2018年12月16日 (日)
【18/12/15 チーズ大好き
低血糖が危険?(先日のガッテンより)
先日のガッテンでは、最新研究で低血糖(血糖値70以下)により血管がダメージを受けて狭心症などの心臓病につながるかもしれないことが明らかになったという内容を放送していました。
また、前にDaiGoさんも取り上げていたように睡眠の質が低血糖状態になると低下したり、夜中に糖新生が起こって、交感神経が活発になるので目が醒めるとのことでした。
ケトジェニック状態なら血糖値は70以下で安定している人もいると思います。
しかし、それではケトジェニックは低血糖状態になり、
心臓病を招く危険があるということになりますよね。
最終的にはガッテンのまとめは寝る前のドカ食いによるインスリンの過分泌によって、寝てる間に低血糖になる。
そのため間食をして、ドカ食いは避けようという結論でした。
ここで疑問があります。低血糖が直接血管にダメージを与えてる?
そうではなくて、寝る前の血糖値スパイクが血管内皮にダメージを与えてるだけでは?
と思いました。
江部先生は低血糖状態が血管にダメージを与えるなどの研究についての話を見聞きしたことはありますか?
確かにインスリン注射などで低血糖状態になってるのはかなり危険だと思いますが、
健常者の糖質制限によって低血糖状態を維持しながら安定させることで健康を害するとは思えませんでした。
低血糖状態で血管が傷つくという理論が全く思い当たらないのです。
一回でもそのような話を聞いたら覚えているはずですが。
江部先生のご意見をお聞きしたいです。】
こんばんは。
チーズ大好きさんから
低血糖について、コメント・質問を頂きました。
低血糖発作のほとんどは、インスリン注射をしているか、
SU剤内服の場合です。
薬なしで、低血糖になることは、
「機能性低血糖」という病気を除けば、極めてまれです。
糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第4版、2009年)293ページには、
低血糖症の定義として、
「低血糖症状があり血糖値60mg/dl以下」
と記載されています。
薬なしで、スーパー糖質制限食やケトジェニックダイエットをしても、
低血糖になることはまれです。
肝臓で糖新生しますので、糖質摂取ゼロでも、
血糖値は一定レベルに保たれるのです。
ご先祖が狩猟・採集時代などには、
「食事あり」と「飢餓」や「絶食状態」の繰り返しだったことを
考慮すればわかりやすいですね。
血糖値が60mg~70mg/dlあって、
症状もなければ、それは「低血糖」ではありませんし、ごく正常です。
スーパー糖質制限食やケトジェニックダイエット実践で、
薬なしで血糖値が60mg~70mg/dlのことは時にあると思います。
これは、低血糖とは言いませんので、
チーズ大好きさん、ご心配要りません。
また、糖尿病は全くない、20代のアトピー性皮膚炎や気管支喘息の患者さんで
勿論内服薬なしで、空腹時血糖医値が、50mg~60mg/dlの場合が時々ありました。
最初はビックリして、待合室に飛んでいって「大丈夫ですか?」と、
事件扱いしたこともありましたが、皆さん、ケロっとしてました。
「ガッテンのまとめは寝る前のドカ食いによるインスリンの過分泌によって、
寝てる間に低血糖になる」
これは機能性低血糖のことです。
機能性低血糖症に関しては以下の、太字のブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2018年01月15日 (月)
機能性低血糖症が糖質制限食で改善。低体重と推定エネルギー必要量。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4448.html
『血糖コントロール良好を目指してHbA1cを下げるべく厳格に薬物療法を行うとかえって総死亡率が上昇する』
という信頼度の高いACCORD試験のエビデンスがあります。(☆)
これはチーズ大好きさんのご指摘のように、
インスリン注射やSU剤を使用した厳格治療です。
すなわち<糖質摂取+薬物療法>による血糖値の乱高下と頻回の低血糖が
活性酸素を発生させ、酸化ストレスリスクとなり血管内皮を傷害し動脈硬化を生じ、
死亡率上昇の大きな要因となったと考えられます。
(☆)ACCORD
Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes Study Group, , Miller ME, Byington RP, Goff DC, Bigger JT, Buse JB, Cushman WC, Genuth S, Ismail-Beigi F, et al.: Effects of intensive glucose lowering in type 2 diabetes. N Engl J Med 2008; 358: 2545-2559.
江部康二
低血糖が危険?(先日のガッテンより)
先日のガッテンでは、最新研究で低血糖(血糖値70以下)により血管がダメージを受けて狭心症などの心臓病につながるかもしれないことが明らかになったという内容を放送していました。
また、前にDaiGoさんも取り上げていたように睡眠の質が低血糖状態になると低下したり、夜中に糖新生が起こって、交感神経が活発になるので目が醒めるとのことでした。
ケトジェニック状態なら血糖値は70以下で安定している人もいると思います。
しかし、それではケトジェニックは低血糖状態になり、
心臓病を招く危険があるということになりますよね。
最終的にはガッテンのまとめは寝る前のドカ食いによるインスリンの過分泌によって、寝てる間に低血糖になる。
そのため間食をして、ドカ食いは避けようという結論でした。
ここで疑問があります。低血糖が直接血管にダメージを与えてる?
