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本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い。2018年3月。
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、
医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、
ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、
自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、
ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、
糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、
何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文記事にて、
できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、
できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、
一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


【糖質制限食を実践される時のご注意】

糖質制限食実践によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、
減薬しないと低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。


一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、
自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

内服薬やインスリン注射なしの糖尿人が糖質制限食を実践すると、食後高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。

血糖値が正常範囲である程度下がると、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロール(脂肪の分解物)などから、
ブドウ糖を作るからです。

これを糖新生といいます。

診断基準を満たす膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、
糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。

進行した肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、肉や魚などに含まれる長鎖脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、
たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなしです。

従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。

また、米国糖尿病学会(ADA)は

Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版

において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。

今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、
個別に対応することとなります。


なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、
まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)の患者教育用のテキストブックLife With Diabetes(2004年版)には、以下の記載があります。

「摂取後直接血糖に影響を与えるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、直接100%血糖に変わり、ほぼ120分以内に吸収は終了する。
蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。
『炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接影響を及ぼす。』」


これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

1997年版のLife With Diabetes(ADA刊行)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版以降は変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが直接、血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。

タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

また一日における、食前・食後・空腹時など血糖値の変動幅(平均血糖変動幅)が大きいほど、
酸化ストレスが増強し動脈硬化のリスクとなることがわかってきました。

そして、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、和牛サーロインステーキ(脂身つき)を200g(約1000キロカロリー)食べても、
糖質含有量は1gもないので、食後血糖は3mg未満の上昇しかないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、
できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは 、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、
薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、
カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、
一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。


なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2014-2015」の

男性1400~2000kcal
女性1200~1800kcal

ほど厳しいカロリー制限は必要ありませんが、

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才        1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。


そして2013年に糖尿病食事療法に関して画期的な変化がありました。

米国糖尿病学会が、
2013年10月発表の『栄養療法に関する声明』において、
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の治療食は存在しないと明記したのです。

これはそのまま、1969年の食品交換表第2版以降一貫して、糖尿病治療食として、
唯一無二の「カロリー制限・高糖質食」を推奨し続けている日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

さらに、米国糖尿病学会は『栄養療法に関する声明2013』において
地中海食、ベジタリアン食、DASH食、低脂質食などと共に
「糖質制限食」も正式に受容しました。
このことは糖質制限食を推進する私達にとって、大変大きな追い風となりました。

なお、門脇孝日本糖尿病学会理事長によれば
東大病院では、2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を供給しているそうです。
また門脇孝東大糖尿病・代謝内科教授ご自身も、緩やかな糖質制限食を実践されているとのことです。
2016/7/1(金)
東洋経済オンライン 
http://toyokeizai.net/articles/-/125237



<江部康二著 参考図書>


理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年 宮本輝先生との対談本
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書)2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「血糖コントロールの新常識! 糖質制限 完全ガイド」 (別冊宝島)2012年
「食品別糖質量ハンドブック」2012年(洋泉社)、
「糖質オフ!健康法」(PHP文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病はよくなる!糖質制限食のすすめ」(文春文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」(文春文庫)2012年
「女性のための糖質制限ダイエットハンドブック」2012年(洋泉社)
「糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド」2013年(東洋経済新報社)
「医療の巨大転換を加速する」糖質制限食と湿潤療法のインパクト
 2013年(東洋経済新報社) 夏井睦先生との対談本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」2014年(東洋経済新報社)
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」2014年(東洋経済新報社)
一生太らない「やせる! 食べ方」2014年 (PHP文庫)
江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?2015年(洋泉社)
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」2015年(ナツメ社)
「糖質制限の教科書」2015年(洋泉社)監修
「糖質オフ!健康法」2016年3月(PHP研究所 )
「人類最強の糖質制限論」2016年4月(SB新書)
「ハンディ版糖質制限の教科書」2016年4月(洋泉社)
「増補新版食品別糖質量ハンドブック」2016年6月(洋泉社)
「Dr.江部の健康食の新常識100 」(TJMOOK)2016年11月(宝島社)
マンガでわかる「糖質オフ! 」健康法2016年12月、(PHP研究所 )
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる、2017年(毎日新聞出版)
「江部康二の糖質制限革命」2017年(東洋経済新報社)
など多数。

