2018年08月10日 (金)
【18/08/09 ギー
夕食後の就寝までの時間
毎日、お忙しいなかお疲れ様です。夕食後の就寝までの時間なんですが、
先生はどれくらいの時間を開けますか?
糖質制限食だと胃を通過する時間は短じかいのでしょうか?
食べてすぐはよくない気がしますが、
かといって仕事で遅くなり、食べてからまた、
しばらく起きているのはきついですし、
食べてすぐはやはり脂肪の蓄積につながるのでしょうか?
当然、糖質制限食が前提なのですが、お忙しいなか申し訳ありません。
お時間ありましたら、よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
ギーさんから、夕食後就寝までの時間について
コメント・質問を頂きました。
まず、理想的には、やはり夕食を午後6~7時くらいまでに食べて
就寝まで5時間くらい空けたほうが、望ましいです。
A)スーパー糖質制限食の場合
スーパー糖質制限食を16年間実践中の私ですが、
夜診のあとなどの夕食となると、午後9時~10時くらいになります。
夕食が遅いと、翌朝の空腹時血糖値が、やや高めとなることが多いです。
一方、夕食が午後6時とか早い時間だと、
翌朝の空腹時血糖値が、やや低めとなることが多いです。
血糖値を直接上げるのは糖質だけです。
脂質は直接的にも間接的にも血糖値を上げません。
蛋白質は、肝臓や腎臓の糖新生を介して間接的に血糖値を上げることがあります。
蛋白質摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されませすが、
①<インスリン=グルカゴン> なら血糖値は上昇しません。
②<インスリン>グルカゴン> なら血糖値は下がります。
③<インスリン<グルカゴン> なら血糖値は上昇します。
正常人や軽い糖尿病の人は、①のパターンです。
②のパターンは、めったにありません。
③のパターンは、年期の入った糖尿病ではよく見られます。
糖新生による、血糖値の上昇は、数時間以上続くこともあるので
夜寝る前、午後11頃に蛋白質を摂取すると、
夜中の糖新生で、翌朝の血糖値が上昇する可能性があるのです。
ともあれ、スーパー糖質制限食ならインスリン(肥満ホルモン)の分泌は
最小限ですみますので肥満はしにくいです。
B)糖質あり食の場合
糖質を摂取すれば、食後血糖値は上昇し、インスリンは大量に分泌されます。
朝食や昼食なら、身体も活動して筋肉を使いブドウ糖を取り込むし、
脳も活動してブドウ糖を利用しますので血糖値は下がります。
しかし、夜遅い夕食で糖質を摂取すると、
食後血糖値は上昇し、インスリンは大量に分泌されますが
身体も活動しないし、脳も寝たら活動が減るので
ブドウ糖の利用がかなり減少します。
こうなると、血糖値があるていど高いままになるので、
インスリンが血糖値を中性脂肪に変えて脂肪組織に蓄えるシステムが
フル稼働します。
そして寝ている最中にどんどん脂肪が蓄えられるので肥満していくのです。
江部康二
夕食後の就寝までの時間
毎日、お忙しいなかお疲れ様です。夕食後の就寝までの時間なんですが、
先生はどれくらいの時間を開けますか?
糖質制限食だと胃を通過する時間は短じかいのでしょうか?
食べてすぐはよくない気がしますが、
かといって仕事で遅くなり、食べてからまた、
しばらく起きているのはきついですし、
食べてすぐはやはり脂肪の蓄積につながるのでしょうか?