そうではなくて、寝る前の血糖値スパイクが血管内皮にダメージを与えてるだけでは?
と思いました。
江部先生は低血糖状態が血管にダメージを与えるなどの研究についての話を見聞きしたことはありますか?
確かにインスリン注射などで低血糖状態になってるのはかなり危険だと思いますが、
健常者の糖質制限によって低血糖状態を維持しながら安定させることで健康を害するとは思えませんでした。
低血糖状態で血管が傷つくという理論が全く思い当たらないのです。
一回でもそのような話を聞いたら覚えているはずですが。
江部先生のご意見をお聞きしたいです。】
こんばんは。
チーズ大好きさんから
低血糖について、コメント・質問を頂きました。
低血糖発作のほとんどは、インスリン注射をしているか、
SU剤内服の場合です。
薬なしで、低血糖になることは、
「機能性低血糖」という病気を除けば、極めてまれです。
糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第4版、2009年)293ページには、
低血糖症の定義として、
「低血糖症状があり血糖値60mg/dl以下」
と記載されています。
薬なしで、スーパー糖質制限食やケトジェニックダイエットをしても、
低血糖になることはまれです。
肝臓で糖新生しますので、糖質摂取ゼロでも、
血糖値は一定レベルに保たれるのです。
ご先祖が狩猟・採集時代などには、
「食事あり」と「飢餓」や「絶食状態」の繰り返しだったことを
考慮すればわかりやすいですね。
血糖値が60mg~70mg/dlあって、
症状もなければ、それは「低血糖」ではありませんし、ごく正常です。
スーパー糖質制限食やケトジェニックダイエット実践で、
薬なしで血糖値が60mg~70mg/dlのことは時にあると思います。
これは、低血糖とは言いませんので、
チーズ大好きさん、ご心配要りません。
また、糖尿病は全くない、20代のアトピー性皮膚炎や気管支喘息の患者さんで
勿論内服薬なしで、空腹時血糖医値が、50mg~60mg/dlの場合が時々ありました。
最初はビックリして、待合室に飛んでいって「大丈夫ですか?」と、
事件扱いしたこともありましたが、皆さん、ケロっとしてました。
「ガッテンのまとめは寝る前のドカ食いによるインスリンの過分泌によって、
寝てる間に低血糖になる」
これは機能性低血糖のことです。
機能性低血糖症に関しては以下の、太字のブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2018年01月15日 (月)
機能性低血糖症が糖質制限食で改善。低体重と推定エネルギー必要量。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4448.html
『血糖コントロール良好を目指してHbA1cを下げるべく厳格に薬物療法を行うとかえって総死亡率が上昇する』
という信頼度の高いACCORD試験のエビデンスがあります。(☆)
これはチーズ大好きさんのご指摘のように、
インスリン注射やSU剤を使用した厳格治療です。
すなわち<糖質摂取+薬物療法>による血糖値の乱高下と頻回の低血糖が
活性酸素を発生させ、酸化ストレスリスクとなり血管内皮を傷害し動脈硬化を生じ、
死亡率上昇の大きな要因となったと考えられます。
(☆)ACCORD
Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes Study Group, , Miller ME, Byington RP, Goff DC, Bigger JT, Buse JB, Cushman WC, Genuth S, Ismail-Beigi F, et al.: Effects of intensive glucose lowering in type 2 diabetes. N Engl J Med 2008; 358: 2545-2559.
江部康二
いつもブログ拝読して勉強させていただきありがとうございます。
さて、低血糖の話題がでましたが、私は、50代男性で糖尿病ではありませんが、研究のため血糖値測定器を購入し自身の糖質制限の状態を研究しております。
質問ですが、2年間糖質制限を実施した状態で、先日半日と少し自転車トレーニングを実施し帰宅、かなり疲れましたが、ふらふらというわけではありません。その時の血糖値が58でした。体調も普通でした。
さて後日、自転車レースで30分間かなりの高強度負荷をかけました。レース後付き合いで、生クリームたっぷりのクレープを食べました。その1時間半後の血糖値は77。またまたそのまま寿司を普通程度食べました。そのまた1時間半後の血糖値が80。さぞかし上がってると思いきや…。
これは予想以上にレースでの消耗が激しかったということでしょうか?
