2017年11月25日 (土)
【17/11/24 ゆみ
糖質制限一か月継続中です
江部先生、初めまして。
私は、糖質制限を始めたばかりの、32歳です。
糖質制限の本を見つけて、江部先生のブログにたどりつき、
現在、楽しく、私なりの糖質制限生活を送っています。
私が糖質制限を始めようと思ったのは、
父方の親戚に糖尿病を発症したという人が多かったためです。
私も糖尿病になる可能性が高いと思い、社会人になってからはずっと、
食生活に気を付けていました。
そして、つい、一か月前、糖質制限に出会い、
興味半分で実践してみたところ、すぐに効果が現れました。
私は、お米やパンなどの主食を全て抜き、
お肉、魚、野菜、海藻類、チーズをたっぷりととるというやり方をしています。
糖質制限を実践し、成功した人たちのブログや本には、
必ず、仕事や勉強の集中力が上がると書かれていましたが、本当にその通りでした。
私も仕事に集中していると感じることができ、
以前は昼食後などに感じていた、だるさがまるでありません。
これには、感動しました。
最初の頃は便秘がちになりましたが、それも、
海藻類をたくさん取ったり、オリーブオイルをたっぷり使う事で改善しつつあります。
しかし、一番驚いたのは、睡眠です。
糖質制限を始めてからというもの、寝入りがとてもスムーズになりました。
私は子供の頃から、夜、布団に入って眠りにつくまでが長く、
下手したら一時間近く経っていたということもざらでした。
大人になって、だんだんと改善されてきたような気もしていましたが、
それでも、寝入りまでの時間が長い時がありました。
しかし、糖質制限を始めて一か月、
布団に入って気が付けば朝だった!という日が続いています。
そして、寝てしまえば、睡眠の質まで上がったのか、
すっきりと目が覚め、「ぐっすり眠れた!」という実感があります。
そこで、江部先生に質問です。
糖質には、興奮作用などがあるのでしょうか?
眠れずに、布団の上でごろごろしている時は、だいたい、目を閉じていても、
頭の一部がぎらぎらと活動しているような(意味が分からなかったらすみません)
感じでした。
目を閉じていても、目を開いているような感覚です。
糖質制限により、この興奮がぶっつりと切られたような気がしています。
私は、子供の頃から、お米、パン、麺が大好きで、
どれか一つは主食として、毎食食べていました。
大人になっても、それは続き、糖質制限を始めて、
初めて主食を抜くという経験をしました。
江部先生は、睡眠についてはご専門かどうかはわかりませんでしたが、
どうしても気になったので質問させていただきました。
子供の頃に、この糖質制限というものに出会いたかったと感じています。
これからも、ご活躍を期待しています。】
こんばんは。
ゆみさんから、糖質制限で、良質な睡眠が得られるようになったとの
嬉しいコメントを頂きました。
「お米やパンなどの主食を全て抜き、
お肉、魚、野菜、海藻類、チーズをたっぷりととるというやり方をしています。」
満遍なくいろんな糖質制限OK食材を摂取しておられて
摂取エネルギー不足もなくて、とても好ましいです。
野菜は、根菜はごく少量にして、葉野菜やブロッコリー、ピーマンなどが
ビタミンCや食物繊維の確保にいいですね。
海藻もいいです。
ただし、昆布はだしをとるのは良いですが、食べると糖質が多いのでNGです。
茸もいいです。
豆腐や揚げなどの大豆製品もOKです。
集中力の向上、食後の眠気やだるさがなくなるのも糖質制限食の利点です。
糖質制限で時に便秘するタイプもありますが、
ゆみさんのように海藻類をたくさん取ったり、オリーブオイルをたっぷり使うことで
改善があることがほとんどです。
ココナッツオイル・マクトンオイルや
バター・ラードなど動物性の脂肪も便秘解消にはいいです。
食物繊維も便秘にいいですが、
水溶性食物繊維はコロコロ便を軟らかくしてくれます。
アボカド、オクラ、きのこ類、海藻類、こんにゃく、納豆、コンニャクなどに
多く含まれています。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やして、腸を動かします。
おから、エリンギ、えのき、小麦ふすま、アーモンドなどに多く含まれています。
おからは、水溶性と不溶性とほぼ等量に含まれています。
子供の頃から、寝付きが悪かったのが
糖質制限を初めてから、スムースに入眠できて
すっきりと目が覚め、「ぐっすり眠れた!」という実感があるとは素晴らしいです。
さて、ご質問の件ですが、
我が畏友、夏井睦先生のご意見では
糖質を摂取して血糖値が一定以上に上昇すると
中脳のドーパミン分泌細胞(A-10神経節)を刺激してドーパミンを分泌させ、
これが大脳の側坐核などを刺激して脳は快感を覚えるのだそうです。
ゆみさんの、「糖質を食べると頭の一部がぎらぎらと活動している」
というイメージ・・・に一定近いとも言えますね。
江部康二
糖質制限一か月継続中です
江部先生、初めまして。
私は、糖質制限を始めたばかりの、32歳です。
糖質制限の本を見つけて、江部先生のブログにたどりつき、
現在、楽しく、私なりの糖質制限生活を送っています。
私が糖質制限を始めようと思ったのは、
父方の親戚に糖尿病を発症したという人が多かったためです。
私も糖尿病になる可能性が高いと思い、社会人になってからはずっと、
食生活に気を付けていました。
