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高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内。
こんばんは。

今回は、高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内です。
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」ですが、
基本的には、まず外来診察を経て、担当医が入院の適応ありと判断して、
入院の手続きが始まります。

一方、高雄病院では、県外や遠方の患者さんで入院希望の方も多いので、
「診療情報提供書」があれば、場合により、
外来受診なしで、直接入院も可能としています。

具体的には、主治医の先生に前もって診療情報提供書を高雄病院に送付して頂いて、
高雄病院の担当医が入院可能か否かをまず、判断します。


入院OKとなれば、患者さんが直接、入院担当職員と電話で相談していただき、
入院日、入院期間などを決めていきます。

診療情報提供書があり、入院OKとなった時は、外来診察を経ずに、直接入院も可能です。
通常、2週間くらいの入院が多いです。

入院時に「CGM」(☆)を装着します。
入院初日と2日目までは、通常の糖尿病食(高糖質食)でCGMでチェックします。
3日目からは、スーパー糖質制限食に切り替えてCGMでチェックします。

糖尿病や肥満が改善すれば、
高脂血症、喘息、痛風、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、脂肪肝も良くなると思います。

糖尿病という病名がありますので、健康保険が効きます。

高雄病院には、2019年現在月に平均15名の糖尿人が、
全国から糖質制限食治療を希望して入院されます。
遠方の方は、入院して糖質制限食で糖尿病自己管理の体験をし知識を会得してもらい、
退院されたら地元の医師にフォローしていただきます。

京都や近くの糖尿人でも、外来で、なかなか血糖値が下がりきらない時などは、
入院すると改善する人がほとんどですので、
『コントロール・教育入院』がお奨めです。
14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。
勿論健康保険が効きます。

当初の数日間のスーパー糖質制限食で内服薬中止して、
コントロール良好となることがほとんどなので、
次の7日間は、グルコバイ(100)1錠を、食直前30秒に内服して、
あえて炊いたご飯2/3膳(約100g)など摂取して、
食後血糖値がどのくらい上昇するかを試して実験することがあります。

食後2時間で180mg/dl未満ならまあまあで、140mg/dl未満なら合格です。
グルコバイだけで力が及ばない時は、
「グルコバイ+グルファスト」食直前30秒に内服で試します。
期間的に余裕があれば、パンやうどんなども試します。
これは、退院後どうしても、
或いはやむを得ず糖質摂取せざるを得ないときのための
シミュレーションです。(^^)

インスリン注射をされている時は、3~4週間あった方が確実に減量できます。
インスリンの量は1/3以下になります。
内因性インスリンがあるていど残存している方は、
インスリン離脱できることもあります。
2型だけでなく、1型の糖尿人でも、インスリンの量は1/3以下になります。

入院して、CGMを装着することで、
「通常のカロリー制限の糖尿病食」と「糖質制限食」の効果の大きな差がリアルタイムに確認できます。

血糖値を直接上げるのは糖質だけで、タンパク質・脂質はあげないということを、
身をもって体験することで、糖質制限食へのモチベーションが高まります。
「通常のカロリー制限の糖尿病食(高糖質食)」摂取だと食後の血糖値は
軽く200~240mg/dlを超える
ことがほとんどです。

「スーパー糖質制限食」だと食後血糖値は140~180mg/dl未満となります。

入院して糖質制限食を摂取してCGM検査を実施しているのは、
日本中で高雄病院以外には、ほとんどありません。

同一カロリーでも、糖質を摂取すれば、インスリン注射や経口血糖降下剤を内服していても、
食後血糖値は200~240mg/dlを超えることが多いですが、
スーパー糖質制限食なら、薬・注射なしで食後血糖値は140~180mg/dl未満のことがほとんどです。
勿論、個人差はあります。

入院中はその他、心電図、胸部レ線、頭部CTや頸動脈エコーなど、
糖尿病に関連するいろいろな検査もあります。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。
一日尿のCペプチド測定で、トータルなインスリンの分泌量がチェックできます。
早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、
基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。
インスリン抵抗性の検査やインスリン追加分泌能の検査もあります。
管理栄養士による具体的な栄養指導も2回あります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、
6ヶ月に一回くらい京都観光を兼ねて、高雄病院に来て頂いている方もおられます。
遠方の場合、年に一回、糖質制限食入院をされる方もおられます。

入院・外来治療の実績があれば、
高雄病院への電話で栄養相談やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、関東、北海道、九州、東海、中部、中国、九州地方など、
様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。
北海道から沖縄まで万遍なくこられます。

全国の糖尿人の方々も、糖質制限食入院治療ご希望の場合は、
高雄病院 075-871-0245
まで、電話され、入院担当職員とご相談いただけば幸いです。
(^_^)



江部康二


(☆)CGM
CGM(Continuous Glucose Monitoring):持続ブドウ糖測定。
CGM測定装置のごく細いビニール製の管を、専用の器具で皮下に装着します。
パチンという感じで装着しますが、痛みはありません。
24時間、組織間液のブドウ糖を測定できて、14日間継続可能です。
CGMはインスリンポンプを実施している患者さんがいる病院でないと
健康保険では検査できません。
高雄病院では、2016年12月から、CGMが健康保険で検査可能となりました。
コメント
都内河北 鈴木です。

本日の「高雄病院」紹介ですが、この様な「糖質制限理論」紹介病院が、
日本国中に拡散することを、願っています!!

