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カロリー制限で減量、しかしリバウンド→糖質制限で克服。糖尿病もOK。
【18/01/21 餅
実体験
自分は過去に脂質制限(カロリー制限)で境界型糖尿病から一時正常になりましたが、
最終的に反動で糖尿病になってしまいました。

左から空腹時血糖・HbA1c・体重・診断結果
↓カロリー制限
2008年08月 120  5.3(JDS)  74.6 境界型糖尿病の疑いあり
2009年08月 87  5.9(JDS)  74.0
2010年08月 97  5.5(JDS)  70.2
2011年07月 97  5.5(JDS)  68.1
2012年08月 99  5.1(JDS)  64.6

2013年07月 174  6.6(NGSP)  70.3 糖尿病です
2014年08月 183  7.2(NGSP)  74.5 糖尿病です
2015年07月 306 10.9(NGSP)  73.3 産業医から電話
2016年06月 384 10.8(NGSP)  70.9 産業医から電話
↑カロリー制限

↓スーパー糖質制限
2016年08月 147  8.4(NGSP)  66.6
2016年09月 117        64.8
2016年10月 94        63.0
2016年11月 93  5.2(NGSP)  61.0
2018年1月 101  4.8(NGSP)   59.0

糖尿病の診断が下っていた2013年~2016年6月の間もカロリーに注意し、
脂質制限を続けていました。
脂質制限なので、カロリーと脂質が少なく糖質の多い食品はかなり食べていました。

スーパー糖質制限開始後は栄養成分表示のエネルギーは見ていません。
ただし、総量をかなり食べてもリバウンドしなかったので、
調子に乗って食べまくっていたら2016年10月から半月程
食後2・3時間後に胃痛に襲われるようになり、

腹8分の食事を心掛けるようにしました。 】


こんばんは。
餅さんから、興味深い体験データをコメント頂きました。
とても参考になります。
ありがとうございます。

『過去に脂質制限(カロリー制限)で境界型糖尿病から一時正常になりましたが、
最終的に反動で糖尿病になってしまいました。』


そうですね。
2008年から2012年までの4年間は
カロリー制限食で、減量に成功されて(74.6kg→64.6kg)
耐糖能も改善(HbA1c:5.9%→5.1%)しています。

しかしとうとうリバウンドになり
2013年7月には1年間で5.7kg体重が増えて70.3kgになり
空腹時血糖値:174mg/dl HbA1c:6.6% と
とうとう糖尿病発症です。

昨日の本ブログ記事
『低カロリー食で約半分の2型糖尿病が寛解、ランセット論文。』
は12ヶ月時点の集計ですので
「1年間の短期間であれば、カロリー制限食で体重が減少して
半数が耐糖能が正常になった。」
というエビデンスがあることとなります。
ただ、そこから先、糖尿病寛解が維持できるか否かはわかりませんが、
私は、理論的には、極めて困難と思います。

餅さんは、4年間カロリー制限食で良好だったので
かなりの長期間、頑張られたと言えます。

カロリー制限食実践で多くの場合は半年で、
体重減少が止まりそこからはリバウンドとなります。
たとえばDIRECTがそうです。
2018年01月20日 (土)の本ブログ記事
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4454.html
『DIRECT。低炭水化物食で体重減少。リバウンドは?』

をご参照頂けば幸いです。

カロリー制限食を半年以上続けていくと、どこかの時点で
人体は、低摂取エネルギーの状態に適応して、基礎代謝を減らすと考えられます。
一旦基礎代謝が減ってしまうと、そこからはリバウンドになると考えられます。


『糖尿病の診断が下っていた2013年~2016年6月の間もカロリーに注意し、
脂質制限を続けていました。』


餅さんも、カロリー制限を継続していたのに
一旦、糖尿病を発症したあとは、全く効果がなく
空腹時血糖値:384mg HbA1c:10.8%(2016年6月)
と改善なしです。

一方、スーパー糖質制限食開始後は
2016年8月、空腹時血糖値:147 HbA1c:8.4 体重:66.6
2016年11月        93     5.2    61.0
2018年1月         101    4.8    59.0

