2018年10月29日 (月)
【朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLBV3GT6LBVULFA00H.html?iref=pc_ss_date
糖質制限流行で「冷や飯」のコメ、農水省が支援サイト
山村哲史2018年10月26日
やっぱりごはんでしょ!」サイトのバナー=農林水産省提供
ダイエットなどで敬遠されがちなコメと砂糖の消費を盛り上げようと、
農林水産省が26日、関連情報を発信する特設サイト
「やっぱりごはんでしょ!」と「ありが糖運動」を開いた。
毎年、コメは8万トン、砂糖は2万トンのペースで消費が減っていて、
農産物の中でも落ち込みが大きい。
近年は糖質制限の広がりの影響も懸念されている。
農水省ホームページ内の特設サイトでは、
飲食店紹介サイト「ぐるなび」や「食べログ」と連携。
大盛り・おかわり無料店や、全国の特色あるごはん食の店を紹介したり、
食事での行きすぎた制限を抑えるために
「炭水化物摂取ダイエット」などを取り上げたりしている。
ごはんや砂糖に関係する企業の掲載を募り、
企業サイトとの連携も進めていくという。
担当者は「厚生労働省に怒られない範囲で、正しい知識を広げたい」と話す。】
上記の青字記載文は、朝日新聞デジタルの記事から一部抜粋です。
毎年、米が8万トン、砂糖は2万トンのペースで消費が減っているとは
健康には良いことです。
日本国民の多くが、健康のために身を守っている成果と言えるかもしれません。
「厚生労働省に怒られない範囲・・・」という表現をしているのは、
担当者も、砂糖の弊害は一定認識しているということでしょうか?
ともあれ、厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、
炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病の増加が縮小し、糖尿病予備軍は減少していますので、
米の消費の減少や炭水化物摂取比率の減少は、日本国民の健康において
とても良いことと言えます。
農水省は、折角、米や砂糖の消費が減って、
国民病とも言える糖尿病が増え止まり、
糖尿病予備群は初めて減少したというのに、
その流れを、逆行させようというのでしょうか? (→ο←)
炭水化物摂取比率が減少して、糖尿病の増加が縮小し、糖尿病予備軍は減少。
以下は2017年9月21日に厚生労働省が発表したデータです。
厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)
これで見ると、2002年→2007年の増加数が、半端じゃないですね。
2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。
2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。
糖尿病は増えていますが、明らかに増え方に歯止めがかかってきています。
糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。
冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。
実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。
そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています

そして、これを受けて、20007年から2012年にかけて糖尿病の増加が急減して、
糖尿病予備群は220万人も減少しているのです。
2012年から2016年も糖尿病は増加していますが、歯止めがかかっていて
予備群も前回の調査に続いて減少です。
保健所や一般の医師・栄養士の食事指導は、
旧態依然たる日本糖尿病学会推奨で唯一無二のカロリー制限食で、
数十年来不変ですので、今更この影響はないと思います。
なお、2000年~2015年まで日本の人口は
1億2700万~1億2800万くらいで大きな変化はありません。
そして、この間、高齢化はどんどん進んでいるので、普通に考えると
高齢者に多い病気である糖尿病は、より増加し易い状況だったと言えます。
それが歯止めがかかったというわけです。
平成12(2000) 126926人
平成17(2005)127768
18 127901
19 128033
20 128084
21 128032
22 128057
23 127799
24 127515
25 127298
26 127038
平成27(2015) 127095人
こうなると、あくまでも仮説ですが、炭水化物摂取が減って脂質摂取が増えて、
糖尿病の激増に歯止めがかかったのは、
糖質制限食の影響の可能性がありえますね。(^^)
☆☆☆
国民健康・栄養調査|厚生労働省
エネルギー 脂肪エネルギー比率 炭水化物エネルギー比率
2010年 1849kcal 25.9% 59.4%
2011 1840 26.2 59.2
2012 1874 26.2 59.2
2013 1873 26.2 58.9
2014 1863 26.3 59.0
2015 1889 26.9 58.4
江部康二
https://www.asahi.com/articles/ASLBV3GT6LBVULFA00H.html?iref=pc_ss_date
糖質制限流行で「冷や飯」のコメ、農水省が支援サイト
