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ごく少量の糖質摂取で3時間後血糖値20mg低下
おはようございます。本日も梅雨らしい一日となりそうです。

さて今回は、でぃあべーちゃさんから、6月3日のパンダさんのコメントに続き「食べた方が血糖値が下がる」という、とても興味深い報告・コメントをいただきました。


『食べた方が下がる、と言えば、 最近相方はすっかり調子に乗っています。
血糖値は常に100~110前後、夕方に少し血糖値を下げようかって、 蜂蜜100%飴を1つ舐めているようです。 そうして夕食前に80台を狙って出しています。
つまり、下げるために蜂蜜飴を1つ食べる、そうすると3時間後ぐらいに 20下がる、みたいなことを体得したらしいのです。
まあ、糖質が体内に入ってきたことで第1相のインスリンが飴1個分より余計に出てるから、下がるんだと思われますが。
日中同じものをとっても、時間帯によって分泌するインスリンの量が 違っているみたいで、しかも個人差がどうも大きいようです。

2008/06/04(水) 10:40:34 | URL | でぃあべーちゃ』


でぃあべーちゃさん。相方さんの貴重な体験報告ありがとうございます。

早朝空腹時血糖値が160mg~180mg/dlもあって、なかなか改善しない期間があったことを思えば、100~110mg前後とは、ほぼ正常値ではないですか。

糖質制限食を継続されて、インスリン基礎分泌がしっかり回復したのでしょう。よかったですね。(*⌒ー⌒)ο∠☆:

「2008年5月の検査でHbA1cが6.0%」

この調子なら6月の検査ではHbA1cは5%台間違いないでしょう。2007年12月が11.1%だったことを思えば、奇跡的な改善です。糖質制限食をきっちり実践されている証拠ですね。


「蜂蜜飴を1つ食べると3時間後ぐらいに20mg血糖値が下がることを体得」

これは私も全く知りませんでした。とても興味深いです。

仰る通り、ごく少量の糖質(蜂蜜飴1個)摂取により、追加分泌第1相のインスリンがしっかり分泌されたのでしょう。

追加分泌第一相のインスリンは、あらかじめβ細胞内にプールされているのが、血糖値の上昇を感知して即分泌されます。

このプールされていた量が、飴1個分より余計に出て、相方さんの血糖値が、3時間後に20mg下がったのでしょう。でぃあべーちゃ理論に私も賛成です。 一日一回だけ使える裏技という感じですね。一日に何回もやると、やはりβ細胞に負担がかかります。

また、仰るとおり個人差もあるので、万人向けというわけにはいかないですが、相方さんにおいては大成功ですね。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
食後血糖値が下がる「低血糖症」という病気
江部先生初めまして
毎日楽しみにしています。私自身は糖尿病ではないのですが、私の子どもが血糖値をコントロールできない「低血糖症」です。(これも糖尿病ではありません。)
私の子どもは食後の血糖値が上がらず、時間と共に下降してしまう「無反応性低血糖症」と診断されています。血糖値が上がらないために分泌されるアドレナリンなどのホルモンにより、体の不調やうつ症状などが出ていました。

日本ではまだ知られていない病気ですが、今日のブログと先日のブログで書いてあった、「食後血糖値が下がる」というのを見てこの方達はもしかしたら、インシュリン異常分泌を伴う糖尿病ではないかと思います。低血糖症と言われる病気の中にも、糖尿病を患っていらっしゃる方は多くいると言うことです。

日本で最初に低血糖症の病気に取り組み治療をされていらっしゃる、
マリヤ・クリニックのサイトを記しますので、是非ご覧になってください。

OGTT5時間糖負荷検査による血糖値とインシュリンのグラフもあります。
2008/06/05(Thu) 11:37 | URL | Ms.Gordon | 【編集
私も食後血糖値が下がります。(他の方の体験談もいただきました)
江部先生。こんにちは。以前、機能性低血糖症の紹介の記事で、参考までに、私の5時間糖負荷検査グラフを紹介させていただいたものです。(私も糖質制限を行っています)。先日の東京講演会の告知を知り、ぜひ、生の江部先生を拝見したいと思って予約していたのですが、残念ながら、所用で1週間前にキャンセルせざるを得なくなりました。次回を楽しみにしております。

ところで、
でぃあべーちゃさんの相方さんの話を読んで、飴をなめた後の3時間に空腹時血糖値より血糖値が下がるときに、主観的な疲労感や、不快感が無いのだろうか?と素朴な疑問が生じました。
先生の、「食べると血糖値が下がる?(080603記事)」のパンダさんの場合も、同様な疑問が生じました。

