2018年05月15日 (火)
【18/05/14 西村典彦
私の病名は?
先日、二日酔いで低血糖についてコメントを頂いたものです。
私は健康診断その他の血液検査で以下のような空腹時血糖値をたどってきましたが、
はっきりと病名(2型糖尿病など)を告げられたことがありません。
来月、健康診断ですが、現在スーパー糖質制限をしており、検査的には正常と判断されそうです。
リブレで24時間計測もしていますので、その結果を病院に持って行って判断を仰ぎ、
まずは病名をはっきりと判断していただいて今後の治療方針をはっきりさせたいと思っております。
希望としてはどうしても高糖質のものしかない場合、
それを食べないとカロリー不足になりそうな時のみSGLT2阻害薬を使用したいと考えております。
ぜひ、江部先生のご意見を賜りたく、よろしくお願いいたします。
2011/06 105
2012/06 126
2013/06 107
2014/07 120
2015/05 119 HbA1C 6.4
2015/06 113
2015/08 128 HbA1C 6.8
2016/06 135
2016/06 107
2017/06 116
2017/12 137 HbA1C 6.9
(スーパー糖質制限開始)
2018/03 124(食後1時間、摂取糖質9g)HbA1C 5.9
(スーパー糖質制限継続中)
(2018/04 リブレで血糖値計測開始)】
西村典彦 さん
『2015/08 128 HbA1C 6.8』
この時点で糖尿病型です。
『2016/06 135』
この時点で、再度糖尿病型ですので、糖尿病という確定診断となります。
糖尿病の病名があれば、糖質摂取時に
食直前に内服する「グルファスト」などグリニド系薬剤か「グルコバイ」などαGI薬を使用すれば良いと思います。
それで、糖質摂取時の食後高血糖がある程度、防げると思います。
単独で効果が少ない時は、2者併用もありです。
24時間効果が持続するSGLT2阻害薬 よりも、
グリニド系薬剤かαGI薬なら、ピンポイントに糖質摂取時のみに作用します。
以下は、ブログ読者の皆さんに、
糖尿病を早期発見するための参考として頂ければ幸いです。
糖尿病発見は、早ければ早いほどいいです。
境界型の段階で見つかれば、さらにいいです。
今回は、早期発見のノウハウを説明したいと思います。
<糖代謝異常の判定基準(日本糖尿病学会)>
A) 糖尿病型
①早朝空腹時血糖値が126mg/dl以上
②75gOGTTで120分後血糖値が200mg/dl以上
③随時血糖値200mg/dl以上
④HbA1c≧6.5%
①~④のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」と判定する。
B) 正常型
⑤早朝空腹時血糖値が110mg/dl未満
⑥75gOGTTで120分後血糖値が140mg/dl未満
⑤および⑥の血糖値が確認された場合は「正常型」と判定する。
C) 境界型
正常型にも糖尿病型にも属さない場合は「境界型」と判定する。
<75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)>
*朝まで、10時間以上の絶食のあと検査を実施する。
*検査終了までは、運動・喫煙は控える。
*負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨。
*糖尿病と診断がついている場合は、原則として実施しない。
<糖尿病の診断>
1) 異なる日に①②③を、再確認できたら糖尿病と診断。
2) 「①+④」「②+④」「③+④」が同時に確認できたらは糖尿病と診断。
3) ④単独の場合、再検査で血糖値が糖尿病型なら、糖尿病と診断。
4) 血糖値が糖尿病型で糖尿病の典型的症状があるか糖尿病網膜症があれば糖尿病と診断。
* 糖尿病の診断には血糖検査は必須であり、HbA1cだけでは診断できない。
< 境界型の分類>
境界型にはWHO分類のIGT、IFG、IFG/IGTがある。
