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Yahooニュース「低炭水化物法」
おはようございます。やっぱり京都は暑いです。

クーラーのタイマーが切れて、しばらくして朝の五時に暑くて汗をかいて目が覚めました。何とかもう一回寝ましたが、富士見高原の快適さが忘れられません。

さて今回はxiangdaoさんから、興味深いコメントをいただきました。

『08/07/26 xiangdao
「低炭水化物法」アクセス第7位
今日のテレビで言っていたのですが、ヤフーのアクセスランキング第7位が、「低炭水化物法」とのことです。
私も早速アクセスしたのですが、すでに記事はなぜか削除されたようです。
その代り、ライブドアのニュースに同じ内容が有りました。

http://news.livedoor.com/article/detail/3737824/
これに対して、反論を唱える記事も有りました。

http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20040701A/index.htm

この記事に対しては、私でも反論可能ですが、出来れば江部先生の解説がいただければと思います。

よろしくお願いいたします。』

xiangdaoさん。いつもコメントありがとうございます。

ライブドアのニュース見ました。

米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の最新号 JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241ページに載った、学術論文の要約がYahooニュースに掲載されたのを引用してます。

私もこの論文を持っています。Yahooニュースの要約で間違いないと思います。

以下、2008/7/19Yahooニュースによると、

【イスラエルのベングリオン大学を中心とする国際研究チームでは、ダイエット方法とその効果について研究実験を行った。
イスラエルの322人(男性86%)を対象にして、3つのグループにわけて、
(1)低脂肪法(カロリー制限あり)
(2)野菜、穀類を中心にしてオリーブ油を多用する地中海法(カロリー制限あり)
(3)低炭水化物法(カロリー制限なし)
の3つの食事法を2年間続けてもらった。

体重などを分析した結果、2年後の体重減少幅の平均は
(1)低脂肪法 2.9キロ
(2)地中海法 4.4キロ
(3)低炭水化物法 4.7キロ
となり、(3)低炭水化物法が最も減少していた。また、善玉コレステロールも増えていた。

これにもとづき同チームは
「ダイエットでは最も一般的な低脂肪法よりも、信頼性に疑問が持たれていた低炭水化物法の方が効果が大きい」と米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」最新号で発表した。】

これは、価値の高い学術論文ですね。

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンは、米国で最も権威がある医学雑誌の一つです。
このような権威ある論文が、低炭水化物法(糖質制限食)の体重減少効果、HDL-コレステロールの増加効果を、保証してくれたことは、私としても嬉しい限りです。o(^-^o)(o^-^)o

2007年3月のJAMA(米国医師会雑誌)に発表された「the A TO Z Weight Loss Study: a randomized trial.」という論文は、アトキンス(Atkins)、ゾーン(Zone)、ラーン(LEARN)、オーニッシュ(Ornish)ダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果をみた研究です。311人の女性を上記4グループに分けて追跡したものです。

結果は、アトキンス ダイエット( 糖質制限食)が最も、体重を減少させ、HDL-コレステロールを増加、中性脂肪を減少させることが明らかとなりました。 (^O^)

詳しくは2007年08月03日 (金)のブログをご参照いただけば幸いです。

ここ2~3年、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンや米国医師会雑誌といった権威ある医学の学術誌に、糖質制限食(低糖質食)の効果を認める論文が、ちょくちょく載るようになっています。
糖質制限食を推進する高雄病院としては心強い味方が、欧米で増えているのはおおいに喜ばしい変化ですね。ヾ(^▽^)

**
allaboutの記事はライターさんの私見ですので根拠に乏しく、れっきとした研究データを示している学術論文と同列に論じる価値はありません。

また「脳はブドウ糖だけではなく、脂質の分解産物のケトン体を利用できる」という生理学的な事実をご存じないレベルのライターさんですので、もう少し勉強して記事を書いてほしいですね。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
解説有難うございました。
aiiaboutの記事で一番おかしいとおもっと部分ですが、

「ごはんは太りにくい
ごはんやパンなどは、食物繊維も含む複合糖質、いわゆるでんぷんで、血糖値を急激に上げるものではなく、またよく噛めばゆっくり吸収され脂肪として蓄積しにくい糖質です。」

この人、GI値すら知らずに記事を書いているのでしょうか?
精白米=81、食パン=91、極めて高GIですよね。
何を根拠に「血糖値を急激に上げるものではなく」とか「ゆっくり吸収され脂肪として蓄積しにくい糖質です。」などという、根拠の無い話が出てくるのでしょうか?
こういう人がいるから、糖尿病の増加を止められないのですね。
本当に腹が立ちますね。



2008/07/31(Thu) 10:05 | URL | xiangdao | 【編集
xiangdaoさん。

GI登場以前には、古い常識(根拠はありません)として
複合糖質(でんぷん)は血糖をあげにくいとか言われてましたね。allaboutのライターさん、知識が古いようです。
白米や食パンがいかに急峻に血糖値を上昇させるか、実際に調べたらすぐにわかることですしね。
2008/07/31(Thu) 17:14 | URL | 江部康二 | 【編集
嬉しいお知らせ…
今日の話題とは直接関係ないのですが…
9月8日、月桂冠から糖質“0”の日本酒が発売されるそうです。
先生は日本酒はお好きですか?
2008/07/31(Thu) 23:15 | URL | mimikichi | 【編集
こんばんわ。いつもブログ拝見させていただいております。最近は糖質ゼロブームでうれしい限りです。今日月桂冠から糖質ゼロの日本酒が発表されました。味は分かりませんが選択肢が増えるのはいいことですね。
これからも楽しいブログをお願いします。
http://www.gekkeikan.co.jp/company/news/200807_03.html
2008/07/31(Thu) 23:36 | URL | さと | 【編集
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