2018年03月29日 (木)
【18/03/28 オスティナート
糖質の摂取量と摂取エネルギー比率
江部先生こんばんは
●摂取エネルギー比率
エネルギーを持つ栄養素(エネルギー産生栄養素)をエネルギーに換算して、
摂取エネルギーとの比率を表したものです。
●糖質の摂取エネルギー比率
糖質(g)をエネルギー(4kcal/1g)に換算して
摂取エネルギーとの比率(%)を表したものです。
〇ロカボ
・1日2000kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2000kcal=26%
・1日2600kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2600kcal=20%
〇スーパー糖質制限食
・2000kcal・3食の場合
60g×4kcal=240kcal
240kcal÷2000kcal=12%
・2000kcal・2食の場合
40g×4kcal=160kcal
160kcal÷2000kcal=8%
●エネルギー産生栄養素バランス
「PFC(ピー・エフ・シー)バランス」として表してきたものが、
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より、
生活習慣病やその重症化を予防する目的で名称が変更されました。
※江部先生がおっしゃるように、
1食当たりの糖質摂取量(糖質1g当たり3mg/dlの血糖値上昇がある)が
重要だと思います。
※糖質摂取エネルギー比率(%)は糖質制限食の場合、
1食の糖質量に制限があるため、
摂取カロリーと食事回数により変動します。
※私は、スーパー糖質制限食の1食の糖質20g以下がベストだと思っています。
(私の場合、空腹時血糖値が120mg/dl、
食後血糖値いつも180mg/dl以下で収まっています。)】
こんにちは。
昨日は、とても良い天気でした。
おかげで、桜が一気に満開となり、
しかもほとんど散っていない状態で観賞でき、
おおいに目の保養となりました。
朝、家を出て、まずは広沢の池の桜を堪能して、
次いで観光道路を東に向かい、
ものの50mで、「桜守」で有名な佐野藤右衛門さんの庭園の桜が楽しめます。
昨日水曜日は、江部診療所の夜診なので、
高雄病院から御室仁和寺の桜を愛でながら
観光道路を東に車を走らせ、北大路に入り、
府立植物園手前の北大路橋からは、
鴨川の桜を一望にできて、とても幸せな気分になりました。
まあ、止まって鑑賞したり、もろの脇見運転はできませんので
ささやかなチラ見の喜びですね。
夜診の帰りはライトアップされた、
佐野藤右衛門さんの桜をもう一回観て、帰宅ということで
なかなか贅沢な一日でした。
さて、オスティナートさんから
糖質の摂取量と摂取エネルギー比率について、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
大変参考になります。
確かに、摂取エネルギーの比率で計算すると、
ロカボでも
・1日2000kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2000kcal=26%
となるわけで、これは、ちょっとビックリの数字です。
ロカボというと、だいたい糖質摂取比率40%くらいかなというイメージが
ありましたが、全然違いますね。
1200kcal/日とかなら、130gの糖質で、43%です。
『※糖質摂取エネルギー比率(%)は糖質制限食の場合、
1食の糖質量に制限があるため、
摂取カロリーと食事回数により変動します。』
仰る通りと思います。
糖質摂取エネルギー比率は、変動しやすいので、
結果として○○%でしたというような位置づけですね。
ご指摘通り、実際の糖質制限食の運用では、
<一回の糖質量が、20g以下>
といった目安が実務的です。
私は、1回の食事の糖質量10gくらいを目安にしています。
<魚や肉や卵やチーズや豆腐・・・>
+
<葉野菜、海藻、茸、ブロッコリ、ゴーヤ、ピーマン・・・>
といったラインナップなら、
目標達成は比較的容易と思います。
江部康二
糖質の摂取量と摂取エネルギー比率
江部先生こんばんは
●摂取エネルギー比率
エネルギーを持つ栄養素(エネルギー産生栄養素)をエネルギーに換算して、
摂取エネルギーとの比率を表したものです。
●糖質の摂取エネルギー比率
糖質(g)をエネルギー(4kcal/1g)に換算して
摂取エネルギーとの比率(%)を表したものです。
〇ロカボ
・1日2000kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2000kcal=26%
・1日2600kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2600kcal=20%
〇スーパー糖質制限食
・2000kcal・3食の場合
60g×4kcal=240kcal
240kcal÷2000kcal=12%
・2000kcal・2食の場合
40g×4kcal=160kcal
160kcal÷2000kcal=8%
●エネルギー産生栄養素バランス
「PFC(ピー・エフ・シー)バランス」として表してきたものが、
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より、
生活習慣病やその重症化を予防する目的で名称が変更されました。
※江部先生がおっしゃるように、
1食当たりの糖質摂取量(糖質1g当たり3mg/dlの血糖値上昇がある)が
重要だと思います。
※糖質摂取エネルギー比率(%)は糖質制限食の場合、
1食の糖質量に制限があるため、
摂取カロリーと食事回数により変動します。
※私は、スーパー糖質制限食の1食の糖質20g以下がベストだと思っています。
(私の場合、空腹時血糖値が120mg/dl、
食後血糖値いつも180mg/dl以下で収まっています。)】
こんにちは。
昨日は、とても良い天気でした。
おかげで、桜が一気に満開となり、
しかもほとんど散っていない状態で観賞でき、
おおいに目の保養となりました。
朝、家を出て、まずは広沢の池の桜を堪能して、
次いで観光道路を東に向かい、
ものの50mで、「桜守」で有名な佐野藤右衛門さんの庭園の桜が楽しめます。
昨日水曜日は、江部診療所の夜診なので、
高雄病院から御室仁和寺の桜を愛でながら
観光道路を東に車を走らせ、北大路に入り、
府立植物園手前の北大路橋からは、
鴨川の桜を一望にできて、とても幸せな気分になりました。
まあ、止まって鑑賞したり、もろの脇見運転はできませんので
ささやかなチラ見の喜びですね。
夜診の帰りはライトアップされた、
佐野藤右衛門さんの桜をもう一回観て、帰宅ということで
なかなか贅沢な一日でした。
さて、オスティナートさんから
糖質の摂取量と摂取エネルギー比率について、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
大変参考になります。
確かに、摂取エネルギーの比率で計算すると、
ロカボでも
・1日2000kcal摂取した場合
130g×4kcal=520kcal
520kcal÷2000kcal=26%
となるわけで、これは、ちょっとビックリの数字です。
ロカボというと、だいたい糖質摂取比率40%くらいかなというイメージが
ありましたが、全然違いますね。
1200kcal/日とかなら、130gの糖質で、43%です。
『※糖質摂取エネルギー比率(%)は糖質制限食の場合、
1食の糖質量に制限があるため、
摂取カロリーと食事回数により変動します。』
仰る通りと思います。
糖質摂取エネルギー比率は、変動しやすいので、
結果として○○%でしたというような位置づけですね。
ご指摘通り、実際の糖質制限食の運用では、
<一回の糖質量が、20g以下>
といった目安が実務的です。
私は、1回の食事の糖質量10gくらいを目安にしています。
<魚や肉や卵やチーズや豆腐・・・>
+
<葉野菜、海藻、茸、ブロッコリ、ゴーヤ、ピーマン・・・>
といったラインナップなら、
目標達成は比較的容易と思います。
江部康二
週刊新潮 2018年4月5日号
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
◇衝撃の新証拠! 糖質制限で「老ける」「寿命が縮まる」
▼マウス研究で特定された「危険物質」
▼血液が酸性になる「老化促進メカニズム」
▼「脳梗塞」一歩手前だった「女医」の告白
▼世界一健康な心臓を持つ「アマゾン部族」 総カロリー中の「炭水化物摂取比率」は72%!
▼糖質制限で「死亡率1.3倍」の驚愕データ
▼「米名門大」教授が定説を覆した! 低糖質こそ「がん」を生む
認知症リスクを上げる過度な糖質制限
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20180328/med/00m/010/015000c
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
◇衝撃の新証拠! 糖質制限で「老ける」「寿命が縮まる」
▼マウス研究で特定された「危険物質」
▼血液が酸性になる「老化促進メカニズム」
▼「脳梗塞」一歩手前だった「女医」の告白
▼世界一健康な心臓を持つ「アマゾン部族」 総カロリー中の「炭水化物摂取比率」は72%!
▼糖質制限で「死亡率1.3倍」の驚愕データ
▼「米名門大」教授が定説を覆した! 低糖質こそ「がん」を生む
認知症リスクを上げる過度な糖質制限
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20180328/med/00m/010/015000c
2018/03/30(Fri) 11:39 | URL | XYZ | 【編集】
お世話になります。
先日、先生にグルコパイ50を処方していただきましたが、メーカーの説明書きを見ますと低血糖の可能性があると記載されており、質問としてはグルコパイを服用の際はある程度糖質をとるべきでしょうか、それでも最低限度に止めるべきでしょうか?
先日、先生にグルコパイ50を処方していただきましたが、メーカーの説明書きを見ますと低血糖の可能性があると記載されており、質問としてはグルコパイを服用の際はある程度糖質をとるべきでしょうか、それでも最低限度に止めるべきでしょうか?
2018/03/30(Fri) 13:16 | URL | お遍路 | 【編集】
お遍路 さん
グルコバイは、糖質の分解・吸収をゆっくりにする薬です。
SU剤やグリニド薬のようにインスリンを分泌させる薬ではありません。
従ってグルコバイ単独で低血糖になることは、まずありません。
グルコバイの効力はしれてますので、
グルコバイを食直前30秒に、内服して、少量の糖質摂取くらいが、よろしいです。
2017/7/11の本ブログ記事を参考にして頂けば幸いです。
『α-グルコシダーゼ阻害薬』(グルコバイ、ベイスン、セイブル)
グルコバイは、糖質の分解・吸収をゆっくりにする薬です。
SU剤やグリニド薬のようにインスリンを分泌させる薬ではありません。
従ってグルコバイ単独で低血糖になることは、まずありません。
グルコバイの効力はしれてますので、
グルコバイを食直前30秒に、内服して、少量の糖質摂取くらいが、よろしいです。
2017/7/11の本ブログ記事を参考にして頂けば幸いです。
『α-グルコシダーゼ阻害薬』(グルコバイ、ベイスン、セイブル)
2018/03/31(Sat) 08:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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