2018年11月26日 (月)
こんにちは。
短期効果が極めて良い食事療法(スーパー糖質制限食)
と
短期効果が良くない食事療法(従来の糖尿病食)
が、厳然たる事実としてあります。
糖尿人の皆さんは、どちらを選びますか?
同一摂取カロリー(1400kcal)の血糖日内変動検査の比較
従来の糖尿病食 スーパー糖質制限食
朝食前 163 108mg/dl
朝食後2時間 387 142
昼食前 318 102
昼食後2時間 337 122
夕食前 223 90
夕食後2時間 204 130
眠前 208 120
上記データは、ある2型糖尿患者Aさんの同一カロリーでの
糖尿病食(糖質60%)とスーパー糖質制限食(糖質12%)の入院時の日内変動の比較です。
入院時HbA1cは8.6%。
入院初日から従来の糖尿病食を開始して2日目に日内変動を測定し、
3日目から糖質制限食を開始して5日目に、糖質制限食での日内変動測定を実施しました。
本例の場合、わずか2日間の糖質制限食で耐糖能が大幅に改善して、空腹時血糖値が正常となっています。
また糖質制限食なら、食後血糖値の上昇は極めて少なく、血糖変動幅も少ないです。
上記のデータに見る如く、この糖尿人Aさんは、糖質制限食を実践する限りはほぼ正常人ですが、
糖質を一人前摂取すれば食後高血糖を生じ確実な糖尿人です。
2012年1月15日(日)第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」ディベートセッション
にて、非側の久保明先生は、糖質制限食の短期的効果は認めておられました。
一方、長期的な予後と安全性に関してエビデンスがないと述べられました。
糖質制限食に長期的エビデンスがないというのは、久保先生の仰有る通りです。
しかしながら、日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食(カロリー制限食)においても、
エビデンスがないという意味では、糖質制限食と全く同じことです。
そして、上記の糖尿人のデータで明らかなように、同一摂取カロリーの、
「スーパー糖質制限食(糖質12%)」VS「従来の糖尿病食(糖質60%)」においては、
短期効果には、顕著な差があります。
2型糖尿病で見られる血糖異常は、
空腹時血糖(FPG)
食後血糖(PPG)
MAGEで評価される血糖変動
の3つの要因で構成されています。
過去当分の間は、空腹時血糖値とHbA1cで、糖尿病コントロール状況の評価をするのが、一般的でした。
しかし、近年、食後血糖値や1日を通しての血糖変動幅が注目されてきました。
つまり、空腹時血糖値とHbA1cだけでは、動脈硬化のリスクを見落としてしまうのです。
例えば近年、MAGE(1日24時間を通しての平均血糖変動幅)が、
一番酸化ストレスと相関していて、次が食後高血糖で、それぞれ心血管疾患のリスクとなるとされています。
つまり、食後高血糖と平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の元凶であるというエビデンスがあり、
それらを生じるのは糖質摂取時だけというのが厳然たる事実なのです。
短期効果が極めて良好な糖質制限食の長期予後を、
エビデンスがないということで懸念される糖尿病専門医が多いようです。
しかし、空腹時血糖値、食後血糖値、一日平均血糖変動幅の全てが改善するので、
糖尿病に関する動脈硬化のリスク要因は、スーパー糖質制限食では見当たらないと言えます。
一方、従来のカロリー制限食では、上記糖尿人さんのデータでも明らかなように、
食後血糖値、一日平均血糖変動幅は、壊滅的にコントロール不良です。
短期効果がこれほど悪い食事療法を、長期に続けて良い方に向かう可能性は皆無であり、
長期予後は必然的に不良です。
このように糖質を摂取しながら、
糖尿病の治療をするリスクは極めて重大であり、
日本糖尿病学会は、早急に糖質制限食を選択肢の一つとして検討することが必要と思います。
江部康二
短期効果が極めて良い食事療法(スーパー糖質制限食)
と
短期効果が良くない食事療法(従来の糖尿病食)
が、厳然たる事実としてあります。
糖尿人の皆さんは、どちらを選びますか?
同一摂取カロリー(1400kcal)の血糖日内変動検査の比較
従来の糖尿病食 スーパー糖質制限食
朝食前 163 108mg/dl
朝食後2時間 387 142
昼食前 318 102
昼食後2時間 337 122
夕食前 223 90
夕食後2時間 204 130
眠前 208 120
上記データは、ある2型糖尿患者Aさんの同一カロリーでの
糖尿病食(糖質60%)とスーパー糖質制限食(糖質12%)の入院時の日内変動の比較です。
入院時HbA1cは8.6%。
入院初日から従来の糖尿病食を開始して2日目に日内変動を測定し、
3日目から糖質制限食を開始して5日目に、糖質制限食での日内変動測定を実施しました。
本例の場合、わずか2日間の糖質制限食で耐糖能が大幅に改善して、空腹時血糖値が正常となっています。
また糖質制限食なら、食後血糖値の上昇は極めて少なく、血糖変動幅も少ないです。
上記のデータに見る如く、この糖尿人Aさんは、糖質制限食を実践する限りはほぼ正常人ですが、
糖質を一人前摂取すれば食後高血糖を生じ確実な糖尿人です。
2012年1月15日(日)第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」ディベートセッション
にて、非側の久保明先生は、糖質制限食の短期的効果は認めておられました。
一方、長期的な予後と安全性に関してエビデンスがないと述べられました。
糖質制限食に長期的エビデンスがないというのは、久保先生の仰有る通りです。
しかしながら、日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食(カロリー制限食)においても、
エビデンスがないという意味では、糖質制限食と全く同じことです。
そして、上記の糖尿人のデータで明らかなように、同一摂取カロリーの、
「スーパー糖質制限食(糖質12%)」VS「従来の糖尿病食(糖質60%)」においては、
短期効果には、顕著な差があります。
2型糖尿病で見られる血糖異常は、
空腹時血糖(FPG)
食後血糖(PPG)
MAGEで評価される血糖変動
の3つの要因で構成されています。
過去当分の間は、空腹時血糖値とHbA1cで、糖尿病コントロール状況の評価をするのが、一般的でした。
しかし、近年、食後血糖値や1日を通しての血糖変動幅が注目されてきました。
つまり、空腹時血糖値とHbA1cだけでは、動脈硬化のリスクを見落としてしまうのです。
例えば近年、MAGE(1日24時間を通しての平均血糖変動幅)が、
一番酸化ストレスと相関していて、次が食後高血糖で、それぞれ心血管疾患のリスクとなるとされています。
つまり、食後高血糖と平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の元凶であるというエビデンスがあり、
それらを生じるのは糖質摂取時だけというのが厳然たる事実なのです。
短期効果が極めて良好な糖質制限食の長期予後を、
エビデンスがないということで懸念される糖尿病専門医が多いようです。
しかし、空腹時血糖値、食後血糖値、一日平均血糖変動幅の全てが改善するので、
糖尿病に関する動脈硬化のリスク要因は、スーパー糖質制限食では見当たらないと言えます。
一方、従来のカロリー制限食では、上記糖尿人さんのデータでも明らかなように、
食後血糖値、一日平均血糖変動幅は、壊滅的にコントロール不良です。
短期効果がこれほど悪い食事療法を、長期に続けて良い方に向かう可能性は皆無であり、
長期予後は必然的に不良です。
このように糖質を摂取しながら、
糖尿病の治療をするリスクは極めて重大であり、
日本糖尿病学会は、早急に糖質制限食を選択肢の一つとして検討することが必要と思います。
江部康二
都内河北 鈴木です。
本日の食生活選択肢は、ス~パ~糖質制限理論です!!
何故なら、実践翌日より
「血糖値減少したからです!!」
私は、21年間血糖値減少の為に、専門医に従い薬投与が増え、病態悪化!!
眼は、2005,4、「眼圧破裂」レ~ザ~手術しましたが、失明!!
同時期「緑内障」発症発見!!
2005,5、転院時より7年間、
「都内病院組織機関・会長・経営・病院」で
「日本糖尿病学会・公認担当医」に、
「医療世界情報・隠蔽されて」、
脳梗塞発症、救急搬送、
入院3日後よりインスリン投与開始!!
