尿人で、1gの糖質が、血糖値約3mg上昇。
<3mg × 1.123 = 3.37mg>なので、
体重57kgなら、1gの糖質が、血糖値約3.37mg上昇の予測となります。

缶ビール、330mlを1缶(12.54gの糖質)摂取して、
40mg血糖値が上昇で、
1gの糖質が約3.19mg血糖値を上昇させています。

まあ、ほぼ予測通りです。
少なくとも、2型糖尿人の江部康二においては、
ビールは含有炭水化物通りに血糖を上昇させました。
他の糖尿人のご同輩も同様の可能性が高いですね。

実験したメーカー名は、何かの法律上、出せないのですが、
日本のビールの製法は、どの大手メー-カーもほぼ一緒なので、
どのメーカーのビールも血糖値を上昇させると考えられます。
世界のビールも、日本と同様に下面発酵ビールが9割なので、
やはり血糖値を上昇させると思います。
下面発酵ビールは別名ラガータイプと呼ばれます。

上面発酵ビールはエールタイプと呼ばれます。
こちらは、今回実験していませんが、
おそらく、糖質分は血糖値を上昇させると思います。


結論です。
缶ビールの炭水化物表示はそのまま、血糖値を上げると考えられます。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の記載にある、
ビールの炭水化物は、現実にはそのまま糖質とみなす方が実態に即しています。

すなわち「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g、利用可能炭水化物はTr(痕跡)ていど、
食物繊維はなし。 』

は、間違いである可能性が高く、
実際には、
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g,利用可能炭水化物は3.1g、食物繊維はなし。 』
が正しいと思われます。

ブログ読者の糖尿人のご同輩の皆さん、ビールには、ご用心、ご用心。


江部康二
コメント
ご自分での実験
お体を使っての実験ありがとうございます。
参考になります!
私は普段お酒を飲まないのですが
年に何回かの会社のお付き合いでお酒を飲む機会があります
最初の一杯目はビールで!が多いので気をつけねばいけませんね
上司が痛風持ちなので糖質の入ってないお酒を勧めてくれるのでこの辺は助かってますが…
お酒同様、食べ物の誘惑も怖いです
"(-""-)"
皆様、気を付けましょう(^^
という私は先日の飲み会で体重増加で一週間ほど減量に苦しみました・・・。
2019/09/04(Wed) 20:12 | URL | まぁみい | 【編集
ドクターしみずのブログでビールを取り上げることがあったので興味深く読みました。
七訂の謎です。
私自身はお酒はビールでも焼酎でも血糖値が下がるので実証できません。
糖尿病者で、糖質制限食とSGLT2 阻害薬を飲んでいるので低血糖に気をつけています。
ある程度いつも糖新生が働いているのだと思ってます。
2019/09/05(Thu) 11:42 | URL | たか | 【編集
利用可能炭水化物
江部先生が釜池先生に叱られていた"available carbohydrate"は、「利用可能炭水化物」とは別です
(また叱られちゃいますよ)
直訳するとタマタマ同じ単語表記になるだけです
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2017/02/22/QA_2015.pdf
2019/09/05(Thu) 15:08 | URL | 宮沢 りえ | 【編集
Re: 利用可能炭水化物
宮沢 りえ  さん

英語には「糖質」という単語が存在しません。
<炭水化物 = carbohydrate>です。

以前、佐々木敏し東京大学大学院医学系研究科社会予防 疫学分野教授に、講演会でお会いしたことがあり、
「英語で糖質は何と言いますか」と質問したところ
「available carbohydrate」とご回答頂きました。

私も、佐々木教授のご意見に賛成です。
2019/09/05(Thu) 17:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 利用可能炭水化物
宮沢 りえ  さん

ご意見ありがとうございます。

私は<available carbohydrate = 糖質>と理解しています。

<炭水化物 - 食物繊維 = 糖質>なので、
実臨床においては、<利用可能炭水化物 = 糖質>で問題ないと考えています。
2019/09/05(Thu) 17:54 | URL | ドクター江部 | 【編集
<available carbohydrate = 糖質> は良いと思いますが、
今回の「日本食品標準成分表」とは関係ありません

