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『米・新規糖尿病患者数が減少に転じる』 メディカルトリビューン。
こんにちは。
2019年06月05日、メディカルトリビューンに
『米・新規糖尿病患者数が減少に転じる』
という記事が掲載されました。

『米疾病対策センター(CDC)Division of Diabetes TranslationのStephen Benoit氏らが
1980~2017年の全米健康調査(NHIS)のデータを分析した結果、
増加傾向にあった糖尿病の新規診断数は2009年をピークに減少していて、
糖尿病の有病率については、過去8年間横ばいで推移していました。』
メディカルトリビューン
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0605520356/
米・新規糖尿病患者数が減少に転じる
2019年06月05日


2005年、ボストンのジョスリン糖尿病センターは、
肥満を合併している2型糖尿病患者の炭水化物の推奨摂取量を40%に下げました。
まあ、米国の糖尿病患者のほとんどが肥満ですが・・・。
これがきっかけで、米国の多くの医療機関で
糖尿病と診断したら、糖質40%という指導となっていったと思われます。
つまり、米国では糖質摂取比率約49%で糖尿病を発症したら
糖質摂取比率は40%となるわけです。

2000年時点で米国男性の糖質摂取比率は約49%です。
2009年頃の米国の糖質摂取比率がどのくらいか確認できれば
わかりやすいのですが・・・。


日本では、2017年9月21日、厚生労働省発表によれば
「糖尿病疑い1000万人 厚労省推計2012年から50万人増」
です。
一方、炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病の増加率が縮小し、糖尿病予備軍は減少しています。


厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。

その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。

今回2016年の糖尿病有病数は、2012年に比し、約50万人増加で、
前回と同じぐらいです。
slide3.jpg

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)

これで見ると、2002年→2007年の増加数が、半端じゃないですね。

2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。

2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。

糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。

冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。


実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。

そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています。

炭水化物摂取比率が減少して、脂質摂取比率が増加したことにより、
糖尿病増加の勢いが弱まり、予備軍が減少した要因の可能性があります。

糖質制限食推進派としては、嬉しい数字ですね。


江部康二
コメント
うれしい報告です!
今日、病院でした
先月の血糖値111から97に!
A1Cが8から6.9まで下がりました!
薬を飲むのをやめて糖質制限だけです
こんなに早く効果がでるなんてすごいです
病気が分かった時は絶望しかなかった私ですが江部先生の糖質制限で救われました
ありがとうございます
また、うれしい報告ができるように
糖質制限続けていきます(^-^)
2019/06/12(Wed) 19:36 | URL | まぁみぃ | 【編集
時代進化解明しない日本医療界!!
都内河北 鈴木です。

本日記事読んでも、「糖質制限理論」理解把握し、実践して
「生還、覚醒、再覚醒、」出来た私が考えるのは、
何故日本医療界、特に「日本糖尿病学会」という専門組織は、

現在の世界医療界には否定されている「カロリ~制限理論」を信奉しているのか、
糖尿病重症化する21年間、後半7年間は「医療世界情報・隠蔽」されていましたが、
「糖質制限理論」実践で、「生還、覚醒、再覚醒」して8年目の1患者からしても、理解不能です!!!

今月22日「立川教室」参加で、「脳梗塞・再覚醒」の御礼と、

「日本糖尿病学会」公認・病院・担当医により「後遺症」が
「眼、脳梗塞」にある患者に、
以前進化無い都内S区区役所「保健センタ~」で「糖尿病教室」への参加拒否の「意味不明の対応」の現状事実を話せればと思います。

