FC2ブログ
人類の進化と食生活③  裸の人類
おはようございます。今日は昨日の続きです。

この人類の進化のお話ですが、「糖尿病糖質制限食となんの関係もないやんけー。」と思われるかもしれません。ところが、この「人類の進化の過程」が、現代社会で糖尿病が増加した理由と、なぜ糖質制限食糖尿病治療有効なのかを解き明かしてくれます

今しばらくのおつきあいの程を・・・

人類は、誕生当初から、二本足歩行で裸だったと、何となく思っている人が多いのではないかと思います。

しかし人類の誕生以来の、アウストラロピテクス属、パラントロプス属、ヒト属、の三属・17種(種の数については諸説ありますが・・・)に関して、裸だったのは、私達現世人類の直接の祖先である、ホモ・サピエンスだけと思われます。

裸であることは毛皮を自前で持っている種に比べれば気候(寒さ、雨、雪、風・・・)に関して大いに不利です。このハンディキャップを乗り越えるためには、衣服・家・火という条件が必要です。

それでは、衣服・家・火が出現した年代はいつなのでしょうか?

家と火に関しては諸説紛々のようです。例えば「ネアンデルタール人は家をもち、火も使用していた」という説もあります。

しかし最後の氷河期が約7万年前から1万年前まであり、ウルム氷河と呼ばれていますが、この極寒の時期のロシアにホモ・サピエンスの遺跡はありますが、ネアンデルタール人の遺跡はありません。ネアンデルタール人はヨーロッパと近東にだけ分布していたのです。

ネアンデルタール人は毛皮をもち、膂力は私達ホモ・サピエンスよりはるかに優れ、脳の容量も1500ccありホモ・サピエンスの脳(1350cc)より大きかったのです。従ってもし彼らが家をもち火を扱えたなら、当然氷河期のロシアにも居住できたと考えられます。居住できなかったということは、家を持たず火も扱えなかった可能性が高いのです。

このように、火と家に関しては、時期を断定するのはいささか困難があるのですが、衣服がいつ発明されたかに関してだけは動かぬ証拠があります。この貴重な研究結果は、2003年8月、ドイツのマックス・プランク研究所のキットラー等により報告されました。
さてその証拠とはいったい何なのでしょう?
 
ヒントはDNAの突然変異です。  続く・・・

今日のブログは「はだかの起源」(島泰三、木楽社)を参考にしました。

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ネアンデルタール人と聞いて
ネアンデルタール人と聞いて、一言。
糖質制限食を始めて2ヶ月、わたしは3日に一度死ぬおもいで出るタール便にネアンデいました。失礼、悩んでいました。でも、でも始めて40日目くらいから頻繁に出るようになりました。しかも、きれいな黄色です!ついにホモ・サピエンスになれた瞬間でした。糖質制限食、もうやめられそうもありません。
2007/05/02(Wed) 21:23 | URL | タール人 | 【編集
タール人さんのコメントを閲覧して
江部先生、そしてタール人さん、こんにちは。
私、32歳独身女性です。私もひどい便秘症でかなり苦しんでいましたが、糖質制限食を始めて3週間目くらいからほとんど毎日(多いときは1日に2回)あるようになりました。体の調子も良く、糖尿病と言っても誰も信じてくれない今日この頃です。友達が、高雄病院へ教育的入院とやらをしてきたのですが、これで自信を持って糖質制限食ができると嬉しそうにしていました。江部先生のこと、親切でいくらでも話を聞いて下さる素晴らしい先生だと言ってました。私もいつかお世話になりたいです。
2007/05/03(Thu) 17:42 | URL | ネアン | 【編集
タール人、ネアンときたので
タール人、ネアンときたので、デル名で一言。
私は反対に糖質制限食を始める前は毎日ありました。しかし、始めてから10日目くらいから便秘ぎみになりました。ちょっとあせりましたが、野菜をよく噛むようにしてから、1ヶ月目くらいから少しずつ改善し、現在3ヶ月目ですが、快調です。参考までに。
2007/05/03(Thu) 17:48 | URL | デル | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック