糖質制限食と糖尿人とAGEs。合併症予防。自己責任。
【18/03/10 モン吉
自己責任

江部先生、こんにちは

太郎氏のリンク先拝見しました。
極端な糖質制限は良くないとありましたが、
健康な人にとって極端な糖質制限食かも知れませんが、
我々糖尿人にとってはそれは普通の食事です。
逆に普通の食事は我々糖尿人にとっては極端な食事になります。
健康人と病人では食事内容が違っていて当然だと思います。
又、長期間の糖質制限食は危険だと書かれていますが、何年か書かれていません。
100年、200年続けたら危険という事でしょうか?
私は11年ですが、異常があった数値は全て正常になり、体調は良好でカゼもひきません。

我々糖尿人は、合併症という大問題があります
すぐ目の前にあるこの大きなリスクは絶対に
避けなければなりません。

私も11年前に糖尿病発覚当時は即入院といわれるほど酷かったです。
すぐに先生の本とブログを知り、糖質制限食を
始めて注射や薬なしで半年で正常になり
当時の糖尿病専門医は大変驚いていました。
糖質制限食を知らなければ今頃合併症で苦しんでいる事でしょう。

私だけでなく先生のブログには多くの方が正常になったと、
感謝のコメントが多数寄せられてます。
これがすべてを語っていると思います。

糖質制限食をしていて、ガンになる人もならない人もいるでしょう。
普通の食事をしていて、ガンになる人もならない人もいるでしょう。
今2人に1人はガンになり、3人に1人はガンで亡くなる時代です。

人はケガの場合もありますが、いつかは何かの病気で亡くなります。
我々糖尿人は最初に書きましたが、合併症をまず避けなけばならないと思います。
その為には糖質制限食は絶対必要です。
ガンになるかならないかは、その後の問題で誰にも分からないと思います。

健康な人が糖質制限食に不安があるなら、ひかえられた方が良いでしょう。
不安を持ちながら始めるのは、それこそ体に良くないことです。
あくまでも自己責任であり、自己責任で出来ない方は、控えた方が良いかと思います。
私も当然、自己責任で始めました。
長文になり、失礼致しました。】


こんにちは。
モン吉さんから、とても興味深いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

<現行の糖尿病食は合併症製造食>

モン吉さんのご指摘通り、
我々糖尿人は耐糖能が低下していますので、
糖質を摂取すると必ず
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を生じます。
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」は最大の酸化ストレスリスクであり
糖尿病合併症の元凶とされています。
従って、普通の糖質摂取比率が50~60%の食事というのは
糖尿人にとっては、明確に害悪であり毒と言っても過言ではないと思います。
現行の糖尿病食は、誠に遺憾ながら「合併症製造食」としか言いようがありません。

現実に今の日本では、糖尿病学会も認めるように
糖尿病合併症は全く減少していません。
人工透析が毎年16000人以上、
失明が毎年3000人以上、
足の切断が毎年3000人以上
です。
この事実は、現行の糖尿病治療(カロリー制限・高糖質食+薬物療法)が
決して上手くいっていない動かぬ証拠と言えます
現行の糖尿病治療が上手くいっているなら、
合併症は減り続けているはずです。

<体内で作られるAGEsが糖尿病合併症を引き起こす>
  最近、AGEs(*)が注目されています。
その理由はさまざまな糖尿病合併症の元凶の一つと考えられるようになったからです。
まず、AGEsは酸化ストレスのリスクとなります。
そのプロセスは多様ですが、最も分かりやすいのは、
AGEsが血管の内壁にたまり、動脈硬化を引き起こす例でしょう。
動脈硬化によって障害を受ける血管の部位によって、生じる糖尿病合併症は異なりますが、
いずれも血管病と言って過言ではありません。
血管壁のAGEsは消えない借金であり「高血糖の記憶 」と呼ばれています。
  体内で高血糖により産生されたAGEsが、細小血管合併症に関わることは、以前から指摘されていました。
細小血管合併症とは、糖尿病網膜症や糖尿病腎症です。
さらに近年「高血糖の記憶」という概念で、
米国の大規模臨床研究・DCCTのフォローアップ試験であるEDIC-DCCTの報告、
UKPDSの20年後の解析で、大血管合併症にもAGEsが関わっているという説が有力となっています。
大血管合併症とは、心筋梗塞や脳梗塞などです。
 AGEsによる合併症発症のリスクは、「血糖値×持続期間」で決まります。
高血糖であればあるほど、そして高血糖である期間が長ければ長いほど、
AGEsの生成、蓄積量は多くなるからです。
従って、長年糖尿病を患っている患者は糖化が生じやすく、
AGEsの蓄積も、糖尿病でない人に比べて必然的に多くなります。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞にもなりやすくなるので、
糖尿病は「老化」が早く進む病気とも言われてきました。

<糖質制限食と糖尿人>
糖尿人においては「スーパー糖質制限食」だけが
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅」と「AGEsの蓄積」が生じない食事療法であり、
合併症予防を考えると理論的には他に選択の余地はありません。

一方、糖質制限食は、強制するようなものではありません。
モン吉さんの仰るように、
自分で考えて自分で判断し選択して自己責任で実践するものです。


(*)AGEs
 糖化とは、ブドウ糖(グルコース)などの糖が、直接たんぱく質などに結合する反応のことです。
糖尿病の検査指標として一般的に使われているヘモグロビンA1c(HbA1c)は糖化したヘモグロビンのことです。
HbA1cは、たんぱく質と糖が結合する「糖化反応系」の初期段階で作られる「アマドリ化合物」の一種で、
アマドリ化合物からさらに糖化反応が進むと、
最終的に「終末糖化産物(AGEs=advanced glycation endproducts)」というものができあがります。
 AGEsには体内で産生されるものと食事由来のものがあります。
体内で産生されるAGEsが有害であること明白です。
糖質制限食では、肉や魚や卵など動物性たんぱく質を焼いて食べることがよくありますので
食事由来のAGEsが有害か無害か気になるところです。


江部康二
コメント
私も、モン吉さんに1票!
自分の身体をいつまで人に委ねるのでしょうか、日本人は。
誰かに責任を負ってもらいたいのでしょうか?
そりゃ、楽でしょうね。
身体は意識を少ししか反映させません。
無意識下で動いてる領域が大きいのですから。
でも、食事は意識で活動できる数少ない行為の一つです。
そして、裏切ることが少ないものの一つです。
糖質制限を実践して、それは理解できるでしょう。
また、糖質制限をしたくてもできない方もおられるでしょう。
批判は自由です。それをできない社会システムは怖いですからね。
だから、そこには感謝です。
モン吉さんがおっしゃるように、「我々糖尿人は、合併症という大問題があります
すぐ目の前にあるこの大きなリスクは絶対に
避けなければなりません。」
は、衝撃でした。
それしかないのですから。
そして、従来のカロリー制限では数字が示しているように、全然患者数は減っておらす、真面目な方が被害を受け、増えているのですから。
その反省もせず、犠牲者を生産し続けて、良心というものが存在するなら、痛まないのでしょうかね?不思議です。
少し強い口調になりましたが、苦しんでる人が近くにもいるものでチャッカマン(死語かな)になってしまいました。
糖質制限6年目の私ですが、非糖尿人です。
スタンダードとスーパーを行ったり来たりの緩い糖質制限です。
結果、とても健康です。
怪我をしても、以前よりも回復は早いし、加齢臭もほとんど感じません。
糖化が抑制されたのでしょう。
食事にはいろいろな楽しみ方があるでしょうが、いっぱい食べて、楽しめて、それでいて健康が手に入る糖質制限をしない手はないように感じます。
続けない理由が見つからないのですけどね。
2018/03/12(Mon) 22:06 | URL | クワトロ | 【編集
Re: 私も、モン吉さんに1票!
クワトロ さん

コメントありがとうございます。

「糖質制限をしたくてもできない方もおられるでしょう。
批判は自由です。それをできない社会システムは怖いですからね。
だから、そこには感謝です。」


同感です。

一方、
モン吉さんがおっしゃるように、「我々糖尿人は、合併症という大問題があります
すぐ目の前にあるこの大きなリスクは絶対に
避けなければなりません。」


こちらも全く同感です。
現実に毎年新たに、透析(16000人以上)、切断(3000人以上)、失明(3000人以上)
で苦しむ糖尿人が全く減少していません。

できれば、これらの事実を明白に認識したうえで、批判するなら、批判してほしいと思います。
2018/03/13(Tue) 09:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re:私もモン吉さんに1票! クワトロさんへ
都内河北 鈴木です。

クワトロさんはじめ、
「時代進化解明」を受け入れ、前向き思考に考える人達には、
難なく受け入れられることかもしれませんね。

ネットグロ~バル時代には、
専門医同等の知識が有ります。

私は面識無く、利害関係無い、
江部先生の「糖質制限理論」食生活実践で
「生還、覚醒」して行く現在に思います。

2005年以降、現在の「日本医療界」、特に「日本糖尿病学会」の
「日本の権威肩書のレベル」を
再確認するべきかと考えます。

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2018/03/13(Tue) 09:30 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
わたしも一票よろしいでしょうか。
糖質制限にてクローン、ベーチェットの症状が無くなったと報告した者です。
先日、免疫内科の予約日で受診してきました。糖質制限で全て良くなっている事を報告したところ、嫌な顔をされる所か喜んで下さり、薬の種類が半分になりました!(全然飲んでませんとは言えなかったです…)
薬局でも薬が減った事を喜んで下さって、糖質制限で全ての症状が無くなったと報告しました。すると、最近、糖尿病の方とか糖質オフを頑張ってると聞くけど何にでも効くんやなと感心されてました。
もしも糖質制限に出会わなければ、わたしは今も沢山の薬と共に苦しい日々を過ごしていました。それが現実です。