自分としてはケトン体エンジンを利用すれば、血糖値に影響を与えずに運動が出来るものと考えていたのですが。
さて、低血糖の話題がでましたが、私は、50代男性で糖尿病ではありませんが、研究のため血糖値測定器を購入し自身の糖質制限の状態を研究しております。
質問ですが、2年間糖質制限を実施した状態で、先日半日と少し自転車トレーニングを実施し帰宅、かなり疲れましたが、ふらふらというわけではありません。その時の血糖値が58でした。体調も普通でした。
さて後日、自転車レースで30分間かなりの高強度負荷をかけました。レース後付き合いで、生クリームたっぷりのクレープを食べました。その1時間半後の血糖値は77。またまたそのまま寿司を普通程度食べました。そのまた1時間半後の血糖値が80。さぞかし上がってると思いきや…。
これは予想以上にレースでの消耗が激しかったということでしょうか?
自分としてはケトン体エンジンを利用すれば、血糖値に影響を与えずに運動が出来るものと考えていたのですが。
2018/12/16(Sun) 21:53 | URL | はな | 【編集】
私もチーズ大好きです(笑)
日曜、久々に弟と会いおっさん体系になったなと指摘しながら、歳がいくと健康会話になるのでしょう。
いろいろ話して、私の体のことになりました。
全然健康じゃないと言われました。
いやいや、健康そのものですが・・・。
LDL,HDLコレステロールの値を言うとそう指摘されました。
ただ注目すべきはTGなんだといって、これは40前後で推移してるから、全く問題ないし7年糖質制限モドキで生きてきてるぞと、テンション上昇。
一般的な認識としては、バターがダメだろうという認識に衝撃を受けました。
いやいや、マーガリンは食べるプラスチックだぞと言っても、もはや聞く耳を持っていなかったですね。
最後に、俺が持ってる情報は市場で当たり前になるには10年くらい先になるだろうと予言しましたが、これも聞く耳もってないでしょうね。
一般の認識はまだまだだなと思わされた休日でした。
日曜、久々に弟と会いおっさん体系になったなと指摘しながら、歳がいくと健康会話になるのでしょう。
いろいろ話して、私の体のことになりました。
全然健康じゃないと言われました。
いやいや、健康そのものですが・・・。
LDL,HDLコレステロールの値を言うとそう指摘されました。
ただ注目すべきはTGなんだといって、これは40前後で推移してるから、全く問題ないし7年糖質制限モドキで生きてきてるぞと、テンション上昇。
一般的な認識としては、バターがダメだろうという認識に衝撃を受けました。
いやいや、マーガリンは食べるプラスチックだぞと言っても、もはや聞く耳を持っていなかったですね。
最後に、俺が持ってる情報は市場で当たり前になるには10年くらい先になるだろうと予言しましたが、これも聞く耳もってないでしょうね。
一般の認識はまだまだだなと思わされた休日でした。
2018/12/17(Mon) 06:36 | URL | クワトロ | 【編集】
新大阪で開業しております「こおりた ひろ整形形成外科クリニック」院長の郡田大宇(こおりた ひろたか)と申します。以前、夏井先生主催の「豚皮の会」で2度ほどご挨拶させて頂きました。先生の周りにはたくさんの人だかりでしたので、覚えていらっしゃらないと思いますが、その節は、有難う御座いました。
さて、教えて頂きたいことが御座います。
私の知人の父親が糖尿病でして、神戸市内で糖質制限を取り入れて治療して頂ける医療機関を探されておられます。もしも、ご存知でしたら教えて頂けませんでしょうか。お忙しいところ、誠に申し訳御座いませんが、宜しくお願い申し上げます。
郡田大宇 拝
さて、教えて頂きたいことが御座います。
私の知人の父親が糖尿病でして、神戸市内で糖質制限を取り入れて治療して頂ける医療機関を探されておられます。もしも、ご存知でしたら教えて頂けませんでしょうか。お忙しいところ、誠に申し訳御座いませんが、宜しくお願い申し上げます。
郡田大宇 拝
毎日勉強させていただいています。 チーズと別件ですが・・。12月15日の保険医新聞によると、門脇理事長は、次のガイドラインを大きく変えるご予定だそうです。http://itonaika.in/2987
クワトロ さん
貴重な情報をありがとうございます。
一般の人は、そんなものなのですね。
①コレステロール神話
②バターがだめで、マーガリンが良い
もうとっくに、消滅したかと思いきや、まだまだでしたか。
貴重な情報をありがとうございます。
一般の人は、そんなものなのですね。
①コレステロール神話
②バターがだめで、マーガリンが良い
もうとっくに、消滅したかと思いきや、まだまだでしたか。
2018/12/17(Mon) 17:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
郡田大宇 先生
芦屋市に吉田先生がおられます。
吉田光範先生
吉田内科クリニック
Tel.0797-38-7210
〒659-0067兵庫県芦屋市茶屋之町2-21 メイピース芦屋305
芦屋市に吉田先生がおられます。
吉田光範先生
吉田内科クリニック
Tel.0797-38-7210
〒659-0067兵庫県芦屋市茶屋之町2-21 メイピース芦屋305
2018/12/17(Mon) 17:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
伊藤 欣朗 先生
情報をありがとうございます。
山田悟先生も、関与しておられるので、
糖質制限に肯定的なほうに、ガイドラインが変化するものと期待しています。
情報をありがとうございます。
山田悟先生も、関与しておられるので、
糖質制限に肯定的なほうに、ガイドラインが変化するものと期待しています。
2018/12/17(Mon) 17:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
都内河北 鈴木です。
クワトロさんの
「一般の認識は、まだまだだなと思わされた休日でした。」
私も自身の「生還、覚醒、」医療デ~タ提示しても、
クワトロさんと同様の事は有ります!!
