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縄文の犬は人間と一心同体で肉食性が高い。
こんにちは。

2018年5月13日の毎日新聞に、
縄文の犬は人間と一心同体 最古の埋葬犬分析
https://mainichi.jp/articles/20180514/k00/00m/040/044000c

という記事が載りました。

とても興味深く読みました。
以下、記事を要約してみました。

【愛媛県久万高原町(くまこうげんちょう)の国史跡
「上黒岩岩陰(かみくろいわいわかげ)遺跡」で
1962年に出土した国内最古の埋葬された犬の骨について、
慶応大などが科学的分析を進め、縄文人と犬の深い関係が判明しました。

 上黒岩岩陰遺跡は、石鎚山麓(さんろく)の高原地帯の川沿いにあり、
縄文時代の女性像を刻んだ石の発見などで知られます。
犬の骨は1962年、慶大の研究者らが埋葬人骨に隣接する場所で、
屈葬された状態の2匹の全身骨格を発掘し、
地層などから最古の埋葬犬とされました。

2匹は推定体高が約38センチと約41センチで、現代の柴犬程度かやや小型で、
たくましい骨格を持っていました。

2011年に慶大の佐藤孝雄教授(動物考古学)を中心に
最新の分析手法で調べ直したところ、
放射性炭素による年代測定で7400~7200年前(縄文時代早期末~前期初頭)と
判明し、改めて最古と確認されました。

 犬の生活状態を示すものとしてあごの骨や歯に着目したところ、
2匹とも臼歯(きゅうし)の一部が生前に失われ、
あごの骨の歯槽(歯の根が入る穴)は塞がっていまいた。
残った歯も内部の象牙質が露出し、酷使されていました。

骨が含む窒素や炭素の分析で食性を分析したところ、
近くで出土した人骨同様に肉食性が高いことが判明しました。


 佐藤教授は「犬がイノシシなどにかみついて足止めし、人間が仕留める分担で猟が行われ、犬は歯を失った。
危険を共にした犬には情も移ったはずで、肉を与え、
猟に出られなくなっても大切に飼い続けて葬ったのではないか」と推測しました。】


少なくとも、
愛媛県久万高原町(くまこうげんちょう)の
「上黒岩岩陰(かみくろいわいわかげ)遺跡」
では、人も犬も肉食性が高いことがわかったのは、
私としては、大変喜ばしいことです。
久万高原町は愛媛県の中央部ですから、内陸で海には面していません。

他の日本列島の一般的な縄文遺跡では、
木の実などが主食のことが多かったと思いますが、
上黒岩岩陰(かみくろいわいわかげ)遺跡では、
野生動物が豊富に獲れたのでしょう。
勿論、木の実も食べているでしょうが、
肉があればそれを優先的に食べたのでしょう。

旧石器時代は氷期で寒くて陸の水は凍り付き、
海位は約160m下がり、日本列島は大陸と陸続きでした。
そのため大陸からマンモスやナウマン象といった
大型動物が来たものを狩猟していました。

氷期が終わり暖かくなり、氷河が溶けて海位が上昇して、日本列島は島国となり
縄文時代(1万2千年前~)が始まります。
その結果、マンモスなどの大型動物が大陸から来なくなり、
シカ・イノシシ・うさぎ・タヌキ・オオカミ・ツキノワグマ・ムササビなどの小型の動物を狩って生活するようになります。
こうみると現代の食生活以上に豊富なジビエ食材ですね。 (^^)

また、暖かくなって木の実や果物などもとれるようになり、
他にも魚や貝、きのこなども食べられていたようで、食生活が豊かになります。

旧石器時代は大型の動物を追いかけて生活していましたが、
食生活が豊かになったことで家を作って、定住生活が始まります。

縄文時代は食料を保存することがなかったため、
貧富の差が少なく、みんなで食料を分け合っていたと考えられています。

地方によって若干の違いはありますが、
多くは栗やクルミ、ドングリなどを主食としていました。
これら木の実をすりつぶして水で練ってクッキーのように焼いて食べていたようで、
縄文クッキーと呼ばれています。
また、木の実の多くはアクが強かったため、
熱湯でアクをとるなどの工夫もされていたようです。


江部康二
コメント
ペットフード
いつも楽しみに拝見しています。
また、先日は静岡での講演会にも出席させて頂きました。とても分かりやすく楽しい時間となりました。ありがとうございました。
さて、今日の話はとても興味深く思いました。というのも、我が家には犬ではなく猫が2匹いるのですが、2匹目ちゃんは野良猫でペットフードによるものか、腸が弱いのか血便と体重減少、脱毛…と大変な事になってしまいました。あれこれ工夫して栄養を与えようとしましたが、結局落ち着いたのは穀物フリーのペットフードでした。それを食べるようになってから徐々に体重復活して毛艶も良くなってきたのです。
人間家族みんな糖質制限のメニューですが、我が家は猫も穀物フリーに。考えてみたら、ネズミなど捕食していた猫の歴史考えたら犬猫だって穀物フリーが体にいいのだなと思っていたところです。今日のお話でまたまた嬉しく思いました。
先生のウィットのある講演会、また参加できたらなと思います。今後も一家で糖質制限楽しんで続けます。

追伸…(糖質制限初めて家族みんな良い結果になってます。先日夫が毎回注意受けていた血液検査結果が素晴らしく改善していたので医師から何をやったの?と聞かれ、糖質制限と話したら、へぇ、糖質制限はやはり良いんですねと。そしてもう来なくて良いですよと。感謝です。)
2018/05/21(Mon) 19:01 | URL | エルモ | 【編集
Re: ペットフード
エルモ さん

犬も猫も、本来肉食動物です。
澱粉フリーの食事が良いと思います。
我が家の柴犬は、普通のドックフード(後から思えば、糖質たっぷり)で、全身のアトピーとなり、
掻きむしって血だらけで大変でした。
やっと食事のことに思い至り、
「オリジン」という、糖質制限ドックフードにして、9割方改善しました。

ご主人、糖質制限で「お医者さんフリー」とは素晴らしいです。
2018/05/21(Mon) 19:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
犬は肉食
近年、犬の肥満、アトピー、癌、白内障、アルツハイマーが増えていますよね。
何か気づきませんか?
そう、これらはすべて糖質と深い関係がある病気です。
犬は人間以上に肉食寄りですから、人間以上に糖質の害が大きいと思います。
我が家の犬は鶏ガラ、鶏レバーを中心とした完全肉食です。
おかげで筋肉隆々、病気もほとんどかからない健康優良児です。
まだ糖質まみれのペットフードを健康に良いと思って犬に与えている飼い主さんが多いですね。
残念な事です。
これからは人間だけでなくペットにも糖質制限を広めていきたいです。
2018/05/22(Tue) 02:40 | URL | KAZ | 【編集
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