スーパー糖質制限食開始後は、見事な改善です。
素晴らしい成果です。
スーパー糖質制限食なら、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を目安に
普通に食べていればリバウンドを起こすこともなく、
血糖コントロール・体重コントロール良好を維持するのも簡単です。

かく言う私も、2002年からスーパー糖質制限食を開始して
半年で体重67kgから57kgになり現在まで16年間維持しています。
糖尿病も、1~2ヶ月でコントロール良好となり16年間維持しています。


『正しい理屈に基づいて行動した結果と経験はボクの宝です。
間違った理屈に基づいて行動した悪い結果と経験もやはり宝です。』


そうですね。
カロリー制限食は、短期的には兎も角として
長期的には間違った理屈と私も思います。
その点、糖質制限食は短期にも長期にもスムースに対応可能です。

江部康二
コメント
糖質制限批判記事
江部先生こんにちは。
さきほど「ご飯は敵じゃない!」というネット記事を見つけました(https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/nananatsubaki/17-00052)。

糖質制限をするかしないかは個人の自由ですけど、明らかに事実ではない糖質制限批判を書かれると困ってしまいますよね。

自分の検査結果なども踏まえてブログ記事を書きましたが、江部先生もぜひ「ご飯は~」の記事をご覧いただき、ご意見を頂戴したく存じます。よろしくお願いします。
2018/01/23(Tue) 10:50 | URL | よっしー | 【編集
ダイエット目的で糖尿病薬
江部先生おはようございます。

糖質制限、かなり私に合っています。
始めてからまだ5日ですが体重が3キロ落ちまして、お腹周りも少しスッキリして来ました。
私自身甘いものがあまり好きではないという事もあり、甘いものへの執着もありませんし、お米やパンが食べたいという欲求もなく、お腹いっぱい食べられるのでストレス無く続けております。
それでも月経前になると何故か無性に甘いものが欲しくなる事がたまにあるかもしれませんが、そういう時は低糖質スイーツなどで凌ぐ程度で済むかと思います。
また、開始してから今までの摂取した糖質量を記録しているのですが、1日あたりの糖質量の平均が30グラムを切っていますが問題はないでしょうか。(計算したら1日あたり約24グラムでした)
カロリーに関してはオリーブオイルなどの脂質と肉やチーズなどのたんぱく質で充分に摂っており、1日あたり約1700kcalです。(年齢は30代前半です)

そして数ヶ月前の話になりますが、私の友人で低GIダイエットを始めた方がいます。(30代後半女性)
彼女が言うには主食を白米→玄米、うどん→そば、の様に、精製していない炭水化物にする事によって食後の血糖値の急上昇を抑えられるから痩せられる、との事です。
しかし、玄米は美味しくないしお蕎麦も好きではない様で辛かったそうです。
そんな折にとある美容外科で「アカルボースを食事前に飲むと炭水化物の吸収をカットしてくれるから、白米やうどん、パンを我慢せずに食べても痩せられる」という触れ込みを見て、その美容外科から処方してもらってアカルボースを飲むようになったそうです。
彼女は糖尿病ではないそうです。
でも、アカルボース(グルコバイだったかもしれません)はうちの母(二型糖尿病)も飲んでいますが、母の担当医はそんな話はしていなかった(痩せる薬ではない)と母から聞きました。

彼女は現在もアカルボースを飲んでおりますが、失礼な話、あまり痩せてはおらず、相変わらずかなりの肥満体型です(身長は160cmあるかないかで体重は80kgくらいだそうです)
余計なお節介かもしれませんが、糖尿病でもないのに糖尿病薬を飲み続けてごはんやパンを好き放題食べるのは危険だと思うのですが…
あと、ゼニカルという脂肪の吸収を阻害する薬も併用しているそうですが、それもあまり効果が無いように思えて仕方ないのですが…

2018/01/23(Tue) 11:34 | URL | モリリン | 【編集
炭水化物を抜くと筋肉が分解?
江部先生こんにちは。
新聞の記事に次のように書かれていました。