米を主食と、として世界解明した、
1880年「脚気」高木兼寛医師を知識として知っていても
時代進化解明した医療知識を
「解明された、医療世界情報を7年隠蔽」されていて「糖尿病専門医」の
支持に従い、
私は死にかけた、いや殺されかけたのです!!
2004年・ADA発表!!
「血糖値上昇は、糖質のみ!!」
2005年・江部先生「糖質制限理論」発表!!
で「害毒作用を説明!!」
2008年スェ~デン、
2011年イギリス
2013年アメリカ
の国医療界が受容している事を、
「日本国医療界」は、何故公にしないのかですね!!
上記知識を、1読して、私は「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒」している現在が有ります!!
後遺症は、眼、脳には、有りますが、体調は快調です!!
どうせ知識とするなら、
「真理ある事を知識としたいですね!!」
私は、「生還、覚醒」医療デ~タを提示しているのですが、実に残念です!!
江部先生には、
「生還、覚醒」出来て、生命継続出来て、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
クワトロさんの
「一般の認識は、まだまだだなと思わされた休日でした。」
私も自身の「生還、覚醒、」医療デ~タ提示しても、
クワトロさんと同様の事は有ります!!
米を主食と、として世界解明した、
1880年「脚気」高木兼寛医師を知識として知っていても
時代進化解明した医療知識を
「解明された、医療世界情報を7年隠蔽」されていて「糖尿病専門医」の
支持に従い、
私は死にかけた、いや殺されかけたのです!!
2004年・ADA発表!!
「血糖値上昇は、糖質のみ!!」
2005年・江部先生「糖質制限理論」発表!!
で「害毒作用を説明!!」
2008年スェ~デン、
2011年イギリス
2013年アメリカ
の国医療界が受容している事を、
「日本国医療界」は、何故公にしないのかですね!!
上記知識を、1読して、私は「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒」している現在が有ります!!
後遺症は、眼、脳には、有りますが、体調は快調です!!
どうせ知識とするなら、
「真理ある事を知識としたいですね!!」
私は、「生還、覚醒」医療デ~タを提示しているのですが、実に残念です!!
江部先生には、
「生還、覚醒」出来て、生命継続出来て、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2018/12/17(Mon) 17:38 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
インシュリンヒューマンログ42単位で低血糖頻繁!体重25K g増、眼底出血は、低血糖です。
糖質制限の門を叩き、インシュリン離脱、体重25K g減、低血糖も無くなりました。
但し、最初は、低血糖でないのに低血糖に似た症状で苦しみました。
糖質制限の門を叩き、インシュリン離脱、体重25K g減、低血糖も無くなりました。
但し、最初は、低血糖でないのに低血糖に似た症状で苦しみました。
江部先生
早速のお返事有難う御座いました。
受診されるよう、勧めさせて頂きます。
この度は、本当に有難う御座いました。
早速のお返事有難う御座いました。
受診されるよう、勧めさせて頂きます。
この度は、本当に有難う御座いました。
山っち さん
糖質制限食で、『インシュリン離脱、体重25K g減、低血糖も無し』
とは良かったです。
糖質制限食で、『インシュリン離脱、体重25K g減、低血糖も無し』
とは良かったです。
2018/12/18(Tue) 13:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】
現生人類の祖がアフリカのサバンナで生まれたとする説は、人の必須栄養素にωー3脂肪酸が含まれることと矛盾しているのではないか。
上の問いはこれまで疑問に思ってきたことの一つですが、最近、交雑する人類(デイビッド・ライク著)という本が刊行されたことで、この疑問が解けたような気分になっております。
近年、ホモサピエンスとネアンデルタール人の交雑や、ホモサピエンスとデニソワ人の交雑が確認され、そして最近、ネアンデルタール人とデニソワ人の両親を直接的に持つ子どもが発見されたことで、これらは相互にすべて十分に交雑可能(つまりある意味では同種)であったことが判明しました。
その上で、彼の説によると、(私の理解が合っていればですが)現世人類の祖は少なくとも50万年以上前にユーラシア大陸のどこかで誕生したのかもしれず(ここは彼はそう明言はしていませんが)、その後、地域ごとに、(従来の説で言うところの)ホモサピエンス、ネアンデルタール人、デニソワ人・・と現在言われている人々になり、そのうち、アフリカへ戻った人々(現在ホモサピエンスと言われる人々の一部)のみが生き残り、さらにはアフリカ大陸以外では、少なくとも約5万年前までに紅海経由で出アフリカを果たした人々の直接的な子孫のみが生き残った(この間、ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑)とする説です。