事実私は江部先生を知り、ブログ、著書読破で、
「脚気・高木兼寛医師」の「米=糖質には、栄養素無い!!」
「自身父親静岡連隊ガダルカナル帰還兵の身体体型の食生活」
等を知っていたことで即日理解把握して、実践!!
1日で「糖質制限理論」の効果を実感しました!!

「1日で、日本医療の糖尿病専門医組織「日本糖尿病学会」に
疑問満載になり、思考変更には、改善する自身に起きた病態改善が、証明です!!」

その後、2012,10,1、より実践で現在8年目で糖尿病重症化して行く
1患者が、
「生還、覚醒、再覚醒、」出来た事に、感謝尽きませんとしか言えない生活状況の私ですが、

本日の「高雄病院の診療内容病院」と同等の
医療の世界へ通用する「時代進化・医療知識病院」が、
現在以上に日本国内に拡散しなければ、
日本国内の医療問題も増える事ばかりだと、
自身の改善「生還、覚醒、再覚醒、」を見ても、考えます!!

私は江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」出来、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2019/03/29(Fri) 10:53 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
糖質と精神的身体的な異常
はじめまして。いつも参考にさせていただいています。いろいろ悩んだのですがどうしても質問したいことがありコメントしました。
私は27歳女性です。現在2人目の子供を妊娠しています。妊娠前からパニック障害を患っており精神的に不安定なことが多く、その原因が糖質ではと考え、ご飯やパンなど主食を抜く糖質制限をしていました。制限前は1日3000キロカロリー近くをほぼ炭水化物で摂取するという糖質依存状態でした。糖質制限開始前に血糖値を測りはじめたのですが糖質制限開始前の血糖値が72〜160でしたが糖質制限してからは低74〜高100以下で安定しました。糖質を制限してからはお寿司や外食時は米やパンを食べていましたが完治とは行かないものの精神的にかなり安定した日々を過ごしていました。が、最近妊娠のせいかどうしても食欲に勝てず、手近な焼き芋などを食べたところ1週間ほど極端な鬱症状や嘔吐に悩まされました。また一口でも食べると直後から欲求が止まらなくなりそこから糖質を摂取し続けるという異常な行動に出てしまい、それを止めるのに非常に苦労します。そして最近では徐々に今までは、特に反応しなかった程度の糖質摂取で摂取後2時間ほどで顔面蒼白になり急激な鬱症状や、不安感、嘔吐症状を表し1週間ほど攻撃的でノイローゼのようになり回復できなくなってしまいます(いままでの糖質摂取量が異常だったので決して少なくない量を摂取しているのだとは思いますが)私は今までは調味料などは糖質としてカウントしていなかったのですが、最近では量にもよりますがドレッシングやたれなどの糖質にまで体が反応しているようで、主に味付けは塩胡椒になってしまいました。

糖質さえ気をつければ体と心はすこぶる元気なのですが家族からは妊娠中ということもあり極端な糖質制限については非常に心配されています。
通院している産婦人科医は糖質制限には反対していますし相談できる方もおらず悩んでいます。
このような極端な反応が出ることはあるのでしょうか?何か糖質以外にも原因があると考えるべきでしょうか?

もし、よければお時間がある時にでも返信を頂けるととても嬉しく思います。
2019/03/29(Fri) 14:13 | URL | 糖質依存 | 【編集
Re: 糖質と精神的身体的な異常
糖質依存 さん

『今までは、特に反応しなかった程度の糖質摂取で摂取後2時間ほどで顔面蒼白になり急激な鬱症状や、不安感、嘔吐症状を表し』


機能性低血糖のように思われます。
機能性低血糖については以下の太字の記事をご参照頂けば幸いです。

2018年01月15日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4448.html
機能性低血糖症が糖質制限食で改善。低体重と推定エネルギー必要量。


機能性低血糖をきっかけにして、心理的不安定状態が再発し再発したのでしょう。

スーパー糖質制限食でも、1回の食事で、野菜などの糖質が10~20gくらいは摂取します。
従って、ドレッシングの糖質(10mlで1~2gまで)の糖質に反応ということはありません。
糖質には関係なく、妊娠中ということもあり、心理的不安定さが出現しているものと思われます。

あまり、無理をせずに、1回の食事の糖質量を30~40gくらい摂取する『緩やかな糖質制限食』で
良いのではないでしょうか?
妊娠中にもスーパー糖質制限食でOKなのですが、
糖質依存さんの場合は緩やかな糖質制限食で良いと思います。
2019/03/29(Fri) 16:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
返信ありがとうございます。
お忙しい中返信頂きありがとうございます。
機能性低血糖の記事を読ませていただきましたが大変参考になりました。
おっしゃる通り、妊娠してから妊娠前よりも心理的不安がかなり大きくなっており、糖質摂取後の不調に気づいてしまった事で気持ちが敏感になりすぎているのかもしれません。
こうしてコメント欄からですが、お話させて頂き少し安心しました。
糖質とは良い距離で付き合っていけるように頑張ってみます。

今後ともブログや書籍など参考にさせていただきます。ありがとうございました!
2019/03/31(Sun) 10:30 | URL | 糖質依存 | 【編集
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