そして、つい、一か月前、糖質制限に出会い、
興味半分で実践してみたところ、すぐに効果が現れました。
私は、お米やパンなどの主食を全て抜き、
お肉、魚、野菜、海藻類、チーズをたっぷりととるというやり方をしています。
糖質制限を実践し、成功した人たちのブログや本には、
必ず、仕事や勉強の集中力が上がると書かれていましたが、本当にその通りでした。
私も仕事に集中していると感じることができ、
以前は昼食後などに感じていた、だるさがまるでありません。
これには、感動しました。
最初の頃は便秘がちになりましたが、それも、
海藻類をたくさん取ったり、オリーブオイルをたっぷり使う事で改善しつつあります。
しかし、一番驚いたのは、睡眠です。
糖質制限を始めてからというもの、寝入りがとてもスムーズになりました。
私は子供の頃から、夜、布団に入って眠りにつくまでが長く、
下手したら一時間近く経っていたということもざらでした。
大人になって、だんだんと改善されてきたような気もしていましたが、
それでも、寝入りまでの時間が長い時がありました。
しかし、糖質制限を始めて一か月、
布団に入って気が付けば朝だった!という日が続いています。
そして、寝てしまえば、睡眠の質まで上がったのか、
すっきりと目が覚め、「ぐっすり眠れた!」という実感があります。
そこで、江部先生に質問です。
糖質には、興奮作用などがあるのでしょうか?
眠れずに、布団の上でごろごろしている時は、だいたい、目を閉じていても、
頭の一部がぎらぎらと活動しているような(意味が分からなかったらすみません)
感じでした。
目を閉じていても、目を開いているような感覚です。
糖質制限により、この興奮がぶっつりと切られたような気がしています。
私は、子供の頃から、お米、パン、麺が大好きで、
どれか一つは主食として、毎食食べていました。
大人になっても、それは続き、糖質制限を始めて、
初めて主食を抜くという経験をしました。
江部先生は、睡眠についてはご専門かどうかはわかりませんでしたが、
どうしても気になったので質問させていただきました。
子供の頃に、この糖質制限というものに出会いたかったと感じています。
これからも、ご活躍を期待しています。】
こんばんは。
ゆみさんから、糖質制限で、良質な睡眠が得られるようになったとの
嬉しいコメントを頂きました。
「お米やパンなどの主食を全て抜き、
お肉、魚、野菜、海藻類、チーズをたっぷりととるというやり方をしています。」
満遍なくいろんな糖質制限OK食材を摂取しておられて
摂取エネルギー不足もなくて、とても好ましいです。
野菜は、根菜はごく少量にして、葉野菜やブロッコリー、ピーマンなどが
ビタミンCや食物繊維の確保にいいですね。
海藻もいいです。
ただし、昆布はだしをとるのは良いですが、食べると糖質が多いのでNGです。
茸もいいです。
豆腐や揚げなどの大豆製品もOKです。
集中力の向上、食後の眠気やだるさがなくなるのも糖質制限食の利点です。
糖質制限で時に便秘するタイプもありますが、
ゆみさんのように海藻類をたくさん取ったり、オリーブオイルをたっぷり使うことで
改善があることがほとんどです。
ココナッツオイル・マクトンオイルや
バター・ラードなど動物性の脂肪も便秘解消にはいいです。
食物繊維も便秘にいいですが、
水溶性食物繊維はコロコロ便を軟らかくしてくれます。
アボカド、オクラ、きのこ類、海藻類、こんにゃく、納豆、コンニャクなどに
多く含まれています。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やして、腸を動かします。
おから、エリンギ、えのき、小麦ふすま、アーモンドなどに多く含まれています。
おからは、水溶性と不溶性とほぼ等量に含まれています。
子供の頃から、寝付きが悪かったのが
糖質制限を初めてから、スムースに入眠できて
すっきりと目が覚め、「ぐっすり眠れた!」という実感があるとは素晴らしいです。
さて、ご質問の件ですが、
我が畏友、夏井睦先生のご意見では
糖質を摂取して血糖値が一定以上に上昇すると
中脳のドーパミン分泌細胞(A-10神経節)を刺激してドーパミンを分泌させ、
これが大脳の側坐核などを刺激して脳は快感を覚えるのだそうです。
ゆみさんの、「糖質を食べると頭の一部がぎらぎらと活動している」
というイメージ・・・に一定近いとも言えますね。
江部康二
2016年1月31日のBlog-Comment、「東京聖栄大学の研究」をご覧ください
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3675.html#comment
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3675.html#comment
2017/11/26(Sun) 21:06 | URL | | 【編集】
精神科医師Aさんのコメントですね。
夕食が低炭水化物群:良質の睡眠
夕食が高炭水化物群:質の悪い睡眠
が「東京聖栄大学の研究」の結論です。
夕食が低炭水化物群:良質の睡眠
夕食が高炭水化物群:質の悪い睡眠
が「東京聖栄大学の研究」の結論です。
2017/11/27(Mon) 07:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |