糖尿人透析有病率も発症率も日本では増加。
こんばんは。

日本透析医学会のデータを調べて見た結果、
糖尿人新規透析発症率も日本では増加していました。
1990年から2012年の22年間の経過をみると、
糖尿病腎症からの透析新規発症率は、0.21%から0.42%に増加していました。
やはり、発症率も米国と異なり、有病率と同様に増加していました。


江部康二



☆☆☆
以下は2017/11/1(水)の記事です。



touseki.jpg

 日本糖尿病患者数 年末患者糖尿病腎症透析数  糖尿人透析有病率

1990   560万人      DMからの透析は15391人   糖尿人の0.27%

1997    690          DM、39949人            0.58% 

2002   740           DM、64500人            0.87%  

2007   890           DM、91930人             1.03% 

2012   950万人         DM、115012人         糖尿人の1.2% 



日本糖尿病学会『第56回日本糖尿病学会年次学術集会』熊本宣言2013
『糖尿病合併症で苦しむ患者さんの数は今なお減少していません。
糖尿病腎症で透析になる人が年間16000人以上。
糖尿病網膜症で失明する人が年間3000人以上。
糖尿病足病変で切断する人が年間3000人以上。』



米国では、1990~2010年にかけての20年間で、
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8% 
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4% 
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%



こんにちは。

「失明」や「足切断」 に関しては、日本の統計がないので
合併症発症率を米国と比較することはできません。
一方人工透析患者数、糖尿病患者数、糖尿病からの透析数の統計があったので
併せて糖尿人の透析有病率を検討してみました。

その結果、日本の糖尿人の透析有病率が右肩上がりで上昇していることが、
判明しました。
1990~2010年にかけての20年間で、0.27%から1.2%ですから
4倍以上に増加です。

一方、新規透析発症率は低下していると思われるので
現在検証中です。


江部康二
コメント
本日記事と私の「糖質制限理論」体験談!!
都内河北 鈴木です。

本日朝、夏井睦医師ブログで、私の「糖質制限理論」の真意を知る事の同体験思考が掲載されていて感動をコメントします。

夏井睦医師ブログ
2017、11,11、(土)
(相談者への返答としての言葉です。)
この方に限らず、スマホ(パソコン)で情報検索できるかできないかで、
得られる情報は雲泥の差です。
情報を得る術がなければ
「糖尿病なのでインスリン注射とかカロリ~制限、バランスを取りなさい」
と言う医者の説明を鵜呑みのするしかなく、
ネット検索できれば、
「その医者の説明が磯だとわかります。」

上記は、正に私の体験をそのまま発言しています!!

江部先生と夏井先生の繋がりもネットだと以前本ブログで知りました。

この事からも
「時代進化解明された事実」を「無知」「隠蔽」したままでは、
病態改善は有り得ないでしょう!!」

と私は、自身の「糖質制限理論」での「改善以上、生還、覚醒」し行くことが
証明者として発言します。

なのに自国日本の
「日本糖尿病学会」
「東京都病院協会会長経営阿佐ヶ谷K総合病院」
「日本糖尿病学会公認医療者」
転院後も「日本糖尿病学会信者医療者達」の思考力に
現在も何故理解把握できないのか疑問満載です!!

知識不足とは考えず、「隠蔽三昧」の現在現実です。
(私のコメント全てには確証を持ってコメントしています。)

1患者へもそのような対応の「日本糖尿病学会信者医療界」です!!
江部先生への「圧力も察しするものがあります。」

医療者へ「糖質制限理論」の事を訊ねてみると判ると思いますが、
「改善無視の悪意満載の医療者」には御注意かと考えます!!