私は、江部先生には「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具









2019/06/12(Wed) 22:55 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
体重が保てない
いつも、ブログと先生の書籍で勉強しております。ありがとうございます。
現在私のHba1cは5.8で、高めだと言われています。
五年前に6.2だったので、ブドウ糖負荷試験をして、異常なしと言われています。
しかし、アトピーと頭痛持ちでもあり先月から糖質制限をし始めました。
昼のみお米をやめ、食後のスイーツを止める、という緩やかなものです。
身長164 体重50 という痩せ形なので、これ以上体重を減らさないようにタンパク質を頑張って食べています。
肉、魚、卵、豆腐をこれまでの三倍購入して、全て消費しているのですが、1ヶ月で2.5キロも減ってしまいました。
バターやチーズも間食し、食パンにはオリーブオイルをたっぷりかけても、体重が保てません。
これ以上、料理するのも、エンゲル係数が上がるのも不可能です。
こういう体質では、元の食事に戻すべきなのでしょうか。
そして、三島塾の先生の書籍には、毎日豆腐を摂取するのもよくないかと、一日おきにしているようなことが書かれていましたが、そうなのですか?
豆腐も納豆もタンパク質摂取に便利なのですが…
でも、この1ヶ月、頭痛がなかったのは確かです。
これ以上どうすればよいのか、アドバイスをいただけましたら幸いです。
2019/06/13(Thu) 00:01 | URL | ごり | 【編集
鉄欠乏性貧血とHbA1cの関係性
久々にコメントさせていただきます。長文になりますが、よろしくお願いします。

約10年間HbA1c高値(5.8前後)で、2年前から糖質制限を始めた、痩せ型30代女性です。糖質制限後は、HbA1c5.6%(ケトン体3+、Hb13前後)が続く状態でした。

この度、2人目妊娠が判明しました。今年3月のHbA1cは5.3%(Hbは4月で10.9)でした。おそらく、2月から一時期仕事をしていた時、昼休憩がなく昼食を食べていなかったため下がったのかと思います。

その後、悪阻が悪化し、3月末〜5月頭まで入院、点滴加療(ラクテック、ペロール)しました。嘔吐で、果物のみとか、食べられないことも時々ありました。また、病院食で主食(麺)を半分くらい摂ると食後2時間血糖値が180以上になることもあり、食べられるようになってからは主食1〜2割程度と副食、家からおかずを持参してもらって食べたりしていました(血糖測定は定期的にはしていません)。体重が41kg→35kg台まで減りましたが、退院してからは食事量も増え、糖質制限食で現在はほぼ元の体重まで戻っています。少なくともここ1ヶ月は、内容・量ともに以前通りの糖質制限ができていたと思います。

昨日、高雄病院で血液検査をしたところ、HbA1c4.8%、血糖値86(朝食後4.5時間。1時間前にブラックコーヒー+無調整豆乳を150ml程飲用)、ケトン体2+でした。Hb10.4で、先生からは貧血のため血が薄まって見かけ上A1cが低く出たのかなと言われました。

ただ、江部先生の以前のブログ記事で、妊娠などによって鉄欠乏性貧血になった場合は、HbA1cは『実態より高値を示す』 というのを見て、逆だな…と思いまして。
4.8なんていう数値は出るはずがないと思うので、見かけ上の値だとは思うのですが、原因が釈然とせず気になっています。

今、妊娠19週(5ヶ月後半)で、既に胎盤もでき、インスリン抵抗性も高まっているので、血糖値が上がりやすいと心配していた矢先のことで。
ちなみに、まだ産科では妊娠中期の採血はしていないので、貧血に対する治療はしていません。その他、サプリメント含め内服もしていません。どういうことが考えられますでしょうか?ご多忙中申し訳ありませんが、お返事をいただけると幸いです。
2019/06/13(Thu) 09:39 | URL | みぃ | 【編集
脚気の文献
 6/12は高雄病院でのミニ講演、ありがとうございました。脚気の文献をお知らせします

慈恵医大誌119(2)177-188, 2004
「高木兼寛とビタミン」

http://hdl.handle.net/10328/2440

 明治時代の日本海軍は脚気に悩まされていたが、食事中の炭水化物をへらし蛋白質を増やしたら、脚気は発症しなくなった
2019/06/13(Thu) 11:31 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
腓骨脛骨近端骨折日記
例のラクナ梗塞のKさん、しゃっくりが三日ほど止まりません。いろいろな点滴を試しているのですが効果がありません。素人目にはどうも梗塞の症状の一つと思うのですが、有効な方法がなく看護師さんは困り果てています。なんか怖いです・・・
遂に筋肉注射をするらしいです。
2019/06/13(Thu) 14:54 | URL | 甘いミカン | 【編集
Re: うれしい報告です!
まぁみぃ さん

糖質制限食で順調な回復です。
良かったです。
薬は、少なくてすむほどよいし、なしなら一番いいです。
2019/06/13(Thu) 19:33 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 時代進化解明しない日本医療界!!
都内河北 鈴木 さん