・IFG(Impaired fasting glycaemia): 空腹時血糖異常
・IGT(Impaired Glucose Tolerance): 耐糖能異常
a) 2時間値が140-199mg/dlとなる耐糖能異常であるIGT (Impaired Glucose Tolerance)
IGT単独なら早朝空腹時血糖値は110mg/dl未満で正常である。
b) 空腹時血糖値が110-125mg/dlとなるIFG (Impaired fasting glycaemia)
IFG単独なら75gOGTTにて2時間値は140mg/dl未満で正常である。
c) 両者の合併であるIFG/IGTの3つのパターンがある。
< 糖尿病発症に到る流れ>
Ⅰ) IGT→糖尿病(食後血糖値200mg/dl以上または75gOGTT2時間値200mg/dl以上)
このパターンの場合、既に糖尿病を発症している段階でも
早朝空腹時血糖値は正常で健診で見逃されるので、注意が必要。
Ⅱ) IGT→IFG/IGT→糖尿病(上記200mg/dl以上または空腹時血糖値126mg/dl以上)
このパターンは、IFG/IGTの段階で、通常の健診でもチェックできる。
Ⅲ) IFG→IFG/IGT→糖尿病
通常の健診でもチェックできる。パターンとしては少ない。
日本人では、IGTや200mg/dl以上の食後高血糖が、数年から10年続いて、
初めて早朝空腹時血糖値が110mg/dlを超えることが、最も多いとされています。
つまりⅠ)Ⅱ)のパターンが多くて、Ⅲ)のパターンは少ないのですね。
従いまして、一般的な健康診断の早朝空腹時血糖値で、
糖尿病の早期診断をするのは、おおいに無理があります。
そもそも日本人ではIFG単独の例は、かなり少ないと考えられます。
Ⅰ)Ⅱ)Ⅲ)どのパターンでも、最終的には、IGTを経て糖尿病型になると考えられます。
IFGからいきなり糖尿病型になるというのは、少ないと思います。
従って、なんとかIGTの段階(糖尿病発症前)でチェックできれば、
治療的には大変役立ちます。
<早期発見には>
そのためには、75g経口ブドウ糖負荷試験が一番確実です。
しかし、かなり面倒で手間暇も費用もかかりますから、
デンプン(糖質)一人前を食べ始めて1時間後の血糖値、
あるいは尿糖を調べれば簡便です。
尿糖が陽性ということは、180mg/dlを超える血糖値があった可能性が高いです。
1時間値が180mg/dlを超えていると、2時間値が140mg/dl未満で正常でも、
将来糖尿病になりやすいので注意が必要なのです。
糖尿病は、インスリン作用不足(インスリン分泌不足+インスリン抵抗性)がベースにあり、発症します。
日本人では、インスリン分泌不足が主で、インスリン抵抗性が従と言われています。
IGTの段階で、まずインスリン追加分泌が不足、あるいは遷延しています。
それが数年以上続いて、インスリン基礎分泌も不足してきたら、IFGも合併してきます。
一方、欧米人では、インスリン抵抗性が主で、インスリン分泌不足が従とされています。
この場合、インスリン分泌能力はまだあるけれど、
効きが悪い(インスリン抵抗性)ため高血糖となります。
そうすると、インスリン抵抗性のため、
基礎分泌のインスリンの量では早朝空腹時血糖値がやや高いけど、
追加分泌は大量に出せるので食後高血糖は防いでいるというIFGの人が、
日本より高率に存在する可能性があります。
日本人でも肥満が目立つ人は、
インスリン抵抗性が主の欧米パターンの糖尿病発症もありえます。
この場合、早期に発見できれば、インスリン分泌能力は残っているので、
肥満が改善してインスリン抵抗性が改善すれば、
糖尿病がほぼ治ったごとくになることもあり得ます。
ともあれ、IGT、IFG、IFG/IGTの段階で発見できればおおきなアドバンテージです。
この段階でなら、緩やかな糖質制限食でも、糖尿病発症は防げると思いますよ。ヾ(^▽^)
勿論、すでに糖尿病と診断された人は、スーパー糖質制限食が最適です。
江部康二
私の病名は?