上記の事実を回避するために、
「ス~パ~糖質制限理論」で、「生還、覚醒」している
8年目の現在が有るからです!!
本日は、都内KO病院、「糖質制限理論・肯定発表している」
I・J医師の診療日でした、
私の本日診療結果は、21年糖尿病悪化状況にあった患者なのに、
数値変動はありましたが、
「糖質制限理論」実践8年目の私には、
薬は不要でした!!
そして本日のI・J医師より、
「社会も糖質制限肯定している、状況になってきているよね!!」
との私への発言に私は、ホットしました!!
診療前には、前回代診療のM・G医療者には、
縁あり知り合えたので、私の「糖質制限理論」での
「生還、覚醒」医療デ~タ、私の写真で病態変化などを、
1つの知識として進呈しました!!
I・J医師の側近医療者で、「糖質制限理論」の認知は側近だから有りましたが医師になって3年足らずの「カロリ~制限理論」で学習してきた医療者には、
私の事実を提示しました!!
私は、糖尿病重症化して行く21年が、「糖質制限理論」実践で、
薬不要で3か月足らずでインスリン離脱し、
「生還、覚醒」して行く事で、気持ちも冷静になってゆくのを感じます!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
本日の食生活選択肢は、ス~パ~糖質制限理論です!!
何故なら、実践翌日より
「血糖値減少したからです!!」
私は、21年間血糖値減少の為に、専門医に従い薬投与が増え、病態悪化!!
眼は、2005,4、「眼圧破裂」レ~ザ~手術しましたが、失明!!
同時期「緑内障」発症発見!!
2005,5、転院時より7年間、
「都内病院組織機関・会長・経営・病院」で
「日本糖尿病学会・公認担当医」に、
「医療世界情報・隠蔽されて」、
脳梗塞発症、救急搬送、
入院3日後よりインスリン投与開始!!
上記の事実を回避するために、
「ス~パ~糖質制限理論」で、「生還、覚醒」している
8年目の現在が有るからです!!
本日は、都内KO病院、「糖質制限理論・肯定発表している」
I・J医師の診療日でした、
私の本日診療結果は、21年糖尿病悪化状況にあった患者なのに、
数値変動はありましたが、
「糖質制限理論」実践8年目の私には、
薬は不要でした!!
そして本日のI・J医師より、
「社会も糖質制限肯定している、状況になってきているよね!!」
との私への発言に私は、ホットしました!!
診療前には、前回代診療のM・G医療者には、
縁あり知り合えたので、私の「糖質制限理論」での
「生還、覚醒」医療デ~タ、私の写真で病態変化などを、
1つの知識として進呈しました!!
I・J医師の側近医療者で、「糖質制限理論」の認知は側近だから有りましたが医師になって3年足らずの「カロリ~制限理論」で学習してきた医療者には、
私の事実を提示しました!!
私は、糖尿病重症化して行く21年が、「糖質制限理論」実践で、
薬不要で3か月足らずでインスリン離脱し、
「生還、覚醒」して行く事で、気持ちも冷静になってゆくのを感じます!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2018/11/26(Mon) 17:51 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
この比較を視覚的に見ることができ、四則演算ができる人であれば、おそらく選択を間違えることはないと思います。
カロリーベースで同じ条件。
明らかに身体に対する負担が違いますね。
先生、とても衝撃的な比較数字をありがとうございます。
カロリーベースで同じ条件。
明らかに身体に対する負担が違いますね。
先生、とても衝撃的な比較数字をありがとうございます。
2018/11/26(Mon) 21:24 | URL | クワトロ | 【編集】
都内河北 鈴木 さん
I・J医師より、
「社会も糖質制限肯定している、状況になってきているよね!!」
I・J医師、嬉しいご発言です。
I・J医師より、
「社会も糖質制限肯定している、状況になってきているよね!!」
I・J医師、嬉しいご発言です。
2018/11/27(Tue) 22:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
クワトロ さん
コメント、ありがとうございます。
まさに、
「摂取後直接血糖値を上昇させるのは、糖質だけ」
ということですね。
コメント、ありがとうございます。
まさに、
「摂取後直接血糖値を上昇させるのは、糖質だけ」
ということですね。
2018/11/27(Tue) 22:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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