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産後うつの原因は糖質過多・鉄不足。宗田哲男先生。
【 19/019/04/23 宗田
産後うつの原因は糖質過多・鉄不足

千葉の産科医です。
産後うつ、貧血だとリスク6割増 気力低下が原因に・・・
早く気がついてほしい。妊婦は肉食であるべきです。

甘いものが好きな方は、鉄不足です。
鉄を補給すると、甘いものがやめられます。

ピルが世界一普及していない日本女性は、
貧血、鉄不足のままで、妊娠します。

妊婦は、胎児に鉄を大量に提供しますから、
さらに鉄不足になります。

妊婦の頭痛は、鉄剤投与で、ほとんどは治ります。

お産が近い妊婦のフェリチンは、5以下です。
一方、臍帯血のフェリチンは200を超えます。
お産で出血が多いと、さらに鉄不足になります。
これこそマタニティブルー、産後うつ、産後不調の原因です。

マタニティのメンタルヘルスのカギは、
鉄やビタミンB群などの栄養補給であり、
たんぱく質強化、肉食で解決します。これは糖質制限です。

ですから、妊娠中・後期には、お米を6-8杯と糖質をたくさん食べさせる、
今の栄養指導は、血糖値をあげて、必須栄養素が取れない最悪の栄養指導です。

妊娠糖尿病は、胎児が、糖質ではなく、たんぱく質を要求している状態です。
食事で解決します。

妊婦こそ肉食で、たんぱく質と鉄をたくさん取らなければなりません。
鶏卵には、糖質はなく、水分を除けば、たんぱく質と脂肪でできているのですが、
それだけで、ヒナになります。

 江部先生の指導で、私たちが発表した、胎児、胎盤、臍帯、新生児がケトン体が高いことは、
たんぱく質と脂肪が、胎児、新生児の栄養源である証拠です。

当院では、肉食をすすめ、鉄剤を強化して、妊娠糖尿病も再発なしになってきました。
産後うつになった方でも鉄剤で、急速に改善します。

早く、妊婦の栄養指導が、糖質過多から、肉食、たんぱく質強化、鉄不足解消に、
根本的に変わることを願っています。

https://www.huffingtonpost.jp/masahiro-kami/pill_japanese_b_12762476.html


こんにちは。
産婦人科医の宗田哲男先生から、
糖質制限食推進派にとって、
とても力強いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

『産後うつの原因は糖質過多・鉄不足』
という明快なご指摘です。

結局、今の妊娠糖尿病学会の推奨する、
「妊娠中・後期には、お米を6-8杯と糖質をたくさん食べさせる」
という間違った栄養指導が、
鉄を多く含有する動物性食品摂取が不足するという日本の妊婦の現状の元凶です。

しかも、鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、
ヘム鉄の吸収率は15~25%なのに対して、非ヘム鉄の吸収率は、わずか5%です。

一般に、動物性食品(レバー、牛肉、鶏肉、豚肉、魚介類)の鉄が
ヘム鉄であり、植物性食品(豆類、緑黄色野菜、海藻類) は非ヘム鉄です。

また、ピルが世界一普及していないのが日本とは知りませんでした。
ピルが普及していないということは、予定外の妊娠が多いということであり、
貧血をしっかり治してから妊娠という基本パターンが達成できていないと思われます。

女性には月経など貧血になりやすい条件がありますし、
若い女性に多くみられるダイエットや偏食なども貧血を助長しています。
貧血まで至らない鉄欠乏状態(隠れ貧血)まで含めると、
月経のある女性の約半数は何らかの鉄欠乏状態にあるともされています。

つまり、妊娠可能な年齢の女性は、しっかり、肉や魚介類を摂取して
貧血や鉄欠乏状態を改善しておくことが、望ましいと言えます。
それには、スーパー糖質制限食が一番適しています。
スーパー糖質制限食なら、適正体重をキープできて、
ヘム鉄が豊富なので、貧血にもなりにくいです。
血流・代謝が良くなるので、妊娠もしやすくなります。

そして、赤ちゃんを授かった時も、糖質制限食なら体重コントロールも容易ですし、
妊娠糖尿病も予防することができるし、母子ともに健康で安全となることが多いです。
さらに、出産後も糖質制限食を続ければ、ヘム鉄をしっかり摂取できて
貧血も予防できて、ひいては産後うつも予防できるので、
まさに、一石四鳥と言えます。

スーパー糖質制限食、様々ですね。  (^^)

江部康二
コメント
News
アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!

http://promea2014.com/blog/?p=7870&fbclid=IwAR0H-n1plx9_O8U4TsEWWbvK5uMxrgJUJhDnrJzvL0i7z5_N-8Fnh13LpSQ
2019/04/24(Wed) 21:25 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
いつもブログを興味深く拝見しております。
私は妊娠糖尿病で管理入院となり、最後にはインスリンを打ちながら出産まで漕ぎ着けました。
入院中はカロリーコントロール+減塩食でしたが、なぜかコメはどんぶり飯。
糖が出ているのに、なぜこんなにご飯を食べさせるのか理解できないと思っておりましたが、やはり理屈に合わない指導だったのですね。
補うべきはタンパク質と鉄、ビタミンなどの栄養素であって、既に過多となっている(だからこそ高血糖になっている)糖質ではないはずなのに。
あんな食事指導を行わなければならない医師や栄養士の方が気の毒です。それを強制される患者はもっと気の毒ですが。
出産後、糖質制限のことを知り実践しているおかげで、今は血糖値も安定し健康に生活できております。
糖質制限の情報を発信してくださる先生方のおかげです。本当にありがとうございます。
早く正しい知識が世に広まり、妊婦さん達がより安全に赤ちゃんを育める環境になることを願ってやみません。
2019/04/25(Thu) 00:59 | URL | 元妊娠糖尿病妊婦 | 【編集
Re: News
中嶋一雄 先生