何しろ私は、動き取れない状況からネット活用して、「専門知識真偽判断可能」であり、今後も「糖質制限理論」で、「薬不要で改善を目指しています!!」

江部先生、夏井先生、他「糖質制限理論」肯定支持医師方々の御活躍を
1患者が証明者として生きている事を御承知おきください。

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます!!
敬具
2017/11/11(Sat) 20:32 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
脂質代謝について
こんばんは。
私は30代女性、10年以上HbA1cが5.7〜5.8%と正常高値でした。疲れやすさなどを自覚し、今年5月の採血で5.9%になっていたため、スーパー糖質制限食開始。4日目に75gOGTTをして、1時間(230)・2時間値(265)ともに200を超えており糖尿病型でした。

この度、長年食後高血糖があったと思われるので、合併症検索をしてみましたが、幸い頸部エコー、ABIともに問題なし、眼底検査も異常なしでした。

ただ、空腹時採血でLDL338(156)、HDL80(70)、中性脂肪58(29)で【( )内は3ヶ月前の結果】、LDLが倍以上になっていました。
初めてかかる病院でしたが、先生からは糖質制限で脂質摂取が多いからだ、緩めなさい、そしてスタチンを検討されましたが、私が拒んだため、2週間後再診となりました。糖質を50%摂りなさいと。
ただ、食事からのコレステロール摂取はほとんどコレステロール値に影響しないので、私としては納得がいかず。ちなみに、肝機能は正常、家族性高コレステロール血症は、これまでの値からして、ないと思います。そこで、よく考えると、ここ5日ほど、娘のことで心配事ができ、自分を責めたりでストレスが強く、睡眠時間も3時間ほどしかとれていませんでした。ネット情報で、ストレスや睡眠不足はLDLを上げることがあると見て、これが原因かと思っています。最近ヨーグルトやチーズを控えていたのでカルシウムも不足気味だったと思います(牛乳は糖質制限以降やめています)。

私的にはこのままスーパー糖質制限食は継続し、(娘のことは方向性が見えてきたので)ストレスも多少緩和されると思うので、睡眠もなるべく確保するようにして、次回受診に臨もうと思っています。ただ、次回も高いままだとスタチンを勧められると思います。

そこでお聞きしたいのが、ストレスや睡眠不足が原因でLDLが上がった場合、それらが改善されてどれくらいでデータが落ち着くかということで…個人差もあり難しい質問だと思いますが、2週間あれば落ち着くでしょうか?再診で落ち着いていれば、先生に糖質制限が問題ないということを証明できるので、ぜひとも改善させたいと思っているところですが…。
2017/11/11(Sat) 21:33 | URL | みぃ | 【編集
日経記事:糖質制限食でブ-ム、免疫低下で病気の恐れ
江部先生 こんばんわ。

11月11日の日経夕刊、9面に「米抜きマイナス面も」「糖質制限食でブ-ム」「免疫低下で病気の恐れ」の見出しで記事が出ています。

炭水化物制限メニュ-を提供する店、くら寿司、松屋、すき家などの例をあげ、数年前から雑誌やテレビなどが相次いで特集するなどして、広まったと伝えています。
そのあと、文教大健康栄養学部の福永淑子教授は「健康な人でも極端に炭水化物を取り除く糖質制限は免疫力の低下を招き、様々な疾病につながりかねない」と強調。「健康被害の恐れもあり、極端な糖質制限の風潮が浸透するのは危険」と警鐘を鳴らす。と書かれています。

JA全農は「糖質制限の風潮は米を含めた農業生産全体に関わる問題」と危機感を抱いており「ご飯を楽しみながら、バランスのよい食事を取ってほしい」と期待している。と書かれています。

福永教授の見解が間違っていることは明白です。
なぜ、このような見解を述べられるのか、本当にそう思っておられるのなら、栄
養学部の教授としては恥ずかしいことと思います。

しかし、多くの読者は新聞記事を信じるので、日経も公正な報道につとめるべきと思います。
日経は業界には弱いので、JA全農の依頼でこのような記事になったのかもしれません。

JA全農も従来の米作中心農業にしがみつくことなく、糖質制限食ブ-ムに乗って、新しい農業に転換していくべきではないでしょうか。
大豆を主作物にし、畜産を増やしていくなどです。だだ、今のような、松坂牛、神戸牛といった、超高級の方向は間違っており、米国産などに負けない方法が必要とおもいます。
畜産では将来、人口を養えないとのことなので、夏井先生の言われる昆虫食を研究すると、全農も世界をリ-ドできるかもしれません。