当然、糖質制限食が前提なのですが、お忙しいなか申し訳ありません。
お時間ありましたら、よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
ギーさんから、夕食後就寝までの時間について
コメント・質問を頂きました。
まず、理想的には、やはり夕食を午後6~7時くらいまでに食べて
就寝まで5時間くらい空けたほうが、望ましいです。
A)スーパー糖質制限食の場合
スーパー糖質制限食を16年間実践中の私ですが、
夜診のあとなどの夕食となると、午後9時~10時くらいになります。
夕食が遅いと、翌朝の空腹時血糖値が、やや高めとなることが多いです。
一方、夕食が午後6時とか早い時間だと、
翌朝の空腹時血糖値が、やや低めとなることが多いです。
血糖値を直接上げるのは糖質だけです。
脂質は直接的にも間接的にも血糖値を上げません。
蛋白質は、肝臓や腎臓の糖新生を介して間接的に血糖値を上げることがあります。
蛋白質摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されませすが、
①<インスリン=グルカゴン> なら血糖値は上昇しません。
②<インスリン>グルカゴン> なら血糖値は下がります。
③<インスリン<グルカゴン> なら血糖値は上昇します。
正常人や軽い糖尿病の人は、①のパターンです。
②のパターンは、めったにありません。
③のパターンは、年期の入った糖尿病ではよく見られます。
糖新生による、血糖値の上昇は、数時間以上続くこともあるので
夜寝る前、午後11頃に蛋白質を摂取すると、
夜中の糖新生で、翌朝の血糖値が上昇する可能性があるのです。
ともあれ、スーパー糖質制限食ならインスリン(肥満ホルモン)の分泌は
最小限ですみますので肥満はしにくいです。
B)糖質あり食の場合
糖質を摂取すれば、食後血糖値は上昇し、インスリンは大量に分泌されます。
朝食や昼食なら、身体も活動して筋肉を使いブドウ糖を取り込むし、
脳も活動してブドウ糖を利用しますので血糖値は下がります。
しかし、夜遅い夕食で糖質を摂取すると、
食後血糖値は上昇し、インスリンは大量に分泌されますが
身体も活動しないし、脳も寝たら活動が減るので
ブドウ糖の利用がかなり減少します。
こうなると、血糖値があるていど高いままになるので、
インスリンが血糖値を中性脂肪に変えて脂肪組織に蓄えるシステムが
フル稼働します。
そして寝ている最中にどんどん脂肪が蓄えられるので肥満していくのです。
江部康二
こんばんは。今回の記事、私も同じように仕事柄夕飯が遅いので気になっておりました。
私は仕事が終わるのが午後10時で夕飯は午後11上半身がに食べます。
寝るのは午前3時ですが、眠いのを我慢していました。
そんな生活を、三年続けていますが、今回の記事で納得しました。
肉体労働なので、軽めの夕飯とはいかずスーパー糖質制限ですが、結構たんぱく質と脂質は摂ります。
体重は、増えないです。読んでいただきありがとうございます。
私は仕事が終わるのが午後10時で夕飯は午後11上半身がに食べます。
寝るのは午前3時ですが、眠いのを我慢していました。
そんな生活を、三年続けていますが、今回の記事で納得しました。
肉体労働なので、軽めの夕飯とはいかずスーパー糖質制限ですが、結構たんぱく質と脂質は摂ります。
体重は、増えないです。読んでいただきありがとうございます。
メルマガの記事を読んで。三島塾には小6の1型糖尿病の生徒がいます。従来型の医師の指導をかいくぐって、糖質制限をしています。CGMをつけて、追跡調査をしていますが、給食では爆上げ。しかし、私の食事なら微動だにしません。塾生たちが集中力があって、成績、運動能力がUPし、インフルにもかからないのは、至極当然と思っています。
2018/08/10(Fri) 18:05 | URL | 北九州・東京 三島 | 【編集】
江部先生こんばんは
以前にもコメントいたしましたが、
●インスリンとグルカゴン
http://koujiebe.blog95.fc2.com/?no=4280
●グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4378.html
再度コメントいたします。
本日の記事
【蛋白質摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されませすが、
①<インスリン=グルカゴン> なら血糖値は上昇しません。
②<インスリン>グルカゴン> なら血糖値は下がります。
③<インスリン<グルカゴン> なら血糖値は上昇します。
正常人や軽い糖尿病の人は、①のパターンです。
②のパターンは、めったにありません。
③のパターンは、年期の入った糖尿病ではよく見られます。】
について、
以前の投稿抜粋と、最近考えたことです。
