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オリゴ糖(少糖類)とは?血糖値の上昇は?
こんにちは。
今回は、オリゴ糖について、考えてみます。

オリゴ糖は、少糖類と呼ばれることもあります。
オリゴとは少ないという意味です。

明確な定義はないのですが、一般には、
単糖類が3~20分子縮合して1分子になったものをオリゴ糖と言います。(☆)

オリゴ糖は、一般に胃や小腸で吸収されてにくく、低カロリーであり、
大腸まで達して、ビフィズス菌などの餌になるとされています。

中でも、フラクトオリゴ糖と乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)は、
血糖値とインスリン値に影響をほとんど与えません。

ラフィノース、キシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖は
一定難消化性ですが、少し血糖値を上げる可能性があります。
イソマルトオリゴ糖は、あるていど血糖値をあげると思います。



ラフィノースは、 消化されにくく、低カロリーで、
腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働きがあり、
エネルギー換算係数は2kcal/g です。


キシロオリゴ糖も、消化されにくく、低カロリーで、
腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働きがあり、
エネルギー換算係数は2kcal/g です。


ガラクトオリゴ糖も、消化されにくく、低カロリーで、
腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働きがあり、
エネルギー換算係数は2~3kcal/g です。


フラクトオリゴ糖は、摂取しても、血糖値を上昇させず、インスリンの分泌も促しません。
消化酵素によって消化されにくいため、体内に吸収されることもほとんどなく
低カロリーです。血糖値は上げませんが、腸内細菌の餌となり、短鎖脂肪酸を作ると思われ、
エネルギー換算係数は約1.6~2.2kcal/g です。


乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)も、 消化されにくく、摂取しても血糖値の上昇や、
インスリン分泌にほとんど影響を与えません。
また、腸内のビフィズス菌の増殖を促進し、便の性状を改善する働きがあります。
エネルギー換算係数は2kcal/g ですので、やはり短鎖脂肪酸のエネルギーと思います。



イソマルトオリゴ糖は、
他の難消化性のオリゴ糖に比べると小腸内ではある程度消化されますが、
でん粉などに比べると消化されにくいです
エネルギー換算係数は4kcal/g で、ビフィズス菌の餌になります。
小腸であるていど消化されるので、血糖値もあるていど上昇すると思います。



(☆)

健康増進法における栄養表示基準では栄養成分表示を行う場合、基本表示は

<エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム>

の5成分表示とされています。

「炭水化物、糖質、糖類」を整理すると下記の如くにまとめることができます。

栄養表示基準上はたんぱく質や脂質、灰分(ミネラル分)のいずれにも分類されないものは炭水化物に計算。

①炭水化物=糖質+食物繊維
②糖質=糖類+糖アルコール+三糖類以上+合成甘味料
③糖類=単糖類+二糖類

*単糖類=ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど
*二糖類=ショ糖、麦芽糖、乳糖など
*三糖類以上
 1)オリゴ糖:単糖類が3~20分子縮合して1分子になったもの
 2)多糖類:単糖類、数百~数千分子が縮合して1分子になったものでんぷん、デキストリンなど)

*糖アルコール=エリスリトール、キシリトール、マルチトール、ソルビトールなど
*合成甘味料=アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム



江部康二
コメント
返信コメントをいただき、最近の糖類記事の更新もありがとうございます。
最近忙しく、流し読みでなかなか記事に追いつくことができないのでまたじっくり読ませていただきます。
エリスリトールなのですが、私はちゃんとエリスリトールのアレルギー検査はしていません。
ただ、喘息アトピー鼻炎も症状が軽くありアレルギー体質なのは解っています。腸の具合も季節生理等によりかなり左右されます。そのことから、量によって下痢をする糖質などは私には向かないのではと考えました。
あと、アレルギー検査ですが、友人が食べると必ず目蓋が腫れる食材があってそれをきちんと病院で調べてもらったのに反応が出なかったと驚いてました。逆にこれは大丈夫だろうという食材の項目に反応が出ていたらしくどうしたもんかと悩んでいました。アレルギー検査で出る出ないはあるのでしょうか?

2019/04/04(Thu) 20:13 | URL | 菊乃 | 【編集
オリゴ糖、説明には感謝いたします!!
都内河北 鈴木です。

本日の「オリゴ糖」説明には、
この内容は一般人も知識として行くのは「糖質制限理論」実践者ならば、
尚更記憶しておくのは必須だなと考えました!!

以前にも告知あったかもしれませんが、
脳梗塞の為かなと考えられる、記憶障害があるため再講義には、
感謝尽きません!!

私自身「生還、覚醒、再覚醒、」出来たのも、
着実に江部先生の講義に即した食事だったのかなと、考えます!!

私は脳梗塞で、現在通院のN脳神経外科・院長の説明で、
脳内細胞の多数死滅箇所は、「再生不可能であるところ」だと説明受けていましたが、
今年3月4日には頸動脈プラ~ク以外の数か所が改善「再覚醒箇所」が有りました事は、心安らぎます!!

この事は江部先生には、感謝尽きませんとしか申し上げる事しか出来ない、
「生還」「21年糖尿病重症化インスリン投与者が3ヵ月足らずで生還!!」
「覚醒」「眼科眼底検査希少改善!!」2年目、
「覚醒」「脳梗塞頸動脈プラ~ク希少減少改善!!」6年目、
「再覚醒」「脳梗塞改善数か所改善!!」8年目、
 の現在が有ります!!
*全て医療デ~タ存在してます!!

私の脳梗塞は、「記憶が不確かな事」は現在のN脳神経外科へ通院してから判明したのですが、

江部先生の再度、再度の講義説明には、他の医療者にはない、
「糖質制限理論」への核心を突いた「糖」の説明に、感謝いたします!!

今後共、御苦労でしょうがブログ講義を宜しくお願いいたします!!

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/04/04(Thu) 21:30 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
オリゴ糖
江部先生

オリゴ糖の記事、ありがとうございます。糖質制限を実施中です。その中で、オリゴ糖の血糖値に与える影響について、づっと気になっていましたが、信頼できる情報源が見つからないので困ってました。今回の記事、深謝です。

ただし、市販のオリゴ糖と名の付く商品の多くは、オリゴ糖と他の糖などとの混合が多く要注意だと思います。また、テンサイオリゴ糖は、オリゴ糖が20%くらいで大部分は蜜糖のようですので、これも要注意のようです。先生の意見を伺いたく、お願いいたします。
2019/04/05(Fri) 11:31 | URL | Shin_chan | 【編集
Re: オリゴ糖
Shin_chan さん

ご指摘どおり、
テンサイオリゴ糖は、オリゴ糖が20%くらいで大部分は蜜糖のようですね。
従ってテンサイオリゴ糖は、糖質制限NG食材です。

同様に「ビートオリゴ糖」は、
天然オリゴ糖(学名:ラフィノース)を含んでいますが、
ショ糖や糖類も多く含まれていますので、糖質制限的には、NG食材です。
ビートオリゴ糖(ショ糖・糖類:67%、水分:22%、オリゴ糖:11%)
2019/04/05(Fri) 22:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
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