名古屋・h

2017/11/11(Sat) 21:51 | URL | 名古屋・h | 【編集
1文訂正、御願いします。
都内河北 鈴木です。

先の夏井先生ブログコメントの最後の1文訂正を御願いします。

「その医者の説明が嘘(うそ)だとわかります。」
です。
失礼いたしました。
敬具
2017/11/11(Sat) 22:36 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: 脂質代謝について
みぃ さん

普通の糖質の多い食事を食べていた人が、糖質制限食に変更すると、
食材からのコレステロール摂取がかなり多くなり、しばらくはLDLコレステロールが高値となります。

2015年に、米国でも日本でも、コレステロールを含む食材の制限が撤廃されたように
長期的には肝臓がコレステロールの生産を調整するので、食事からのコレステロールの影響は相殺されていきます。
それで、血中LDLコレステロール値も元に戻ります。
しかし、これには個人差があり、1~2年で済む人もあれば、数年間かかる場合もあります。

LDLコレステロールの増加は、ストレスや睡眠不足と言うよりも、単純に食事の変化によるものが大きいと思います。

ただ、HDLコレステロールが多く、中性脂肪が少ないので、この増えたLDLコレステロールは善玉がほとんどで、
小粒子LDLコレステロールという悪玉はほとんどないと思います。

2017/11/12(Sun) 09:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 日経記事:糖質制限食でブ-ム、免疫低下で病気の恐れ
名古屋・h さん

情報をありがとうございます。

福永淑子教授は、なんの根拠もなく、
「健康な人でも極端に炭水化物を取り除く糖質制限は免疫力の低下を招き、様々な疾病につながりかねない」
とは、お粗末です。

糖質制限こそが、糖尿病などの様々な生活習慣病を予防できる唯一の食事療法です。
「食後血糖値上昇」「食後高インスリン血症」が、酸化ストレスリスクとなり、万病の元なることには
エビデンスがあります。
美味しく楽しく末長く糖質制限食実践で、健康ライフを送りたいものですね。
2017/11/12(Sun) 09:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
わかりました
やはり食事の影響の方が大きいのですね。
糖質制限開始前 130→開始3ヶ月 156→開始6ヶ月 338で、最初の3ヶ月までの範囲の上昇なのかなと思っていたので、急に2倍になって驚きました。先生からも「空腹時でこれは異常ですよ!」と脅され…。
HDL、中性脂肪との兼ね合いで考えれば様子を見られそうなので、次回の結果で改善していなくても、自己判断でスタチンは見送ってもらおうと思います。
ありがとうございました。
2017/11/12(Sun) 10:48 | URL | みぃ | 【編集
透析
先生いつもありがとうございます。
先日も早速のご指導ありがとうございました。
安心して今後も頑張ります。

しかし、透析の辛さ、怖さ、大変さを知らない方多いですね。
糖尿から透析になる人が増えたと聞いた事がありますが、駅前透析センターがあちこちに雨後の竹の子の様に出来ていますね。以前ある病院の事務長が「透析は儲かるねん」と言ってました。嫌ですねー。

なんと我が家の両隣の奥さんも糖尿で、もう20年近く透析だそうです。昔より長生きできるようになったそうですが、それにしても週3日チューブに繋がれて生きて行くのは本当に辛い事でしょう。しかも終わると立っていられないほど体がだるくてたまらないそうです。それで送迎車が走り回っています。

以前知人に糖尿で糖質制限をしている事を伝えたら、「そこまでして長生きしたいか?」と言われました。
「別に長生きせんでもいいけど、失明、透析、足切断が嫌やねん!」と言い返しましたら絶句してました。

新聞記事や雑誌、テレビの言う事を盲目的に信じるのでは無く、本を読みネットも使って、真実はどこにあるか自分自ら勉強しなければいけませんね。
私も先生の御本を読んで、即「これや!」と膝を打ちましたもん。読めば分かります。
本当に先生に助けて頂きました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
2017/11/12(Sun) 12:21 | URL | まちこ | 【編集
なんとイヌイットはスーパー糖質制限ではなかった⁉︎
http://yuchrszk.blogspot.jp/2016/06/blog-post_54.html?m=0
江部先生の名前も文中に出てきます。
2017/11/12(Sun) 12:40 | URL | 禿だも〜ん | 【編集
倦怠感と鼻炎の軽減
こんにちは、

現在、50歳の男です。
年に1回の健康診断では、肥満気味であること以外、検査データ上は特に問題はありませんでした。
今年の4月5日に、たまたま見かけた「我ら糖尿人、元気なのには理由(ワケ)がある。」を購入し、
半信半疑ながら、翌日から早速糖質制限を始めました。

スーパー糖質制限ではないので、体型の劇的な変化はありませんが、以下の状況です。
(計測時刻が起床直後ですので、体脂肪率は高めに出ています)

3月22日(糖質制限開始前. 体脂肪率最高時)
 体重: 68.8Kg
 体脂肪率: 35%

4月5日(糖質制限開始前日)
 体重: 70Kg
 体脂肪率: 32%

11月12日(本日. 糖質制限開始から221日(約8ヶ月)経過)
 体重: 65.2Kg
 体脂肪率: 26%
 (日中に体脂肪を計測すると22%程度)


自覚症状の鼻炎、昼食後の眠気、全身倦怠感には劇滝な改善がありました。

■鼻炎
起床時に黄色い膿のような鼻水や痰が出ることが多く、冬場にはそれが乾燥してカサブタ状に
なることが多くありました
耳鼻科に行っても副鼻腔炎の診断はなく、アレルギー性鼻炎や鼻の乾燥という診断がありましたが、
処方された薬を服用しても全く改善しませんでした。糖質制限後、この症状が全く出なくなりました。
以前は、寿司や丼物などの炭水化物を大量に摂取した直後に症状が出ることが多く、当時は魚や
肉の脂が原因ではないかと疑っていました。
現在でも、たまの外食で炭水化物を大量に摂取すると、やはり、起床時に鼻が粘液でドロドロ、口の
中もネバネバという症状が出ます。

■昼食後の眠気
糖質制限食では、眠気はまったくありません。
仕事の関係で、どうしても炭水化物を取らざるを得ないケースがあり、その後は、やはり、強烈な
眠気があります。

■全身倦怠感と疲れ
子供の頃から特に休日に全身倦怠感がひどく、疲れやすく、親からは「子供なのに、なんで疲れるの」
と言われ続けていました。
大人になってからは、休日になると妻から、「今日もぐうたらして、一日を無駄にした」と言われ続けて
いました。たまに外出しても、すぐに疲れが出て、頭がぼーっとして、全く楽しむことができませんでした。
糖質制限を始めて以来、休日に倦怠感や疲れ感じることが全くなく、外出を楽しめるようになり、今では、
妻の方が先に「疲れた」と音を上げるようになりました。


後悔先に立たずですが、糖質制限をもっと早く始めていれば、どれだけ有意義に、また、健康に人生を
謳歌できたかと思うばかりです。
過去は変えられませんが、これからの人生を後悔しないよう、糖質制限を続けていきたいと思います。
2017/11/12(Sun) 15:47 | URL | さく | 【編集
Re: タイトルなし
禿だも〜ん さん

イヌイットがスーパー糖質制限であったことは、研究論文により明らかです。

グリーンランドで伝統的食生活を保っていたころのイヌイットの3大栄養素摂取比率は、
約377gのタンパク質(1508kcal、47.1%)、
約59gの炭水化物(236kcal、7.4%)、
約162gの脂質(1458kcal、45.5%)
で合計3202kcalであり、まさにスーパー糖質制限食でした。
これは1855年の成人イヌイットの食事をバングらが試算したデータです。

この頃のイヌイットが摂取していた炭水化物は、海藻類、植物の根、短い夏にとれるベリー類、葉などです。

それが1976年の調査では、「たんぱく質:23%、炭水化物:38%、脂質:39%」に変化しました。
約120年の間に、炭水化物の摂取比率が5倍に急上昇したことが分かります。

2017/11/12(Sun) 17:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 透析
まちこ さん

その通りと思います。

アドラーによれば、
「人は全ての行動を自分で選択している」
ということであり、私も全く同感です。

そうすると、自分の頭でしっかり考えて、選択することが大変重要ですね。

2017/11/12(Sun) 17:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 倦怠感と鼻炎の軽減
さく さん

素晴らしい改善ですね。

良かったです。
さくさんの体験は、ブログ読者の皆さんと共有したいので、
近日中に記事に記事にしたいと思います。

2017/11/12(Sun) 18:01 | URL | ドクター江部 | 【編集
>透析
>別に長生きせんでもいいけど、失明、透析、足切断が嫌やねん!

痛快ですね^^

10代の時は30歳で死ねればと思っていました。
30歳になったら、55歳~60歳で死ねればと思っていました。

豊かな老後を考えない人生を送ってきましたが、
なかなか死なないもんですね^^

50歳、糖尿病、スーパー糖質制限、
健康に生きるということは楽しいことですね^^

今は、とりあえず80歳まで健康に生きて楽しみたいです。
2017/11/12(Sun) 21:35 | URL | 餅 | 【編集
糖尿病患者の腎不全、米で減少
糖尿病患者の腎不全、1990年代半ばから減少傾向に――米CDC報告
https://news2.medy-id.jp/
 米国では糖尿病患者は増加の一途にある一方で、糖尿病腎症が進行した腎不全患者は減少傾向にあることが、米疾病対策センター(CDC)の報告で明らかになった。
 CDCが発行する「Mortality and Morbidity Weekly Report」11月3日号に掲載された報告によると、糖尿病患者のうち透析療法や腎移植を必要とする末期腎不全(end-stage renal disease;ESRD)に至った患者は1990年代半ばから減少傾向にあり、2000年から2014年には33%減少したことが明らかにされた。
 CDCのDivision of Diabetes Translationの疫学者であるNilka Rios Burrows氏は「糖尿病と腎不全のリスク因子の啓発を進めるとともに、糖尿病の治療の質を向上させ、その予 防に尽力し続けることで、こうした腎不全患者の減少傾向を今後も維持できるだろう」と述べている。
 今回の調査は、米国内の50州とコロンビア特別行政区(ワシントンD.C.)、プエルトリコにおける国内の腎臓データシステム(U.S. Renal Data System)と行動リスク因子サーベイランスシステム(Behavioral Risk Factor Surveillance System)から2000~2014年のデータを解析したもの。
 この期間中、年齢を調整した糖尿病患者におけるESRDの発症率は10万患者当たり206.2件から173.9件に33%減少し、ほとんどの州で有意な減少が認められた。
 調査によると、成人の糖尿病患者の3人に1人に腎機能障害や腎機能の低下がみられたが、患者の多くはそのことに気づいていないことも分かった。Rios Burrows氏らは「糖尿病患者では腎臓病のスクリーニングを早期に行うことが大切であり、よりよい治療を早期に行うことで合併症も予防できる」と述べている。
 また、この調査結果を踏まえてRios Burrows氏らは、糖尿病患者では腎不全のリスク因子である高血圧と高血糖が良好に管理されている可能性が示唆されると指摘している。例えば、ACE阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は血圧を下げると同時に腎機能の低下を遅らせる働きも持ち合わせるとされ、糖尿病患者の降圧と血糖コントロールを目指した治療が腎不全の抑制に影響している可能性が考えられるという。
 調査には参加していないが、米レノックスヒル病院の腎臓専門医であるMaria DeVita氏もこうした見解に同意を示す一方で、「今回の調査データは自己報告に基づくものであり、解釈には注意が必要だ。また、ESRDに至る前に腎移植を受ける患者が増えており、こうした患者のデータは把握できていない点にも留意する必要がある」と述べている。
 CDCの推定によると、米国人における糖尿病患者の割合は9%を超えており、腎臓病患者を減らすには2型糖尿病を予防することが先決だとされている。専門家らは、米国で腎臓病患者が減少傾向にあることを示した今回の調査結果に満足することなく、糖尿病と腎臓病の予防や早期治療の大切さを医療関係者だけでなく一般にも広く啓発すべきだと強調している。
(HealthDay New 2017年11月2日) https://consumer.healthday.com/public-health-information-30/centers-for-disease-control-news-120/kidney-failure-declining-among-u-s-diabetics-cdc-728163.html
2017/11/13(Mon) 10:52 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
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