ガイトン生理学 原著第11版 p1030から
【アミノ酸はグルカゴンの分泌を刺激する。
これはアミノ酸がインスリン分泌を刺激するのと同じ作用である。このように、この場合は、グルカゴンとインスリンの反応は逆ではない。
グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性はグルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで、組織に利用できるグルコースをより多くすることである。】
ここまでがガイトンの生理学です。
「ガイトンの生理学によると、アミノ酸のグルカゴン刺激は、グルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで組織に利用できるグルコース多くすること、つまり血中グルコース濃度を上げること。」
しかし、血糖値の上昇がない、又は極端な血糖値上昇がないのは、グルカゴンとインスリン分泌とのつり合い(膵α細胞とβ細胞との対話)がうまく行っているのだと思います。
しかし正常人①<インスリン=グルカゴン>でも、肥満などによりインスリンの効き目が悪い(インスリン抵抗性ありの)場合は、血糖値上昇や、必要以上のインスリン値の上昇があるのだと思います。
ちなみに、糖尿病歴6年の私は③<インスリン<グルカゴン> のタイプです。
以前にもコメントいたしましたが、
●インスリンとグルカゴン
http://koujiebe.blog95.fc2.com/?no=4280
●グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4378.html
再度コメントいたします。
本日の記事
【蛋白質摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されませすが、
①<インスリン=グルカゴン> なら血糖値は上昇しません。
②<インスリン>グルカゴン> なら血糖値は下がります。
③<インスリン<グルカゴン> なら血糖値は上昇します。
正常人や軽い糖尿病の人は、①のパターンです。
②のパターンは、めったにありません。
③のパターンは、年期の入った糖尿病ではよく見られます。】
について、
以前の投稿抜粋と、最近考えたことです。
ガイトン生理学 原著第11版 p1030から
【アミノ酸はグルカゴンの分泌を刺激する。
これはアミノ酸がインスリン分泌を刺激するのと同じ作用である。このように、この場合は、グルカゴンとインスリンの反応は逆ではない。
グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性はグルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで、組織に利用できるグルコースをより多くすることである。】
ここまでがガイトンの生理学です。
「ガイトンの生理学によると、アミノ酸のグルカゴン刺激は、グルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで組織に利用できるグルコース多くすること、つまり血中グルコース濃度を上げること。」
しかし、血糖値の上昇がない、又は極端な血糖値上昇がないのは、グルカゴンとインスリン分泌とのつり合い(膵α細胞とβ細胞との対話)がうまく行っているのだと思います。
しかし正常人①<インスリン=グルカゴン>でも、肥満などによりインスリンの効き目が悪い(インスリン抵抗性ありの)場合は、血糖値上昇や、必要以上のインスリン値の上昇があるのだと思います。
ちなみに、糖尿病歴6年の私は③<インスリン<グルカゴン> のタイプです。
2018/08/10(Fri) 20:33 | URL | オスティナート | 【編集】
先生、今回記事に取り上げていただいて誠にありがとうございます。もう一つだけお聞きしたいのですが、5時間位開けるのが望ましいとのことですが、胃腸を休ませる点でも、腸内環境を整える意味でもそうなのでしょうか?
2018/08/11(Sat) 00:31 | URL | ギー | 【編集】
先生のブログやご著書を読ませて頂き、糖質制限5年目、
お陰さまでHba1c6.0以下、GA13で過ごさせて頂いている
68歳女(身長165cm、体重54kg)です。
以前、食事会などで糖質を食べ過ぎた時に血糖値が220超になり、
慌てて30分ほど軽くウォーキングをしましたら、
血糖値が一気に60ほど下がりました。
友人にこの事を話し、友人も試したところ同様に下がったそうで、
「糖質は控えず、食べたらすぐに運動する。」と公言して1か月ほど実行。
糖質制限を止めて半年、HbA1cはずっと上がらないそうです。
私は食後高血糖が急速に落ちるのは良くないように思いますが、
友人はこのまま続けていてもよいのでしょうか?