先日、二日酔いで低血糖についてコメントを頂いたものです。
私は健康診断その他の血液検査で以下のような空腹時血糖値をたどってきましたが、
はっきりと病名(2型糖尿病など)を告げられたことがありません。
来月、健康診断ですが、現在スーパー糖質制限をしており、検査的には正常と判断されそうです。
リブレで24時間計測もしていますので、その結果を病院に持って行って判断を仰ぎ、
まずは病名をはっきりと判断していただいて今後の治療方針をはっきりさせたいと思っております。
希望としてはどうしても高糖質のものしかない場合、
それを食べないとカロリー不足になりそうな時のみSGLT2阻害薬を使用したいと考えております。
ぜひ、江部先生のご意見を賜りたく、よろしくお願いいたします。
2011/06 105
2012/06 126
2013/06 107
2014/07 120
2015/05 119 HbA1C 6.4
2015/06 113
2015/08 128 HbA1C 6.8
2016/06 135
2016/06 107
2017/06 116
2017/12 137 HbA1C 6.9
(スーパー糖質制限開始)
2018/03 124(食後1時間、摂取糖質9g)HbA1C 5.9
(スーパー糖質制限継続中)
(2018/04 リブレで血糖値計測開始)】
西村典彦 さん
『2015/08 128 HbA1C 6.8』
この時点で糖尿病型です。
『2016/06 135』
この時点で、再度糖尿病型ですので、糖尿病という確定診断となります。
糖尿病の病名があれば、糖質摂取時に
食直前に内服する「グルファスト」などグリニド系薬剤か「グルコバイ」などαGI薬を使用すれば良いと思います。
それで、糖質摂取時の食後高血糖がある程度、防げると思います。
単独で効果が少ない時は、2者併用もありです。
24時間効果が持続するSGLT2阻害薬 よりも、
グリニド系薬剤かαGI薬なら、ピンポイントに糖質摂取時のみに作用します。
以下は、ブログ読者の皆さんに、
糖尿病を早期発見するための参考として頂ければ幸いです。
糖尿病発見は、早ければ早いほどいいです。
境界型の段階で見つかれば、さらにいいです。
今回は、早期発見のノウハウを説明したいと思います。
<糖代謝異常の判定基準(日本糖尿病学会)>
A) 糖尿病型
①早朝空腹時血糖値が126mg/dl以上
②75gOGTTで120分後血糖値が200mg/dl以上
③随時血糖値200mg/dl以上
④HbA1c≧6.5%
①~④のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」と判定する。
B) 正常型
⑤早朝空腹時血糖値が110mg/dl未満
⑥75gOGTTで120分後血糖値が140mg/dl未満
⑤および⑥の血糖値が確認された場合は「正常型」と判定する。
C) 境界型
正常型にも糖尿病型にも属さない場合は「境界型」と判定する。
<75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)>
*朝まで、10時間以上の絶食のあと検査を実施する。
*検査終了までは、運動・喫煙は控える。
*負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨。
*糖尿病と診断がついている場合は、原則として実施しない。
<糖尿病の診断>
1) 異なる日に①②③を、再確認できたら糖尿病と診断。
2) 「①+④」「②+④」「③+④」が同時に確認できたらは糖尿病と診断。
3) ④単独の場合、再検査で血糖値が糖尿病型なら、糖尿病と診断。
4) 血糖値が糖尿病型で糖尿病の典型的症状があるか糖尿病網膜症があれば糖尿病と診断。
* 糖尿病の診断には血糖検査は必須であり、HbA1cだけでは診断できない。
< 境界型の分類>
境界型にはWHO分類のIGT、IFG、IFG/IGTがある。
・IFG(Impaired fasting glycaemia): 空腹時血糖異常
・IGT(Impaired Glucose Tolerance): 耐糖能異常
a) 2時間値が140-199mg/dlとなる耐糖能異常であるIGT (Impaired Glucose Tolerance)
IGT単独なら早朝空腹時血糖値は110mg/dl未満で正常である。
b) 空腹時血糖値が110-125mg/dlとなるIFG (Impaired fasting glycaemia)
IFG単独なら75gOGTTにて2時間値は140mg/dl未満で正常である。
c) 両者の合併であるIFG/IGTの3つのパターンがある。
< 糖尿病発症に到る流れ>
Ⅰ) IGT→糖尿病(食後血糖値200mg/dl以上または75gOGTT2時間値200mg/dl以上)
このパターンの場合、既に糖尿病を発症している段階でも
早朝空腹時血糖値は正常で健診で見逃されるので、注意が必要。
Ⅱ) IGT→IFG/IGT→糖尿病(上記200mg/dl以上または空腹時血糖値126mg/dl以上)
このパターンは、IFG/IGTの段階で、通常の健診でもチェックできる。
Ⅲ) IFG→IFG/IGT→糖尿病
通常の健診でもチェックできる。パターンとしては少ない。
日本人では、IGTや200mg/dl以上の食後高血糖が、数年から10年続いて、
初めて早朝空腹時血糖値が110mg/dlを超えることが、最も多いとされています。
つまりⅠ)Ⅱ)のパターンが多くて、Ⅲ)のパターンは少ないのですね。