山村哲史2018年10月26日
やっぱりごはんでしょ!」サイトのバナー=農林水産省提供
ダイエットなどで敬遠されがちなコメと砂糖の消費を盛り上げようと、
農林水産省が26日、関連情報を発信する特設サイト
「やっぱりごはんでしょ!」と「ありが糖運動」を開いた。
毎年、コメは8万トン、砂糖は2万トンのペースで消費が減っていて、
農産物の中でも落ち込みが大きい。
近年は糖質制限の広がりの影響も懸念されている。
農水省ホームページ内の特設サイトでは、
飲食店紹介サイト「ぐるなび」や「食べログ」と連携。
大盛り・おかわり無料店や、全国の特色あるごはん食の店を紹介したり、
食事での行きすぎた制限を抑えるために
「炭水化物摂取ダイエット」などを取り上げたりしている。
ごはんや砂糖に関係する企業の掲載を募り、
企業サイトとの連携も進めていくという。
担当者は「厚生労働省に怒られない範囲で、正しい知識を広げたい」と話す。】
上記の青字記載文は、朝日新聞デジタルの記事から一部抜粋です。
毎年、米が8万トン、砂糖は2万トンのペースで消費が減っているとは
健康には良いことです。
日本国民の多くが、健康のために身を守っている成果と言えるかもしれません。
「厚生労働省に怒られない範囲・・・」という表現をしているのは、
担当者も、砂糖の弊害は一定認識しているということでしょうか?
ともあれ、厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、
炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病の増加が縮小し、糖尿病予備軍は減少していますので、
米の消費の減少や炭水化物摂取比率の減少は、日本国民の健康において
とても良いことと言えます。
農水省は、折角、米や砂糖の消費が減って、
国民病とも言える糖尿病が増え止まり、
糖尿病予備群は初めて減少したというのに、
その流れを、逆行させようというのでしょうか? (→ο←)
炭水化物摂取比率が減少して、糖尿病の増加が縮小し、糖尿病予備軍は減少。
以下は2017年9月21日に厚生労働省が発表したデータです。
厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)
これで見ると、2002年→2007年の増加数が、半端じゃないですね。
2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。
2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。
糖尿病は増えていますが、明らかに増え方に歯止めがかかってきています。
糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。
冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。
実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。
そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています

そして、これを受けて、20007年から2012年にかけて糖尿病の増加が急減して、
糖尿病予備群は220万人も減少しているのです。
2012年から2016年も糖尿病は増加していますが、歯止めがかかっていて
予備群も前回の調査に続いて減少です。
保健所や一般の医師・栄養士の食事指導は、
旧態依然たる日本糖尿病学会推奨で唯一無二のカロリー制限食で、
数十年来不変ですので、今更この影響はないと思います。
なお、2000年~2015年まで日本の人口は
1億2700万~1億2800万くらいで大きな変化はありません。
そして、この間、高齢化はどんどん進んでいるので、普通に考えると
高齢者に多い病気である糖尿病は、より増加し易い状況だったと言えます。
それが歯止めがかかったというわけです。
平成12(2000) 126926人
平成17(2005)127768
18 127901
19 128033
20 128084
21 128032
22 128057
23 127799
24 127515
25 127298
26 127038
平成27(2015) 127095人
こうなると、あくまでも仮説ですが、炭水化物摂取が減って脂質摂取が増えて、
糖尿病の激増に歯止めがかかったのは、
糖質制限食の影響の可能性がありえますね。(^^)
☆☆☆
国民健康・栄養調査|厚生労働省
エネルギー 脂肪エネルギー比率 炭水化物エネルギー比率
2010年 1849kcal 25.9% 59.4%
2011 1840 26.2 59.2
2012 1874 26.2 59.2
2013 1873 26.2 58.9
2014 1863 26.3 59.0
2015 1889 26.9 58.4
江部康二
都内河北 鈴木です。
本日記事の「農水省支援サイト」記事を読み、
この様な記事を書くならば、「時代進化解明された医療事実」も
記載するべきかと考えます!!
私の糖尿病重症化が2013年1月以降「生還」した事実を、
「東京都病院協会・会長」経営病院
「東京都糖尿病学会」「公認担当医」
に質問してみては如何かなと思います!!
私の2005年転移時からの医療デ~タが有るはずです!!
何故なら、私の「生還」医療証明デ~タは、この病院の発行だからです!!
