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空腹時血糖値が正常高値。
【17/12/14 不安です
タイトルなし
江部先生

先日12月2日にコメントさせていただいたものです。(30歳女性、身長は169センチで55キロ.空腹時の血糖値が99、HbA1cが5.4でした。親族に糖尿病はいません。)
先生の言葉に背中を押され75gOGTTを受けてきました。結果が下記の通りです。
負荷前103
30分179
一時間176
一時間半138
二時間105
インスリン値は教えて頂けませんでした

私は30分値と一時間値が高いので境界型糖尿病だと思うのですが、主治医は二時間値のみを注視すれば良い、心配しすぎずに一年に一回の経過観察で良いとのことでした。今後の妊娠の事を考えると今から糖質制限や運動をして治療を始めるべきだと思うのですが、先生はどのように思われますか?この数値で治療をしてくださる病院はあるのでしょうか?検査を受けた病院の他の専門医に電話をかけたのですが、検査を受けた病院以外では受診できないと言った回答や数ヶ月待ち、妊娠糖尿病とそもそもの高血糖は関係がないとの事で、戸惑っています。
いつもご厚意に甘えてしまい申し訳ございませんがよろしくお願いします。】


こんばんは。
「不安です」 さんから、75gOGTTの結果について
コメント・質問を頂きました。

いわゆるメタボ健診では
特定保健指導の判定は、
空腹時血糖 100mg/dl以上
HbA1c(NGSP) 5.6%以上

とされています。

日本糖尿病学会では、2008年6月に、空腹時血糖値の正常範囲のうち、
100mg/dl以上109mg/dl以下を「正常高値」とすることを公表しました。

日本人を対象とした研究データから、
空腹時血糖が従来の正常範囲である「110mg/dl未満」でも、
100mg/dl以上の群では、100mg/dl未満の群に比べ、
糖尿病への移行率が約2倍高かったという結果が得られたためと考えられます。

HbA1cと空腹時血糖は良く相関しており、
HbA1c 5.6% に対応する空腹時血糖は100mg/dLでした。

負荷前103mg/dl
30分179
一時間176
一時間半138
二時間105mg/dl


このデータ自体は正常型です。
1gの糖質がピーク1.0mg血糖値を上昇させていますが、
糖尿病型のように3mg上昇ではないです。
しかし、30歳という比較的若い年齢で、
空腹時血糖値が103mg/dlと正常高値です。

一時間値が176mg/dlなので180mg近いです。
一時間値が180mg/dlを超えると将来糖尿病になりやすいとされています。

これらのことを考慮すると
将来糖尿病になりやすいタイプと言えます。

仰る通り、糖質制限食を開始するのが良いと思います。
病院に行く必要はありません。
自己管理で充分です。

可能なら、血糖自己測定器を購入して
時々、空腹時血糖値や食後1時間血糖値を測定しましょう。
自己管理におおいに役立ちます。
血糖自己測定器は、高度管理医療機器の販売免許を取得している薬局なら購入できます。

一回の食事の糖質量を40gくらいにする「緩い糖質制限食」
で必要充分と思います。
運動もいいですね。
それで、将来の糖尿病も妊娠糖尿病も予防できると思います。


江部康二
コメント
前回の記事てもコメントさせて頂いたものです。

友人の母親がリウマチ+湿疹を患っており、先日お会いした際に、糖質制限+高タンパク+高脂質を進めて、実行されています。

ですが、かかりつけの先生に、『糖質制限は、たんぱく質や脂質が増えるから、腸内環境も荒れて、ホルモンバランスが崩れるから今すぐ、炭水化物を60%に戻してください』と言われたそうで、糖質制限の言葉を聞いた途端に顔色が変わったそうです。^^;

その先生自体が、糖質制限理論の真逆の玄米菜食推奨派なので汗

ネットで調べると、かかりつけの先生に糖質制限を真っ向から注意されたと言ってる方を多く見かけます。

お医者さん自体が糖質制限の普及?を止めているような印象です。
2017/12/15(Fri) 21:50 | URL | 山本 | 【編集
レムナントコレステロールについてお伺いいたします
動脈硬化を引き起こすレムナントコレステロール(RLP)についてお伺いいたします。

RLPの発生は食事由来のコレステロールだけを原因とする→糖尿人はRLPへの対処能力が低い→糖尿人は卵などの高コレステロール食品は避けるべき、バターやラードなどの飽和脂肪酸は注意しつつ摂取

という理解でよろしいでしょうか。
卵は大好きなので、間違いであることを祈っております。
2017/12/15(Fri) 22:05 | URL | 東京けいてぃー | 【編集
江部先生

