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1型糖尿病でも糖質制限食は安全に実践でき、メリットは大きい。
【19/02/06 T
今日の朝日新聞朝刊の記事「患者を生きる」を思い出しました。
今回は1型糖尿病の方が紹介されております。
大学病院の主治医から、血糖値安定させるため糖質を一定量毎食摂ること、
極端な糖質制限はケトーシスを起こすリスクがあることを教わった、
とありました。
その後この方は、血糖値が安定しないことや、
食後の血糖値上昇に苦労されてます。
この方の主治医が再度勉強して下さればと強く思いました。】



こんにちは。
T さんから、1型糖尿病の患者さんに関する朝日新聞の記事について、
コメントを頂きました。
ありがとうございます。
私も、興味を持ってこの記事を読んでいました。
仙台の料理研究家の方が、
突然1型糖尿病を発症して苦労しておられるレポート記事です。

大学病院の主治医は、
『厳格な糖質制限食はケトーシスのリスクがある。』
『1型糖尿病はどんなに規則正しい生活でも完全なコントロールは難しい。』
と、述べておられます。

しかしながら、理論的に考えるならば、
インスリン注射をキッチリ打っている1型糖尿病患者さんが、
スーパー糖質制限食を実践しても、
糖尿病ケトアシドーシスになるリスクは、ほぼ皆無と言えます。

何故なら、糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用の欠落が前提で発症するので、
インスリン注射をしている限りは、起こらないからです。

現実には、糖尿病ケトアシドーシスは、
1型糖尿病患者さんが、急にインスリン注射を中止したときとか急に減らしたときとか、
2型でも『ペットボトル症候群』のようなインスリン作用が
その時点で枯渇した状態のとき以外には発症しません。

糖尿病ケトアシドーシスは、とても重症な病態ですので
そうならないように注意することはとても大事ですが、
インスリン作用が確保されている限りは、そもそも発症しないのです。。


そしてTさんが仰るように、1型糖尿病なら、
よりしっかり『スーパー糖質制限食』を実践するのが好ましいです。
それにより、インスリン注射の単位が必要最小量に減り、
血糖値の乱高下も減少し、低血糖のリスクも減少します。

インスリン注射を食前に打って、
糖質を普通に摂取して、血糖コントロールしようとするのは、
たとえカーボカウントをしていても、極めて困難です。
インスリンの単位が、
摂取した糖質に対して不足していれば食後高血糖になり、
摂取した糖質に対して過剰なら低血糖になります。

普通の糖質ありの食事であれば、
ご飯やパン、衣、野菜、芋、果物、調味料などに糖質が含まれていて
実際の糖質摂取量を把握するのはとても難しいです。
そのため、ピッタリの食前インスリンの単位を決めるのも
極めて難しいです。

結果として、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(低カロリー・高糖質食)を摂取して
インスリン注射をしている場合、1型糖尿病、2型糖尿病を問わず、
血糖値が乱高下するのが当たり前となっています。
実際、朝日新聞の記事の料理研究家の方もかなり苦労しておられます。

この点、スーパー糖質制限食なら、
食事の中の糖質量はごく少量であり、
その量を把握することも極めて容易です。
従って、最低単位の食前のインスリンを打つことで
食後血糖値のコントロールは容易であり、
低血糖リスクや血糖乱高下リスクも極めて少なくてすみます。

2型糖尿病なら、スーパー糖質制限食でインスリンフリーになる糖尿人も
結構おられます。

1型糖尿病においても、
スーパー糖質制限食を実践することで、
食前のインスリン単位は1/3以下になるので、
メリットはとても大きいです。

過剰のインスリンは肥満ホルモンであり、
老化、動脈硬化、アルツハイマー病、酸化ストレスなどのリスクとなります。
つまり、インスリンは血糖コントロールが良好である限り
少なければ少ないほど身体には好ましいのです。
そのためにはスーパー糖質制限食が最適の食事療法と言えます。


江部康二

コメント
何故、日本国医療界は「糖質制限理論」を公表しないのか??
都内河北 鈴木です。

本日記事再読して、江部先生の説明を読み、自身のインスリン投与して増量している時に「糖質制限理論」理解把握して実践し時の事を思い出しました!!