と言うのは、私は、糖尿病でなく、機能性低血糖症ですが、血糖自己測定器で血糖値をこまめに測ってた時期があります。
食前の血糖値、もしくは、早朝空腹時血糖値より、食後の血糖値(1時間後だったり、3時間後だったりしますが)が下がる時間帯は、体に異変(動悸、疲労感、イライラ感など)を感じるのです。

でぃあべーちゃさん相方さんの場合、先生のおっしゃるとおり、インスリンが「飴1個分より余計に出て」いるということは理解できます。
もしかしたら、インスリン分泌のタイミングが遅すぎて、過剰に出ているということがあるのではないかとも推測したりします。
でぃあべーちゃさんの相方さんの蜂蜜あめを食べたあと、15分とか、30分後にものすごい高血糖になっている可能性は無いでしょうか?もしそのような変動が生じる場合、体にとってストレスにならないのでしょうか?

私のブログの記事でコメントくださった方の中には、「糖負荷の5分後に、高血糖になり、30分後には,空腹時より血糖値が下がった,と言う方の話もありました。」

なぜ、そのようなことが起きるんでしょうか?必要以上に血糖値を下がったら、また上げなくてはならいという、無駄なエネルギーを使うことになってしまうのではないかと思うんです。

リンク先は、私の、血糖値変動と主観的な症状と同様の結果になった方らのコメントです。
(糖質制限食後1時間または3時間に、血糖値が下がるという出来事がわかります。もちろん、糖質入りの通常の食事だと、もっと上がった後に、さらに下がります。)

ちなみに、病院で検査した、グリコアルブミンの値は15.1%、空腹時血糖は82です。

追記:先生がブログの初期に紹介されていた、島先生の本数冊や、分裂病に関する本など、すべて読んで見ました。
かなり、新鮮で、面白かったです。主食とサルの手の形状の話、農業が限りなく人口増加を促進せざるを得ない営みである話、初期人間は骨をサバンナで食べてたのでではないかという言う話、など,どれも、とても説得的な気がして、読んでいてドキドキしました。僕も、島先生が行って見たように、試しに、骨をなめるようにして食べて見たりしました。(魚ですが・・・)面白い本の紹介、ありがとうございました。
2008/06/05(Thu) 14:58 | URL | nichinichiso | 【編集
自己血糖測定器の誤差実験の結果です。
本日午後から、高雄病院の受診予約の日でした。
江部先生、看護師さんのご協力により、自己血糖測定器の誤差実験をさせていただきました。
ご協力有難うございました。

実験に使用した測定器は、次の2種類です。
私の物(A)=バイエルメディカル、アセンシアブリオ
姉の物(B)=ニプロ、フリースタイルフリーダム

実験結果は次の通りです。

私の結果(食後60分、推定カーボ量35g)
病院での血液検査の血糖値       129
同じ血液での測定器の血糖値   (A)178   (B)158
指先から採取、 測定器の血糖値 (A)160   (B)160
HbA1c                    5.0 

姉の結果(食後30分、推定カーボ量20g)
病院での血液検査の血糖値       154
同じ血液での測定器の血糖値   (A)214   (B)198
指先から採取、 測定器の血糖値 (A)187   (B)206
HbA1c                    5.4

以上です。
測定器(A)と(B)との最大誤差は、20でした。
2人とも測定器の数値の方が高く出ており、最大誤差は、60でした。
こんなに誤差が出るものなのですね。
驚きと共に、今後測定器の数値が高くても、まだ大丈夫と油断しそうです。 


2008/06/05(Thu) 16:39 | URL | xiangdao | 【編集
Ms.Gordon さん。
nichinichisoさん。

コメントありがとうございます。
機能性低血糖症に関しても、糖質制限食が良い適応となります。

しかし機能性低血糖症と糖尿病は異なる病気です。

でぃあベーちゃさんの相方さんとパンダさんは、機能性低血糖症ではなくて糖尿病です。食前血糖値より食後血糖値が少し低めですが
低血糖ということではありません。従って機能性低血糖のような不快な症状はありません。

2008.3.24ブログ「炭水化物摂取と眠気」をご参照いただけば幸いです。
2008/06/05(Thu) 16:46 | URL | 江部康二 | 【編集
なるほど、と思いました。
お返事ありがとうございます。
nichinichisoです。

