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糖質量と血糖値の変動について
【18/11/06 西村典彦
糖質量と血糖値の変動について
ふと気になったので質問させて頂きます。

「1gの糖質が3mg血糖値を上昇させます」との事ですが、
私の場合は朝昼夜でかなりの違いがあり、日によっても違いがあります。
江部先生はいつも「3mg」とおっしゃっておられますが、
あまり変動がないのでしょうか。
私は同じものを食べても予想とかなり違う事があり戸惑います。】


こんばんは。
西村典彦さんから、
糖質量と血糖値の変動について、コメント・質問を頂きました。
ありがとうございます。

いつも私がブログで言っている
『1gの糖質が、2型糖尿人において約3mg血糖値を上げる』
というのは、体重が64kgくらいの人のお話です。
また3mgというのは、かなりアバウトな話で、個人差が非常に大きいです。
体重が40kgくらいだと、<3mg × 64kg/40kg>で、4.8mg上げる計算です。

個人差があるので、体重50kgくらいの2型糖尿人で
1gの糖質が7~8mgくらい血糖を上げた人もいますが、まれです。

おそらく8~9割の人は、
『1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人において約3mg血糖値を上げる』
といった範疇で大きな誤差はないと思います。

『1gの糖質が、体重64kgの1型糖尿人において約5mg血糖値を上げる』
というのも、多くの場合、そんなに誤差はないと思います。


次に朝食・昼食・夕食における
糖質量と血糖値の変動ですが、
一般には、朝食が一番上昇しやすいです。
一日のうちで、最初の食事において、同じ糖質量でも
血糖値が上昇しやすい傾向があると言えます。

多くの人は、朝食が一番上昇しやすいと思いますが、
私は、朝・昼・夕とあまり差はありません。

また、『バターライス』と『白米』では
血糖上昇速度は、白米が大分速いです。

また、体調によっても食後血糖値上昇にはバラツキが出る場合もあると思います。
寝不足や心理的不安定があると食後血糖値にも影響があると思います。

まあ、それやこれやで、
食後血糖値にもいろんな要素が影響を与えると思います。

従って、西村さんも、
あまり厳密に考えずにあるていどの参考になればいいなという
スタンスでお願いします。


江部康二
コメント
血糖値操作は難しいですね。
先生はよく工夫し食べられているんだなと感心しました。
この前の食事だとたんぱく質ばかりのような。
私はたんぱく質をちょっと食べすぎたなと思ったらすぐおなら等の臭いが気になるのですが、先生はそのようなことはないでしょうか?
そのような時は玄米とお野菜で無臭に戻す感じです。
少々血糖値に気疲れしてしまってますね。
2018/11/06(Tue) 20:39 | URL | 悩み | 【編集
Re: タイトルなし
悩み さん

私のすき屋の夕食では、
たんぱく質は結構食べてますが、
牛丼、鰻、豚には脂質もかなり含まれていますね。

高雄病院のスーパー糖質制限食給食において、三大栄養素の平均摂取比率は
<脂質:56% たんぱく質:32% 糖質:12%>
となります。

ほとんどの患者さんにおいて、便通・ガスなど特に問題はありません。
ときに、スーパー糖質制限食導入の初期段階で便秘になるひとがいます。
この場合、食物繊維や動物脂肪、オリーブオイルやココナッツオイル、マクトンオイルなどを適宜考慮すれば
便通がよくなります。
2018/11/07(Wed) 07:33 | URL | ドクター江部 | 【編集
ご回答のお礼
早速のご回答、アドバイスありがとうございます。
おおらかな気持ちで糖尿病、糖質制限と付き合っていこうと思います。先が長いですから。
2018/11/07(Wed) 08:15 | URL | 西村典彦 | 【編集
松生恒夫氏 寿命の9割は腸で決まるを読んでいます
今、標記の本を読んでいます。
便秘がちの人の生活上の留意点が書いてあり、役立てようと思います。

しかし、文中で低炭水化物ダイエットへの批判が展開されており驚きました。
批判の根拠は、江部先生が過去にブログでも取り上げた下記の2論文です。

(例のブリティッシュ・メディカル・ジャーナル の論文への批判・追加)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2242.html
(能登氏が2013年に発表した糖質制限食批判論文は信頼度が低い)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3271.html

糖質制限の知識がない人が松生氏の本を読んだ場合は、糖質制限は危険だと強く感じるでしょう。

江部先生にお願いです。いろいろなメディアを通じて、上記2つの論文の問題点を取り上げてください。

それにしても、松生氏の本の発行元幻冬舎は、山田悟氏の「糖質制限の真実」も発行しており、松生氏に適切な情報提供をしてほしいものだと思いました。出版社も人手不足なのでしょうか。
2018/11/07(Wed) 09:42 | URL | yanosono | 【編集
Re: 松生恒夫氏 寿命の9割は腸で決まるを読んでいます
yanosono さん

情報をありがとうございます。

糖質制限食への批判の根拠は、
結局、以下の二つの論文くらいしかないのでしょうね。

(例のブリティッシュ・メディカル・ジャーナル の論文への批判・追加)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2242.html
(能登氏が2013年に発表した糖質制限食批判論文は信頼度が低い)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3271.html


いずれの論文も私のブログ記事で反論しています。
2018/11/07(Wed) 12:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
幸運でした
江部先生はじめまして。プログレと申します。47歳男です。ブログをいつも楽しく拝見しております。一言お礼を申し上げたく、コメント投稿いたします。
2015年7月に糖尿病と診断され、書店で関係書籍を眺めていた際、幸い先生の新刊「なぜ糖質制限をすると糖尿病がよくなるのか」を手に取り、帰宅後通読してすぐに実践開始しました。
そこから約半年で血液検査結果や体重が徹底的に改善し、そのまま今日に至ります。
糖質制限の知識が増えた現在も「なぜ」に加え「食品別糖質量ハンドブック」も日々参照させていただいております。
2015年7月 空腹時血糖170 Hba1c10.0 体重78kg メトグルコ服用開始
2018年6月 空腹時血糖79 Hba1c4.9 体重57kg 服薬無し
身長が177cmのため現在のBMIは低めですが、子供のころから痩せ型で、ほぼ20歳当時の体重ですので、よしと考えています。
食事や蒸留酒を楽しみつつも日々快調に過ごせている現在、あのとき先生のご著書に巡り合わなければ今頃どうなっていただろうかと思います。本当にありがとうございます。
やっと糖質制限中級者?といったところではありますが、私も先生と共に、糖質制限の正しさを自ら実証していきたいです。
これからもどうぞお元気で、糖尿病と診断された方々へ希望を与え続けてください。
2018/11/07(Wed) 13:43 | URL | プログレ | 【編集
Re: 幸運でした
プログレ さん

拙著のご購入、ありがとうございます。
HbA1cの改善、肥満の改善も素晴らしいです。
拙著がお役に立てて嬉しい限りです。

これからも美味しく楽しく末長く糖質制限食で健康ライフをおくって頂けば幸いです。
2018/11/08(Thu) 16:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
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