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ベーチェット、クローン病が糖質制限食で改善。
【18/02/14 りんご
タイトルなし
はじめまして糖質制限歴3ヶ月半の中年女性です。
悪性の腫瘍が出来てしまい、気になっていた糖質制限を始めようと、
江部先生の著書から学ばせていただいてます。
先生の本を読み漁り、ここにも入り浸り、自分なりに理解しつつ実行しています。

私ごとですが、15年ほど前からクローン病やベーチェット病を抱えてもいます。
この度、糖質制限による体質の変化による効果をお礼を兼ねてお伝えしたいと思います。

効果
体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。

きっと気がつかない部分で、まだまだあると思うのですが、
短期間でこれだけの効果がありました。
(細かいと思われるかもしれませんが、本当に1つ1つが辛かったのです)
お気付きの通り、ベーチェットやクローンの症状と思っていたものも殆ど無くなりました。糖質制限の効果なのかを見極めるためにも、ひと月ほど処方薬をやめてます。

なぜか結節生紅斑だけは残っているのですが、
これは脂肪細胞からのものと推測すれば、もうしばらくかかるのか?
などと推理しつつ消失する日を待ってます。
ま、無くならなくても十分幸せです。

それで、うかがいたいのですが、
糖質を取る事でまた苦しい日々がやって来るかもと思うと、
どんどんと糖質摂取量が減ってきています。
スーパー糖質制限程度にしたいのですが、
もともとが少食なのもあるので難しく感じています。
そして、この食事を今後ずっと続けるつもりなんですが、注意点はあるでしょうか?
沢山勉強しすぎて、考えがまとまらなくなってしまいました。

勝手ですが、これからものぞきに来させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。】



こんばんは。
りんご さんからベーチェットやクローンの症状と思っていたものが、
殆どなくなったという大変嬉しいコメント頂きました。
ありがとうございます。

糖質制限食実践3ヶ月半で、

体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。


これは素晴らしい効果です。
確かに、口内炎や下痢・腹痛など
ベーチェットやクローンの症状が改善していますね。
糖質制限3ヶ月半で、15年来のベーチェットやクローンが良くなるとは
いい意味での衝撃のサプライズですね。
1ヶ月間、内服薬を中止しても、症状改善が維持できているので
糖質制限食の効果の可能性が高いです。

実は同様に、指定難病である「潰瘍性大腸炎」もほとんどが糖質制限食で良くなります。
複数の症例で、症状が改善して、ステロイド薬がなしになるなど著明な効果が出ています。

結節性紅斑は、その大部分が他の病気の症状や薬の副作用として発生しますが、
約1/3の患者では原因不明です。
炎症性腸疾患の皮膚症状として結節性紅斑がでることもあります。
現在、内服薬を中止しておられるし、クローン病もよくなっているので
結節性紅斑も今後、改善する可能性があると思います。

もともと少食ということですが、
優先順位の一番は、シンプルに、きっちりスーパー糖質制限をするということです。
そして糖質制限して減らしたカロリー分は脂質とタンパク質をしっかり摂取しましょう。
トータルには、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するのがコツです。


江部康二
コメント
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”低糖質ダイエットの魅力と問題点”についても言及しています
2018/02/15(Thu) 23:05 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
江部先生、取り上げて下さりありがとうございます。
もしも、同様の症状で苦しんでいる方で糖質制限を考えておられるなら少しの励みになれば嬉しいとも思えました。

動物性のものを口にすると、腹痛と下痢が起こり、結果として口内炎と紅斑が出ていました。ですからほぼベジタリアン生活を長く続けて来たんです。それが糖質制限を行う事で、糖質と一緒に食べさえしなければ動物性のものも何ら悪くないと分かりました。
柔らかくて腸に優しい(と思っていた)ものばかり口にしていたので、何十年ぶりかで肉を食べた時の顎のだるさや、食べるだけで凄く体力を使った事も楽しい思い出になりそうです。
今ではすっかり肉食ですし、感覚ですが長く続いた貧血も改善していると思います。
経緯を知っている友人の1人からヨーグルトは早過ぎたんとちがう?と言われて、やめてみて2日になりますが、紅斑が今までに無い早さでスーッとひいてます。ヨーグルトが関係あるか分かりませんが、腸のためになる事をいっぱいしたいと思っても焦ってはダメですね。
江部先生のお言葉の通り、しっかりとスーパー糖質制限を行なっていけば、紅斑も出なくなって行くと思えました。

主治医には前回の受診時にケトン体が出てると心配されたので、糖質制限について話しました。今後も共感してもらえそうにないのが辛いですが、次の受診では改善した事を正直に話そうと思います。
そして、特定疾患受給者証も今期で打ち切りになりそうだと想像し、ニヤニヤしています。

焼き金で腸の中を掻き回されているような痛さ、と表現してた腸の痛みが無くなったんです。腹痛がいつ来るか分からない恐怖で旅行や各種行事はストレスでしかありませんでした。
先生の本に出会えて本当に良かったです。
ありがとうごさいました!

長文になり申し訳ありませんでした。
2018/02/16(Fri) 10:00 | URL | りんご | 【編集
潰瘍性大腸炎の改善例について
江部先生

いつもブログを拝見させていただいております。
丁寧な解説や体験談、とても勉強になります。

私は妊娠を機に食後高血糖であることがわかり、
江部先生のブログにたどりついて糖質制限食を始めました。
おかげさまで無事出産を終え、産後の今も
糖質制限のレシピを探したり作ってみたり、楽しく実践しております。

ただ、悩みの種なのが、私の主人は潰瘍性大腸炎を患っておりまして、
主人の食事は、病院で指導された
n-3系脂肪酸以外の脂質を極力とらない、消化に良い食材を使った献立にしています。

そのため、どうしても糖質の多い献立になってしまい、
私の糖質制限食と違うメニューを毎日作らなければならないのがとても大変なのです。

それだけなら小さな悩みなのですが、
日々食事などに気をつけているにも関わらず、
今も1〜2年おきに再燃し長期入院となってしまうこともあり、
今の指導されている食事内容が本当に良いのか、と疑問に思っております。
そして、将来的に糖尿病になってしまう危険はないのかという不安もありました。


今回取り上げていただいている内容で、
潰瘍性大腸炎でも糖質制限で症状が改善するというお話は我が家にとってとても朗報です。
あまり対象者が多くないので難しいかもしれませんが、
もし機会がありましたら具体的にご紹介頂けないでしょうか。

また、症状が改善した食事内容は、脂質制限は全くしないのでしょうか?
もしその辺のこともわかりましたらご教示いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。
2018/02/16(Fri) 13:21 | URL | もりのくまさん | 【編集
Re: 新刊紹介
中嶋一雄 先生

情報をありがとうございます。
アマゾンで購入して読んでみます。
2018/02/16(Fri) 19:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
りんご さん

良かったです。
人生が変わりましたね。
2018/02/16(Fri) 19:19 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 潰瘍性大腸炎の改善例について
もりのくまさん


スーパー糖質制限食で、大丈夫です。

潰瘍性大腸炎もクローン病も、今までの治療法(薬物+糖質食)では、
ほぼ年余に渡って治癒しなかった病気です。
つまり糖質食を食べる限り、ほぼ不治の病に近い状態でした。

このことは、糖質食そのものが、潰瘍性大腸炎の元凶の可能性が高いことを示唆しています。

また伝統的食生活のころの、イヌイットには炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)は皆無であったことも、
糖質食そのものが、潰瘍性大腸炎の元凶の可能性が高いことの証拠と言えます。
2018/02/16(Fri) 19:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
改善者の声は、影響デカイです!!
都内河北 鈴木です。

本日記事読み、りんごさん等の声を聴くたびに「時代進化解明対応」を受け入れた患者さんの改善事実を知るたびに、
「改善者の声はデカイ」と考えます!!

私自身の糖尿病重症化21年が、3か月足らずでインスリン自主離脱し、
ヘモグロビン正常化し、
「生還、覚醒」して行く事柄を考えても、
江部先生の言われる
「人類本来の食生活理論」だと感謝の意味込め実感します!!

私は今月「糖質制限理論」食生活実践7年目になりますが、
改善目覚ましい「理路整然とした糖質制限理論」の効果だと、
自身よりは医療で~タが証明していますから、考えざるを得ません!!

患者が治療目的で診療して「世界解明知識を無知で専門医と称している輩」は
何の医療目的なのか不思議です!!

今月末内科、4月1日にERI検査が「更なる改善結果」を期待しています。
楽しみです!!

「日本糖尿病学会」には疑問持ちつつ接する人達には、
私の「日本糖尿病学会・信者」からの
明らかなる「患者より無知の確証」を提示し、
「生還、覚醒」デ~タを提示して時代を説明しています。

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具


2018/02/16(Fri) 19:47 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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