従いまして、一般的な健康診断の早朝空腹時血糖値で、
糖尿病の早期診断をするのは、おおいに無理があります。
そもそも日本人ではIFG単独の例は、かなり少ないと考えられます。
Ⅰ)Ⅱ)Ⅲ)どのパターンでも、最終的には、IGTを経て糖尿病型になると考えられます。
IFGからいきなり糖尿病型になるというのは、少ないと思います。
従って、なんとかIGTの段階(糖尿病発症前)でチェックできれば、
治療的には大変役立ちます。
<早期発見には>
そのためには、75g経口ブドウ糖負荷試験が一番確実です。
しかし、かなり面倒で手間暇も費用もかかりますから、
デンプン(糖質)一人前を食べ始めて1時間後の血糖値、
あるいは尿糖を調べれば簡便です。
尿糖が陽性ということは、180mg/dlを超える血糖値があった可能性が高いです。
1時間値が180mg/dlを超えていると、2時間値が140mg/dl未満で正常でも、
将来糖尿病になりやすいので注意が必要なのです。
糖尿病は、インスリン作用不足(インスリン分泌不足+インスリン抵抗性)がベースにあり、発症します。
日本人では、インスリン分泌不足が主で、インスリン抵抗性が従と言われています。
IGTの段階で、まずインスリン追加分泌が不足、あるいは遷延しています。
それが数年以上続いて、インスリン基礎分泌も不足してきたら、IFGも合併してきます。
一方、欧米人では、インスリン抵抗性が主で、インスリン分泌不足が従とされています。
この場合、インスリン分泌能力はまだあるけれど、
効きが悪い(インスリン抵抗性)ため高血糖となります。
そうすると、インスリン抵抗性のため、
基礎分泌のインスリンの量では早朝空腹時血糖値がやや高いけど、
追加分泌は大量に出せるので食後高血糖は防いでいるというIFGの人が、
日本より高率に存在する可能性があります。
日本人でも肥満が目立つ人は、
インスリン抵抗性が主の欧米パターンの糖尿病発症もありえます。
この場合、早期に発見できれば、インスリン分泌能力は残っているので、
肥満が改善してインスリン抵抗性が改善すれば、
糖尿病がほぼ治ったごとくになることもあり得ます。
ともあれ、IGT、IFG、IFG/IGTの段階で発見できればおおきなアドバンテージです。
この段階でなら、緩やかな糖質制限食でも、糖尿病発症は防げると思いますよ。ヾ(^▽^)
勿論、すでに糖尿病と診断された人は、スーパー糖質制限食が最適です。
江部康二
お世話になります。
糖質制限食でどれくらいの脂質、タンパク質を摂取するのか、と思い、先生の
高雄病院糖質制限食給食14日間完全プログラム
を購入いたしました。 食事中の糖質量は記載がありますが、脂質、タンパク質については、記載がありませんでした。
最近の先生のブログで、高雄病院では、各種カロリーで、糖質制限給食を出されている、と読みましたが、それぞれのカロリーで、どれくらいの、脂質、タンパク質となるでしょうか。
御面倒ではありますが、お教えいただければ幸いです。
自身の患者さんの指導にも生かしたく思います。
よろしくお願い申し上げます。
糖質制限食でどれくらいの脂質、タンパク質を摂取するのか、と思い、先生の
高雄病院糖質制限食給食14日間完全プログラム
を購入いたしました。 食事中の糖質量は記載がありますが、脂質、タンパク質については、記載がありませんでした。
最近の先生のブログで、高雄病院では、各種カロリーで、糖質制限給食を出されている、と読みましたが、それぞれのカロリーで、どれくらいの、脂質、タンパク質となるでしょうか。
御面倒ではありますが、お教えいただければ幸いです。
自身の患者さんの指導にも生かしたく思います。
よろしくお願い申し上げます。
江部先生、おはようございます。
先生のブログや栄養士さんの意見を元に、緩めの糖質制限を実行しているものです。
発症時にHbA1cが7.3で糖尿病確定でした。
1年経って20キロ以上の減量をし、現在はHbA1c5.0~5.5の間で推移しております。
先生の以前の記載で、たちの良いHbA1cと悪いHbA1cがあることを知りました。
HbA1cの平均の意味について実によく納得出来たのですが、今のところ服薬をせずコントロールできている私はHbA1cをそのまま理解してもいいものでしょうか。
先生が重視していらっしゃる、グリコアルブミン検査も合わせてするべきでしょうか。
お忙しいところ申し訳ございませんが、どうぞご教授承りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
先生のブログや栄養士さんの意見を元に、緩めの糖質制限を実行しているものです。
発症時にHbA1cが7.3で糖尿病確定でした。
1年経って20キロ以上の減量をし、現在はHbA1c5.0~5.5の間で推移しております。
先生の以前の記載で、たちの良いHbA1cと悪いHbA1cがあることを知りました。
HbA1cの平均の意味について実によく納得出来たのですが、今のところ服薬をせずコントロールできている私はHbA1cをそのまま理解してもいいものでしょうか。
先生が重視していらっしゃる、グリコアルブミン検査も合わせてするべきでしょうか。
お忙しいところ申し訳ございませんが、どうぞご教授承りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
2018/05/16(Wed) 11:34 | URL | あきら | 【編集】
今週号のFLASHで古川健司氏が、過度の糖質制限を一年以上やると動脈硬化になる恐れがあると言っているのですが、これは本当なのでしょうか?