「日本食品標準成分表」の記載は、「利用可能炭水化物」ですよ
"available carbohydrate"などは、どこにも登場しません

日本食品標準成分表を担当する、科学技術・学術政策局政策課資料室は、
「利用可能炭水化物」を糖質とは違う意味で記載しました

枝葉の問題ですから、これで終わりますね
お騒がせ致しました
2019/09/05(Thu) 18:01 | URL | 宮沢 りえ | 【編集
Re: Re: 利用可能炭水化物
私が以前から参考にさせていただいているサイトです。
※(一財)日本食品分析センター
食品の熱量(エネルギー)について ~ エネルギー換算係数の話 ~
https://www.jfrl.or.jp › storage › file › news_no35
という資料がpdfで公開されています。2003の資料ですが参考になると思います。

7訂食品成分表2015(利用可能炭水化物(単糖当量))が公開される前の資料ですが,
江部先生のおっしゃる通り、≪糖質=利用可能炭水化物≫ですね。

表2 食品成分のエネルギー換算係数(栄養表示基準対応)
食品成分
〇タンパク質:4kcal/g
〇脂質:9kcol/g
〇炭水化物
●利用可能炭水化物:4kcal/g
●利用不能炭水化物
・難性消糖化質
 第1群の難性消糖化質:3kcal/g
 第2群の難性消糖化質:2kcal/g
 第3群の難性消糖化質:0kcal/g
・食物繊維
 発酵性食物繊維:2kcal/g
 難発酵性食物繊維
 第1群の食物繊維素材:2kcal/g
 第2群の食物繊維素材:1kcal/g
 第3群の食物繊維素材:0kcal/g
●アルコール:7kcal/g
●有機酸:3kcal/g
2019/09/05(Thu) 19:41 | URL | オスティナート | 【編集
Re: タイトルなし

宮沢りえさん

ご指摘ありがとうございます。

「日本食品標準成分表」において
利用可能炭水化物

「糖質とは異なります。
食品表示基準では、炭水化物量から食物繊維量を差し引いたものを「糖質」と呼
びますが、日本食品標準成分表2015年版では、「糖質」は収載していません。
利用可能炭水化物(単糖当量)は、エネルギーへの換算を容易にするために、そ
れぞれの利用可能炭水化物(でん粉、ぶどう糖、果糖、しょ糖等)に換算係数を乗
じて、それらを足し上げた値です。」


と記載してありますね。
2019/09/05(Thu) 22:54 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: Re: 利用可能炭水化物
オスティナート さん

宮沢さんがご指摘の
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2017/02/22/QA_2015.pdf

日本食品成分表に関するQ&A 
担当局課名 科学技術・学術政策局 政策課 資源室


によれば、糖質と利用可能炭水化物は異なるとしています。
しかし説明を読んでも、なんだかその差がよくわかりませんね。
2019/09/05(Thu) 23:03 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質と利用可能炭水化物について
江部先生こんばんは、

>日本食品成分表に関するQ&A 
担当局課名 科学技術・学術政策局 政策課 資源室

によれば、糖質と利用可能炭水化物は異なるとしています。
しかし説明を読んでも、なんだかその差がよくわかりませんね。

※過去(2016/3/29~3/31)のブログ記事とコメント

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3743.html#comment
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3744.html
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3745.html

を含めその後3年間、いろいろと考えたことがありますので、
整理してコメントさせていただきたいと思います。

最近、雨降りが続き、晴れ間の草取りが忙しく、2~3日掛かりますがよろしくお願いします。
2019/09/06(Fri) 00:08 | URL | オスティナート | 【編集
Re: 糖質と利用可能炭水化物について
オスティナートさん

ありがとうございます。
了解です。
整理コメント、待ってます。
2019/09/06(Fri) 07:17 | URL | ドクター江部 | 【編集
「糖質と利用炭水化物」??
都内河北 鈴木です。

私は「糖質制限理論」で、「生還、覚醒、再覚醒、」している8年目後半者です!!

私は時代進化した改善の後学の為に、読破していますが、
読んでいても「日本語の妙??」ですね!!

「糖質制限理論」の効果を認めたくない、
日本医療の「糖質摂取の推進策」かもですね??

何しろ世界先進国、英語圏には、「主食」「糖質」という言葉が皆無だと知れたことが、何よりですが!!

夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んでいてもウナズケル、
「小麦、穀物」は、知恵のついた「人類食糧難の時代の福産物」だと心得て、
「糖質制限理論」理解把握実践して、
「血糖値」計測すれば理解可能した事なのですが!!!

