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思春期の糖質制限。機能性低血糖。起立性低血圧。
【17/10/19 ゆきんこ
思春期の糖質制限
コメント失礼します。8月の大阪での講演会も参加させていただきました。参加のきっかけが、娘が中学から不登校になり色々な病院や相談できる機関には全て相談したのですが、ほぼ寝たきりになってしまいました。重度の起立性低血圧と診断はされましたが昼に起きても学校に行くどころか3時間もすればまた寝てる。たまに調子のいい日は夜に学校に行く。というのを繰り返してました。児童精神科にも有名な大学病院や思春期外来の有名な先生の所まで連れて行きましたが元気がないのと思春期の鬱は別です。お嬢さんは鬱ではなく起立性低血圧と何かなぁ!頭痛の時の薬がきつかったから脳にインパクトを与えてしまって、寝てばかりなんでしょう。や、理由のない不登校ですね。等よくわからない診断というか精神科にも通う理由がなくなり八方塞がりになっておりました。その後、神戸にある小児睡眠障害科の先生に診ていただく機会があり、生まれつきメラトニンの量が少ないようだからメラトニンをサプリメントとして飲み規則正しく寝る時間と起きる時間を一定にするよう指導を受け、朝はなんとか午前中に起きられるようになりました。寝たきりのときも夜は10時に就寝し朝は10000ルクスの光がでる機器を買い睡眠時計を出来るだけ作るようにしてたのですが、メラトニンを飲みだして本当によくなったのですが、やはり学校には行けず油断すると昼寝をしてしまい日中はほとんど学校には行けませんでした。メラトニンで朝はなんとか起きられるようになったのに何故こんなにしんどそうで寝てばかりなのか、毎日落ち込んでいました。本人がいちばん辛いのは分かってたのですが責めてばかりでした。高校は通信教育で行きましょうと学校には言われてましたので娘もこのまま朝に起きれるようにはなりそうにないから通信教育にしますと言っていたのですが、やはり友達はみんな高校に行くので(スマホの良いところで学校には行けませんでしたが友達と毎日ラインはしてました)全日制を受験すると急に言い出し糖質制限を今日からすると‼言い出しました。不登校の間、頭痛専門の整体や小児鍼などにも通っておりどの先生も糖質を控えるようにと再三言われておりました。精神科の先生はそんな食事のことには触れもされませんでしたかが東洋医学に携わってる方には糖質制限をすごく言われました!糖質制限を始めてなんと‼その日から昼間は寝なくなってなんとか午後から学校に行けるようになりました。ただ寝たきりだったので疲労感は残りましたが今までのように少し歩いただけで疲れた疲れたと言い出し座り込む。といったこともなくなり高校にも受かり、毎日学校に行けるようになりました。痩せ体質ですが1日3000キロカロリーで糖質を40グラム以内にしてます。長々と申し訳ありません。先生のブログを過去の分も読ませていただいて思うのですかウチの娘の場合は起立性低血圧と機能性低血糖を持っていて糖質制限で機能性低血糖が良くなり学校に通えるようになったのでしょうか。だとすれば思春期の不登校も糖質制限でかなり学校に行ける子どもが増えるのではないでしょうか。私の母方が糖尿家系で母も私も甲状腺機能亢進性で母は30代、私は中学の時に入院してます。糖尿病になりやすい素質を持っていると機能性低血糖にもなりやすいのでしょうか。娘は体調が良くなりずっと糖質制限を続けると言ってます。血糖値が安定してるからかとても朗らかな子になりました。お忙しいのに長文失礼致しました。お返事は結構ですので、ただウチの娘の様に理由のない不登校と言われ毎日ダルくて寝てばかりの若い子どもが先生のお近くにおられましたら是非とも糖質制限を進めていただきたいのと、思春期の精神科のお医者様に広まる事を願いメールさせていただきました。
因みに私の出生体重は4200グラムの巨大児でした。私も糖尿病になる可能性があると思い糖質制限しています。】





ゆきんこ さん

娘さん、中学から不登校で、長い間、大変苦労されましたね。
現時点で糖質制限食で改善しておられるので、とても良かったです。

仰る通り、娘さんは
「起立性低血圧」と「機能性低血糖」がベースにあったものと思われます。
また、メラトニンで睡眠が改善し、何とか午前中に起床できるようになったので
小児睡眠障害科の先生が仰るように、
生まれつきメラトニンの量が少ない体質だったのでしょう。