すなわち、従来の人類アフリカ単一起源説に疑問を投げかける内容です。(ですが、もちろんミトコンドリアイブ以降の出アフリカの歴史的事実とは一切矛盾しておらず、これらを内包する説です。)
この説によるとしても、現生人類の祖がユーラシア大陸のどこで誕生したかは全く不明ですが(また何と呼ぶかも全く不明ですが)、私の予想としては、ω-3脂肪酸が豊富な魚介類(やアザラシ)が取れ、かつ、ω-6脂肪酸が豊富な肉食動物のどちらも取れる場所で誕生したのではないか、と考えております。(もちろん冒頭の疑問は、アフリカのサバンナがこのような環境を満たしていたのだろうか、ということです。)
なお、ω-6脂肪酸といえば植物油ですが、当時の人類が植物から油を摂取できたかと言えば、もちろんできなかったと思います。
一つのヒントとしてバイカル湖があると思います(もちろん人類がバイカル湖で誕生したという意味ではありません)。
この湖には豊富な魚介類(やアザラシ)がおり、おそらくは肉食動物も捕獲できたものと思われます。
以上、私の勝手な想像も大幅に盛り込んでしまいましたが、人類史が近年大きく書き換えられようとしているのかもしれない、とのご報告でした。
上の問いはこれまで疑問に思ってきたことの一つですが、最近、交雑する人類(デイビッド・ライク著)という本が刊行されたことで、この疑問が解けたような気分になっております。
近年、ホモサピエンスとネアンデルタール人の交雑や、ホモサピエンスとデニソワ人の交雑が確認され、そして最近、ネアンデルタール人とデニソワ人の両親を直接的に持つ子どもが発見されたことで、これらは相互にすべて十分に交雑可能(つまりある意味では同種)であったことが判明しました。
その上で、彼の説によると、(私の理解が合っていればですが)現世人類の祖は少なくとも50万年以上前にユーラシア大陸のどこかで誕生したのかもしれず(ここは彼はそう明言はしていませんが)、その後、地域ごとに、(従来の説で言うところの)ホモサピエンス、ネアンデルタール人、デニソワ人・・と現在言われている人々になり、そのうち、アフリカへ戻った人々(現在ホモサピエンスと言われる人々の一部)のみが生き残り、さらにはアフリカ大陸以外では、少なくとも約5万年前までに紅海経由で出アフリカを果たした人々の直接的な子孫のみが生き残った(この間、ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑)とする説です。
すなわち、従来の人類アフリカ単一起源説に疑問を投げかける内容です。(ですが、もちろんミトコンドリアイブ以降の出アフリカの歴史的事実とは一切矛盾しておらず、これらを内包する説です。)
この説によるとしても、現生人類の祖がユーラシア大陸のどこで誕生したかは全く不明ですが(また何と呼ぶかも全く不明ですが)、私の予想としては、ω-3脂肪酸が豊富な魚介類(やアザラシ)が取れ、かつ、ω-6脂肪酸が豊富な肉食動物のどちらも取れる場所で誕生したのではないか、と考えております。(もちろん冒頭の疑問は、アフリカのサバンナがこのような環境を満たしていたのだろうか、ということです。)
なお、ω-6脂肪酸といえば植物油ですが、当時の人類が植物から油を摂取できたかと言えば、もちろんできなかったと思います。
一つのヒントとしてバイカル湖があると思います(もちろん人類がバイカル湖で誕生したという意味ではありません)。
この湖には豊富な魚介類(やアザラシ)がおり、おそらくは肉食動物も捕獲できたものと思われます。
以上、私の勝手な想像も大幅に盛り込んでしまいましたが、人類史が近年大きく書き換えられようとしているのかもしれない、とのご報告でした。
2018/12/18(Tue) 18:33 | URL | プーさん | 【編集】
肉食動物の表現はおかしいですね。
なんと言うか知りませんが、いわゆる肉を人類は取ってきたという意味でした。
なんと言うか知りませんが、いわゆる肉を人類は取ってきたという意味でした。
2018/12/18(Tue) 19:44 | URL | プーさん | 【編集】
プーさん
交雑する人類(デイビッド・ライク著)
ご紹介頂き、ありがとうございます。
早速、アマゾンで注文しました。
『従来の人類アフリカ単一起源説に疑問を投げかける内容です。』
興味深いです。
交雑する人類(デイビッド・ライク著)
ご紹介頂き、ありがとうございます。
早速、アマゾンで注文しました。
『従来の人類アフリカ単一起源説に疑問を投げかける内容です。』
興味深いです。
2018/12/19(Wed) 12:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
念のためですが
ωー3脂肪酸など必須栄養素から眺める人類史に関するくだりは本にはなく、完全に私の妄想です。
また、ネアンデルタール人とデニソワ人の交雑も今年の夏に発表されたので、この本の後の出来事になります。
妄想ついでに思考実験(単なる妄想)を勝手ながら続けさせていただきます。
(ふと思いついたのですが、きわめてシンプルなので正しいアイデアのような気がしてきました。)
人類史の本では、(自分が知る限り)人類と水の関係に触れてはいないように思います。
