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朝日カルチャーセンター中之島教室・糖質制限食講座のご案内です。
こんにちは。
朝日カルチャーセンター中之島教室にて
糖質制限食講座開催です。


人類本来の食事・人類の健康食
糖質制限食と糖尿病・メタボ・生活習慣病
https://www.asahiculture.jp/nakanoshima/course/1ff2dbd5-94b3-11d3-289c-5b4069b37a7d
2018/12/8(土)16:30~18:00
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 
中之島教室
TEL:06-6222-5222


最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
大阪・神戸や近畿圏の方々のご参加をお待ちしております。

講師は江部康二です。
中之島教室では、2016年6月以来ですから2年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が75分間で質疑応答が15分間です。
神戸、京都、兵庫、和歌山、近畿の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。

この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3


糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。

江部康二



☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター中之島教室のサイトから一部抜粋です。

https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/9dbd9c45-f0f0-e9ee-cba1-5b3747af4d03
人類本来の食事・人類の健康食
糖質制限食と糖尿病・メタボ・生活習慣病

講師名 (一財)高雄病院理事長 江部 康二
講座内容

糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院で糖尿病治療食として始まり、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。この糖質制限食は、肥満のほか動脈硬化、老化、癌、アルツハイマー病、パーキンソン病をはじめ、様々な生活習慣病の予防にも効果があります。食後、直接血糖に影響を与えるのは糖質だけ。糖質コントロールで食後血糖値の上昇とインスリンの過剰分泌を抑えると、活性酸素の発生が抑えられ、様々な病気の元凶となる酸化ストレスを減らすことができます。正しい糖質制限食の実践で、病気を予防しましょう。

日時・期間 土曜 16:30-18:00 12/2
日程 2018年 12/8  土曜日
受講料(税込み) 会員 3,024円  一般 3,564円

お申し込み
TEL:06-6222-5222


講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
コメント
日本酒やワインが、老化の元凶「糖化」を抑える!?
先日の記事の続編です。

糖化と飲酒【後編】糖化対策の基本は食後高血糖の抑制
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/091400051/?cs=ar_r
2018/11/20(Tue) 14:50 | URL | yanosono | 【編集
Re: 日本酒やワインが、老化の元凶「糖化」を抑える!?
yanosono さん

情報をありがとうございます。

「低GI」とか「食べる順番」とか書いてありますが、

糖化を防ぐには糖質制限に優るものはないですね。
2018/11/20(Tue) 16:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
来年の3月で高雄病院が閉鎖されるとの情報がありますが誤情報でしょうか?
この情報が正しければ70歳を前に江部先生が引退などを考えているということでしょうか?

2018/11/20(Tue) 17:08 | URL | 通院を考えてる者 | 【編集
糖質制限による皮膚への影響
江部先生、いつもお世話になっております。
夫婦でスーパー糖質制限を始めて1年。夫はお腹の脂肪がスッキリで快調です。ただ一点だけ、顔の肌の状態が悪化しています。もともと剃刀負けする敏感肌なのですが、糖質制限後、顔の頬全体に赤いボツボツが広がっています。もしかして脂質の取りすぎでしょうか?

同じものを食べて私は問題ないので個人差のレベルのようですが、先生の患者さんでそういうった現象は見られますか?もし見られる場合、先生はどのように対処なさっていますか?

お忙しいところ恐縮ですがお知恵を拝借できれば幸いです(すみません、皮膚科に行けばいいのですが、そもそも脂質が多すぎるというサインであれば健康のためにも控えたいと思います)。
2018/11/20(Tue) 17:56 | URL | neko | 【編集
Re: タイトルなし
通院を考えてる者 さん

高雄病院は続きますし、私も引退しません。

高雄病院京都駅前診療所が、諸般の事情で、2019年3月31日までで、閉院となります。

私は、駅前診療所で月曜日外来でしたので、高雄病院本院でそのまま、月曜日の外来診療を行います。
2018/11/20(Tue) 18:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限による皮膚への影響
neko さん

低カロリー過ぎるときに、色素性痒疹が出現することがあります。
以下の記事をご参照頂けば幸いです。

2018年08月07日 (火)
色素性痒疹は、極端な低カロリー食が原因。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4642.html?sp

2018/11/20(Tue) 18:19 | URL | ドクター江部 | 【編集
別院が閉鎖なのですね。患者にとってはアクセスが良い場所でも月曜早起きして先生が高雄から1時間かけて来るのは疲労度が高いのかもしれないですね。
もしまた別院開業の計画がありましたら四条からタクシーで10分程度の場所などを希望したいです。あくまでです。

江部先生のお父様が70歳で外科医を引退されて京都で隠居したと以前ブログで読んだので父に習えなのかと思いました。江部家の家訓かと。ご子息に譲るとか勝手に思いを巡らせてしまいました。
2018/11/21(Wed) 12:04 | URL | 通院を考えてる者 | 【編集
Re: タイトルなし
通院を考えてる者  さんへ

私は、当分、引退はしませんので、ご安心ください。
2018/11/21(Wed) 12:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限による皮膚への影響
江部先生、ご回答ありがとうございます。
ご紹介の記事からコメントのたがしゅう先生のブログまで多岐に渡って読ませていただいた結果、理由がわかりました(ちなみに、色素性湿疹の症状を読んでみると夫の症状とは違い、彼はカロリーも多くとってます)。

我が家はいきなりスーパー糖質制限に切り替えたのですが、その際に「カロリー不足に陥る人が多い」点に注意し、「脂質はいくら食べても良い」という点に気をつけてました(脂質ととタンパク質を多く取るようにしました)。

夫はもともと便秘気味で、私と同じものを食べてもお腹を壊したり、肌も弱めでした。

そこにきて脂身をたくさん食べ、バターコーヒを毎日飲み、チーズやナッツを好きなだけ食べたので脂肪摂取が多すぎ、肌からの脂肪分泌能力を超えてしまったのだと思います。

ただ不思議なのは糖質制限開始後に悪化したのは肌だけであり、便秘は改善しつつあるということです。糖質制限によって腸内環境は改善しているが、肌の方が追いついていない、ということなのかもしれません。

今後は脂質摂取を抑え気味にしようと思います。肌に影響が出ているということは腸にも負担をかけているということだと思いますので気がついてよかったです(糖質カットで改善されているとはいえ、やはり彼の弱い腸にとっては脂質過多は負担のはずです)。男なんだから肌荒れぐらいいいじゃん!とか軽んじてはいけませんね。健康の問題のシグナルは色々な場所に現れるのだということを忘れてはいけないと思いました。ありがとうございました。
2018/11/21(Wed) 12:50 | URL | neko | 【編集
そうですね。時代もありますしお父上が70歳で引退なら江部先生は90歳で引退ですかね。

2018/11/22(Thu) 08:19 | URL | 通院を考えてる者 | 【編集
okiechiuginatさん

妊娠おめでとうございます。
突然のこと、心中お察し申し上げます。

妊婦さんの糖質制限ですが、リステリア菌にご注意ください。
//www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/ninpu.pdf
これからママになるあなたへ 厚生労働省
2018/11/22(Thu) 08:54 | URL | 桑田碧海 | 【編集
Re: タイトルなし
通院を考えてる者 さん

私は日野原重明先生を目指しておりますが・・・。
2018/11/22(Thu) 13:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: 糖質制限による皮膚への影響
neko さん

解決の方向性がみえて、良かったです。
2018/11/22(Thu) 17:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
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