何しろ私は、江部先生には「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
更なる改善結果を、申告できるように、
何の問題も無く「糖質制限理論」食生活を継続中です。
ありがとうございます。
敬具
2019/09/06(Fri) 11:10 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
糖質と利用可能炭水化物その2
〇日本食品標準成分表2015年版(七訂) 炭水化物成分表編
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365452.htm
・説明(PDF)によれば、
【1 炭水化物成分表の目的及び性格
1)目的  略
2)性格
本成分表は、我が国において常用される重要な食品について、炭水化物のうち、ヒトの酵素により消化され、吸収され、代謝される利用可能炭水化物(注)、糖アルコール及び有機酸の標準的な成分値を収載している。以下略
(注)国際連合食糧農業機関(FAO)では、「available carbohydrate」を用いている。】(文部科学省のサイトより引用)

私には、「available carbohydrate」がそのまま略され、「利用可能炭水化物」となったように思えます。

ちなみに、四訂日本食品標準成分表(1983年公開)を調べてみると、炭水化物の項目として糖質と繊維が分類され表示されています。
・四訂日本食品標準成分表の例(画像)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2019/09/fail2.jpg

糖質はnon-fibrousとあり、non-fibrous carbohydrateとなります。
non-fibrous carbohydrateで検索すると
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.milkproduction.com/Library/Scientific-articles/Nutrition/Non-fiber-carbohydrates/&prev=search
非繊維性炭水化物 (とうもろこしや大麦などの穀物は、牛の食餌中の澱粉の大部分を占めてる。)と、家畜の飼料を意味します。

私には、
●糖質=非繊維性炭水化物  non-fibrous carbohydrate よりも、
利用可能炭水化物 available carbohydrate の方が良いように思えます。

五訂日本食品標準成分表(1円)と日本食品標準成分表2010年版(198円)をAmazonで注文しましたので、四訂、五訂、2010年版と日本食品標準成分表の流れをつかんでから、糖質と利用可能炭水化物について、後日また投稿させていただきます。
2019/09/06(Fri) 16:32 | URL | オスティナート | 【編集
オリゴ糖と血糖値(失敗談)
ビールの血糖値の話題で盛り上がっているところですが、最近オリゴ糖で失敗したお話です。

オリゴ糖の中でもフラクトオリゴ糖は血糖値に影響せず、腸内環境に良いと言うことで、試してみました。

びっくりなのは血糖値が上がらないはずなのに普通に上がってしまいました。
試したのは、日本オリゴの特保のフラクトオリゴ糖シロップですが、よく見ると100g中オリゴ糖40gと表示されています。

では、残りの60gは?

原材料名にはフラクトオリゴ糖しか表示がありませんが、残りはただのシロップと思われます。成分表示は炭水化物72.5gです。この内6割は血糖値に影響する糖質と思われ、それなりに血糖値が上がってしまいました。
オリゴ糖でもシロップは要注意です。
2019/09/07(Sat) 10:11 | URL | 西村典彦 | 【編集
フラクトオリゴ糖は割高
西村典彦さんへ

フラクトオリゴ糖は、砂糖の甘さの30%の甘さで
500gで2000円です。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/フラクトオリゴ糖+100%25/

ラカントSは砂糖と同じ甘さで 1kgで3292円です。
8割の値段で、甘さ 3.3倍です。
https://shop.saraya.com/smile/lakanto/?bc=glppc001&utm_source=Google&utm_medium=cpc&utm_term=%2B%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88s&gclid=Cj0KCQjwh8jrBRDQARIsAH7BsXeXxdWcacb9RRpHZgytRz_6HCZf62TZZ37oNTHYbciS6COC9UY9OskaAkMoEALw_wcB

ラカントSをスーパー砂糖売り場で見ると、砂糖に比べて無茶苦茶高いw ですが、フラクトオリゴ糖はラカントSの4倍します。
そのため、果糖ブドウ糖液糖を混ぜて販売する悪徳業者が絶えません。10年前から存在しています。
私らこ は、アスパルテームなどの人工甘味料含有品も少量なら平気で食ってます。単価を下げるために使用するから、懐には痛みません。

フラクトオリゴ糖使用で安い食い物は10年見たことないです><
2019/09/07(Sat) 12:07 | URL | らこ | 【編集
Re: 糖質と利用可能炭水化物その2
オスティナートさん

