2018年02月02日 (金)
【18/02/01 milk
タイトルなし
テーマが「ケトン体」だったので、疑問だったことがあり、コメント投稿します。
「周期性嘔吐症候群」と診断された娘がいます。
昔は「自家中毒」と呼んでいた、幼児期の「病気(体質?)」とのことです。
娘の場合、幼児期に始まり、5回ぐらい入院をしましたが、
小学校3年の入院を最後に、小学4年(10歳)になった現在まで症状はでていません。
ドクターから「10歳ぐらいになって体ができてくると自然に治る」と聞いていたので、
もう大丈夫なのかなと、安堵しているところです。
お聞きしたいことですが、
昔、嘔吐の症状が始まって小児科へ行くと、必ず尿中の「ケトン」をチェックしました。
そして検査するといつも「ケトン」が出ていました。
「ケトンが出ている、だから周期性嘔吐症です」と言われ、
ケトンは悪いもの、というイメージを持っているのですが、
今日のお話のケトンは、周期性嘔吐症で尿に出るケトンのことなのでしょうか。
もしそうであるなら、2つのケトンはどう違うのでしょうか。
ケトンとはどういうものなのか(悪者なのか?)、よくわからなくて、お聞きしたく思いました。
ビギナーのため、見当違いの質問だったら申し訳ありません。】
こんばんは。
milk さんから、ケトン体について、コメント・質問を頂きました。
A)『周期性嘔吐症』の時のケトン体、
B)『糖尿病ケトアシドーシス』の時のケトン体、
C)2018/2/1(木)ブログのケトン食実践時のケトン体、
ケトン体という物質は、
A)B)C)三者とも同一ですので、確かにわかりにくい面がありますね。
まず最初に、強調したいのはケトン体は安全な物質であるということです。
宗田哲男医師らは、2016年、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表しました。(*)
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初で、江部康二も共著者の一人です。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児の血中ケトン体値は、基準値の3倍~数倍、平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
基準値は85 μmol/L以下ですので、胎盤と臍帯と新生児では、
ケトン体は基準値より高値が当たり前というこがと確認できました。
この生理学的事実により、ケトン体の安全性は保証されたと言えます。
A)周期性嘔吐症ですが、
じつは、この病気は片頭痛の子ども版と言われていて、
大人で片頭痛の持病がある人の幼少期の症状だという見方もあります。
ケトン体そのものは、インスリン作用があるかぎり、
胎児や新生児においても、上記のように安全なものです。
従って、ケトン体高値は、周期性嘔吐症の原因ではありません。
過労、精神的緊張、感染、ストレスなどが誘因となって
頻回に嘔吐したり体調不良で食事ができなくて
飢餓状態になって低血糖になったりします。
その結果としてケトン体高値となると考えられます。
2~10歳くらいの小児に多い病気で、この年齢では肝臓の糖新生能力がまだ
未熟で、低血糖を誘発しやすいことも関与していると思います。
『周期性嘔吐症』に関するより詳しい解説は
以下のたがしゅう先生のブログをご参照頂けば幸いです。
「アセトン血性嘔吐症の正体」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-201.html
B)糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用が欠落していることが前提となる病気です。
すなわち、インスリン作用が少しでも残っていれば、
糖尿病ケトアシドーシスは発症しません。
こちらも、原因はインスリン作用の欠落であり、
そのため全身の代謝失調を生じ、血糖が利用不能となり、
最終的に脂肪酸が燃えてエネルギー源となるので、
結果としてケトン体が高値となるに過ぎません。
A)B)含めて、ケトン体そのものは、安全であることが
おわかり頂けば幸いです。
(*)
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)
江部康二
タイトルなし
テーマが「ケトン体」だったので、疑問だったことがあり、コメント投稿します。
「周期性嘔吐症候群」と診断された娘がいます。
昔は「自家中毒」と呼んでいた、幼児期の「病気(体質?)」とのことです。
娘の場合、幼児期に始まり、5回ぐらい入院をしましたが、
小学校3年の入院を最後に、小学4年(10歳)になった現在まで症状はでていません。
ドクターから「10歳ぐらいになって体ができてくると自然に治る」と聞いていたので、
もう大丈夫なのかなと、安堵しているところです。
お聞きしたいことですが、
昔、嘔吐の症状が始まって小児科へ行くと、必ず尿中の「ケトン」をチェックしました。