米国糖尿病学会は、以下の食事療法を容認していると思われます。
エビデンスが一番多いのは「糖質制限食」ですが、「低脂肪食・・・カロリー制限食」も
食事療法の一つとして、あげています。

1)Mediterranean-Style Eating Pattern(地中海食)
2)Vegetarian or Vegan Eating Patterns(ベジタリアン食)
3)Low-Fat Eating Pattern(低脂肪食)
Very Low-Fat: Ornish or Pritikin Eating Patterns
4)Low-Carbohydrate or Very Low-Carbohydrate Eating Patterns
(低炭水化物食、超低炭水化物食)
5)DASH Eating Pattern(高血圧食)
6)Paleo Eating Pattern(パレオ食)
7)Intermittent Fasting(間欠的断食)
2019/06/13(Thu) 19:41 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 体重が保てない
ごり さん

頭痛が改善して良かったです。

「1ヶ月で2.5キロも減ってしまいました。」

そういうことなら、明らかに摂取エネルギー不足ですね。
豚肉や鶏肉なら安価ですし、脂肪ののったものを充分量摂取しましょう。

動物性脂質を充分量摂取して、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を確保しましょう。
2019/06/13(Thu) 19:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 鉄欠乏性貧血とHbA1cの関係性


みぃ さん

鉄欠乏性貧血の場合は、
未治療の場合は、HbA1cは実態よりも少し高めにでます。

鉄欠乏性貧血の場合、鉄不足で貧血のときは、代償性に赤血球の寿命が延びるので、
HbA1cは寿命が延びた分蓄積して、高値にシフトします。

鉄剤投与を開始して、鉄欠乏性貧血が回復している時期は、幼弱赤血球が増えて、
赤血球の寿命が短くなり、HbA1cは低値となります。

HbA1c4.8%なら、平均血糖値は91mg/dlです。

血糖値86(朝食後4.5時間。1時間前にブラックコーヒー+無調整豆乳を150ml程飲用)なら
HbA1c4.8%もありかと思います。

心配なら、貧血に影響されないグリコアルブミンを検査してみましょう。
2019/06/13(Thu) 19:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 脚気の文献
中嶋一雄 先生

貴重な情報をありがとうございます。
2019/06/13(Thu) 19:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます
ご回答ありがとうございます。
やはり鉄欠乏性貧血の場合はHbA1cは高く出るのですね。高く出て4.8%…そんなことがあるのかと疑問ですが(自分の食事内容・量から考えても、これまでの値から考えても…)、また来月以降GAも測ってみようかなと思います。
2019/06/13(Thu) 20:16 | URL | みぃ | 【編集
これ以上…
江部先生、
お返事ありがとうございます。
三倍のたんぱく質を食べてもまだ、足りないのですね。これだけ、と言っても以前との比較でしかないのですが。
エネルギー不足の方へのコメントを読み、脂肪の多い食事にしました。
豚もばら肉に。鳥はモモ肉。オリーブオイルはふんだんに使用。
以前は避けていたものばかりなので、それと比べれば、太ってもいいのでは?と言うほど食べているのに…
私の以前の体は、スイーツで保たれていたのかもしれないですね。
ニキビが酷い娘は、皮膚科でたんぱく質を増量するように言われ、
身長が伸びない息子はたんぱく質を増量するように言われ、
家族中でたんぱく質生活を1ヶ月続けたのですが、弁当も含めて毎日三食の調理に疲れてしまいました。
でも、糖質制限は続けたい。葛藤しております…
2019/06/13(Thu) 21:03 | URL | ごり | 【編集
Re: これ以上…
ごり さん

たんぱく質もとても大切なのもなのでしっかり摂取するのは好ましいです。
しかし、たんぱく質1gが4kcalで、脂質1gが9kcalなので、
摂取エネルギー確保には脂質が重要です。

体重が減る場合は、ごくシンプルに脂質摂取不足が9割以上です。
2019/06/13(Thu) 22:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
脂質!
先生、
そうなのですね。
わかりました。
もう一度食事内容を考えてみます。 
ありがとうございます!
2019/06/14(Fri) 07:56 | URL | ごり | 【編集
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