●糖質=非繊維性炭水化物  non-fibrous carbohydrate よりも、
利用可能炭水化物 available carbohydrate の方が良いように思えます。


私もそう思います。
少なくとも英語では<糖質=available carbohydrate>ですので。

「日本食品標準成分表」において
利用可能炭水化物

「糖質とは異なります。
食品表示基準では、炭水化物量から食物繊維量を差し引いたものを「糖質」と呼
びますが、日本食品標準成分表2015年版では、「糖質」は収載していません。
利用可能炭水化物(単糖当量)は、エネルギーへの換算を容易にするために、そ
れぞれの利用可能炭水化物(でん粉、ぶどう糖、果糖、しょ糖等)に換算係数を乗
じて、それらを足し上げた値です。」


と記載してありますが、定義的には兎も角して、臨床的には
利用可能炭水化物は、「糖質」と同様の扱いで問題ないように思います。
2019/09/07(Sat) 16:06 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: オリゴ糖と血糖値(失敗談)
西村典彦 さん

貴重な体験報告をありがとうございます。
2019/09/07(Sat) 16:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: フラクトオリゴ糖は割高
らこ さん

なるほど、
純粋のフラクトオリゴ糖は、ラカントSより、4倍も高価でなのですね。

ラカントSが使いやすくなりました。

2019/09/07(Sat) 16:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:フラクトオリゴ糖は割高
らこさんへ
コメントありがとうございます。

ラカントŞ私も使っています。人工甘味料も多少は気にせず食べてます。
ただ、今回のフラクトオリゴ糖は、甘味料の目的ではなくて、「腸内細菌のご飯」として購入しました。

私の購入した製品は北海道産のてんさいから抽出したもののようですが、フラクトオリゴ糖にはその一成分であるGF2を結晶化したもの(純粋?)などがあるようですから再度検討してみます。

今回の件はメーカーに問い合わせましたので、回答があれば、投稿したいと思います。
2019/09/07(Sat) 17:22 | URL | 西村典彦 | 【編集
日本オリゴ株式会社のフラクトオリゴ糖シロップについて
日本オリゴ株式会社のフラクトオリゴ糖シロップについて下記のように回答をいただきましたので投稿いたします。

原材料にはフラクトオリゴ糖しか表示がありませんが、やはり、100g中32gのブドウ糖、砂糖が含まれているようです。一回に使用する量15gなら約5gの血糖値に影響する糖質を含むことになります。
血糖値が最も上がりにくい、夕食時にリンゴ酢に混ぜて飲んでみましたが、おなかの調子が非常によくなりました。

いつも、日本オリゴのフラクトオリゴ糖をご愛用ありがとうございます。

ご返事遅れまして申し訳ありません。

お問い合わせの件についてですが、
ご質問の通り、原材料名はフラクトオリゴ糖シロップとなっております。
フラクトオリゴ糖シロップの組成は、ご質問の通り
100%フラクトオリゴ糖では有りません。
組成ですが、

100g中
水分 28g
フラクトオリゴ糖 40g
その他の糖質(主にブドウ糖、砂糖)32g 

となっております。
その他の糖質は、カロリーになり、血糖値を
上昇させる要因となります。

フラクトオリゴ糖は、血糖値は上げませんが、カロリーになります。
(腸内で、ビフィズス菌のエサとなり、有機酸が生じそれが
カロリーになります)

例えば、10gのフラクトオリゴ糖シロップをとると、
3.2gの糖質をとることになります。

一度に、多くを摂取すると、血糖値の変動が、大きくなると考えられます。
同じ量のフラクトオリゴ糖シロップをとる場合、回数を分けた方が、
血糖値の変化は、緩やかになると考えられます。

いずれにしても、フラクトオリゴ糖シロップは、
砂糖の半分のカロリはありますので、その当たりを参考に
ご判断頂ければ、幸いです。
2019/09/11(Wed) 06:01 | URL | 西村典彦 | 【編集
Re: 日本オリゴ株式会社のフラクトオリゴ糖シロップについて
西村典彦 さん