2013年1月には、江部先生「糖質制限理論」により
インスリン投与者(1日・8・6・6)が、インスリン投与を3年半余りを自主離脱して、
3ヵ月足らずでヘモグロビン正常化した医療デ~タは、
当時のこの病院のデ~タです!!
そしてこの病院は、1患者が生還した事の専門知識を「強制紹介状」に
「御本人は糖質制限療法の継続を希望されていますが、当院のスタッフは必ずしもこれに明るくなく、貴院での診療をお願いできればと思った次第です。」
この紹介状に、
「私の考え、発言などなく、自身のK病院から排除するだけの悪意文言です!!」
この紹介状を書いた2人目の担当医は、
糖尿病・副部長・東大卒・日本糖尿病学会・O・Tです!!
(私指摘、明らかなるパクリ論文2本有り)
(現在は何故か八王子に転職しています)
本記事の現在もこのような「農水省支援サイト」の文言が構築されるのは、
夏井先生ブログで「糖質制限の布教」について
2018,10,27、(土)
2018,10,29、(月)
に医療者コメントと夏井先生の説明文で書かれている事から、
自身の興奮が、冷静になりました!!
是非、夏井先生ブログの「糖質制限の布教」を1読願いたいと思います!!
現在存在する日本医療者は、
医師免許が「カロリ~制限食」が根本だから、
「真理には否定的」かなと考えますが、
現在の「カロリ~制限理論」では、
命は病態改善無く短命になり、医療費増額、苦痛になることは、
私体験が21年間の被害者であり、
後半7年間「医療世界情報」隠蔽されていたことから証明しています!!
私が江部先生「糖質制限理論」実践で「生還、覚醒」してゆく事で、
面識無く、利害関係ない、真理理論「糖質制限理論」で、
私の確証有る医療デ~タで証明しています!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます!!
敬具
本日記事の「農水省支援サイト」記事を読み、
この様な記事を書くならば、「時代進化解明された医療事実」も
記載するべきかと考えます!!
私の糖尿病重症化が2013年1月以降「生還」した事実を、
「東京都病院協会・会長」経営病院
「東京都糖尿病学会」「公認担当医」
に質問してみては如何かなと思います!!
私の2005年転移時からの医療デ~タが有るはずです!!
何故なら、私の「生還」医療証明デ~タは、この病院の発行だからです!!
2013年1月には、江部先生「糖質制限理論」により
インスリン投与者(1日・8・6・6)が、インスリン投与を3年半余りを自主離脱して、
3ヵ月足らずでヘモグロビン正常化した医療デ~タは、
当時のこの病院のデ~タです!!
そしてこの病院は、1患者が生還した事の専門知識を「強制紹介状」に
「御本人は糖質制限療法の継続を希望されていますが、当院のスタッフは必ずしもこれに明るくなく、貴院での診療をお願いできればと思った次第です。」
この紹介状に、
「私の考え、発言などなく、自身のK病院から排除するだけの悪意文言です!!」
この紹介状を書いた2人目の担当医は、
糖尿病・副部長・東大卒・日本糖尿病学会・O・Tです!!
(私指摘、明らかなるパクリ論文2本有り)
(現在は何故か八王子に転職しています)
本記事の現在もこのような「農水省支援サイト」の文言が構築されるのは、
夏井先生ブログで「糖質制限の布教」について
2018,10,27、(土)
2018,10,29、(月)
に医療者コメントと夏井先生の説明文で書かれている事から、
自身の興奮が、冷静になりました!!
是非、夏井先生ブログの「糖質制限の布教」を1読願いたいと思います!!
現在存在する日本医療者は、
医師免許が「カロリ~制限食」が根本だから、
「真理には否定的」かなと考えますが、
現在の「カロリ~制限理論」では、
命は病態改善無く短命になり、医療費増額、苦痛になることは、
私体験が21年間の被害者であり、
後半7年間「医療世界情報」隠蔽されていたことから証明しています!!
私が江部先生「糖質制限理論」実践で「生還、覚醒」してゆく事で、
面識無く、利害関係ない、真理理論「糖質制限理論」で、
私の確証有る医療デ~タで証明しています!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます!!
