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DNA、遺伝子、ゲノム、染色体って何?
こんばんは。

ただいま朝日カルチャー湘南のPPTスライドを作成しています。
その中でチンパンジーとヒトは、約700万年前に分岐して、
「生物種としては、最も近縁である」というお話もしようと思っています。

そして、『チンパンジーとヒトのDNAは99%同一』と以前からスライドに記載していたのですが、
「あれ?ゲノムとDNAってどう違うんだっけ?」
「ついでに、遺伝子とか染色体とか、言葉はよく使うけど、正確な定義は?」
などという、原初の疑問が湧いてきて、フリーズしてしまいました。
医学部で絶対、学んだはずなのですが、
いつのまにやらアヤフヤ状態に陥っていました。(-_-;)

それで、心機一転、ネットで勉強し直しました。
読者の皆さんも、トリビアで役に立たない知識かもしれないけれど
知っていて損はないのでお付き合い頂けば幸いです。

いろいろ探して、
一番わかりやすいし他人にも説明しやすい解説のあるサイトを見つけました。

ということで、まずは音楽のカセットテープをイメージしてください。
未録音のテープが「DNA」です。
テープにすり込まれた曲情報が「遺伝子」です。
録音済みのテープが「ゲノム」です。


ここまでで、何となく全体像がつかめたことと思います。

DNAは、2重らせん構造の繊維です。
遺伝子は情報そのものです。
遺伝子情報が組み込まれたDNAがゲノムです。
ゲノムには、録音済みテープと同様に、情報がある部分とない部分が存在しています。

長いテープ(DNA)の中で、曲が録音された部分を「遺伝子」と呼びます。
そして、このテープの情報全部のことを「ゲノム」と呼びます。

DNAだけなら単なる構造物に過ぎませんので役に立ちませんが(未録音のテープ)
遺伝子という情報を組み込むことで(録音済みのテープ)、様々なタンパク質をつくることが可能となります。

それでは次に、染色体って何なん?ということになりますが、
「染色体」はカセットの役割を兼ねて、トータルして未録音カセットテープです。
DNAという2重らせんの繊維は、ヒストンというタンパク質に巻き付くことによって
安定した構造を確保していて、それを染色体と呼ぶのです。
生テープだと、構造的に不安定なので、カセットテープにして
安定化させているのと一緒の理屈ですね。


体は、タンパク質でできています。
遺伝子はタンパク質をつくる情報です。
どんなタンパク質をつくるか、という情報が遺伝子です。
DNAというひもの上に、遺伝子という「情報」が書かれています。
DNAは、ひもが2本、らせん状にからまっている形をした長い分子です。
<DNA=単なるらせんの紐2本>のことであり、
<ゲノム=DNA+遺伝子>です。

ここまで説明してきましたが、すなわち冒頭の
『チンパンジーとヒトのDNAは99%同一』というのは不正確であり
『チンパンジーとヒトのゲノムは99%同一』というのが正確ということになります。


ヒトのゲノムにおいて、
タンパク質の情報が書いてある部分はほんの一部とされています。
遺伝子情報が入っていない部分には、何が書かれているのか、
今もよくわかっていません。
なお、ヒトの「遺伝子」の数は、現在のところ約2万9千箇所とのことです。


今回の記事は理学博士の加藤牧菜先生の
以下の記事を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。

https://www.manabinoba.com/science/9304.html
内田洋行教育総合研究所
おすすめ特集記事
科学夜話
第5回「生命科学」
科学エッセイ:遺伝子、DNA、ゲノムってなに?