宜しければお教えください。
お陰さまでHba1c6.0以下、GA13で過ごさせて頂いている
68歳女(身長165cm、体重54kg)です。
以前、食事会などで糖質を食べ過ぎた時に血糖値が220超になり、
慌てて30分ほど軽くウォーキングをしましたら、
血糖値が一気に60ほど下がりました。
友人にこの事を話し、友人も試したところ同様に下がったそうで、
「糖質は控えず、食べたらすぐに運動する。」と公言して1か月ほど実行。
糖質制限を止めて半年、HbA1cはずっと上がらないそうです。
私は食後高血糖が急速に落ちるのは良くないように思いますが、
友人はこのまま続けていてもよいのでしょうか?
宜しければお教えください。
2018/08/11(Sat) 10:15 | URL | 68才女性 | 【編集】
先生、またまた質問させてください!
6/7〜ゆる糖質制限をし、7/16〜ケトジェニックダイエットをしております。
しかし、糖質を一日平均30gくらいに抑えていますが
6/7のゆる糖質制限から計算しても、
-1.5kgしか減っておりません。。。
もしかして倹約遺伝子なのかな?と思い、明日からカロリー制限も行おうと思っています。153cm92キロです。
しかし前回6/25に生理が来て以来、7月は生理が来ておりません。
カロリー不足かな?と思い、厚生労働省のカロリー摂取を見て2000kcalになるようにしておりました。
スーパーケトジェニック+カロリー制限となると、また生理が来なくなるのでは・・・と不安になります。
どうすれば良いのでしょうか。
スーパーケトジェニックは今までの食生活をガラリと変え、『痩せるぞ〜!』と頑張って筋トレも行いましたが、1か月で体重グラフはまっすぐ・・・正直泣きそうです・・・
先生に教えて頂いた必須アミノ酸、必須脂肪酸、たんぱく質などもしっかりとっております!
先生、助けて下さい!
6/7〜ゆる糖質制限をし、7/16〜ケトジェニックダイエットをしております。
しかし、糖質を一日平均30gくらいに抑えていますが
6/7のゆる糖質制限から計算しても、
-1.5kgしか減っておりません。。。
もしかして倹約遺伝子なのかな?と思い、明日からカロリー制限も行おうと思っています。153cm92キロです。
しかし前回6/25に生理が来て以来、7月は生理が来ておりません。
カロリー不足かな?と思い、厚生労働省のカロリー摂取を見て2000kcalになるようにしておりました。
スーパーケトジェニック+カロリー制限となると、また生理が来なくなるのでは・・・と不安になります。
どうすれば良いのでしょうか。
スーパーケトジェニックは今までの食生活をガラリと変え、『痩せるぞ〜!』と頑張って筋トレも行いましたが、1か月で体重グラフはまっすぐ・・・正直泣きそうです・・・
先生に教えて頂いた必須アミノ酸、必須脂肪酸、たんぱく質などもしっかりとっております!
先生、助けて下さい!