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん2009年(アスペクト)
dancyuプレジデントムック 「満腹ダイエット 」 2009年(プレジデント社)
「血糖値を上げない!健康おつまみ109」2010年(東洋経済新報社)
「やせる食べ方レシピ集」 2010年(東洋経済新報社)
「糖質オフダイエット 」2011年(レタスクラブ、角川マーケティング)
「誰もがストレスなくやせられる!糖質制限ダイエット」2011年(講談社)
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」レシピ集2011年(東洋経済新報社)
高雄病院の「糖質制限」給食2012年(講談社)
糖尿病がどんどんよくなる「糖質制限食」おすすめレシピ集2012年(ナツメ社)
糖質制限の「主食もどき」レシピ2013年(東洋経済新報社)
高雄病院Dr江部が食べている「糖質制限」ダイエット2013年(講談社)
糖質オフのダイエット弁当2013年(家の光協会)
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム
糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 2013年(講談社)
2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活 2014年(洋泉社mook)
電子レンジで糖質オフの作りおき 2016年10月(宝島社)
「やせぐせがつく糖質オフの作りおき 」2017年3月(宝島社)
「高雄病院の糖質制限作りおき 」2017年5月(洋泉社)
作りおきおかずで簡単! 朝・昼・晩 糖質オフのダイエット献立(家の光協会)2017年10月
コメント
熱心な糖質制限二ストだった人達の離脱
昨今、糖質制限推進また経験のある医師看護師栄養士などの医療関係者達の糖質制限離れが加速しています。
江部先生の講演会主催者だった看護師の方や、また別の内輪の会で江部先生を呼んだ男性主催者など他にも主催者側だったり一度は糖質制限に熱心だった人達がやはり糖質は摂るべきなんだの論調に変化しています。
なぜだと思われますか?
2018/03/12(Mon) 13:54 | URL | 村上 | 【編集
Re: 熱心な糖質制限二ストだった人達の離脱
村上さん

昨日東京で、
日本糖質制限医療推進協会主催の医療従事者向けセミナーが開催されました。
30人の医師をはじめとして、看護師・栄養士など80名の参加者で
満員御礼でした。

日本糖質制限医療推進協会の会員も軽く300人を超えて
増え続けています。

提携医療機関も順調に増加しています。
現在、北海道から沖縄まで約80の提携医療機関があります。
つまり、糖質制限食はとても順調に日本の医療関係者に
広がっています。


これだけ、糖質制限食が世の中に広がってくると
一部の医師、看護師、栄養士が、再び糖質摂取派になっても
不思議ではありません。
例えば糖質依存症の人がおられますが、
彼らが一旦糖質制限食を始めても
再び、糖質摂取に戻ることはあり得ると思います。

自分で考え自分で判断して糖質を摂取する道を選ばれたのなら
それでいいと思います。

糖質制限食は、強制するようなものではありません。
自分で考えて自分で選択して自己責任で実践するものです。
2018/03/12(Mon) 16:20 | URL | ドクター江部 | 【編集
ガスだけではない!?
『ケトン体の発酵生産(3-ヒドロキシ酪酸, 3HB)』
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/rd/needs/1266857_3922.html

…ケトン体は牛乳やレバーなどに少量含まれる程度で豊富に含む食物は発見されていないのですが、当社は産業技術総合研究所と共同で、ハロモナス菌という微生物を用いた発酵法でケトン体を大量生産する技術の開発に成功しました。

…今後高まるであろうケトン体摂取ニーズに対応すべく生産体制の整備を進めています。

----------------------------------

大阪ガスもこのような研究・開発をしているとは驚きです。
2018/03/12(Mon) 16:50 | URL | 福助 | 【編集
アルコール飲料の食物繊維添加について
先生のブログでいつも学ばせていただいております。

先生にご質問ですが、

昨今、アルコール飲料で
糖質ゼロが多く出回ってます。
以前の記事でも先生もキリングリーンなど
飲まれてるとのことで、、。
おいしいですよね。私も好きです。

そこで、
通常の炭水化物が存在するものに
難消化性デキストリンやセルロースなど
添加することで
食後血糖値の上昇は糖尿病の方には
なかなか抑えられないと
読ませていただきました。

市販のアルコール飲料の種類には、
添付して糖質ゼロを謳ってるものも
あるのでしょうか?
またその場合はやはり糖尿病の方には
血糖値上昇になるのでしょうか?

あと、もう一つですが
食前に前菜(食物繊維など)をとるだけで、食べる順序だけでも血糖値上昇を抑える効果があるとか聞きますが、
具体的な数値にすると(収まる率とか)どのくらいなのでしょうか?
過去に、記事にある質問であったら
申し訳ございません。御教示ください。
2018/03/12(Mon) 20:02 | URL | 後肥 | 【編集
クローン病について
先生、大変お世話になっております。先日湘南カルチャーセンターの講話に出席させていただいて大変勉強になりました。ありがとうございます。クローン病、潰瘍性大腸炎なども先生の病院で見ていただけるのでしょうか?私の知り合いにその病気で苦しんでいる人がいます。お忙しいなか申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
2018/03/12(Mon) 21:48 | URL | ギー | 【編集
Re: ガスだけではない!?
福助さん

貴重な情報をありがとうございます。
大阪ガスさん、素晴らしい取り組みです。

以下は大阪ガスのサイトから転載
取り組み
ケトン体を積極的に利用しようという取り組みが世界中で始まっています。当社もケトン体が老化した肌の活性化や美白に効果があることを独自に見出しています。今後高まるであろうケトン体摂取ニーズに対応すべく生産体制の整備を進めています。
2018/03/13(Tue) 08:33 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: アルコール飲料の食物繊維添加について
後肥 さん

糖質ゼロ発泡酒が、アサヒ、キリン、サッポロ
から発売されています。

糖質ゼロという表示は

「健康増進法」において

「糖質ゼロ」:食品100gあたり0.5g未満
(一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g未満)


と定められています。
従って、糖質ゼロでも、100mlあたり、0.4gの糖質が入っている可能性はあります。
ただ、血糖値を上昇させることはほぼないと思います。


「食前に前菜(食物繊維など)をとるだけで、食べる順序だけでも血糖値上昇を抑える効果があるとか聞きますが、
具体的な数値にすると(収まる率とか)どのくらいなのでしょうか?」


個人差が大きいですが。、効果は軽度であり、
グルコバイやベイスンと同等あるいはそれ以下と思います。
従って糖尿人が、先に野菜サラダを食べて、しばらくして「1人前の糖質」を食べたとしても
結局は、食後血糖値のピークは、180~200mg/dlを超えることとなりますので
合併症の予防に関してはあまり期待できません。

やはり、糖質制限食で、食後血糖値上昇を予防するのが合併症予防の王道です。
2018/03/13(Tue) 08:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: クローン病について
ギー さん