2008.3.24ブログ「炭水化物摂取と眠気」も、再度拝見いたしました。
「食前血糖値より、食後血糖値が低い」だけで、機能性低血糖症の可能性があるのではないかと、誤解していたようです。

機能性低血糖症に関しても、糖質制限食が良い適応と言うことでこれからも,病気は異なれど,ブログを参考にさせていただきたいともいました。(人体のエネルギーシステムの話など)
-----------
ところで、先生の過去の記事「人類との進化と食生活」シリーズで紹介されていたような本は、非常に私にとっても楽しいものでした。

紹介されていた、下記の本は、読ませていただいたのですが、他にも、読んで見る価値がありそうな(または、糖質制限食の発想につながったような)図書があれば、お暇な時に記事にしていただけると、うれしいです。

「親指はなぜ太いのか-直立二足歩行の起原に迫る」(島泰三、中公新書)
「はだかの起源」(島泰三、木楽社)、
「農業は人類の原罪である」(コリン・タッジ著、竹内久美子訳、新潮社)
「天才と分裂病の進化論」(デビット・ホロビン著、新潮社)
2008/06/05(Thu) 18:28 | URL | nichinichiso | 【編集
はじめまして。
江部先生、はじめまして。
鳥取県在住の「すかんぴん」ともうします。(35歳)
以前より血糖値が高い目なので気をつけるように、といわれていたのですが、3月に胃潰瘍・十二指腸潰瘍を患い、4月より入院、その際に血糖値(380)とA1C(14.0)が猛烈に高いことが発覚、結局、胃潰瘍よりも糖尿の方の治療がメインになってしまいました。はじめはインスリンを使っていたのですが、4月下旬には空腹時の血糖値が120程度にまで落ち着いて注射も必要なくなり、5月の連休明けに退院となりました。血糖値も空腹時で110前後、A1Cも8.0まで戻りました。薬はベイスンとスターシスを食前に飲んでいます。(主治医の先生の方針で、インスリン注射に頼ることなく、飲み薬と自己管理で何とかしていきましょう、ということになっています。)
糖質制限食と先生のことは本やテレビなどで何度か見聞きしていたのですが、今回、こちらのブログをみつけ、書き込みをさせて頂きました。いきなりすべての食事を糖質制限食に切り替えるのはなかなか厳しいのですが、まずは米飯・芋類・麺類を減らす(極力食べない)、野菜を多くして肉・魚などタンパク質を食べ過ぎない程度に取る、ということを念頭に置いて食事を摂っています。入院中の指導で、ごはんは茶碗に2/3程度くらいを目安に・・といわれていたのですが、ごはん無しで野菜などをしっかりかんで食べれば何とかいけるかな、という感触です。
 何か、アドバイス等があればお願いします。
2008/06/05(Thu) 20:34 | URL | すかんぴん | 【編集
xiangdaoさんへ
先生のおっしゃる通りの誤差ですね。
食後の血糖値から-30くらいで考えても大丈夫かな~と
すでに油断しています・・・

ありがとうございました。
2008/06/05(Thu) 21:00 | URL | みずえ | 【編集
興味深いお話
食後の血糖値低下の話や、コメントにある機能性低血糖症の話は興味深い物でした。

また、血糖測定器の誤差も加味しなければならない事を考えると色々と考えさせられました。

あめ玉でも、蜂蜜とグルコースでは食後の血糖値の変動は違うでしょう。とある先生によれば、少し糖を摂ることで反応性低血糖を引き起こして、お腹が空くと説明しています。

料理を食べる前の食前酒が甘いのはそんな理由で、ちょっと糖質負荷をして低血糖を起こして、その後の食事を美味しくするっていう古典的な方法です。

色々な話がここで展開されているので、色々なお話を伺いに来ます。では。
2008/06/05(Thu) 23:26 | URL | 屋台ブルー | 【編集
ありがとうございました♪
江部先生☆こんにちは!先日[食べると血糖値が下がる不思議な毎日]で相談させていただきましたパンダと申します☆ とっても参考になりました♪知れば知るほど奥が深いですね。もっと勉強しないと…p(^-^)q
[焼酎もほどほどに…]も肝に銘じて楽しく美味しく頑張ります♪先生本当にありがとうございました☆また新たな不思議について、ご報告したい事がありますので☆近々コメントさせていただきますね♪
感謝を込めて☆☆☆
パンダより
2008/06/06(Fri) 14:10 | URL | パンダ | 【編集
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