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米、がんの40%が過体重と肥満に関連。CDC発表。
こんばんは。
https://medical-tribune.co.jp/news/2017/1007511052/
2017年10月07日 のメディカルトリビューンに
米、がんの40%が過体重と肥満に関連
という記事が掲載されました。
米疾病対策センター(CDC)の月例報告「Vital Signs」の内容を紹介した記事です。

やはり、CDCの調査では、
成人の肥満率は、1999~2000年には30.5%だったのが、
2013~2014年には過去最悪の37.7%に達しています。
2015~2016年には過去最悪の水準をさらに更新し、39.6%に達しました。

「過体重+肥満」を合わせれば、60~70%にもなります。
つまり、米国では標準体重のほうが少数派になっています。

過体重、肥満に関連しないがんは13%減少していたのも興味深いです。

このような、肥満大国米国のデータを日本にそのまま当てはめるわけにはいきませんが
肥満と過体重がガンのリスクになる構造は同様と考えられます。
すなわちガン、発症リスクの最大のものは、高インスリン血症と思われます。

高インスリンは、がん以外にも、
老化・動脈硬化・アルツハイマー病などのリスクとなります。
過剰のインスリンは活性酸素を発生させて、酸化ストレスリスクとなります。

過剰のインスリン分泌を予防できる唯一の食事療法が
糖質制限食です。
すなわち、過体重と肥満に関連するがんの予防が可能なのは糖質制限食です。




江部康二


☆☆☆ 以下
2017年10月07日 のメディカルトリビューン記事
https://medical-tribune.co.jp/news/2017/1007511052/
米、がんの40%が過体重と肥満に関連
から、抜粋、要約です。


米、がんの40%が過体重と肥満に関連
 米疾病対策センター(CDC)の月例報告「Vital Signs」によると、
米国では1990年代以降、新規にがんと診断される割合は全体的に低下傾向。
過体重(BMI 25〜29.9)と肥満(BMI 30以上)に関連するがんについては上昇。
"過体重・肥満関連がん"は、胃がん、肝がん、膵がん、腎がんなど13種。
大腸がんは、検診で異形成を発見することにより、予防が可能。
米国では2014年に約63万人が過体重・肥満関連がんと診断。
がんと診断された全患者のうち約40%を占める。
また、米国では50〜74歳の成人のうち3人に2人が過体重・肥満。

過体重・肥満関連がんは女性で多い

 国際がん研究機関(IARC)は、過体重・肥満関連がんは、
髄膜腫、多発性骨髄腫、食道腺がん、甲状腺がん、
閉経後女性の乳がん、胆囊がん、胃がん、肝がん、膵がん、腎がん、卵巣がん、子宮がん、大腸がんの13種であることを確認。
 今回の報告は、CDCと米国立がん研究所(NCI)が過体重・肥満関連がんの傾向を検討するため、
米国がん統計(USCS)のデータから2005〜14年分をレビューし、2014年のがんデータを解析。
 解析の結果、がんと診断された女性の55%、男性の24%が過体重・肥満関連がん。
非ヒスパニック系黒人、非ヒスパニック系白人は他の人種と比べて過体重・肥満関連がんのリスクが高い。
黒人、ネイティブアメリカン、アラスカ先住民の男性も
白人男性と比べてリスクが高い。

多くの国民は過体重・肥満とがんの関連を知らない
 今回の報告によると、2005年から2014年の間に、大腸がんを除いた過体重・肥満関連がんは7%増加しており、
大腸がんはスクリーニングの効果によって23%低下。
過体重、肥満に関連しないがんは13%減少していた。
大腸がんを除いた過体重・肥満関連がんは75歳未満の成人で増加。
多くの米国人は過体重・肥満が幾つかのがん種と関連しているという認識がない。
CDCのBrenda Fitzgerald長官は「米国人の大多数は推奨体重を超過しており、過体重や肥満はがん発症リスクを高めるため、
今回の報告は懸念すべき材料である。しかし、健康的な体重を維持することで、誰もががんを予防することができる」と述べた。

コメント
健康診断の日でした
江部先生こんばんは!

最大85キロだった私。
今や172/66です。

白衣高血圧症なので144/74とまた引っ掛かりそうです。
(自宅だと120台/80ぐらいなのですが・・・。)
LDLコレステロールもきっと同じく。

江部先生の情報によりLDLは気にしていません。

糖質制限に出会えて感謝しております。
2017/10/27(Fri) 20:04 | URL | イナガキ | 【編集
CDC発表!グッドですね!
都内河北 鈴木です。

本日記事内容には、安堵しますね!!

私としては2012年9月中旬に江部先生を知り
2010,10,1、より実践し、3ヶ月足らずでインスリン自主離脱し
2ヶ月で12キロダウンし、BMI25!!
以降「改善以上、生還し、覚醒」している現在において、
喜ばしい情報です。

しかし日本医療界の現状は以前進化無しです!!

ストレスは溜まるばかりです!!(笑)

しかしネット情報では糖質への注意事項は増してきています。
当然ですが!!

いつになったら目覚めるのでしょうか日本医療界?
敬具
2017/10/28(Sat) 01:24 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
御無沙汰していますm(__)m
江部先生、おはようございます。連日のブログ更新など多岐に渡って本当に、お疲れ様です。いつも御無沙汰ばかりで申し訳ありませんm(__)m

8月のイベントの際は皆さんに食事の事で御心配お掛け致しましたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きましたし三島先生にツーショット写真まで撮って頂きましたf^_^;

Cocoroさんのブログにてコメントさせて頂きましたが9月初めに食物アレルギーになった事を引き金に急性胃腸炎になりスッキリしないまま喘息不調に伴い新規治療開始の為に10月24日から入院しています。

2013年頃から治療していた「冠攣縮性狭心症」による痛みも入院前から頻発し「ミオコールスプレー」の効きが悪い為に治療再開して頂きましたが循環器科を受診したら造影CTやカテーテル検査が出来ない為に鑑別が難しい部分ありますが喘息同様に「重症の冠攣縮性狭心症」かと思われます。と言われました。・°°・(>_<)・°°・。

「ジルチアゼム塩酸塩Rカプセル(ヘルベッサーRカプセル」を1日2回朝眠&「硝酸イソソルビドテープ(フランドルテープ)」1日1回で発作時は「ミオコールスプレー」or「ニトロペン舌下錠」を処方して頂いています。

10月14日のブログにて「ビタミンC&ビタミンD」が効果あると書かれていましたが「重症」に値する診断の場合でも効果ありますか?

チラッと「心筋梗塞」の話も出た為に「心筋梗塞」こそオペとか全身麻酔が必要な治療や処置になったら…造影CTですら「死んじゃう可能性ある」って言われたり無理と言われたりアレルギー経験あるので、その事を考えると多少は予防薬的な薬が増えても早め早めに対処した方が良いのかな?って気が致します。

もし処方依頼させて頂く場合の処方って服薬回数は、どれ位は必要になりますか?

また落ち着き次第、受診&栄養相談に伺わせて頂きたいと思っていますし、その際は宜しくお願い致しますm(__)m

2017/10/28(Sat) 09:30 | URL | ドリーム | 【編集
Re: 健康診断の日でした
イナガキ さん

80kgだったのが
172cm、66kgですね。

BMIは22.3です。
素晴らしいです。
2017/10/28(Sat) 14:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 御無沙汰していますm(__)m
ドリームさん

「冠攣縮性狭心症」に
ビタミン E 、ビタミンCですが、重症例には効くかどうかわかりません。

まあ害もないと思いますが、内服するとしたら1日3回です。
主治医とよく相談して頂けば幸いです。
2017/10/28(Sat) 15:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
相談してみます。
江部先生、こんばんは☆早速の返信ありがとうございましたm(__)m

今後の全ての治療投薬は新実先生にお願いし承諾を得て受け入れ先を確保出来た為(また受診時に詳細お伝え致します)に喘息治療等を再開致しました。

しかし今は入院中の為に、こちらの病院の呼吸器内科の主治医の先生に月曜日にでも相談させて頂きます。

いつも御心配等をお掛けしてばかりで申し訳ありませんm(__)m



2017/10/28(Sat) 17:08 | URL | ドリーム | 【編集
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