情報をありがとうございます。
2019/09/11(Wed) 08:44 | URL | ドクター江部 | 【編集
低糖質ビール風味アルコール飲料の製造方法
ビールの糖質を考える場合、低糖質や糖質0のビール風味アルコール飲料の製造過程が参考になると思います。
なぜなら、≪炭水化物成分表の利用可能炭水化物(単糖当量)tr、それでは血糖値を上げた栄養素は「何」≫にいくらか迫れると考えたためです。
ビールメーカーが、開発した糖質off(低糖質や糖質0)の正体が解れば、少しは納得いただけるかと思います。

酒類を製造する場合、ワイン、日本酒、ビールなど酵母による発酵が必要です。
ビールの原料は炭水化物(穀類(でん粉)糖類、小糖類(オリゴ糖など))そして、酵母のエサは糖(糖質)です。
発酵の際に酵母が糖質をほぼ完全に資化し、残らないように、つまり残糖※ゼロにすれば糖質0が可能になります。
(※残糖とは:ビールができた後に、酵母. が食べきれずに残った糖分が、残糖です。)

こちらは、タイトル: 公開特許公報(A)_低糖質ビール風味アルコール飲料の製造方法 という、生命科学関連特許情報です。
https://biosciencedbc.jp/dbsearch/Patent/page/ipdl2_JPP_an_2011020702.html

上記のサイト大変わかりにくいと思いますので、私のサイトで、
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=349
改行、改段落、マーキングし、読みやすくしてみました。

追記

※糖質と利用可能炭水化物その2について、
五訂日本食品標準成分表と日本食品標準成分表2010年版の資料が揃いましたので、四訂、五訂、2010年版と日本食品標準成分表の流れがほぼつかめました。
後日、整理してコメントさせていただきます。
2019/09/23(Mon) 19:23 | URL | オスティナート | 【編集
Re: 低糖質ビール風味アルコール飲料の製造方法
オスティナート さん

コメント、ありがとうございます。

『上記のサイト大変わかりにくいと思いますので、私のサイトで、
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=349
改行、改段落、マーキングし、読みやすくしてみました。』


うーむ、それでも、なかなか、長大な文章ですね。
長大すぎて、何が書いてあるのか理解するのが大変です。

『※糖質と利用可能炭水化物その2について、
五訂日本食品標準成分表と日本食品標準成分表2010年版の資料が揃いましたので、四訂、五訂、2010年版と日本食品標準成分表の流れがほぼつかめました。
後日、整理してコメントさせていただきます。』

こちら、期待しております。
よろしくお願い申し上げます。
2019/09/24(Tue) 08:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質と利用可能炭水化物その3
われわれ糖質制限をしているものにとって、とても重要な「糖質」です。
今回は、糖質の定義についてコメントいたします。

糖質とは

●生物学
岩波生物学辞典 第5版
p984 c
糖質【carbohydrate】⦅同⦆炭水化物。
Cm(H2O)nすなわち見かけ上炭酸と水からなるような組成をもつ化合物の総称。
多価アルコールのアルデヒド、ケトン誘導体、それらに近縁の誘導体や縮合体を含める。
糖は元来は天然の甘味成分を意味する。
糖質の基本は*単糖で、これらがグリコシド結合した化合物を、その糖残基の数により*オリゴ糖及び*多糖に分類する。
また、これらが蛋白質や脂質などと共有結合したものを*複合糖質と呼ぶ。
単糖やオリゴ糖の還元基にアルコール、フェノール、サポニン、色素などのアグリコンが結合した*配合体も天然に広く分布する。
糖質の生理機能としてエネルギーの貯蔵・運搬(*グリコゲン、*澱粉、グルコース、ショ糖など)、構造支持(*セルロース、*キチン、*ペプチドグリカン、*プロテオグリカンなど)に加え種々の細胞間相互作用や生物的認識の過程で糖質(複合糖質)が特異的なマーカーやシグナルとして重要な役割を果たしている。


●日本食品標準成分表
五訂増補日本食品標準成分表
食品成分研究調査会/編  医歯薬出版株式会社
p468
参考資料 食品成分研究調査会 編
参考資料1 「炭水化物」の成分内容
(1)五訂成分表における区分変更

五訂成分表・五訂増補成分表おいては、炭水化物内の成分区分である「食物繊維(水溶性、不溶性、総量)」のみを後段に記載し、四訂成分表の「糖質」区分を廃止した。

従前JAS規格の延長線上規定されていた糖質(炭水化物から繊維(粗繊維)を差し引いた成分区分)は行政上その根拠を失ったことになる。

※五訂以降、2010年版、七訂2015年版と「糖質」区分は廃止されたままです。
そして糖質(炭水化物から繊維(粗繊維)を差し引いた成分区分)は行政上その根拠を失ったままで、現在、七訂2015年版でも同じです。
上記参考資料では、続いて次のような記載があります。