(淡)水がないと生きていけないというシンプルな事実から、現生人類の祖の生息地は以下ぐらいだったとしか思いつきません。この他、雨水を利用していた可能性については、雨水を貯めた壺のような物を初期人類が持ち歩いていたということになってしまい、これはあり得ないと思います。
・川沿い又は湖のそば
・オアシス又は湧き水のそば
後者は次の場所までの移動を考えるとあまりにリスキーなのでほぼ除外できます。(あったかもしれませんがどこかで絶滅したことでしょう。)
そうすると前者となりますが、湖はほぼ上流の川から流入する淡水を抱え、より下流の川へ注いでいたりして、川と湖が密接な関係にあることに改めて気づきました。
そうすると、現生人類につながっている初期人類は、川伝いに生活を営み、時に湖にたどり着き、さらに上流の川に上ったりとか、川沿いに生きてきたのでは、とのアイデアに至りました。
水生類人猿説というのがあるようで現在は否定されているそうですが、水棲までいくとさすがにトンデモ話だとは思いますが、川沿いや湖の淡水に入り、魚介類を日常的に捕ってきたことが裸のサル(とωー3脂肪酸による脳の発達)につながったのではないか、とハタと思いつきました。
(後に海でも漁ができるように)
今に続く現生人類が一時期アフリカのサバンナ辺りにいたことは疑いないようですが、やはり淡水沿いに移動していたのだろうと想像しています。
(そう考えると、海を渡るなどということは相当用意周到になされたはずです。)
改良が必要ではありますが、水生類人猿説のアイデア(の一部)を支持することに考えを改めることとしました。
ωー3脂肪酸など必須栄養素から眺める人類史に関するくだりは本にはなく、完全に私の妄想です。
また、ネアンデルタール人とデニソワ人の交雑も今年の夏に発表されたので、この本の後の出来事になります。
妄想ついでに思考実験(単なる妄想)を勝手ながら続けさせていただきます。
(ふと思いついたのですが、きわめてシンプルなので正しいアイデアのような気がしてきました。)
人類史の本では、(自分が知る限り)人類と水の関係に触れてはいないように思います。
(淡)水がないと生きていけないというシンプルな事実から、現生人類の祖の生息地は以下ぐらいだったとしか思いつきません。この他、雨水を利用していた可能性については、雨水を貯めた壺のような物を初期人類が持ち歩いていたということになってしまい、これはあり得ないと思います。
・川沿い又は湖のそば
・オアシス又は湧き水のそば
後者は次の場所までの移動を考えるとあまりにリスキーなのでほぼ除外できます。(あったかもしれませんがどこかで絶滅したことでしょう。)
そうすると前者となりますが、湖はほぼ上流の川から流入する淡水を抱え、より下流の川へ注いでいたりして、川と湖が密接な関係にあることに改めて気づきました。
そうすると、現生人類につながっている初期人類は、川伝いに生活を営み、時に湖にたどり着き、さらに上流の川に上ったりとか、川沿いに生きてきたのでは、とのアイデアに至りました。
水生類人猿説というのがあるようで現在は否定されているそうですが、水棲までいくとさすがにトンデモ話だとは思いますが、川沿いや湖の淡水に入り、魚介類を日常的に捕ってきたことが裸のサル(とωー3脂肪酸による脳の発達)につながったのではないか、とハタと思いつきました。
(後に海でも漁ができるように)
今に続く現生人類が一時期アフリカのサバンナ辺りにいたことは疑いないようですが、やはり淡水沿いに移動していたのだろうと想像しています。
(そう考えると、海を渡るなどということは相当用意周到になされたはずです。)
改良が必要ではありますが、水生類人猿説のアイデア(の一部)を支持することに考えを改めることとしました。
2018/12/19(Wed) 18:38 | URL | プーさん | 【編集】
プーさん
四大文明は
エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明ですが、
いずれも大河流域です。
プーさん のお話は、もっと昔の人類発祥の頃のことですね。
私もご指摘通り、川の周囲に初期人類は居住していたと思います。
さらに、ホモ・サピエンスの誕生で、脳が急速に発達するためには
エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)のω3系脂肪酸と、
ω6系の脂肪酸であるアラキドン酸の摂取が極めて重要でした。
EPA、DHA、アラキドン酸は、陸上の植物には、ほとんど含まれておらず、
一部の海草や苔や、微小藻類には含まれています。
それらを食べる水棲小動物にも含まれています。
従って、ホモ・サピエンスの誕生・進化は、
川や海の近くでなされたと考えられます。
2018/12/20(Thu) 12:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
少し古い記事ですがたまたま見つけました。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2157/