高雄病院では、クローン病の患者さんも潰瘍性大腸炎の患者さんも
数はそんなにはないですが複数診療しております。

今までの西洋医学的治療に加えて「漢方生薬+糖質制限食」による治療を行います。
徐々に減量して、ステロイドや免疫抑制剤がなしになった患者さんもおられます。
減量できてもゼロではない患者さんもおられます。
2018/03/13(Tue) 09:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントが届いてないようなので再送信します
私が拝見した限り「糖質依存症」だった方が戻るという例は今のところ無いように思います。
逆に「糖質依存症」くらいの方は怖くて戻れないのです。
皆さんやはり最初は、患者や身内の不調者を診ておかしいと感じ文献を漁り探し疑問から確信に近づくようです。此処でも引用され著作もあるライターさんも海外の文献を参考に糖質制限に疑問を呈していますね。
あとは、いくら糖質制限が広がっても手術がいるような病気を持ち主治医が糖質制限に反対だと難しいと思われます。最近もコメントで医師を紹介してほしいと切迫された方がいましたよね…たしか。江部先生のお膝元京都いや関西でいいので総合病院や救急で受け入れ可能なとこはありますか?
江部診療所の山本栄養士さん、産休をいただいているそうですが主治医とは喧嘩する必要はないので糖質制限のことは伝えてないらしいです。
関係者でさえ伝えない方がよいと先入観があるのは残念ですね。
これが現実なのかと。現場を知っている関係者で医療者だからこそこういう対応になるのだと思いました。
ただ1型妊娠中で糖質制限を主治医に伝えてないとなるともし緊急の時のリスクはどうなんだろと心配になります。
ほとんどの科がある大きな総合病院または大学病院で糖質制限者の受け入れ可能をせめて各都道府県数カ所はほしいと思われます。早急に。
2018/03/13(Tue) 09:36 | URL | 村上 | 【編集
クローン病について
先生、早々のご回答誠にありがとうございます。そうですか、是非、すすめてみます。本人にとっては藁をも掴みたい思いでしょうから。ありがとうございました。
2018/03/13(Tue) 09:48 | URL | ギー | 【編集
Re:Re: アルコール飲料の食物繊維添加について
江部先生

教えていただいてありがとうございます。
今後も、先生の最新情報を学び続け
糖質制限食を続けます。
ありがとうございます。
2018/03/13(Tue) 12:39 | URL | 後肥 | 【編集
Re: コメントが届いてないようなので再送信します
村上 さん


A医師がこう言っている。
B医師はこう言っている。


といった個人的レベルの論争では、水掛け論になるので、
近年EBM(根拠に基づく医学)が、強調されるようになりました。

糖質制限食に関しては、複数の信頼度の高い英文の「RCT研究論文」がその「有効性と安全性」を認めています。
また、米国糖尿病学会も2013年10月の「栄養療法に関する声明」において
糖質制限食を正式に受容しています。
つまり、世界的にはEBM的に、糖質制限食の有効性と安全性は、保証されています。

残念ながら、ご指摘通り、日本においては、まだまだ糖質制限食推進派の医療機関は少ないのが現状です。
東大病院で、2015年4月から、40%の糖質制限食を導入しているのは進歩ではあります。
私も、2012年と2017年の日本病態栄養学会年次学術集会において、
「糖尿病に糖質制限食は是か否か」というディベートを行い、是側の演者を務めました。
RCT論文を中心に論旨を展開し、糖質制限食是側の圧勝という評価を頂いております。



2018/03/13(Tue) 16:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
村上さんへ
村上さんへ

他人様のデリケートな個人情報を、他人様のブログでさらして、

「人の褌で相撲を取る」のは、全くフェアでは無いし、乱暴だと私は思います。
2018/03/13(Tue) 20:10 | URL | 桑田碧海 | 【編集
桑田碧海さんへ
桑田碧海さんへ。

コメントありがとうございます。
各個人それぞれ意見はあると思いますが、インターネットの根幹は情報の共有で思想は非常にリベラルなものと私は考えています。

非公開設定や鍵付きなど情報公開範囲設定SNSまた有料公開でない限りは全世界に情報は共有されていると私は認識しています。
中には、プライベート範囲設定でも情報が拡散されることがあります。

名前所属を本人自ら公開し、公開範囲の設定を設けていないものに個人情報云々はどうだろうかと思います。そもそも「個人情報」の定義も違うと思われます。

他人の褌についてですが私は相撲を取ってる認識はないです。
2018/03/14(Wed) 07:01 | URL | 村上 | 【編集
Re: 桑田碧海さんへ
村上 さん

インターネットに関してはいろんな考え、立場があっていいと思います。

「インターネットの情報は全世界に情報は共有されている」

という村上さんのような考えもあると思います。

桑田碧海さんのような考えもあると思います。
私も、自分のブログは、共有でいいと思っています。

一方、自分のブログでこじんまり情報を発信しても、
それを赤の他人が勝手に広めて、他のブログで意見を述べることを、心地よく感じない場合もあると思います。

とくに、妊娠・出産という極めて個人的な情報ですので、
そこのところ、よろしくお願い申し上げます。




2018/03/14(Wed) 12:01 | URL | ドクター江部 | 【編集
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