2018/08/11(Sat) 17:43 | URL | マー | 【編集】
かんたん さん
コメント、ありがとうございます。
なるほど、夜遅い食事が三年間続いていても
スーパー糖質制限食なので、体重増加なしですね。
良かったです。
コメント、ありがとうございます。
なるほど、夜遅い食事が三年間続いていても
スーパー糖質制限食なので、体重増加なしですね。
良かったです。
2018/08/11(Sat) 19:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
北九州・東京 三島 さん
小6、1型糖尿病、給食は仕方ないですね。
朝夕は糖質制限にしておけば、インスリンの量が必要最低限ですみますね。
小6、1型糖尿病、給食は仕方ないですね。
朝夕は糖質制限にしておけば、インスリンの量が必要最低限ですみますね。
2018/08/11(Sat) 19:17 | URL | ドクター江部 | 【編集】
オスティナート さん
「しかし正常人①<インスリン=グルカゴン>でも、肥満などによりインスリンの効き目が悪い(インスリン抵抗性ありの)場合は、血糖値上昇や、必要以上のインスリン値の上昇があるのだと思います。」
なるほど、ありがとうございます。
その可能性はありますね。
「しかし正常人①<インスリン=グルカゴン>でも、肥満などによりインスリンの効き目が悪い(インスリン抵抗性ありの)場合は、血糖値上昇や、必要以上のインスリン値の上昇があるのだと思います。」
なるほど、ありがとうございます。
その可能性はありますね。
2018/08/11(Sat) 19:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ギー さん
人類の進化の歴史から考えると
長い期間、一日1~2食だったと思います。
それなら、食事以外の絶食時間もそこそこ長い方が、より自然かと考えました。
人類の進化の歴史から考えると
長い期間、一日1~2食だったと思います。
それなら、食事以外の絶食時間もそこそこ長い方が、より自然かと考えました。
2018/08/11(Sat) 19:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
68才女性 さん
拙著のご購入、ありがとうございます。
糖質制限5年目、
Hba1c6.0以下、GA13
素晴らしいデータですね。
このまま美味しく楽しく糖質制限食をお続け頂けば幸いです。
ご友人ですが、
糖質を食べて、すぐに(食事開始後30分くらい)運動をすれば
それほど血糖値が上昇せずにすみます。
糖質を食べたら必ず運動をするなら、それで大丈夫と思います。
拙著のご購入、ありがとうございます。
糖質制限5年目、
Hba1c6.0以下、GA13
素晴らしいデータですね。
このまま美味しく楽しく糖質制限食をお続け頂けば幸いです。
ご友人ですが、
糖質を食べて、すぐに(食事開始後30分くらい)運動をすれば
それほど血糖値が上昇せずにすみます。
糖質を食べたら必ず運動をするなら、それで大丈夫と思います。
2018/08/11(Sat) 19:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
マー さん
153cm 女性 でしたら
推定エネルギー必要量は
運動をあまりしないなら
18~29歳 1650kcal/日
30~49歳 1750kcal/日
です。
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
の7ページに推定エネルギー必要量が載っています。
2018/08/11(Sat) 20:27 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生!
お返事ありがとうございます!
私は36歳なので1750kcalも摂れるとはビックリしました!
カロリー制限もするとなると、一日1200kcal以下だと勝手に思ってました。
お忙しい中度々の質問に答えて頂きありがとうございました!
お返事ありがとうございます!
私は36歳なので1750kcalも摂れるとはビックリしました!
カロリー制限もするとなると、一日1200kcal以下だと勝手に思ってました。
お忙しい中度々の質問に答えて頂きありがとうございました!
