2008年07月08日 (火)
おはようございます。
昨夜は、いろいろ調べ物をしていて夕食を食べ損ねてしまい、夜出かけるのも面倒だったので、午後9時過ぎにケンタッキーフライドチキンを出前してもらいました。たまーにしか食べないので、トランス脂肪酸には目をつぶって、それなりに美味しくいただきましたよ。
今朝の空腹時血糖値は115mg/dlと境界領域でした。あとで調べてみたら、オリジナルチキンで100g中約9gの糖質ですから、油断は禁物ですね。(=_=;)
さて今回は、果物の糖質含有量を整理してみました。
果物糖質含有量
果物100gあたりの糖質含有量
アボカド 0.9g 1個
いちご 7.06 7粒
パパイア 7.28 1/2個
レモン 7.6 1個
夏みかん 8.8 1/4個
もも 8.9 2/3個
びわ 9.0 2.5個
グレープフルーツ 9.0 1/4個
すいか 9.2 1/58個
メロン 9.9 1/8個
はっさく 10.0 1/3個
なし 10.4
いよかん 10.6
うんしゅうみかん 11.0
ネーブル 10.8
パインアップル 11.9
いちじく 12.4
西洋なし 12.5
りんご 13.1
キウイフルーツ 13.2
さくらんぼ 14
柿 14.3
ぶどう 15.1
バナナ 21.4
上記は、果物100gあたりの糖質含有量です。
果物の糖質は果糖、ショ糖、ブドウ糖、糖アルコールなどです。
例えば、リンゴ1個(約240g)のカロリーは約150kcalであり、ビタミンC含量は8mg、遊離糖含有量は35.6g(果糖:18g、ブドウ糖:6g、ショ糖:9.6g、ソルビトール:2g)、水溶性食物繊維含量は0.95g、不溶性食物繊維含量は2.95gくらいだそうです。
勿論、果物の種類により果糖・ブドウ糖・ショ糖・糖アルコールの比率は異なると思いますが、このうち果糖は10%くらいしかブドウ糖に変わらないので、ほとんど血糖値を上昇させません。(2008年05月20日 ブログご参照ください)
従いまして、かなりおおざっぱですが、果物の糖質のうち約半分くらいが果糖と仮定すれば、穀物の糖質に比べれば血糖値は少し上昇させにくいといえます。
穀物のデンプン1gが、血糖値を3mg上昇させるとすれば、果物の糖質1gは、約半分の1.5mg上昇させると考えられます。
まあ細かいことを言えば、ソルビトール(糖アルコール)はブドウ糖の半分くらい血糖値を上昇させますし、ショ糖は<ブドウ糖+果糖>です。でもおおむねは、上記の計算で良いと思います。
厚生労働省の低糖質食の定義が、100g中糖質5g以下です。そうすると100g中糖質含有量が10以下の果物は、血糖値上昇に関してはそこそこいけるかと思います。つまり、果物の糖質摂取が1回に10g程度なら、血糖値の上昇は約15mgですむ計算ですね。 (^_^)
100g中の糖質含有量が、13gや14gのりんごやさくらんぼも、食べるとき糖質の計算だけしておけば、どの程度血糖値が上昇するか予測できますので、承知の上で適宜摂取してもらえばいいと思います。
なおバナナには、上述の糖質に加えて、デンプンも含まれているので、特に糖質含有量が多いのです。デンプン分は、他の果物より血糖値を上昇させますね。(*_*)
江部康二
昨夜は、いろいろ調べ物をしていて夕食を食べ損ねてしまい、夜出かけるのも面倒だったので、午後9時過ぎにケンタッキーフライドチキンを出前してもらいました。たまーにしか食べないので、トランス脂肪酸には目をつぶって、それなりに美味しくいただきましたよ。
今朝の空腹時血糖値は115mg/dlと境界領域でした。あとで調べてみたら、オリジナルチキンで100g中約9gの糖質ですから、油断は禁物ですね。(=_=;)
さて今回は、果物の糖質含有量を整理してみました。
果物糖質含有量
果物100gあたりの糖質含有量
アボカド 0.9g 1個
いちご 7.06 7粒
パパイア 7.28 1/2個
レモン 7.6 1個
夏みかん 8.8 1/4個
もも 8.9 2/3個
びわ 9.0 2.5個
グレープフルーツ 9.0 1/4個
すいか 9.2 1/58個
メロン 9.9 1/8個
はっさく 10.0 1/3個
なし 10.4
いよかん 10.6
うんしゅうみかん 11.0
ネーブル 10.8
パインアップル 11.9
いちじく 12.4
西洋なし 12.5
りんご 13.1
キウイフルーツ 13.2
さくらんぼ 14
柿 14.3
ぶどう 15.1
バナナ 21.4
上記は、果物100gあたりの糖質含有量です。
果物の糖質は果糖、ショ糖、ブドウ糖、糖アルコールなどです。
例えば、リンゴ1個(約240g)のカロリーは約150kcalであり、ビタミンC含量は8mg、遊離糖含有量は35.6g(果糖:18g、ブドウ糖:6g、ショ糖:9.6g、ソルビトール:2g)、水溶性食物繊維含量は0.95g、不溶性食物繊維含量は2.95gくらいだそうです。