敬具
2018/10/29(Mon) 19:10 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
江部先生
初めまして。39歳の♂です、去年の会社健康診断で空腹血糖値が高かったため、ことしの2月から糖質制限を始めました、先生の本を読んだり、ブログを拝読して、勉強させていただいております。ありがとうございます。
今日、ことしの健康診断の結果がとどきました。
去年(制限前)
空腹血糖値 118
HDLコレステロール 46
LDLコレステロール 141
中性脂肪 113
尿酸 7.9
ことし(2018年9月27)
空腹血糖値 105
HDLコレステロール 50
LDLコレステロール 151
中性脂肪 69
尿酸 8.8
先生、LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいとされています。私のほうはLH比は3.02なんです、ちょっと心配です、この数値は大丈夫ですか。
尿酸値もやや高めです、どっやて改善できますか。
お忙しいとは思いますが、教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。これからずっと糖質制限も今まで通り続けていきたいと思います。
初めまして。39歳の♂です、去年の会社健康診断で空腹血糖値が高かったため、ことしの2月から糖質制限を始めました、先生の本を読んだり、ブログを拝読して、勉強させていただいております。ありがとうございます。
今日、ことしの健康診断の結果がとどきました。
去年(制限前)
空腹血糖値 118
HDLコレステロール 46
LDLコレステロール 141
中性脂肪 113
尿酸 7.9
ことし(2018年9月27)
空腹血糖値 105
HDLコレステロール 50
LDLコレステロール 151
中性脂肪 69
尿酸 8.8
先生、LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいとされています。私のほうはLH比は3.02なんです、ちょっと心配です、この数値は大丈夫ですか。
尿酸値もやや高めです、どっやて改善できますか。
お忙しいとは思いますが、教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。これからずっと糖質制限も今まで通り続けていきたいと思います。
2018/10/30(Tue) 00:50 | URL | ナカヤマ | 【編集】
ナカヤマ さん
①尿酸高値に関しては、低カロリー過ぎる可能性があるので、
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するようにしましょう。
②LH比は一つの目安に過ぎず、参考ていどに考えてよいと思います。
③LDLコレステロールは一般に悪玉、HDLコレステロールは善玉とされていますが、これは正確ではありません。
④標準の大きさのLDLコレステロールは、コレステロールという細胞膜の原料を肝臓から末梢組織に運ぶ、
重要な役割を果たしていて、当然これは善玉です。
⑤LDLコレステロールの中で、小さくて比重の重いタイプが「小粒子LDLコレステロール」です。
この小粒子LDLコレステロールが真の悪玉です。
⑥HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値だと、小粒子LDLコレステロールが多くなり危険です。
⑦HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下なら
小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。従ってLDLコレステロールが高値でも善玉です。
スーパー糖質制限食なら、HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下になっていくと思います。
ナカヤマさんもこの数値を目指しましょう。
①尿酸高値に関しては、低カロリー過ぎる可能性があるので、
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するようにしましょう。
②LH比は一つの目安に過ぎず、参考ていどに考えてよいと思います。
③LDLコレステロールは一般に悪玉、HDLコレステロールは善玉とされていますが、これは正確ではありません。
④標準の大きさのLDLコレステロールは、コレステロールという細胞膜の原料を肝臓から末梢組織に運ぶ、
重要な役割を果たしていて、当然これは善玉です。
⑤LDLコレステロールの中で、小さくて比重の重いタイプが「小粒子LDLコレステロール」です。
この小粒子LDLコレステロールが真の悪玉です。
⑥HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値だと、小粒子LDLコレステロールが多くなり危険です。
⑦HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下なら
小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。従ってLDLコレステロールが高値でも善玉です。
スーパー糖質制限食なら、HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下になっていくと思います。
ナカヤマさんもこの数値を目指しましょう。
2018/10/30(Tue) 07:48 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんにちは。
先生、詳細な御回答、誠にありがとうございました。
先生、⑥: HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値だと、小粒子LDLコレステロールが多くなり危険です。⑦:HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下なら小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。従ってLDLコレステロールが高値でも善玉です。私のは HDLコレステロール 50、LDLコレステロール 151、中性脂肪 69で、HDLコレステロールが低値で、60mg/dl以下で、この数値が大丈夫ですか?危険な小粒子LDLコレステロールが多く存在しますか?