私は、糖尿病21年間重症化するも、3年半増量するインスリン投与者が、
3か月足らずでインスリン自主離脱してヘモグロビン正常化して「生還」し
その後、「眼、脳梗塞、」が覚醒している事を再三コメントしていますが、

インスリン投与していた事は以前もコメントしてますが、
インスリン投与者は、血糖値測定していますが、
「糖質制限理論」実践してから日増しに血糖値は下がります!!

実践2か月半過ぎた頃、徐々にインスリン投与を減少していましたが、
起床して血糖値測定の朝1の測定結果は「53」でした!!

体調は、日増しに体調快調に成っていましたが、
「血糖値の最低限度」は知らなかったというか、
担当医より「低血糖になったら、飴でも舐めて下い」としか言われていませんでしたから、

自身でパソコン検索で「血糖値40は危険と知り!!」、
服用薬もあるのでその時点でインスリン投与を自主離脱しました!!

以降は「糖質制限理論」継続していますから、
「血糖値、ヘモグロビンも上がりませんでした!!」

以降自身で人体実験しながら、2年弱で「糖尿病薬」を自主離脱しました!!
*簡単「糖質害毒」実験は、医療デ~タにも書いてあります。

この事から、アンナハ~レント女史の文中の解釈道理の
「日本糖尿病学会」の組織医は言われるがままの「思考力欠落者の専門医」だと近年の実体験だから発言できます!!

私の通院していた病院経営者は、都内の病院組織・会長!!
担当医は、「日本糖尿病学会」公認医!!

この公認医は、昨年区役所「糖尿病教室」講師をしていました!!
呆れました!! 
講義に参加しようとしたら、「参加拒否」です!!

専門医だとしても、患者も真偽判断可能なネットグロ~バル時代です、
安易な日本の権威肩書の過信は、危険だと考えます!!

上記の私の判断は間違っていなかったと、
糖尿病重症化していた私が、
「脚気・高木兼寛医師!!」
「自身の父親静岡連隊ガダルカナル帰還兵の食生活!!」
の知識にウナズケル江部先生「糖質制限理論」だと考え実践した結果です!!

江部先生「糖質制限理論」で得られた知識で「生還、覚醒、」している事から
確証有る医療デ~タをもって証明します!!

江部先生には、「生還、覚醒、」できて、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具


2019/02/08(Fri) 22:28 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
是非、糖質制限食料理の研究家として
本日の記事、1型糖尿病の患者さんで、仙台の料理研究家の方の記事ですが、
是非、糖質制限に理解のある医師のもとで、糖質制限を実践してもらいたいと思います。

やはり「自分で勉強し、考え」「自ら判断し、選択する」だと思います。

これからは、糖質制限食料理の研究家として、美味しい料理を作っていただきたいですね。

私も、機会があれば協力させていただきたいと思います。
2019/02/08(Fri) 22:28 | URL | オスティナート | 【編集
糖質制限の広まり
こんばんは。初めてメールします。
北関東で糖質制限の理解のある先生の
ところに通いながら、右往左往しながら、
糖質制限を実行しています。
3年ぐらい前から糖質制限を始めました。
初めての時は、便秘がすごく一回目のリタイア。
次は、薬の飲んで、好きな炭水化物を食べている糖尿病の友がうらやましくなり、薬を増やし、
糖質の世界にもどる。
とうとう薬を飲んでも、血糖血があがり、
我にかえり、本格的に糖質制限再開。
ほぽ毎日糖質20gに抑え、
7.2から6.3へ
薬も3種類からメトグルコ1種類に。
初めて体の軽さと便秘なしを体験しました。
今までの糖質制限では脂質が足りませんでした。
今まで、薬が増えて、血糖血がどんどん悪くな
った友人に糖質制限を勧める。
12月4日HbA1c7.7
1月25日HbA1c6.9
朝みそ汁、ヨーグルト
昼野菜、糖質制限パン
夜鍋や菊芋、肉 糖質なし
かかりつけ医がこんなに改善する患者に
びっくり。糖質制限のパンの話をしたら、
ぜひ食事について教えてほしいと言われた。
もうひとりの糖尿の知人は、
かかりつけ医に糖質と果物を食べないように
言われた。(普通の病院、糖質制限を掲げて
いない)
糖質制限に理解してくれる病院が
増えてきていて、嬉しいです。
今片道2時間近くかけて、糖質制限の理解のある病院にかかっていますが、近くの病院に
行ってみようか?と思っています。
早く薬から離れようと思っています。
2019/02/08(Fri) 23:24 | URL | チョコちゃん | 【編集
自分で矛盾を感じないのでしょうか
> 大学病院の主治医から、血糖値安定させるため糖質を一定量毎食摂ること

これは 「毎食 しっかり塩分をとって,その分 降圧剤をのみましょう」と言っているのに等しいですね.