江部康二

コメント
DNAは二種類の塩基
糖尿病と遺伝子の関係性は、大きい親子の関係性は、100%の確率で受け継ぎ父型母型から50%、祖父母から25%の確率です。面白いのは、病気と親子の関係性と一過性の祖父母の関係性が様々な遺伝子で現れる。その引き出しは、生活の環境性と言われてます。遺伝の変化は、DNAの二種類の塩基と環境で変化する。
その中で、食事が細胞の中にあるDNAを傷つける。もっとも傷つけ易いのが酸化だと言われてます。
酸化性を生み出すのが糖質で、糖化と言われてます。
大事なDNAの二種類の塩基のどの部分を傷つけるかでどんな病気になるかもわかってます。
それは何故かと言いますと人ゲノム全容が2000年には、解明させてます。今は、それを基にテイラーメイドの治療に入り、個人の遺伝子治療が出来る時代、ただ高価な治療になっている。
ガン細胞を攻撃するキラ細胞を増やすアポトーシスと言って細胞書き換えのエラー細胞自滅する治療も実施されてます。
細胞の活性化を抑えて、守る食品がタンパク質と脂質だと言われてますから糖質制限は理にかなってますし理論と実績は、出てるはずです。
又、遺伝子とは違いますが、糖尿病に対してもベータ細胞の移植が海外では、成功してます。
それも点滴で移植する方法です。
日本では、一型の方で、親族の亡くなった方の細胞と制約があります。
経口インシュリンも制約が有り、製薬会社と厚労省の間違いを個人にすり替えるなと思います。
「あなた自身の食事制限と責任を押し付けるな医師は、時代を変えて、社会の病巣と戦える医師会になって欲しい。」
遺伝子と環境=仏法に色心不ニと言います。
実に興味深いし面白い関係性で、釈尊は、2000年前に人間の本質を生命に求めてます。
私は、色々な人生の経験から今一番楽しく、糖質制限と共に頑張れます。
2019/04/17(Wed) 09:26 | URL | ひこにゃん | 【編集
日本糖尿病学会のガイドラインについて
「糖尿病診療のエビデンス」能登 洋著 (58ページ)によると
「炭水化物50〜60%エネルギー、タンパク質20%エネルギー以下を目安とし残りを脂質とする」と言う日本糖尿病学会のガイドラインの根拠は炭水化物については血糖や脂質を評価したRCT主体のメタアナリシスに基づいていると記載されていますので、本当ならエビデンスレベルは高かそうです。
しかし、ガイドラインに従っても日本の糖尿病患者は減る気配はなく、私自身もそんなに炭水化物を食べれば血糖値をコントロールできなくなるのは経験上わかっています。
メタアナリシスに基づいているならばメタアナリシス自身に問題がある、もしくは目指すものが違う(合併症以外のファクター)と思われますが、どのような点に誤りやバイアスがあるのでしょうか。
2019/04/17(Wed) 12:39 | URL | 西村典彦 | 【編集
Re: 日本糖尿病学会のガイドラインについて
西村典彦 さん

「糖尿病診療のエビデンス」能登 洋著 は、2015年刊行ですね。

「糖尿病診療ガイドライン2016」の食事療法の部分、 37ページに

Q3-1 糖尿病における食事療法の意義と最適な栄養素のバランスは
どのようなものか?

に対し、

「摂取エネルギーのうち、炭水化物を50-60%、たんぱく質20%以下
を目安とし、残りを脂質とする。」

と記載しています。
しかし、推奨グレードの表示はなしです。
従って、エビデンスはないに等しいと思われます。

「糖尿病診療ガイドライン2016」は
2016/5/23刊行です。

能登先生、2018年には、
山田悟先生と一緒に、糖質制限食肯定の論文を書いておられたように思います。
2019/04/17(Wed) 14:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
マグネシウム
最近、安江邦夫先生(物理学)のマグネシウム論に出会いました
色々聞いていると糖尿を初め万病に効くと言う事です
さっそく取り寄せてマグネシウムと重層、クエンサンを入れ
水素水、マグネシウム水、を飲んでいます
 私は江部先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を読み
凄く納得して実行15Kg減量、血糖値、血圧も平常値まではいかなまでもけっこう下げ

ました。最近マグネシウムに出会い色々調べましたが、情報も少なく江部先生に聞いてみ

ようと思ったしだいです。先生のご意見をよろしくお願いします

マグネシウムは、世界を救う 安江邦夫①~⑧(※拡散どうぞ)
https://www.youtube.com/watch?v=Ux1nuVXNWuE&t=329s
生きてるマグネシウム水を飲む  その作り方 (物より姿勢) マドマーゼル愛氏
https://www.youtube.com/watch?v=8GUgX2SPYpk
2019/04/17(Wed) 16:54 | URL | 及川信夫 | 【編集
Re: マグネシウム
及川信夫 さん

私は、マグネシウムのことは詳しくありません。

一方、糖質制限食では、
マグネシウムを多く含むい魚や、野菜、大豆製品、海藻をよく食べるので不足することはないと思います。
2019/04/18(Thu) 16:01 | URL | ドクター江部 | 【編集
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