起立性低血圧の場合
「寝起きの悪さ、朝がつらい、立ちくらみ、頭痛、めまい、ふらつき、失神・・・」
などの症状が、メインであり、特に朝の不調が目立ちます。
一方、食後の眠気とか、すぐに昼寝していまうとかは、
起立性低血圧単独ではあまりないと思います。

「メラトニンを飲みだして本当によくなったのですが、
やはり学校には行けず油断すると昼寝をしてしまい日中はほとんど学校には行けませんでした。」

「メラトニンで、朝は何とか起きられるが、いつもしんどくて、
昼食後は昼寝をしてしまうことも多く、学校には行けない」
ということでしたので、
糖質摂取による血糖値の急上昇と急下降が、強い眠気を誘発していたのでしょう。
従って、娘さんのつらい症状の一番主要な原因は「機能性低血糖」であったと思われます。

機能性低血糖症は、1924年アメリカのSeale Harrisによって指摘された疾患で、
血糖値の低下に伴ない、精神的・身体的症状を来たす疾患です。

易疲労感、気力低下、眠気、集中力低下、物忘れ、不安、いらいら、頭痛、めまい、
発汗、震え、心悸亢進、筋肉痛、甘いものに対する異常な欲求、異常な空腹感・・・

などの症状がみられます。

『糖質制限を始めてなんと‼その日から昼間は寝なくなってなんとか午後から学校に行けるようになりました。』

糖質制限食により、機能性低血糖の症状がリアルタイムに改善したのだと考えられます。
高校にも合格できて、毎日通学できているとは素晴らしいです。

「糖尿病になりやすい素質を持っていると機能性低血糖にもなりやすいのでしょうか。」

そのように思います。

2015年11月25日 (水)の本ブログ記事
「機能性低血糖の症状が、糖質制限食で速やかに改善。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3604.html

もご参照頂けば幸いです。


「娘は体調が良くなりずっと糖質制限を続けると言ってます。
血糖値が安定してるからかとても朗らかな子になりました。」


良かったです。
糖質制限以前と以後とこれほどの差があるのですから、
糖質制限食に辿り着かれて、本当に良かったです。


「不登校・・・朝起きられない、食後の眠気、易疲労感などで学校に行けない・・・。」
といった症状で悩んでいる中学生や高校生のなかに
「機能性低血糖」がベースにある場合があると考えられます。

思春期精神科医師、小児科医、そして、不登校の中高生で悩むご両親などに
このことを、知って頂けば幸いです。


江部康二
コメント
不登校の改善
私の糖尿病改善を目的にはじめた江部式糖質制限が塾生に広まり、成績向上のみならず、反抗期、LD・ADHD、不登校の改善にも効果的であることは、3冊の著作にもまとめました。また、大阪の講演会でもお話した通りです。本業が忙しくなる前に、週末は11月一杯、全国で講演をしています。知ってしまったから、伝える必要があると思うからです。遅れた勉強の取り戻し方についてのご相談があれば引き受けますよ。
2017/10/21(Sat) 09:08 | URL | 北九州・東京 三島学 | 【編集
私も糖質制限で無気力の子供が随分快活になりました。

ところで先生に質問です。

果物のみを数年食べて生活されている方がいますが、この方が太らないのは、果物=果糖・非加熱デンプンで血糖上昇が低いからでしょうか?

厳しい糖質制限を課すと、やはり口寂しくなりますので、果物が問題無いならばどんどん摂取したいと思います
2017/10/21(Sat) 09:11 | URL | 糖質セイゲニスト | 【編集
初めてコメントいたします。
私は今、再発乳がんになり、ホルモン治療をしていますが、マーカーが右肩上がりなので、糖質制限を始めてみました。毎月の血液検査で空腹時血糖が上限値を少し上回ります。(空腹時ではない時に検査します。)
糖質制限を止めると基準値内になります。

今月よりまた糖質制限を始めていますが、そこが心配なのです。
ご教授願えれば幸いです。
2017/10/21(Sat) 11:32 | URL | ちいこ | 【編集
初めてコメントいたします。
私は再発乳がんでホルモン治療を1年しているものです。腫瘍マーカーが右肩上がりなので糖質制限をしてみました。している間は空腹時血糖が多少ですが上限値を上回ります。
糖質制限をやめると基準値内に収まります。

再度糖質制限を始めていますが、上記がなぜ起こるのが不思議でしたので質問させて頂きました。
2017/10/21(Sat) 11:39 | URL | ちいこ | 【編集
Re: 不登校の改善
北九州・東京 三島学 さん

ありがとうございます。
2017/10/21(Sat) 13:16 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
糖質セイゲニスト さん