「絶食や炭水化物抜きダイエットのように、炭水化物の摂取を極端に制限するようなことをすると、人の体にはどのようなことが起こるのでしょうか。

人間の体脂肪には膨大な量のエネルギーが蓄えられています。心臓や肝臓、消化器などの臓器は脂肪を燃やして得られるエネルギーで動いているわけですが、
脳を動かすエネルギー源であるブドウ糖だけは体脂肪から合成することができません。

ブドウ糖は血液中のアミノ酸から合成するのですが、炭水化物を制限することで血中のアミノ酸がなくなってしまうと、人間は筋肉を分解してブドウ糖の合成の材料に使います。
これを「糖新生」といいます。

脳のエネルギー源であるブドウ糖を作るのに必要な炭水化物を抜いてしまうとどこかのタイミングで糖新生が始まり、筋肉が分解されてしまいます。
筋肉が分解されて減少すると基礎代謝量が落ちてしまうのは、もうみなさんがご存知の通りです。炭水化物を完全に抜くことで一時的に体重が減少したとしても、
基礎代謝量も同時に落ちるので、リバウンドすることになるのです」

これは正しいのでしょうか?
江部先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。
2018/01/23(Tue) 12:21 | URL | まゆ | 【編集
Re: 糖質制限批判記事
よっしー さん

この管理栄養士さん
何の根拠も示さず、ひたすら主観的な糖質制限食批判を展開してます。

いやはや困ったもんです。
2018/01/23(Tue) 16:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
「高木兼寛医師」を無知な医療者!!!
都内河北 鈴木です。

糖質制限記事・よっし~さんのコメントにもあるように、
何故、「糖質制限理論」を批判するのか不思議だとありますが、
本当に私もその様に思います。

私は「糖尿病」重症化21年間、
・2005年14年目に右目、眼圧破裂失明!!
・緑内障発症!!

・2009年18年目脳梗塞発症!!

・脳梗塞。救急搬送、入院時よりインスリン投与開始!!
・インスリン投与時より3年余り投与量増量!!
(最終投与量・1日朝8・昼6・夜6・プラスαを自主投与)

・2012年9月中旬テレビ出演で垣間見た
「江部先生・糖質制限理論」を知り、
2012年10月1日より実践し、
3か月足らずでインスリン自主離脱し、
ヘモグロビン正常化!!

以上の事から、
「日本糖尿病学会・信者医療者」からは圧力の限りですが、
私は気が付けば「高木兼寛医師」を、記憶の中から蘇りました!!

「高木兼寛医師」は、現在の世界人類を健康にした「脚気」原因発見し、
ビタミン発見を導き出した医師です!!
30年後ビタミンB1、40年後ビタミンC、以降ビタミン各種の発見へ繋がります。

2004年、ADA「血糖値上昇は、糖質のみ!!」
2005年、ジョスリン「食事には糖質40%以下、少ないほど望ましい!!」
      江部康二医師「糖質制限理論」発表!!

江部先生を、理解把握不能者は、「高木兼寛医師」を知らないと思います!!

事実私は現在63歳会席調理師でしたが、
「米を食べることに疑問有り有りでした!!」
しかし米=糖質の害毒作用「眠気」を利用してました。

江部先生著書を読むほどに「理路整然」とした一般人にも理解しやすい説明には、即実践の価値ありと思い実践し、翌日より効果有り!!

「日本糖尿病学会」の専門医に3か月後に改善結果を出してから、
あなたの医療説明7年間から言われたのは
「痩せなさい」「野菜から食べたら」だけでしたね??
など半年ほど質問すると、何の反省の言葉なく、トンズラ!!

以降、病院から圧力の限り「強制転院請求」転院の連続の繰り返し。
現在は、縁あり「糖質制限理論」肯定論文発表しています担当医に巡り合えました事はコメントしていますので御存知かと思います。

上記ことからネットグロ~バル時代には患者自身も
「権威肩書には、時代進化解明対応・不可能」
の現代が有る事を自覚するべきだと思います!!