これによりますと、ホモサピエンスより古いホモエレクトスが75万年以上前に魚(鯉など)を食べていた証拠が見つかったとのことでした。(ライク氏の説によると、ホモエレクトスから派生し、ユーラシア大陸で誕生した人類がホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人等の共通祖先とのことのようです。)
この記事も以下の仮説を支持しているように思います。
・現生人類の誕生・進化は川や湖、海などの水辺でなされた。
・現生人類を現生人類たらしめた特に重要な食料は魚介だった。
ω3系脂肪酸とアラキドン酸の摂取という視点から見ますと、脳の急速な発達の上で、人類が肉も魚介も食べていたことが進化上の決定打となったのかもしれません。
人類史の最新の知見も、糖質制限食が人類の基本食であることをさらに強力に支持しているように思いました。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2157/
これによりますと、ホモサピエンスより古いホモエレクトスが75万年以上前に魚(鯉など)を食べていた証拠が見つかったとのことでした。(ライク氏の説によると、ホモエレクトスから派生し、ユーラシア大陸で誕生した人類がホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人等の共通祖先とのことのようです。)
この記事も以下の仮説を支持しているように思います。
・現生人類の誕生・進化は川や湖、海などの水辺でなされた。
・現生人類を現生人類たらしめた特に重要な食料は魚介だった。
ω3系脂肪酸とアラキドン酸の摂取という視点から見ますと、脳の急速な発達の上で、人類が肉も魚介も食べていたことが進化上の決定打となったのかもしれません。
人類史の最新の知見も、糖質制限食が人類の基本食であることをさらに強力に支持しているように思いました。
2018/12/20(Thu) 18:26 | URL | プーさん | 【編集】
進化上の決定打ではなく、進化の土台でした。すみません。
2018/12/20(Thu) 19:39 | URL | プーさん | 【編集】
改めて非常に重要な記事だと思います。
このような重要な発見が放置?されたのは、人類アフリカ単一起源説により、ホモエレクトスとホモサピエンスが直接関係ないと決めつけて見られてきたためと考えます。
ホモエレクトスとホモサピエンスに連続性があるなら極めて納得がいきます。
また、定住革命への移行がかなり古い時代から土台があったことも分かります。
人類史の中核が解明されてきたようで興奮が止まりません。
このような重要な発見が放置?されたのは、人類アフリカ単一起源説により、ホモエレクトスとホモサピエンスが直接関係ないと決めつけて見られてきたためと考えます。
ホモエレクトスとホモサピエンスに連続性があるなら極めて納得がいきます。
また、定住革命への移行がかなり古い時代から土台があったことも分かります。
人類史の中核が解明されてきたようで興奮が止まりません。
2018/12/20(Thu) 20:53 | URL | プーさん | 【編集】
プーさん
『ライク氏の説によると、ホモエレクトスから派生し、ユーラシア大陸で誕生した人類が
ホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人等の共通祖先とのことのようです。』
とても興味深いです。
ライク氏の本が届きましたので、連休中に読みたいと思います。
『ライク氏の説によると、ホモエレクトスから派生し、ユーラシア大陸で誕生した人類が
ホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人等の共通祖先とのことのようです。』
とても興味深いです。
ライク氏の本が届きましたので、連休中に読みたいと思います。
2018/12/21(Fri) 15:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
プーさん
鯉などの淡水魚にはオメガ3系の脂肪酸は多くありません。魚ならばすべてオメガ3系の脂肪酸が多いと考えるのは誤りです。
イワシ、サンマ、サバ、アジなどの青魚は海域に生息するラビリンチュラ類などの藻類からオメガ3を得ています。自分で作る能力はありません。詳しくは次のブログ記事が参考になります。
ラビリンチュラ類のDHAとEPAが青魚の脂肪に移る
https://aburano-hanashi.kuni-naka.com/1366
なお、海の魚を摂取しなくても草食動物の脂肪には少量のオメガ3系の脂肪酸(αリノレン酸)が含まれており、またクルミなどのナッツにも含まれています。αリノレン酸は体内でその約10~15%がEPA/DHAに変換されます。例えばマサイ族は草で育てた牛のミルクを主食にしていますが牛乳にαリノレン酸が含まれるので健康に問題なく生活できています。
鯉などの淡水魚にはオメガ3系の脂肪酸は多くありません。魚ならばすべてオメガ3系の脂肪酸が多いと考えるのは誤りです。
イワシ、サンマ、サバ、アジなどの青魚は海域に生息するラビリンチュラ類などの藻類からオメガ3を得ています。自分で作る能力はありません。詳しくは次のブログ記事が参考になります。
ラビリンチュラ類のDHAとEPAが青魚の脂肪に移る
https://aburano-hanashi.kuni-naka.com/1366