2018/05/16(Wed) 12:25 | URL | 田中 | 【編集】
再度のコメントを頂きありがとうございます。昨日、病院に行き、来週土曜日に糖負荷試験をすることになりました。
糖質制限については当然知っておられる医師でしたが、あまり推奨していないようで高タンパクは将来腎臓が悪くなるリスク云々と、さらに100g程度のご飯を食べろと、そんな事をしたら血糖値スパイクで180ははるかに超えるのではと言ったのですが、それでも食べろと言われて唖然としています。
糖質制限については当然知っておられる医師でしたが、あまり推奨していないようで高タンパクは将来腎臓が悪くなるリスク云々と、さらに100g程度のご飯を食べろと、そんな事をしたら血糖値スパイクで180ははるかに超えるのではと言ったのですが、それでも食べろと言われて唖然としています。
2018/05/16(Wed) 17:16 | URL | 西村典彦 | 【編集】
としの さん
病院給食のコストの限界で、1200、1400、1600、1800kcaql/日の
スーパー糖質制限食を提供しています。
給食メニューの平均値が
<糖質12%、脂質56%、タンパク質32%>
ということです。
個々の給食メニューはあるていどのバラツキは当然あります。
病院給食のコストの限界で、1200、1400、1600、1800kcaql/日の
スーパー糖質制限食を提供しています。
給食メニューの平均値が
<糖質12%、脂質56%、タンパク質32%>
ということです。
個々の給食メニューはあるていどのバラツキは当然あります。
2018/05/16(Wed) 20:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
あきら さん
ゆるめの糖質制限なので、カロリー制限食に比べたら、当然血糖変動幅は少ないと思います。
ただ、ゆるめの糖質制限での食後血糖値の上昇には個人差がありますので、
一度食後血糖値を測定してみられては如何でしょう。
またグリコアルブミン検査も食後高血糖のチェックには有用です。
ゆるめの糖質制限なので、カロリー制限食に比べたら、当然血糖変動幅は少ないと思います。
ただ、ゆるめの糖質制限での食後血糖値の上昇には個人差がありますので、
一度食後血糖値を測定してみられては如何でしょう。
またグリコアルブミン検査も食後高血糖のチェックには有用です。
2018/05/16(Wed) 20:52 | URL | ドクター江部 | 【編集】
田中 さん
古川健司氏の個人的意見ですので、エビデンスはありません。
私自身は、16年間スーパー糖質制限食ですが、血液検査では
脂質データは常に健常で、動脈硬化を示すものはありません。
国際肥満連合による、RCT研究論文でも、
23レポートのメタ解析によって
「研究期間にかかわらず糖質制限食が体重,脂質,血糖,血圧を改善させる。」です
Obes Rev 2012; 13: 1048-1066Systematic review and meta-analysis of clinical trialsof the effects of low carbohydrate diets oncardiovascular risk factorsobr_1021
古川健司氏の個人的意見ですので、エビデンスはありません。
私自身は、16年間スーパー糖質制限食ですが、血液検査では
脂質データは常に健常で、動脈硬化を示すものはありません。
国際肥満連合による、RCT研究論文でも、
23レポートのメタ解析によって
「研究期間にかかわらず糖質制限食が体重,脂質,血糖,血圧を改善させる。」です
Obes Rev 2012; 13: 1048-1066Systematic review and meta-analysis of clinical trialsof the effects of low carbohydrate diets oncardiovascular risk factorsobr_1021
2018/05/16(Wed) 20:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
西村典彦 さん
厚生労働省によれば、