そして検査するといつも「ケトン」が出ていました。
「ケトンが出ている、だから周期性嘔吐症です」と言われ、
ケトンは悪いもの、というイメージを持っているのですが、
今日のお話のケトンは、周期性嘔吐症で尿に出るケトンのことなのでしょうか。
もしそうであるなら、2つのケトンはどう違うのでしょうか。
ケトンとはどういうものなのか(悪者なのか?)、よくわからなくて、お聞きしたく思いました。
ビギナーのため、見当違いの質問だったら申し訳ありません。】
こんばんは。
milk さんから、ケトン体について、コメント・質問を頂きました。
A)『周期性嘔吐症』の時のケトン体、
B)『糖尿病ケトアシドーシス』の時のケトン体、
C)2018/2/1(木)ブログのケトン食実践時のケトン体、
ケトン体という物質は、
A)B)C)三者とも同一ですので、確かにわかりにくい面がありますね。
まず最初に、強調したいのはケトン体は安全な物質であるということです。
宗田哲男医師らは、2016年、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表しました。(*)
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初で、江部康二も共著者の一人です。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児の血中ケトン体値は、基準値の3倍~数倍、平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
基準値は85 μmol/L以下ですので、胎盤と臍帯と新生児では、
ケトン体は基準値より高値が当たり前というこがと確認できました。
この生理学的事実により、ケトン体の安全性は保証されたと言えます。
A)周期性嘔吐症ですが、
じつは、この病気は片頭痛の子ども版と言われていて、
大人で片頭痛の持病がある人の幼少期の症状だという見方もあります。
ケトン体そのものは、インスリン作用があるかぎり、
胎児や新生児においても、上記のように安全なものです。
従って、ケトン体高値は、周期性嘔吐症の原因ではありません。
過労、精神的緊張、感染、ストレスなどが誘因となって
頻回に嘔吐したり体調不良で食事ができなくて
飢餓状態になって低血糖になったりします。
その結果としてケトン体高値となると考えられます。
2~10歳くらいの小児に多い病気で、この年齢では肝臓の糖新生能力がまだ
未熟で、低血糖を誘発しやすいことも関与していると思います。
『周期性嘔吐症』に関するより詳しい解説は
以下のたがしゅう先生のブログをご参照頂けば幸いです。
「アセトン血性嘔吐症の正体」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-201.html
B)糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用が欠落していることが前提となる病気です。
すなわち、インスリン作用が少しでも残っていれば、
糖尿病ケトアシドーシスは発症しません。
こちらも、原因はインスリン作用の欠落であり、
そのため全身の代謝失調を生じ、血糖が利用不能となり、
最終的に脂肪酸が燃えてエネルギー源となるので、
結果としてケトン体が高値となるに過ぎません。
A)B)含めて、ケトン体そのものは、安全であることが
おわかり頂けば幸いです。
(*)
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)
江部康二
はじめまして。
糖質制限しており、卵は1日8~10個くらい食べています。
最近の健康診断で総コレステロールが381だったのでびっくりしました。
善玉と悪玉の割合は出さない簡易型の診断でした。
家系的にコレステロールが高いとかそのような家系ではありませんが、気になっております。
ご解答頂ければ幸いです。
糖質制限しており、卵は1日8~10個くらい食べています。
最近の健康診断で総コレステロールが381だったのでびっくりしました。
善玉と悪玉の割合は出さない簡易型の診断でした。
家系的にコレステロールが高いとかそのような家系ではありませんが、気になっております。
ご解答頂ければ幸いです。
こんにちは。
大根の糖質量についておたずねしたいことがございます。
寒干し大根1本に含まれる糖質は、生の大根のときと比べて、変化するのでしょうか。
この時期、口にする機会が格段に増えるのですが、切干大根の糖質は高いとか、天日干しで糖質が増える(ネット記事で信頼性は不確実ですが…)という記事を目にしたため、気になっております。
お忙しいなか恐縮ですが、ご回答いただけましたら幸いです。
大根の糖質量についておたずねしたいことがございます。
寒干し大根1本に含まれる糖質は、生の大根のときと比べて、変化するのでしょうか。
この時期、口にする機会が格段に増えるのですが、切干大根の糖質は高いとか、天日干しで糖質が増える(ネット記事で信頼性は不確実ですが…)という記事を目にしたため、気になっております。
お忙しいなか恐縮ですが、ご回答いただけましたら幸いです。
2018/02/03(Sat) 06:46 | URL | こころ | 【編集】
ゆうり さん
糖質制限食開始当初は、
①<肝臓で産生するコレステロール>
②<食材からのコレステロールの増加>
③<小粒子LDLコレステロールが減って、大きいLDLコレステロールが増加>
①がベースにあり、②と③が加わるので、
血清LDLコレステロール値は一旦、上昇することが多いです。
③は一見、LDLコレステロールが増加するのですが、標準の大きさの善玉のLDLコレステロールが増えるのでよいことです。
そのうち①が徐々に減少して調整するので、
徐々に基準値になっていきます。
個人差が大きくて、基準値になるのに半年~1年~2年~数年かかることがあります。
本ブログの扉ページのカテゴリー、「コレステロール」の項もご参照頂けば幸いです。
糖質制限食開始当初は、
①<肝臓で産生するコレステロール>
②<食材からのコレステロールの増加>
③<小粒子LDLコレステロールが減って、大きいLDLコレステロールが増加>
①がベースにあり、②と③が加わるので、
血清LDLコレステロール値は一旦、上昇することが多いです。
③は一見、LDLコレステロールが増加するのですが、標準の大きさの善玉のLDLコレステロールが増えるのでよいことです。
そのうち①が徐々に減少して調整するので、
徐々に基準値になっていきます。
個人差が大きくて、基準値になるのに半年~1年~2年~数年かかることがあります。
本ブログの扉ページのカテゴリー、「コレステロール」の項もご参照頂けば幸いです。
2018/02/03(Sat) 08:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こころ さん
切り干し大根
100gあたり
糖質:46.8g
食物繊維:20.7g
炭水化物:67.5g
生大根に比べて干して水分が少ない分、
糖質含有量が大幅に増えています。
大根
100gあたり
糖質:2.8g
食物繊維:1.3g
炭水化物:4.1g
切り干し大根
100gあたり
糖質:46.8g
食物繊維:20.7g
炭水化物:67.5g
生大根に比べて干して水分が少ない分、
糖質含有量が大幅に増えています。
大根
100gあたり
糖質:2.8g
食物繊維:1.3g
炭水化物:4.1g
2018/02/03(Sat) 08:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生いつも勉強させて頂いております。
私(41歳)アトピーの改善の為、去年12/25よりスーパー糖質制限、1/21からMEC食に移行してました。(以前アトピー入院でもお世話になりました。)
さて、1/30に特定健診の為、血液検査をしたのですが肝機能数値の高値、コレステロールの異常の為、かかりつけ医より糖質制限はやめて卵は1日1個まで、1ヶ月後に再検査を本日言い渡されてしまいました・・・ (お酒は一切やってません)
自分としては予想できた数値でありアトピーも改善されてきているので、ここで止めるのはかなり悔しいです。
結果はそんなに悪い数値なのでしょうか? お忙しいところ申し訳ありません。
今回('18/01/30) 前回('17/01/16)
ALP 204 192
AST(GOT) 52 34
ALT(GPT) 65 35
総蛋白 7.4 7.2
アルブミン 4.7 4.4
クレアチニン 0.65 0.71
尿酸 6.0 6.2
総コレステロール 238 185
HDLコレステロール 100 49
LDLコレステロール 111 112
LDL/HDL比 1.11 2.29
中性脂肪 22 73
血糖 92 79
HbA1c 5.2 5.5
私(41歳)アトピーの改善の為、去年12/25よりスーパー糖質制限、1/21からMEC食に移行してました。(以前アトピー入院でもお世話になりました。)
さて、1/30に特定健診の為、血液検査をしたのですが肝機能数値の高値、コレステロールの異常の為、かかりつけ医より糖質制限はやめて卵は1日1個まで、1ヶ月後に再検査を本日言い渡されてしまいました・・・ (お酒は一切やってません)
自分としては予想できた数値でありアトピーも改善されてきているので、ここで止めるのはかなり悔しいです。
結果はそんなに悪い数値なのでしょうか? お忙しいところ申し訳ありません。
今回('18/01/30) 前回('17/01/16)
ALP 204 192
AST(GOT) 52 34
ALT(GPT) 65 35
総蛋白 7.4 7.2
アルブミン 4.7 4.4
クレアチニン 0.65 0.71
尿酸 6.0 6.2
総コレステロール 238 185
HDLコレステロール 100 49
LDLコレステロール 111 112
LDL/HDL比 1.11 2.29
中性脂肪 22 73
血糖 92 79
HbA1c 5.2 5.5
さすらい太郎 さん
1)
コレステロールに関しては、
HDLコレステロールが非常に増えて
中性脂肪がかなり低下しています。
この場合は、LDLコレステロールも標準の大きさの、コレステロールという細胞膜の減量を
末梢組織に運ぶ、善玉のコレステロールです。
非常に良い変化であり、全く問題ありません。
2)
肝機能(GOT、GPT)の軽度悪化の理由がわかりませんが、
感冒とか疲れでもこのくらいにはなるので、経過をみて充分と思います。
3)
糖質制限食継続でOKと思います。
1)
コレステロールに関しては、
HDLコレステロールが非常に増えて
中性脂肪がかなり低下しています。
この場合は、LDLコレステロールも標準の大きさの、コレステロールという細胞膜の減量を
末梢組織に運ぶ、善玉のコレステロールです。
非常に良い変化であり、全く問題ありません。
2)
肝機能(GOT、GPT)の軽度悪化の理由がわかりませんが、
感冒とか疲れでもこのくらいにはなるので、経過をみて充分と思います。
3)
糖質制限食継続でOKと思います。
2018/02/03(Sat) 13:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんにちは。先生の書かれた著書やネット記事などを拝見させていただいています。
私は来年度から一人暮らしを始めることなり、毎日の献立を自分で考える必要があり、栄養バランスが気になっています。そこで糖質制限を意識しながら、一日に必要な栄養素を計算して献立を考えようと思っています。しかし、2015年版の食事摂取基準(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf)に記されている栄養素は大量にあり、すべての基準を満足させるために計算を行うのは困難だと考えいます。
そこで、献立を考える上で重要な基準をご教示いただければ嬉しいです。
例えば、
カロリー > 2650 kcal
タンパク質 = 60 g ~ 程度
という2項目は重要な基準量かつ計算するのが楽なので、献立を考える上で計算に取り入れようと考えています。しかし、他の栄養素はどれが重要で特にどれの摂取を意識すればいいのか分かりません。
本来ならば栄養学などの専門家に聞くべきことかもしれません。しかし、栄養学や献立に関する本を読んだのですが、糖質制限の考えが入ってないものばかりで、それに従うと糖質過多な献立になってしまい、そこで先生に質問した次第です。申し訳ありません。部分的な回答でも構いません。
ちなみに糖質量は糖質制限を意識していても必要量は摂取できると考えているため、糖質制限をするという大前提のもと、定量的にはあまり気にしないつもりです。
よろしくお願いいたします。
私は来年度から一人暮らしを始めることなり、毎日の献立を自分で考える必要があり、栄養バランスが気になっています。そこで糖質制限を意識しながら、一日に必要な栄養素を計算して献立を考えようと思っています。しかし、2015年版の食事摂取基準(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf)に記されている栄養素は大量にあり、すべての基準を満足させるために計算を行うのは困難だと考えいます。
そこで、献立を考える上で重要な基準をご教示いただければ嬉しいです。
例えば、
カロリー > 2650 kcal
タンパク質 = 60 g ~ 程度
という2項目は重要な基準量かつ計算するのが楽なので、献立を考える上で計算に取り入れようと考えています。しかし、他の栄養素はどれが重要で特にどれの摂取を意識すればいいのか分かりません。
本来ならば栄養学などの専門家に聞くべきことかもしれません。しかし、栄養学や献立に関する本を読んだのですが、糖質制限の考えが入ってないものばかりで、それに従うと糖質過多な献立になってしまい、そこで先生に質問した次第です。申し訳ありません。部分的な回答でも構いません。
ちなみに糖質量は糖質制限を意識していても必要量は摂取できると考えているため、糖質制限をするという大前提のもと、定量的にはあまり気にしないつもりです。
よろしくお願いいたします。
2018/02/03(Sat) 13:30 | URL | くまもと | 【編集】
くまもと さん
興味深い話題なので、明日記事にしたいと思います。
興味深い話題なので、明日記事にしたいと思います。
2018/02/03(Sat) 20:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
初めてコメント致します。
糖質制限を5年以上続けている50代女です。
平日はスーパーで、休日は緩い感じです。
1週間ほど膀胱炎っぽい症状が続いていたので内科で尿検査を受けましたが、濁りがなくケトン体以外は正常とのことでした。
ケトン値は+3でした。
長く糖質制限を続けていると、陰性になると読んでいたので、ちょっと驚いたのですが、週末糖質を取っているので、この数値は気にしないでいいでしょうか?
内科では一応膀胱炎のお薬をいただきましたが、しきりに糖質を摂るように言われましたが、、、。
ついでですが、糖質制限している割にぽっちゃりなのは、食べ過ぎということでしょうか?
糖質制限を5年以上続けている50代女です。
平日はスーパーで、休日は緩い感じです。
1週間ほど膀胱炎っぽい症状が続いていたので内科で尿検査を受けましたが、濁りがなくケトン体以外は正常とのことでした。
ケトン値は+3でした。
長く糖質制限を続けていると、陰性になると読んでいたので、ちょっと驚いたのですが、週末糖質を取っているので、この数値は気にしないでいいでしょうか?
内科では一応膀胱炎のお薬をいただきましたが、しきりに糖質を摂るように言われましたが、、、。
ついでですが、糖質制限している割にぽっちゃりなのは、食べ過ぎということでしょうか?
2018/02/06(Tue) 13:32 | URL | chibi | 【編集】
chibi さん
スーパー糖質制限食実践で、肥満者は体重減少し、
痩せすぎは体重増加し、その人の適正体重になります。
適正体重は、BMI20以上25未満で、その人の体調がいい体重です。
スーパー糖質制限食ですと、血中総ケトン体は、400~800~1200くらいですが、
これだと3カ月から半年くらいで、体内で全部利用されるようになり、尿中ケトン体は陰性となります。
ケトン食(脂肪摂取比率87%)だと、血中総ケトン体は4000~5000レベルとなり、
尿中ケトン体は半年以上経過しても常に陽性です。
スーパー糖質制限食実践で、肥満者は体重減少し、
痩せすぎは体重増加し、その人の適正体重になります。
適正体重は、BMI20以上25未満で、その人の体調がいい体重です。
スーパー糖質制限食ですと、血中総ケトン体は、400~800~1200くらいですが、
これだと3カ月から半年くらいで、体内で全部利用されるようになり、尿中ケトン体は陰性となります。
ケトン食(脂肪摂取比率87%)だと、血中総ケトン体は4000~5000レベルとなり、
尿中ケトン体は半年以上経過しても常に陽性です。
2018/02/06(Tue) 14:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ご回答ありがとうございました。
朝食は抜き、平日お昼はファミマのチキンステーキ(糖質4g以下)、晩はお肉100g以上と心掛けたメニューにしており糖質20g以下じゃないかと思います。
ただ便秘がひどいので、オリーブオイルやチーズなどの乳製品は多く摂るようにしているので、脂肪摂取比率の脂肪が多くケトン食になっているかもと、先生のお陰で思い至りました。
体の調子もいいので、このまま脂肪を若干控えて糖質制限を続けて行きたいと思います。
ありがとうございました。
朝食は抜き、平日お昼はファミマのチキンステーキ(糖質4g以下)、晩はお肉100g以上と心掛けたメニューにしており糖質20g以下じゃないかと思います。
ただ便秘がひどいので、オリーブオイルやチーズなどの乳製品は多く摂るようにしているので、脂肪摂取比率の脂肪が多くケトン食になっているかもと、先生のお陰で思い至りました。
体の調子もいいので、このまま脂肪を若干控えて糖質制限を続けて行きたいと思います。
ありがとうございました。
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