情報をありがとうございます。
以下のシミズ先生のブログに解説がありますね。

ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=7870
2019/04/25(Thu) 06:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
妊産婦の色々なマイナートラブルにも
糖質制限3年目、去年の夏に出産(33歳/初産)した者です。
妊娠中も江部先生、宗田先生のご著書やブログを参考に糖質制限を続け、メンタル・体重コントロール常に良好で元気な赤ちゃんが生まれました。産後の抜け毛の症状なども出ていません。

予想外だったのは、出産時に出血量が多かったようで、母乳がほとんど出ないまま産後3ヶ月で生理が再開し、それまでは自然に落ちていった体重がスーパー糖質制限しても減らなくなってしまった事です。それどころか、次第に体重が微増し、臨月の頃よりも太ってしまいました。

これは一体??と江部先生のブログの過去記事を読み込んでいくうちに藤川徳美先生を知り、産後(+月経再開)の鉄不足に思い当たって鉄サプリの服用を始めたところ、また体重がゆるやかに落ち始め、体調も更に良くなりました。

私のように妊娠前からずっと糖質制限していても、出産を経るとここまで鉄が不足する事に驚いています。
2019/04/25(Thu) 17:05 | URL | あんずの木 | 【編集
時代進化・容認指導者が望ましい!!
都内河北 鈴木です。

本日記事の宗田先生、清水先生の様な、
時代進化容認・医療者が、理論常識化して増えなくては患者は、
治るものも、死へと繋がります!!

私自身が体験した事、
面識無い、利害関係無い、江部先生「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒、再覚醒、」出来たから、発言します!!

私の糖尿病重症化する、インスリン投与者が、この様に改善しましたが、
江部先生へは、言葉でしか伝える事しか出来ない生活状況にしたのは、
「日本糖尿病学会」信奉者だと、

「生還、覚醒、再覚醒、」医療デ~タをもって、証言します!!

江部先生には感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/04/25(Thu) 17:11 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: タイトルなし
元妊娠糖尿病妊婦  さん


『出産後、糖質制限のことを知り実践しているおかげで、今は血糖値も安定し健康に生活できております。』

良かったです。
次回の妊娠は、糖質制限食で、『妊娠糖尿病なし、インスリンなし』で大丈夫と思います。
2019/04/25(Thu) 17:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 妊産婦の色々なマイナートラブルにも
あんずの木 さん

出産時の出血が多くて、産後3か月で生理が再開なら、
糖質制限食でも、鉄欠乏になると思います。

そういう鉄欠乏になりやすい条件があるときは、早めに鉄剤を内服すれば良いと思います。
2019/04/25(Thu) 17:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖尿病と妊活について
はじめまして。いつも先生のブログで勉強させていただいております。Frohman愛(メグミ)と申します。産後ではありませんが、どちらのブログにコメントしてよいかわからず、不躾ながら書かせていただいております。
現在35歳です。16歳で2型糖尿病になって以来インスリンと飲み薬で治療してきました。糖質制限を始めて2年半になり体重もA1cも6.2まで下がりましたがスーパー糖質制限ではないため薬が手放せません。去年結婚し妊活したいので、今年に入ってインスリンのみでコントロールしています。尿タンパクが+-で-にならないこと、ケトン体が2+なのでまだ妊娠しないように言われています。
自分でもA1cが6.2から下がらないのはまだ糖質を摂りすぎているからかと葛藤しています。視力も落ち、眼科では妊娠しても問題ないとは言われましたが、年齢、持病で健康な子を産めるか毎日不安に過ごしています。補足ですが、20代の2年間をアメリカで過ごしたときは今より10キロ以上太っていてA1cも8.0台だったと思います(現在168cm、54kg)。その頃のツケがきているのかとも考えましたが、どうかアドバイスをいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
2019/06/06(Thu) 19:33 | URL | Frohman 愛 | 【編集
Re: 糖尿病と妊活について

Frohman 愛 さん


糖質制限食の場合は、生理的に血中ケトン体が高値となるので、尿中ケトン体が陽性となりますが、
これは生理的なもので病的ではありません。
インスリン作用が保たれていれば、血中ケトン体高値は、生理的で安全なものです。

現在HbA1c6.2%とコントロール良好であり、
35歳ですので、早めに妊娠されたほうがいいと思います。

糖質制限食なら、最小限のインスリン単位で、血糖コントロールが可能なので低血糖も生じにくいです。
妊娠した場合も、糖質制限食なら、血糖コントロール・体重コントロールが容易で、安産となりやすいです。
2019/06/06(Thu) 21:06 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖尿病と妊活について
江部先生

ご返答くださり本当にありがとうございました。先生のおかげで安心しました。高齢出産になるので少しでも早く妊活始めようと思います。
2019/06/11(Tue) 15:59 | URL | Frohman 愛 | 【編集
Re: Re: 糖尿病と妊活について
Frohman 愛 さん

了解です。
2019/06/11(Tue) 16:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
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