勿論、果物の種類により果糖・ブドウ糖・ショ糖・糖アルコールの比率は異なると思いますが、このうち果糖は10%くらいしかブドウ糖に変わらないので、ほとんど血糖値を上昇させません。(2008年05月20日 ブログご参照ください)
従いまして、かなりおおざっぱですが、果物の糖質のうち約半分くらいが果糖と仮定すれば、穀物の糖質に比べれば血糖値は少し上昇させにくいといえます。
穀物のデンプン1gが、血糖値を3mg上昇させるとすれば、果物の糖質1gは、約半分の1.5mg上昇させると考えられます。
まあ細かいことを言えば、ソルビトール(糖アルコール)はブドウ糖の半分くらい血糖値を上昇させますし、ショ糖は<ブドウ糖+果糖>です。でもおおむねは、上記の計算で良いと思います。
厚生労働省の低糖質食の定義が、100g中糖質5g以下です。そうすると100g中糖質含有量が10以下の果物は、血糖値上昇に関してはそこそこいけるかと思います。つまり、果物の糖質摂取が1回に10g程度なら、血糖値の上昇は約15mgですむ計算ですね。 (^_^)
100g中の糖質含有量が、13gや14gのりんごやさくらんぼも、食べるとき糖質の計算だけしておけば、どの程度血糖値が上昇するか予測できますので、承知の上で適宜摂取してもらえばいいと思います。
なおバナナには、上述の糖質に加えて、デンプンも含まれているので、特に糖質含有量が多いのです。デンプン分は、他の果物より血糖値を上昇させますね。(*_*)
江部康二
匿名希望様
抗GAD抗体陽性なら1型の可能性が高いです。
しかし
1型で、一気にインスリンが枯渇する場合もあれば
数年かけてゆっくりインスリンが欠乏していくタイプもあります。
ゆっくりタイプの場合は糖質制限食で残っている膵臓のβ細胞を守ってやることで良い時期を延ばしたいですね。
抗GAD抗体陽性なら1型の可能性が高いです。
しかし
1型で、一気にインスリンが枯渇する場合もあれば
数年かけてゆっくりインスリンが欠乏していくタイプもあります。
ゆっくりタイプの場合は糖質制限食で残っている膵臓のβ細胞を守ってやることで良い時期を延ばしたいですね。
2008/07/09(Wed) 14:54 | URL | 江部康二 | 【編集】
まるまるまるさん。
湘南台しらがクリニック
〒252-0804
神奈川県藤沢市湘南台1-1-6 湘南台クリニックBL 3F
TEL 0466-41-4192
FAX 0466-43-1700
白神 敏雄先生
は私と同様、ご自身が糖尿病で、糖質制限食で
コントロール良好となっておられます。
横浜から近いと思います。
湘南台しらがクリニック
〒252-0804
神奈川県藤沢市湘南台1-1-6 湘南台クリニックBL 3F
TEL 0466-41-4192
FAX 0466-43-1700
白神 敏雄先生
は私と同様、ご自身が糖尿病で、糖質制限食で
コントロール良好となっておられます。
横浜から近いと思います。
2008/07/09(Wed) 15:03 | URL | 江部康二 | 【編集】
近いです★
全然通えます!!!
先生の紹介でと是非行ってみます!
本当に本当にありがとうございました
全然通えます!!!
先生の紹介でと是非行ってみます!
本当に本当にありがとうございました
2008/07/09(Wed) 19:58 | URL | まるまるまる | 【編集】
アヒルおばちゃん様
醤油程度の糖質は大丈夫です。
濃い口醤油100gに10gの糖質ですが、薄口醤油は7.8gの糖質ですが、
使う量が限られますので・・・。
味噌も白味噌以外の糖質含有量が少ないものなら大丈夫です。
私は、鍋がおおいので、とば屋 味つけポン酢(100g中の糖質が5.3g)をよく使います。
ポン酢の中では砂糖など無添加で、一番糖質が少ないです。
醤油程度の糖質は大丈夫です。
濃い口醤油100gに10gの糖質ですが、薄口醤油は7.8gの糖質ですが、
使う量が限られますので・・・。
味噌も白味噌以外の糖質含有量が少ないものなら大丈夫です。
私は、鍋がおおいので、とば屋 味つけポン酢(100g中の糖質が5.3g)をよく使います。
ポン酢の中では砂糖など無添加で、一番糖質が少ないです。
2011/01/11(Tue) 09:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
Ai126 さん。
私もよくわかりませんが、
通常は食べない、果実の皮は、糖質は少ないと思います。
「みかんの皮とラカントSで作ったマーマレード」ならOKと思います。
私もよくわかりませんが、
通常は食べない、果実の皮は、糖質は少ないと思います。
「みかんの皮とラカントSで作ったマーマレード」ならOKと思います。
2011/05/18(Wed) 11:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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