JAS規格の立場から定める成分値は各食品あるいは食品群の品質や特性に照らして、それぞれ規定された方法で測定されるので、その間の統一性は必ずしも図られていない。
研究・教育あるいは関係技術面で当面「糖質」が二様あるいはそれ以上の意味合いで用いられることがあり得るので、混同のないように注意し、場合によっては断り書きも必要になろう。

注:例えば「ここで「糖質」とは、食品の栄養表示基準(平成15年厚生労働省告示第176号)に基づく糖質をいう」など。

※全文はこちらです。
資料jpg no.1
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2019/09/1jpg.jpg
資料jpg no.2
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2019/09/2jpg.jpg
資料jpg no.3
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2019/09/3jpg.jpg
資料jpg no.4
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/wp-content/uploads/2019/09/4jpg.jpg

注:四訂までは炭水化物を糖質と繊維に区分して表示していました。
五訂では炭水化物とは別区分で食物繊維の項目をもうけ、四訂成分表の「糖質」区分を廃止しました。
資料jpg no3では、四訂の「繊維」と五訂の「食物繊維」の違い(内容)も確認できます。

●「食品表示法」と「食品表示基準」
栄養成分表示及び栄養強調表示とは - 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/pdf/health_promotion_170901_0001.pdf

栄養成分の量及び熱量(基準別表第9)
〇炭水化物
当該食品の質量から、たんぱく質、脂質、灰分及び水分の量を控除して算定すること、この場合において、たんぱく質、脂質及び食物繊維にあっては、第1欄の区分に応じ、第3欄に掲げる方法により測定し、灰分及び水分の量にあっては、次に掲げる区分に応じ、次に定める方法により測定すること。
1 灰分 酢酸マグネシュウム添加灰化法、直接灰化法又は硫酸添加灰化法
2 水分 カールフィッシャー法、乾燥助剤放、減圧加熱乾燥法、常圧加熱乾燥法又はプラスチックフィルム法
〇糖質
当該食品の質量から、たんぱく質、脂質、食物繊維、灰分及び水分を控除し算定すること。
この場合において、たんぱく質、脂質及び食物繊維にあっては、第1欄の区分に応じ、第3欄に掲げる方法により測定し、灰分及び水分の量にあっては、炭水化物の項の第3欄の1及び2の方法により測定すること。
〇食物繊維
プロスキー法又は高速液体クロマトグラフ法

次回は「利用可能炭水化物」についてコメントさせていただきます。
(農作業(ニンニクの植え付けなど)の関係で2週間後を予定しています。)
2019/09/24(Tue) 17:31 | URL | オスティナート | 【編集
Re: 糖質と利用可能炭水化物その3
オスティナート さん

貴重な情報をコメント頂きありがとうございます。

(1)五訂成分表における区分変更

五訂成分表・五訂増補成分表おいては、炭水化物内の成分区分である「食物繊維(水溶性、不溶性、総量)」のみを後段に記載し、四訂成分表の「糖質」区分を廃止した。

従前JAS規格の延長線上規定されていた糖質(炭水化物から繊維(粗繊維)を差し引いた成分区分)は行政上その根拠を失ったことになる。

※五訂以降、2010年版、七訂2015年版と「糖質」区分は廃止されたままです。


「糖質」区分が、五訂以降は、廃止されたままとは、ビックリです。
2019/09/25(Wed) 11:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質と利用可能炭水化物その4
江部先生こんにちは

資料の取り寄せや、ネット上にも情報が不足しているため時間がかかりました。
予定より遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

長文となり、また表の挿入など、コメント欄では読みにくく思われましたので、私のサイトにリンクしました。

・糖質について
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=361
・利用可能炭水化物について
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=364
・炭水化物成分表の考察
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=401

(検索ロボットを排除しております。google・yahoo等の検索サイトからは入れません。こちらのグログ専用です。)


ご参考いただけますと幸いです。
お忙しいことと存じますので、ご返信は不要です。
2019/10/27(Sun) 12:47 | URL | オスティナート | 【編集
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