個人的には反対の意見も大好きです。どこを見落としてはるんか?誰の影響をうけてはるんか?なんて見てます。
皆さん色んな意見を目にして不安になると思います。まして受け身の人には今の時点では色々難しいのかもですね。
糖質制限で多くの疾病疾患は防いだり緩和したり出来ます。自分の体、自分の人生の事なのですから、自分で納得しながら楽しく糖質制限をして行きたいと思っています。

紅斑も随分減ってきました。炎症も血沈も下がってます。ただBUNが低くて、こちらで検索しても高くなる事は出てきても低くなるのは出てなくて、長い間ベジタリアンだったツケかなと長い目で見ようと思います。

元気になった身体での初めての春が目前です!今年の桜は本当に楽しめそうです。

長々と失礼しました。
2018/03/13(Tue) 13:34 | URL | りんご | 【編集
アスリートの食事
先月発売された、細野恵美さんの「一流アスリートのカラダを劇的に変えた 強く、美しくなる食事」を読みましたが、そこに
「糖質を摂り過ぎると『肥満ホルモン』が出てくる」
と書かれていて驚きました。

1年半前に出版した「一流アスリートの食事」では、
「ごはんをいくら食べても太らない」
と言っていた細野恵美さんに何があったのでしょうか?

錦織選手が怪我でボロボロの状態になって、考えを改めたのでしょうか?

もう少し早く自分の考えが間違っていたことに気づいてくれれば、錦織選手も怪我が長引かずにすんだのではないかと思うと、大変残念です。
2018/03/13(Tue) 15:36 | URL | うめ | 【編集
毎年100人を看取る医師が明かす「憧れた最期・嫌だと思った最期」
https://newspicks.com/news/2882294
色々考えさせられます。

2018/03/13(Tue) 18:49 | URL | yanosono | 【編集
胆嚢ポリープ
江部先生、初めまして。私は糖尿発覚以来5年間糖質制限を、時には緩めながらも続け、a1cは5.8以下をキープしています。食後の高血糖はたまーにのストレス発散の結果として粛々と受け止めています。
ところで、この度背中の痛みもあり、病院で超音波の検査を受けてみたところ、胆嚢に5ミリのポリープが見つかりました。去年の検査ではなかったので、この1年でできたものと思われます。
これから経過を診ていくのですが、それに伴い、今後の食事をこのまま高脂質高タンパクのままでよいのか、ご教示いただきく、質問させて頂きます。
何がショックかというと、まだ癌とは決まってませんが、5年間糖質制限してきたのに、なんでこんなものが体にできてしまったのかということです。ケトン体をあげるのはやはり高脂質食が理想ですが、この状態で大丈夫なのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
2018/03/13(Tue) 20:27 | URL | さくら | 【編集
ありがとうございます
江部先生、こんばんは

記事に取り上げて頂いてありがとうございます。

クワトロさん、りんごさん、ありがとうございます。
クワトロさんは、いつも鋭い指摘で書込みされ
大変参考になります。

りんごさんは糖質制限食で辛い症状がなくなり
良かったですね

都内河北 鈴木さんは
糖質制限食により素晴らしい改善ですね

本当に多くの方が結果を出されています。
病気の多くは血流が悪くなるのが原因といわれていますが、糖質制限食はこの血流をとても良くすると思います。
素人考えですが、私は糖質制限食で病気の半分は良くなるのではないかと思っています。
先生のお言葉通り、美味しく、楽しく、末永く続けてまいりましょう。
2018/03/13(Tue) 21:21 | URL | モン吉 | 【編集
Re: タイトルなし
yanosono さん

看取りも、ご本人、ご家族により、ニュアンスが微妙に異なることもあり、
結局、よくよく話し合って、共通理解を得ることが、大事と思います。
2018/03/13(Tue) 22:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 胆嚢ポリープ
さくら さん

5mmの胆のうポリープは、良性の可能性が高いと思います。
また、背中の痛みと胆のうポリープは無関係の可能性が高いです。

糖質制限食をしていて、ポリープになる人もならない人もいるでしょう。
普通の食事をしていて、ポリープにになる人もならない人もいるでしょう。

胆のうは、半年か1年後再検査と、なると思います。

食事は、このまま、スーパー糖質制限食で問題ないと思います。
2018/03/13(Tue) 22:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
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