「腎機能正常の人が高タンパク症を食べて腎障害を来す」
というエビデンスはありません。
厚生労働省によれば、
「腎機能正常の人が高タンパク症を食べて腎障害を来す」
というエビデンスはありません。
2018/05/16(Wed) 21:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お返事、誠にありがとうございました。
糖質制限給食ではどうしてもコストがかかってしまいそうですね。
当院の栄養士さんもコストのことをよく言われます。
糖質制限給食ではどうしてもコストがかかってしまいそうですね。
当院の栄養士さんもコストのことをよく言われます。
都内河北 鈴木です。
田中さん、私は「糖質制限理論」食生活実践4年目
MRI検査で「頸動脈プラ~ク減少」の確証デ~タがあります。
私の「改善」により、
担当院長も「糖質制限理論」に関心を示しました。
私は日本の根拠希薄な理論発言の
「権威肩書を信じるべきでない!!」と考えます。
私は21年糖尿病重症化する患者が、
後半7年間「日本糖尿病学会・公認担当医」に
世界医学情報を「隠蔽」されていたのです。
その患者が3か月足らずでインスリン投与
(8・6・6)自主離脱し、ヘモグロビン正常化!!
2年足らずで自身人体実験しながらも、
「糖尿病薬全て自主離脱しました!!」
この事は全て確証あります。
先日の私事で刑事2人へ「糖質制限理論での生還、覚醒」確証医療デ~タを提示して、
私の更なる改善への区役所主催講義を受ける意味がないのかと訊ねました。
1人の刑事は、「糖尿病薬服用中」なので私の確証デ~タ提示を決断した訳です。
1人の刑事は会話後判明した「糖質制限実践者でした」
私の医療確証デ~タ発言に何の反論異論無い事は、
御理解あり納得で、刑事2人は帰宅しました。
私は言葉だけでなく、接する健康関心ある人には「確証デ~タ」を提示して説明しますから、
後は本人の思考で実践可否は、明白かと思います。
「言論の自由」であろうが、
明らかに「時代進化無視」の「改善可能性無い理論」にしがみつき、
改善者へ圧力を掛けるのは、医療者として言語道断だと考えます!!
江部先生には、日々のブログ、著書には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
田中さん、私は「糖質制限理論」食生活実践4年目
MRI検査で「頸動脈プラ~ク減少」の確証デ~タがあります。
私の「改善」により、
担当院長も「糖質制限理論」に関心を示しました。
私は日本の根拠希薄な理論発言の
「権威肩書を信じるべきでない!!」と考えます。
私は21年糖尿病重症化する患者が、
後半7年間「日本糖尿病学会・公認担当医」に
世界医学情報を「隠蔽」されていたのです。
その患者が3か月足らずでインスリン投与
(8・6・6)自主離脱し、ヘモグロビン正常化!!
2年足らずで自身人体実験しながらも、
「糖尿病薬全て自主離脱しました!!」
この事は全て確証あります。
先日の私事で刑事2人へ「糖質制限理論での生還、覚醒」確証医療デ~タを提示して、
私の更なる改善への区役所主催講義を受ける意味がないのかと訊ねました。
1人の刑事は、「糖尿病薬服用中」なので私の確証デ~タ提示を決断した訳です。
1人の刑事は会話後判明した「糖質制限実践者でした」
私の医療確証デ~タ発言に何の反論異論無い事は、
御理解あり納得で、刑事2人は帰宅しました。
私は言葉だけでなく、接する健康関心ある人には「確証デ~タ」を提示して説明しますから、
後は本人の思考で実践可否は、明白かと思います。
「言論の自由」であろうが、
明らかに「時代進化無視」の「改善可能性無い理論」にしがみつき、
改善者へ圧力を掛けるのは、医療者として言語道断だと考えます!!
江部先生には、日々のブログ、著書には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2018/05/17(Thu) 09:08 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
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