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お酒と糖尿病
こんばんは。

昨夜、ずっと楽しみにしていた、18才の錦織選手と世界ナンバー2、22才のナダル選手の、芝コートの試合を友人に借りたDVDで見ました。

6月12日にロンドンで開催されたアルトワ選手権で1:2で破れはしましたが、1セットはとったのです。いやはや、びっくりしました。

あのフットワークのいいナダル選手と、対等にストローク合戦を展開して、ストロークエース(ウィナー)をなんぼでも取るのです!! Σ(゚ロ゚ノ)ノ

攻撃的テニスで、世界ナンバー2から1セット奪うって、とんでもなくすごいことですよ。ナダル選手が試合後語ったように、きっとトップ10に入って、テニス界のヒーローとなってくれることでしょう。(^-^)w

さて今回は、久しぶりにお酒と糖尿病のお話です。

日本では、糖尿病の人にはアルコールは原則禁止となっていますが、高雄病院の糖質制限食では原則、飲酒(糖質が含まれていない酒)OKです。これはとても大きなアドバンテージですね。

まあ、上戸にとって美味しく楽しく生きるには、アルコールは必要不可欠なものですからね。(o^。^o)

糖質制限食では、糖質の含まれていない蒸留酒(焼酎、ウィスキー、ブランデーなど)や糖質ゼロ発泡酒はOKですが、糖質の含まれている醸造酒(ビール、日本酒、ワインなど)は原則禁止です。醸造酒の中で赤ワインだけは血糖値を上昇させないのでOKです。

日本の従来の糖尿病治療では、飲酒は原則禁止ですが、一定の条件下で許可されることもあります。その条件は、以下の5項目をクリアしていることです。

1良好な血糖コントロールが長期にわたって得られている
糖尿病の合併症がないか、あっても軽度である
3脂質代謝異常(特に高トリグリセリド血症)がない
4肝・膵疾患がない
5決められた上限量を守る患者である

この5項目、糖質制限食実践している糖尿人なら、多くの人は1~4はクリアですね。

私も、1~4は完璧にクリアですが、5が微妙ですね。
決められた上限量って本人が決めるの?主治医が決めるの?WIfeが決めるの?・・・ (*_*)

まあ、自己管理のうえで、自己責任で肝臓にもやさしく、個々の適量を飲むということでしょうか。 (^_^)

アルコールそのものは、1gが約7キロカロリーの燃焼エネルギーをもっていますが、摂取時の利用効率は約70%です。エネルギー源としては、<アルコール→糖質→脂質→タンパク質>の順で利用されます。

またアルコールは、糖質や脂質と違って摂取しても体重増加作用がありませんし、血糖値も上昇させませんし、ビタミンやミネラルにも乏しいので、empty calory と言われています。

それから、アルコールを摂取すると、人体に対する毒物とみなされて優先的に肝臓で分解されますので、その間、同じ補酵素を使う糖新生がブロックされてしまいます。

従って、アルコールを摂取すると結果として、肝臓の糖新生を抑制することとなります。一定量以上のアルコールを摂取すれば、肝臓の夜間糖新生はブロックされ、翌朝の早朝空腹時血糖値は、下がる可能性が高いです。

また、空腹時に飲んだりすれば、糖新生が抑制される分、インスリン注射やスルフォニル尿素剤を内服している人は、低血糖を起しやすくなるので、充分な注意が必要です。

最後に、血液の肝機能検査の中でγ-GTPは、通常お酒を飲むと上昇するとされています。しかし、ビールなど糖質を含む酒をやめて、ウィスキーや焼酎など蒸留酒に切り替えると同じ量のアルコールなら、γ-GTPが改善することがあります。一見意外なこの現象も 上戸の糖質制限食実践者で、結構よく経験しました。

γ-GTPは脂肪肝でも上昇します。糖質制限食と蒸留酒で脂肪肝が改善するので、γ-GTPの数値が減ると考えられます。もっとも、量的に飲み過ぎの人は、γ-GTPも高値のままのことがありますので、ご用心ご用心。(-_-|||)

なお、欧米では、「適量」を守れば飲酒OKとしています。例えば、米国糖尿病協会では、アルコール24g(30ml)/日を食事と共にとるていどなら適量としています。ビール350ml缶を2本、ワイン150ml×2杯、ウイスキー45ml×2杯です。

しかし、米国糖尿病協会にも禁酒の指針があるそうです。糖尿病患者でアルコール依存症の前歴がある人と妊婦は禁酒です。膵炎、中性脂肪の高い脂質異常症、神経障害のある人達もイエローorレッドカードです。 (糖尿病ソリューション 河合勝幸氏)


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
江部先生へ
アルコール はやはり 糖尿病には× でしょうネ

小生 昨年6月 以前もお伝えしましたが
空腹時 血糖値 280 A1C7.9で 当然(実際はもっと以前より)

現在は A1C5.3 朝 血糖値 135 やはり 基礎インシュリン量が無いと思います

γ-GTP(21) + 血圧 + クレアチン + 中性脂肪+(検査結果) (除く 血糖値)
全て 驚くほど完璧数値で カツ 体脂肪 10%

しかしながら 飲酒量がかなり増えましてすいません(かなり安心しすぎですが)
やはり適量は無理なようでいつもの飲み過ぎています
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1良好な血糖コントロールが長期にわたって得られている
2糖尿病の合併症がないか、あっても軽度である
3脂質代謝異常(特に高トリグリセリド血症)がない
4肝・膵疾患がない
5決められた上限量を守る患者である
-----------------------------------
1 糖質制限で好いのでしょうか
2 合併症の定義どの程度
3 異常代謝とは
4 現在はOK?
5 多分無理

いつもブログありがとう御座います

飲み過ぎの HIT より


2008/07/02(Wed) 21:55 | URL | HIT | 【編集
HIT さん。

1 糖質制限で好いのでしょうか
よろしいです。

2 合併症の定義どの程度
網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞などです。
カテゴリーの糖尿病合併症をご参照ください。

3 異常代謝とは
高中性脂肪血症です。

4 現在はOK?

5 多分無理
まあ、肝機能に負担がかからないていどにご自愛くださいね。
2008/07/02(Wed) 23:34 | URL | 江部康二 | 【編集
ご回答
ありがとうございます
今の所 測定値には
問題がないようで すが
でも 絶対飲過ぎ (>_<)
2008/07/03(Thu) 00:00 | URL | HIT | 【編集
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