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具





2018/01/23(Tue) 17:10 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
長期の飢餓では代謝が適応しタンパク質分解を最小限にする
江部先生、まゆ様こんばんは、


参考にしていただけたら幸いです。

【ストライヤーの生化学第7版 東京化学同人 755pより】

ほとんどの動物では、生き残れるかどうかは素早く動けるかで決まり、それには大量の筋肉が必要になる。
そのため、筋肉の損失は最小限に抑えなければならない。
筋肉の損失はどのようにして抑えるのだろう。

続きは過去のコメントを
≪ケトン体と脳のエネルギーそしてタンパク質≫
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3703.html#comment
2018/01/23(Tue) 17:12 | URL | オスティナート | 【編集
Re: 炭水化物を抜くと筋肉が分解?
まゆさん

日経トレンディ
2014年03月18日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140312/1055897/?P=2&rt=nocnt

に載っている記事ですね。

上記サイトの内容は、ほぼ完璧なまでに間違っています。
以下が正しい「生理学的事実」です。

①脳は、ブドウ糖と共にケトン体をエネルギー源とする。
②糖新生は肝臓などで、乳酸(ブドウ糖の代謝産物)、グリセロール(脂肪の分解物)、アミノ酸などを原料に行われる。
③筋肉細胞は、毎日分解と生成を繰り返している。
④糖質制限食は蛋白質摂取が豊富なのでアミノ酸も豊富であり筋肉は正常に分解と生成を行う。
⑤カロリー制限食は、蛋白質が不足するので、アミノ酸が不足し、筋肉は「分解>生成」となり、減少する。
⑥糖質制限食では、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するので基礎代謝は減らない。
⑦カロリー制限食では、基礎代謝が減るのでリバウンドを生じる。
2018/01/23(Tue) 18:16 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 長期の飢餓では代謝が適応しタンパク質分解を最小限にする
オスティナート さん

コメントをありがとうございます。

「長期の飢餓では代謝が適応しタンパク質分解を最小限にする」

ということですね。
2018/01/23(Tue) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
たんぱく質の摂取量
江部先生、オスティナートさん
お返事ありがとうございます。
やはりまちがいだったんですね。

ちなみに糖質制限食では、たんぱく質は1日に具体的に何グラム摂取すればよいのでしょうか?
国の推奨量の男性60g/日、女性50g/日では少ないのでしょうか?
2018/01/24(Wed) 16:00 | URL | まゆ | 【編集
Re: たんぱく質の摂取量
まゆ さん

厚生労働省は以下のように述べています。
「タンパク質の耐容上限量は、タンパク質の過剰摂取により生じる健康被害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、タンパク質の耐容上限量を策定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした」

繰り返し強調しますが、「腎機能正常の人が、高タンパク食で腎臓が悪くなる」というエビデンスは、現時点で認められないというのが、科学的認識なのです。

私自身は、120~140g/日の蛋白質を食べていますが、腎機能は何の問題もありません。
最適量に関するエビデンスもありませんので、自己責任で自分で判断しましょう。
2018/01/25(Thu) 18:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
日本人の食事摂取基準
江部先生、お返事ありがとうございます。
たんぱく質の最適量は自己責任で自分で判断を、ということですね。

先生がおっしゃるとおり、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書の97ページに、
「たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない」とありますね。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf

また、同報告書の98ページには、
「たんぱく質エネルギー比率が20% エネルギーを超えた場合の健康障害として、
糖尿病発症リスクの増加、心血管疾患の増加、がんの発症率の増加、骨量の減少、BMIの増加などが挙げられる。
たんぱく質と糖尿病発症リスクとの関係を認めた研究並びに、最近の系統的レビューでは、
これらのどの事象についても明らかな関連を結論することはできないとしながら、
たんぱく質エネルギー比率が20% エネルギーを超えた場合の安全性は確認できないと述べ、注意を喚起している」
とあります。

私の摂取カロリーは約2000kcal/日ですから、
たんぱく質はその20%の100g/日、糖質は60g/日を超えないようにスーパー糖質制限を続けたいと思います。
ご教授ありがとうございました。
2018/01/26(Fri) 12:37 | URL | まゆ | 【編集
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