なお、海の魚を摂取しなくても草食動物の脂肪には少量のオメガ3系の脂肪酸(αリノレン酸)が含まれており、またクルミなどのナッツにも含まれています。αリノレン酸は体内でその約10~15%がEPA/DHAに変換されます。例えばマサイ族は草で育てた牛のミルクを主食にしていますが牛乳にαリノレン酸が含まれるので健康に問題なく生活できています。
2018/12/21(Fri) 16:40 | URL | 通りすがりK | 【編集】
大変勉強になります。ありがとうございます。
おそらく川や湖で漁労がはじまり、次いで海でも漁労ができるようになったと考えています。
先の投稿は、15~20 万年前の劇的な脳の進化の背景として、どこかの時点でオメガ3 脂肪酸が豊富な海産物を捕れるようになった、という可能性について考えたものです。
おそらく川や湖で漁労がはじまり、次いで海でも漁労ができるようになったと考えています。
先の投稿は、15~20 万年前の劇的な脳の進化の背景として、どこかの時点でオメガ3 脂肪酸が豊富な海産物を捕れるようになった、という可能性について考えたものです。
2018/12/22(Sat) 20:06 | URL | プーさん | 【編集】
大変勉強になります。ありがとうございます。
人類の漁労は川や湖にはじまり、次いで海でもできるようになったと仮定したものが上の投稿です。
海産物が15~20万年前の劇的な脳の進化の土台になったのではないか、というものであり、淡水魚の漁労の時代の後に現生人類が誕生したのではないかと考えた仮説になります。
人類の漁労は川や湖にはじまり、次いで海でもできるようになったと仮定したものが上の投稿です。
海産物が15~20万年前の劇的な脳の進化の土台になったのではないか、というものであり、淡水魚の漁労の時代の後に現生人類が誕生したのではないかと考えた仮説になります。
2018/12/22(Sat) 20:24 | URL | プーさん | 【編集】
うーむやはり地中海では青魚が豊富なようで。
ホモエレクトスとホモサピエンスの間にあったというご先祖はひょっとしたら地中海沿岸で誕生したのかも知れません。
ホモエレクトスとホモサピエンスの間にあったというご先祖はひょっとしたら地中海沿岸で誕生したのかも知れません。
2018/12/22(Sat) 20:47 | URL | プーさん | 【編集】
こんにちは。
山っちさんの
最初は、低血糖でないのに低血糖に似た症状で苦しみました。
とありますが、そのような症状は何故おきたのでしょうか?
よろしくお願い致します。
山っちさんの
最初は、低血糖でないのに低血糖に似た症状で苦しみました。
とありますが、そのような症状は何故おきたのでしょうか?
よろしくお願い致します。
2019/01/07(Mon) 13:06 | URL | のこ | 【編集】
のこ さん
高雄病院の入院患者さんでも、
血糖値100mg/dlくらいで、動悸や冷や汗など低血糖様症状を訴える糖尿病患者さんが、時におられました。
もともと300mgくらいは普通だった血糖値が、高雄病院入院後、糖質制限食で、100mgくらいに改善したとき、
その落差で、低血糖様症状が出ることがありました。
高雄病院の入院患者さんでも、
血糖値100mg/dlくらいで、動悸や冷や汗など低血糖様症状を訴える糖尿病患者さんが、時におられました。
もともと300mgくらいは普通だった血糖値が、高雄病院入院後、糖質制限食で、100mgくらいに改善したとき、
その落差で、低血糖様症状が出ることがありました。
2019/01/07(Mon) 15:54 | URL | ドクター江部 | 【編集】
そうなんですね〜
わかりました。
お返事ありがとうございました。
わかりました。
お返事ありがとうございました。
2019/01/08(Tue) 07:52 | URL | のこ | 【編集】
何度もすみません
その落差で、低血糖様症状が出る
と言うことですが、そのような症状がでれば、低血糖の時と同じ対策をとるのでしょうか?
よろしくお願い致します。
その落差で、低血糖様症状が出る
と言うことですが、そのような症状がでれば、低血糖の時と同じ対策をとるのでしょうか?
よろしくお願い致します。
2019/01/08(Tue) 10:42 | URL | のこ | 【編集】
のこ さん
落差で低血糖様の症状が出る場合は、
本当にきつい症状ではありませんし、
血糖値は正常なので、経過をみて大丈夫です。
冷や汗や動悸といったレベルの症状ではなく、ぼーっとする程度です。
落差で低血糖様の症状が出る場合は、
本当にきつい症状ではありませんし、
血糖値は正常なので、経過をみて大丈夫です。
冷や汗や動悸といったレベルの症状ではなく、ぼーっとする程度です。
2019/01/08(Tue) 12:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しい中、わかりやすく、丁寧にお返事くださりありがとうございました。
2019/01/08(Tue) 14:56 | URL | のこ | 【編集】
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