先生、詳細な御回答、誠にありがとうございました。
先生、⑥: HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値だと、小粒子LDLコレステロールが多くなり危険です。⑦:HDLコレステロールが60mg/dl以上で、中性脂肪が80mg/dl以下なら小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。従ってLDLコレステロールが高値でも善玉です。私のは HDLコレステロール 50、LDLコレステロール 151、中性脂肪 69で、HDLコレステロールが低値で、60mg/dl以下で、この数値が大丈夫ですか?危険な小粒子LDLコレステロールが多く存在しますか?
2018/10/30(Tue) 09:37 | URL | ナカヤマ | 【編集】
江部先生、こんにちは。
先生のブログや著書を拝見させていただき、最初は半信半疑ながらも糖質制限を始めたのですが、徐々に減量効果が出てくるに連れて、嬉しい思いとともに、体の仕組みの不思議さを実感しております。ありがとうございます。
当方、46才、身長170cmの男性なのですが、
2016/9/28 2018/6/20
体重 70.5kg 64.6kg
HbA1c 5.0 5.5
空腹血糖値 107 105
総コレステロール 276 312
中性脂肪 60 61
HDL 60 81
LDL 195 213
朝は糖質制限パンを1枚、スライスチーズ4枚にコーヒー
昼はサラダチキン、ゆで玉子2個、グリーンサラダ、味噌汁
夜は豚の生姜焼き(ラカントや糖質0日本酒使用)や、小松菜の煮物、納豆、
オムレツなどと、赤ワインを週5日で200~300ml飲む、というような食事をしております。
週に1~2回、糖質解放日にパスタなどを食べており、甘いものはほとんど食べなくなりました。
体重の減少は非常に嬉しかったのですが、人間ドックの際に悪玉コレステロールが治療が必要なレベルの高さのため、治療を始めるか、しばらく食生活を改善しますか?と言われてしまいました。
コレステロールの数値のとらえ方と、これからどんな風に糖質制限を取り入れていったらいいのか、アドバイスを頂けましたら幸いです。
先生のブログや著書を拝見させていただき、最初は半信半疑ながらも糖質制限を始めたのですが、徐々に減量効果が出てくるに連れて、嬉しい思いとともに、体の仕組みの不思議さを実感しております。ありがとうございます。
当方、46才、身長170cmの男性なのですが、
2016/9/28 2018/6/20
体重 70.5kg 64.6kg
HbA1c 5.0 5.5
空腹血糖値 107 105
総コレステロール 276 312
中性脂肪 60 61
HDL 60 81
LDL 195 213
朝は糖質制限パンを1枚、スライスチーズ4枚にコーヒー
昼はサラダチキン、ゆで玉子2個、グリーンサラダ、味噌汁
夜は豚の生姜焼き(ラカントや糖質0日本酒使用)や、小松菜の煮物、納豆、
オムレツなどと、赤ワインを週5日で200~300ml飲む、というような食事をしております。
週に1~2回、糖質解放日にパスタなどを食べており、甘いものはほとんど食べなくなりました。
体重の減少は非常に嬉しかったのですが、人間ドックの際に悪玉コレステロールが治療が必要なレベルの高さのため、治療を始めるか、しばらく食生活を改善しますか?と言われてしまいました。
コレステロールの数値のとらえ方と、これからどんな風に糖質制限を取り入れていったらいいのか、アドバイスを頂けましたら幸いです。
2018/10/30(Tue) 09:59 | URL | 杉本 | 【編集】
ナカヤマ さん
HDLコレステロールの基準値は、40mg/dl以上ですので
50mgあれば、低値ではなく正常値です。
さらに好ましいのがHDLコレステロール60mg/dl以上で、小粒子LDLコレステロールがほとんどなくなります。
HDLコレステロールの基準値は、40mg/dl以上ですので
50mgあれば、低値ではなく正常値です。
さらに好ましいのがHDLコレステロール60mg/dl以上で、小粒子LDLコレステロールがほとんどなくなります。
2018/10/30(Tue) 10:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
杉本 さん
中性脂肪 60 61
HDL 60 81
このデータなら、LDLコレステロールは、ほぼ全て
標準の大きさの善玉のLDLコレステロールです。
悪玉の小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。
中性脂肪 60 61
HDL 60 81
このデータなら、LDLコレステロールは、ほぼ全て
標準の大きさの善玉のLDLコレステロールです。
悪玉の小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。
2018/10/30(Tue) 10:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
先生の糖質制限を極めようと、先日糖質制限食派^フェクトガイドという本を手に入れました。
とても専門的でなかなか進まないのですが、一つ質問です。
P92に平均血糖値のお話があります。
その中で、空腹時血糖が118で食後血糖値が178であるなら、平均血糖値は148.46ぐらいという記述があると思います。
この食後高血糖と空腹時血糖から概算ながらも平均血糖値を求める計算式等はあるのでしょうか?
