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糖新生とは?ケトン体利用は?
こんにちは。

今日は、梅雨とは思えないような、爽やかな一日でした。

たなびく白い雲と青空、風に揺れる木々の新緑、池に戯れる鯉の群などを眺めながら、気持ちも晴れやかですね。 (^_^)

ところで、昨日のレアチーズケーキですが、1個60gのものを丸ごと一個ですので・・・。

もっと大きいクリスマスケーキのようなものを連想させたみたいで…。すいません。

食前血糖値97mg、1時間後104mg、2時間後95mgでした。

さて今回は、迷える羊さんからコメント・質問いただきました。

『いつも良く読ませてもらっており、目から鱗なことばかりで非常に恐縮しております
色々とブログを読ませてもらってますが、ひとつ腑に落ちないことがあります
1)ケトン体をそのまま細胞が利用する
2)脂質、タンパク質を肝臓で分解して新生糖を作る

これらの現象はまったく別と考えていいのでしょうか?
飲酒が結果的に血糖値を下げたり、もしくは血糖が少ないとケトン体をを利用するのと、混同してしまいややこしくて仕方ありません
どうか、明確なお答えをお願いします  m(__)m

2008/06/09(月) 12:40:03 | URL | 迷える羊』

迷える羊さん。

肝臓糖新生は、ブドウ糖を新しく作ることを指していますので、ご指摘の如く
<脂肪酸-ケトン体>のエネルギーシステムとは全く違います。

また、肝臓における<糖新生>と<グリコーゲン分解>も別の概念です。
 
摂食時には、消化管から吸収されたブドウ糖は、まず肝臓に約50%取り込まれて、それ以外が血液の大循環に回ります。

食物吸収が終わった直後は、血糖値を維持するために、肝臓グリコーゲンが分解されてブドウ糖になり、循環血液中に入ります。

一方、空腹時や絶食時など、数時間以上食事からのブドウ糖供給がない場合に、肝臓で乳酸やアミノ酸(タンパク質の分解物)やグリセロール(中性脂肪の分解産物)からブドウ糖が合成されますが、このことを糖新生と呼んでいます。

即ち、絶食時間が数時間以上になってくると、血糖値維持システムは、グリコーゲン分解から糖新生に置き換わるわけです。

このように、肝臓は、ブドウ糖を取り込んだり、必要に応じてグリコーゲンを分解したり、ブドウ糖を新しく作ったり、放出したりと血糖調節システムにおいて、大変重要な働きをしています。

それから、空腹時や安静時には、骨格筋や心筋など多くの体細胞のエネルギー源は、血糖値維持のため、脂肪酸-ケトン体のエネルギーシステムが主となり、ブドウ糖はほとんど使いません。

空腹時・安静時にもブドウ糖をエネルギー源として利用しているのは、脳や赤血球などです。赤血球はブドウ糖しか使えませんが、脳は脂肪酸の分解産物のケトン体もエネルギー源として使います。

空腹時・安静時は、肝臓で中性脂肪を脂肪酸に分解し、さらにケトン体に分解します。肝臓では、一部脂肪酸を自分で利用しますが、ケトン体は利用せず他の組織のエネルギー源として供給します。

肝細胞はケトン体は利用しませんが、ブドウ糖も利用しますので、エネルギー源は確保しています。肝細胞はミトコンドリア(エネルギー生産工場)を豊富にもっていて、大変働き者の臓器ですがエネルギー生産能力も高いのです。

なお、人体のエネルギー源に関しては、
本ブログのカテゴリー、「人体のエネルギーシステム」の6つのブログをご参照ください。

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
はじめまして
私は今年の2月の健康診断で空腹時血糖247、A1C12.5と出ました。即病院へ行き糖尿と診断されセイブルにて経過を観察しておりました。そんな時、先生のHPを拝見し購入した書籍のメニューを実践したところ、先日の測定で空腹時80、A1C5.1という結果が出ました。一時は諦めていただけに家族共々喜んでおります。これからも糖質制限食にて現状を維持していきたいと思います。PS,,お医者さんがこの結果に驚いていました。

2008/06/13(Fri) 01:21 | URL | ひろさん | 【編集
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