お世話になっております。
ブログの記事にしてくださってありがとうございます。境界型糖尿病という認識を持って、まずは緩めの糖質制限から徐々に始めたいと思います。不安ばかりが先行してパニックになり、未来が考えられませんでしたが、糖質制限を味方につけて頑張れそうな気がします。お忙しい中、どうもありがとうございました。
2017/12/16(Sat) 00:16 | URL | 不安です | 【編集
HbA1c 改善
私、アメリカ在住、50歳の女性です。
このほどHbA1cを改善することができましたので、ご報告させて頂きます。

家系に高血圧の者が多いため、私も血圧が高めで、主治医の勧めもあり数年前から投薬している関係で、半年に一度は血液検査をしています。
ここ数年、血糖値がじわじわ上がってきているのは指摘されておりましたが、両親も80歳近くになるまで血糖値も全く問題なかったので、大して気にせず、大好きなお酒(ビールとワイン)も普通に飲み続けていたところ、今年9月10日の定期健診で、HbA1c 6.3%という結果となり、驚きました。
アメリカの主治医から、栄養士の栄養指導を受けるように言われ、早速予約を取り、話を聞きましたが、その内容は私が100%納得できるものではありませんでした。
アメリカの食事と言うのは、日本の食事のように小皿やお椀でなく、一枚のディナープレートにメイン、サラダ、付けあわせを盛るのが一般的で、その栄養指導も、Portion Control Plate(ポーション コントロール プレート)という、ディナープレートの半分に野菜、残りに、たんぱく質、炭水化物を4分の1づつ盛り付ける、というものでした。

炭水化物には、全粒粉を使用した製品や、ジャガイモなどが推奨され、全体的な量も少なく、等言われました。
その場は、聞いて帰ってきましたが、どうしてもすっきりせず、ネットで調べていたところ、江部先生のブログに行き着きました。

拝読し、勉強させて頂き、自分なりに、ここアメリカで実践できる糖質制限の方法が描けて来ました。
私は、江部先生を信じてとにかく3ヶ月間、スーパー糖質制限を実践しようと決めました。

一時帰国の際に、おからパウダーや、ふすまパンのミックス粉等を購入、会社にはお弁当を持参し、ビールやワインも、蒸留酒に変えました。

途中、全く下がってなかったらどうしよう、と不安になることもありましたが、信じて貫きました。

そして、3ヶ月後の12月12日、再度血液検査を受けたところ、翌日朝に主治医からHbA1cが5.3%に下がっている、と興奮気味に電話がありました。とても褒められました。
ただ、あの栄養士が言った通りの方法で下がったのではないことは説明しました。

3ヶ月で正常域まで持ってこれたのは、本当に江部先生のブログのお陰です。
本当にありがとうございました。
そして、これからも糖質制限を続けていくつもりです。

今回の検査で、唯一引っかかったのが、空腹時血糖の113mg/dlです。
今後、スーパー糖質制限を続けていくことにより、空腹時血糖も改善されていくでしょうか。

あと、3ヶ月でHbA1cが6.3%→5.3%と改善されたにもかかわらず、体重が1キロも減ってなかったのには、愕然としました。笑

2017/12/16(Sat) 04:49 | URL | Lily | 【編集
Re: タイトルなし
山本 さん

「健康サミット」の記事もそうですが、
守旧派の医師は、エビデンスレベルなしで、過去の常識を押しつけてきます。

これらの医師は勉強不足としか言いようがないのですが、
残念ながら、まだまだ多数派と思います。

せめて、2013年10月、米国糖尿病学会が、「栄養療法に関する声明」 において
地中海食などど共に、『糖質制限食』を正式に容認したということぐらいは
知っておいてほしいですね。
2017/12/16(Sat) 16:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: レムナントコレステロールについてお伺いいたします
東京けいてぃー さん

RLP(レムナント様リポたんぱく)コレステロールは、
空腹時中性脂肪が高くて、善玉のHDLコレステロール値の低い人に多く、
糖質制限をしていない糖尿病の人にはその傾向が強くみられます。

糖質制限食なら、空腹時中性脂肪値は正常低値となり
HDLコレステロールが増加しますので、
RLP(レムナント様リポたんぱく)コレステロールは少なくてすみます。

糖質制限食の範疇で、卵・バター・ラードなど糖質制限OK食材を充分量摂取しても問題ないです。
2017/12/16(Sat) 16:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re: レムナントコレステロールについてお伺いいたします
江部康二先生

ご多忙の折ご返信くださり、ありがとうございます。

今回の質問は「ガッテン!」を見てのことなのですが、藤岡由夫先生
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/43/4/43_458/_pdf
によれば、食事由来ではない自前のコレステロールも、結局は血管内を巡っているうちにレムナントという毒性のある形態に変化するようです。であれば、やはり江部先生の仰る通り、その影響を糖質制限で相対的に少なくしてゆく他ないと思われます。これからも糖質制限、がんばります。
2017/12/17(Sun) 05:53 | URL | 東京けいてぃー | 【編集
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