2019/02/09(Sat) 15:56 | URL | しらねのぞるば | 【編集
Re: 糖質制限の広まり
チョコちゃん

糖質制限に理解を示す病院が少しずつ増えてきているのは嬉しいことですね。
2019/02/09(Sat) 19:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質制限での数値について
江部先生、こんにちは。

私は1月に二型糖尿病と診断され、
今、専門クリニックに通っています。
ウォーキングと糖質制限の食事でいけるんじゃないかと言われ、無投薬で様子を見ている最中です。
(体重は少しずつ減っていっており、
空腹時血糖値も下がりました)

初検診のあと、1週間後の検査でどこまで変わってるかの検査をし、
hba1c は11.1→約8.6
空腹時血糖値は296→96
尿ケトンが3+
肝臓系?の値は正常値の3倍以上のものばかりでした。(ダイエット中はこういう値になるから痩せたら正常値になるから大丈夫と言われました。元々脂肪肝です)

医師はどこか不安になる感じで、空腹時は正常でも食後の血糖値が上がってないかの心配を相談すると、「だったら何も食べなければいいんですよ」という返答でした。

尿ケトン体や食後血糖値のことを自分なりにネットで調べるとますます不安になるばかりです。
違う病院にも後日行く予定ですが、尿ケトン体はダイエットを続けているうちはこの数値で問題ないのでしょうか。
肝臓の値もダイエットしてる間は、というもののこれから年単位での話なので不安です。
江部先生のご意見をお聞きできないでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
2019/02/09(Sat) 22:24 | URL | 初心者です。 | 【編集
Re: 糖質制限での数値について


初心者です。 様

hba1c は11.1→約8.6
空腹時血糖値は296→96
尿ケトンが3+


内服薬なしで、素晴らしいデータ改善です。
スーパー糖質制限食なら、食後の高血糖は生じませんし、血糖変動幅も最少ですみます。

スーパー糖質制限食実践で、血中ケトン体が高値となるので、尿中ケトン体も陽性となりますが、
体内でしっかりケトン体を利用するようになるので、尿中ケトン体は、3ヶ月から半年くらいで陰性になります。

元々脂肪肝なら、GOT、GPT、γ-GTPなどが高値と思われますが、
スーパー糖質制限食で、減量が進めば、脂肪肝も改善するので、肝機能も正常になっていきます。

病院については、
日本糖質制限医療推進協会の提携医療機関もご参照頂けば幸いです。
https://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution

2019/02/10(Sun) 10:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖尿病性ケトアシドーシスを経験しました。
そうですね、私は4年前に糖尿病性ケトアシドーシスになり緊急入院しましたが、その時は全く糖質制限はしていませんでした。

今思うと入院の2か月ぐらい前から、まるで体が高血糖を維持しようとするかのように乳酸菌入り飲料やみかんなどの糖質を好んで食べていたと思います。

糖質制限をしている時の生理的ケトーシスと糖尿病性ケトアシドーシスは全然違います。このことを混同してほしくないと思います。

私のTwitterのフォロワーさんの中には1型糖尿病で糖質制限している方も何人もいらっしゃいます。みなさん、血糖値の乱高下が少なく上手にコントロールなさっておいでです。
2019/02/10(Sun) 17:26 | URL | よっしー | 【編集
Re: 糖尿病性ケトアシドーシスを経験しました。
よっしー さん

貴重な体験報告をコメント頂き、ありがとうございます。

糖質制限実践する前の『糖尿病性ケトアシドーシス』ですが、
乳酸菌入り飲料やみかんなどの糖質を好んで食べていたということでしたら、
『ペットボトル症候群』のような病態だったと思われます。

以下の本ブログ記事をご参照頂けば幸いです。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4182.html
ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトアシドーシス)と糖毒。
2017年04月30日 (日)


2019/02/10(Sun) 17:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
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