2018/08/11(Sat) 22:11 | URL | マー | 【編集】
先生のスーパー糖質制限を4ヶ月実践しHbA1cが劇的に改善されましたが、糖尿病体質そのものが改善されたのか、リベラで常時、血糖値変化を記録しているので我流で経口ブドウ糖負荷試験を行ってみました。
75gはきついので、30gで試したところ、見事に+100を突破し、まだまだ体質が改善されたわけではなく、糖質の取り込み量が少ないために、血糖値やHbA1cが見かけ上、改善されていただけであることがわかりました。
そこで、エアロバイクを取り入れて、食後、30分ほど運動を行なったところ劇的な改善が見られたので、経口ブドウ糖負荷試験をエアロバイクの運動の有り無しで行なったところ運動を食後行うと、+100が+40に一気にさがりました。
このことから膵臓からのインスリン産生能が低下しているわけではなく、むしろ、インスリン濃度が過剰であるのに組織の細胞がインスリンに抵抗性を示して血糖値が上昇しているインスリン抵抗性状態であることがわかりました。
運動は脂肪組織を減らし筋肉量を上げることで基礎代謝量を増大させるのはわかりますが、これは長期の運動の効果であって、食後30分の運動の効果はリアルタイムで骨格筋へのインスリン感受性を劇的に上げたことを示しているはずです。
糖質制限と運動療法を併用して行なっていくことにしましたが、運動の即効性の機序はわかっているのでしょうか? 運動の刺激によって、骨格筋の筋小胞体からGLUT4の形質膜への移動がたった、20−30分で行われるものなのか? とても不思議です。
75gはきついので、30gで試したところ、見事に+100を突破し、まだまだ体質が改善されたわけではなく、糖質の取り込み量が少ないために、血糖値やHbA1cが見かけ上、改善されていただけであることがわかりました。
そこで、エアロバイクを取り入れて、食後、30分ほど運動を行なったところ劇的な改善が見られたので、経口ブドウ糖負荷試験をエアロバイクの運動の有り無しで行なったところ運動を食後行うと、+100が+40に一気にさがりました。
このことから膵臓からのインスリン産生能が低下しているわけではなく、むしろ、インスリン濃度が過剰であるのに組織の細胞がインスリンに抵抗性を示して血糖値が上昇しているインスリン抵抗性状態であることがわかりました。
運動は脂肪組織を減らし筋肉量を上げることで基礎代謝量を増大させるのはわかりますが、これは長期の運動の効果であって、食後30分の運動の効果はリアルタイムで骨格筋へのインスリン感受性を劇的に上げたことを示しているはずです。
糖質制限と運動療法を併用して行なっていくことにしましたが、運動の即効性の機序はわかっているのでしょうか? 運動の刺激によって、骨格筋の筋小胞体からGLUT4の形質膜への移動がたった、20−30分で行われるものなのか? とても不思議です。
2018/08/12(Sun) 00:26 | URL | yacopi | 【編集】
江部先生
失礼しました。以下の論文がすでに発表されていました。
糖尿病における運動療法の効果は, 骨格筋内のGLUT4総量増加,細胞膜へのトランスロケーションするGLUT4増加によって起きる。
1)Etgen GJ Jr,Jensen J, et al:Exercise training reverses insulin resistance in muscle by enhanced recruitment of GLUT‐ 4 to the cell surface. Am J Physiol 272: E864‐E869, 1997.
2)Reynolds TH 4th,Brozinick JT Jr, et al: Effects of exercise training on glucose transport and cell surface GLUT‐4 in isolated rat epitrochlearis muscle. Am J Physiol 272:E320‐E325, 1997.
失礼しました。以下の論文がすでに発表されていました。
糖尿病における運動療法の効果は, 骨格筋内のGLUT4総量増加,細胞膜へのトランスロケーションするGLUT4増加によって起きる。
1)Etgen GJ Jr,Jensen J, et al:Exercise training reverses insulin resistance in muscle by enhanced recruitment of GLUT‐ 4 to the cell surface. Am J Physiol 272: E864‐E869, 1997.
2)Reynolds TH 4th,Brozinick JT Jr, et al: Effects of exercise training on glucose transport and cell surface GLUT‐4 in isolated rat epitrochlearis muscle. Am J Physiol 272:E320‐E325, 1997.
2018/08/12(Sun) 05:58 | URL | yacopi | 【編集】
そうですね、人間むかしは日の出と共に活動して日が沈むと休んでたんですよね、日が沈むころにはとっくに食べて寝るだけだったのでしょうね。
2018/08/12(Sun) 09:52 | URL | ギー | 【編集】
yacopi さん
HbA1c改善良かったですね。
運動で改善するのも良いことです。
基礎分泌インスリンが減少している人やBMIが25を超えている人は、運動しても血糖値が下がりにくいです。
HbA1c改善良かったですね。
運動で改善するのも良いことです。
基礎分泌インスリンが減少している人やBMIが25を超えている人は、運動しても血糖値が下がりにくいです。
2018/08/12(Sun) 18:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
yacopi さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2018/08/12(Sun) 18:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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