素人には調べても全く分からず、よろしくお願いします。
先生の糖質制限を極めようと、先日糖質制限食派^フェクトガイドという本を手に入れました。
とても専門的でなかなか進まないのですが、一つ質問です。
P92に平均血糖値のお話があります。
その中で、空腹時血糖が118で食後血糖値が178であるなら、平均血糖値は148.46ぐらいという記述があると思います。
この食後高血糖と空腹時血糖から概算ながらも平均血糖値を求める計算式等はあるのでしょうか?
素人には調べても全く分からず、よろしくお願いします。
2018/10/30(Tue) 17:12 | URL | たけ | 【編集】
たけ さん
すいません。
この記載は、とてもアバウトな話で例え話しです。
例えばということで、血糖変動幅が大きい場合も小さい場合も
HbA1cのデータは一緒になるので、「HbA1cという検査の持つ欠陥」という意味で記述しました。
計算式はなくて、単純に足して2で割っただけです。
すいません。
この記載は、とてもアバウトな話で例え話しです。
例えばということで、血糖変動幅が大きい場合も小さい場合も
HbA1cのデータは一緒になるので、「HbA1cという検査の持つ欠陥」という意味で記述しました。
計算式はなくて、単純に足して2で割っただけです。
2018/10/30(Tue) 17:43 | URL | ドクター江部 | 【編集】
なるほど、足して単純で二で割っただけなんですね。
しかし、これを逆算すると、空腹時が80であった場合、食後血糖が140とすると、HbA1cは5.5程度になりますね。
ということは、確かにHbA1cは食後高血糖の検出には不向きではありますが、一般的に検診等ではこれが測定されるということを考えると、5.5を超えるような人が逆に言えば食後高血糖の可能性があると考えてもいいのかもしれないと思いましたが、いかがでしょう?
私自身、5.7でした。しかもしっかり食後高血糖でした。
しかし、これを逆算すると、空腹時が80であった場合、食後血糖が140とすると、HbA1cは5.5程度になりますね。
ということは、確かにHbA1cは食後高血糖の検出には不向きではありますが、一般的に検診等ではこれが測定されるということを考えると、5.5を超えるような人が逆に言えば食後高血糖の可能性があると考えてもいいのかもしれないと思いましたが、いかがでしょう?
私自身、5.7でした。しかもしっかり食後高血糖でした。
2018/10/30(Tue) 18:39 | URL | たけ | 【編集】
たけ さん
①
診断基準的には経口ブドウ糖負荷試験で
食後2時間血糖値が140mg/dl以上あれば、境界型で食後高血糖ありとなります。
②
国際糖尿病連合によれば、食後血糖値は1時間か2時間で測定し、160mg/dl未満を目指すこととなります。
③
HbA1cは、食後高血糖が短時間であれば、見過ごす検査なので本来好ましくないのですが、
慣習的に論文などにもHbA1cなので、今更変えにくい側面があります。
④
食後高血糖を拾いやすいのは、グリコアルブミン(献血の時調べてくれます)であり
こちらの方が良い検査なのですが、2型糖尿病では、どちらか一つしか保健適用となりません。
①
診断基準的には経口ブドウ糖負荷試験で
食後2時間血糖値が140mg/dl以上あれば、境界型で食後高血糖ありとなります。
②
国際糖尿病連合によれば、食後血糖値は1時間か2時間で測定し、160mg/dl未満を目指すこととなります。
③
HbA1cは、食後高血糖が短時間であれば、見過ごす検査なので本来好ましくないのですが、
慣習的に論文などにもHbA1cなので、今更変えにくい側面があります。
④
食後高血糖を拾いやすいのは、グリコアルブミン(献血の時調べてくれます)であり
こちらの方が良い検査なのですが、2型糖尿病では、どちらか一つしか保健適用となりません。
2018/10/31(Wed) 17:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |