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糖質制限食とセイブル
こんばんは。大分、蒸し暑くなってきた京都です。今日も雨は降りませんでした。

さて今回はセイブルα-グルコシダーゼ阻害剤)内服と糖質制限食に関して、コメント・質問をいただきました。


『あき

調子いいです。

先日痩せ型の食事療法について、ということでのお返事をいただき、ありがとうございます。
早速、先生の本を参考に、カロリー制限食から、糖質制限食に変えました。その、楽なことと、満足感のあること!! もともと好きな、ビール、焼酎、赤ワインも適量とれるのに、数値も体調もいいです。

現在セイブルを内服中ですが、ここ半月ほど、食パンを1/2枚や、玄米を軽く2/3杯食べただけでも食後1時間の血糖が、180や200を超えるようになってしまいました。今までは、110~130台だったのに。空腹時は70~90台のままなんですが。。。
私も先生同様、サンドイッチを含め、パンが大好きなんですけど。ふすまパンですかね、これからは。

そのため、今は、スーパー糖質制限食にしています。まだ始めて1週間ですが、すっかり130を超えなくなりました。まだ私は30代半ばなので、これから先、まだまだ長く続く食事療法に正直今から不安と疲れを感じていたんですが、これなら頑張れそうです。

私は今もいちおセイブルの内服を続けていますが、薬の効果ももちろんあってのこの値なんですかね? また、私はたまたま食後高血糖200が見つかったのが半年前で、それから4ヶ月間は何の制限も治療もせずにいたのですが、私の膵臓のβ細胞の一部は疲労ではなく、もう破壊された状態なのでしょうか?

2008年06月12日 00:43』



あきさん。コメントありがとうございます。

「現在セイブルを内服中ですが、ここ半月ほど、食パンを1/2枚や、玄米を軽く2/3杯食べただけでも食後1時間の血糖が、180や200を超えるようになってしまいました。今までは、110~130台だったのに。空腹時は70~90台のままなんですが。。。」

いわゆる食後高血糖というタイプです。食後2時間血糖値が180mgを超えなければ、合併症はほとんど進行しないとされていますが、段々上昇してきたのですね。

180mgを超えてくると合併症進行のリスクがでてくるので、良い時期(間に合う段階)に糖質制限食と出会われて良かったなと思います。 (^_^)


「カロリー制限食から、糖質制限食に変えました。その、楽なことと、満足感のあること!!もともと好きな、ビール、焼酎、赤ワインも適量とれるのに、数値も体調もいいです。」
「スーパー糖質制限食にしています。まだ始めて1週間ですが、すっかり130を超えなくなりました。」


とのこと、良かったですね。ヾ(^▽^)

セイブルは、グルコバイベイスンと同様、デンプンの分解をゆっくりさせて、食後高血糖を防ぐ薬なので、スーパー糖質制限食ならなくても大丈夫です。野菜に含まれている糖質はしれてますので・・・。

また、糖質制限ドットコムのローカーボフスマパンなら、血糖値はほとんど上昇しませんので、薬はいりません。私も愛食してます。ビール?は勿論、糖質ゼロの発泡酒ですよね。(* ̄▽ ̄*)


「私はたまたま食後高血糖200が見つかったのが半年前で、それから4ヶ月間は何の制限も治療もせずにいたのですが、私の膵臓のβ細胞の一部は疲労ではなく、もう破壊された状態なのでしょうか?」

糖尿病発症で日本人に一番多いのは、<食後高血糖を数年間見過ごしているうちに、徐々にβ細胞のインスリン分泌能が低下していって、遂に早朝空腹時血糖値が110mgを超えて、健康診断などで発見される>というパターンです。

私もこのパターンなのですが、数年間食後高血糖が続くと、β細胞の一部は既に破壊されている可能性が高まります。

あきさんの場合は、早朝空腹時血糖値が70~90mg/dlなので、インスリン基礎分泌はしっかり確保されています。

食後高血糖の初期の段階で発見されてますから、膵臓のβ細胞が破壊されている可能性は、ほとんどないと思います。

これからも美味しく楽しく糖質制限食を続けていかれたら糖尿人ではなくて正常人のデータですね。(*^ー^)

☆☆☆α-グルコシダーゼ阻害剤

デンプンのような多糖類は、α-アミラーゼという消化酵素の作用を得て、二糖類(麦芽糖や蔗糖)、やオリゴ糖に分解されます。

これら二糖類やオリゴ糖は、マルターゼ、スクラーゼ、グルコアミラーゼなどの酵素により単糖(ブドウ糖、果糖、乳糖など)に分解されて小腸から体内に吸収されます。マルターゼ、スクラーゼ、グルコアミラーゼなどの酵素を総称して、α-グルコシダーゼと呼びます。

この、α-グルコシダーゼの働きを阻害することにより、小腸からの糖質の分解・吸収を遅延させて、食後高血糖を抑制するお薬が、α-グルコシダーゼ阻害剤グルコバイベイスンセイブルなど)です。

グルコバイ(アカルボース)はα-グルコシダーゼだけではなく、α-アミラーゼに対する阻害作用も、もっています。ベイスン(ボグリボース)やセイブル(ミグリトール)は、α-グルコシダーゼの活性を阻害しますが、α-アミラーゼには影響を与えません。


江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
Re: 糖質制限食とセイブル
 こんにちは。
 先日来こちらをのぞかせていただき、早速先生の本を取り寄せて「糖質制限食」を導入しはじめました。まだ始めて一週間、多少、穀物を食べてしまうこともありますが、基本的に朝晩は穀物を食べない生活にきり変えてしまいました。
 さて、β細胞の疲労・破壊の話が出ていますが、私も数年来高血糖が指摘されていましたが、特になにもしなくても空腹血糖値が平常値にまで下がっていた時期があるなど、医者からも「まだ大丈夫」といわれていたのですが、この4月に入院、インスリン注射が必要な状態になってしまいました。インスリン自体は入院後10日程度で必要がなくなる程度までになり、5月に退院、現在はベイスンとスターシスを併用しております。先週の検査では空腹時血糖が86、HbA1cが6.5となり、かなり数値的には落ち着いてきました。
 β細胞の疲弊・破壊については入院中から気になっていたのですが、指標といいますか、今後の検査の際にどういった点に注意しておけばいいのでしょうか?
2008/06/17(Tue) 09:55 | URL | すかんぴん | 【編集
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