子供さん、良かったです。

さて
果物だけの食事は、結果としてかなり低カロリーとなります。
それで太らないのだと思います。

しかし、糖尿人が果物を食べると、血糖が上がるのでリスクとなります。
果糖は血糖をほとんど上げませんが、果物にはしょ糖やブドウ糖など血糖値をあげる糖質も含有していますので
穀物の半分くらいは血糖を上げると思います。

ご先祖が食べていた野生の果物程度の糖質をイメージして摂取するのが安全ですね。

2017/10/21(Sat) 13:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ちいこ さん

糖質制限をしたために空腹時血糖値が上昇するということは考えにくいです。
体調や睡眠状態や環境などで空腹時血糖値はいろいろばらつきます。
しばらく、経過をみては如何でしょう。

前日の夕食から、10時間以上の絶食で、翌朝の空腹時血糖値を測定しましょう。
2017/10/21(Sat) 13:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
思春期の糖質制限
江部先生さっそく記事にしてくださりありがとうございました。
糖質制限を始めてからすぐ機能性低血糖の症状はおさまりつつありますが、それでも食後3時間から4時間後には何とも言えない飢餓感、手の震え、顔面蒼白などが出るためチーズやステーキ等をお弁当箱につめて補食で乗りきるようにしております。
糖質制限を始めてから朝の顔面蒼白がましになっているので起立性低血圧も糖質制限によって改善していると思います。
中学の時の担任の先生がどのクラスにも二人くらいは起立性低血圧の生徒がいるとおっしゃってました。
娘が不登校の間、実は私も朝起きられず寝てばかりで通信制の高校から大学に行きました。という方に励まされました。今の娘の現状を伝えると大変喜んで頂き、自分達の時代も分かっていれば糖質制限したのに!と皆さま口を揃えておっしゃいます。糖質制限で起立性低血圧も良くなるなら学校でも糖質制限を進めて欲しいなと思います。長文失礼致しました。
2017/10/21(Sat) 14:22 | URL | ゆきんこ | 【編集
江部先生、いつもブログ拝見させて頂いております。当初、肥満だったため江部先生の本を読み、糖質制限に興味を持ち、あまりストレスもなく20kg近く減量することができました。

標準よりも痩せ型の体型になり、ずっとスーパー糖質制限でしたが、もう少し気楽にやっていこうと思い、ご飯、パン、麺類などの主食だけは抜いて、調味料などはあまり気にせず、以前よりも緩く美味しく糖質制限しています。

単なる現況報告というコメントになってしまいましたが、江部先生に出会えたことに感謝です。ありがとうございました。
2017/10/21(Sat) 21:41 | URL | ラムー | 【編集
思春期の糖質制限
江部先生さっそく記事にしてくださりありがとうございました。
娘の糖質制限を始めてから朝の起立性低血圧も少しずつ良くなってきております。
起床時の顔面蒼白、何もできないほどの気分の悪さ、、、
毎朝、眉間にシワをよせ本当に辛そうだったのが嘘みたいです。
お腹が空いたときの飢餓感や手の震え等はチーズやステーキ、ナッツ等の補食をお弁当箱に持たせてそれを食べて乗り切ってます。
家の階段の昇り降りだけで筋肉痛等になり長い時間座ることもできない程の極度の疲労感は日に日に取れていきました。
今は太陽の様に明るく過ごしております。
糖質制限に辿り着けて本当に良かったです。
江部先生方の地道な活動のお陰です。ありがとうございました。
2017/10/22(Sun) 08:39 | URL | ゆきんこ | 【編集
HbA1cとブドウ糖負荷試験
江部先生 はじめまして。いつもブログを拝見させていただいております。

10数年間程ベジタリアンをしておりましたが、冷え、疲れやすい、胸焼けや胃痛など体調は思わしくなく、Hb1Acも常に高めでした。

知り合いから「動物性蛋白質は必要で糖質過多です」と江部先生のことを紹介していただきました。

以来、先生の本を参考にしながら、緩い糖質制限はしていたのですが(夕食で果物を多めに摂っていました)、7月の人間ドックでHb1Acが6.4%となってショックを受け、スーパー糖質制限食を実践したところ、2か月後の検査で5.8%となっていました。
現在は胸焼けや胃痛もなくなり、眠気もなく、1日元気に仕事や生活ができるようになっています。江部先生には心から感謝です。ありがとうございます。

私の母のことについて、教えていただけるとありがたいです。
先日HbA1cが6.5%となり、糖尿病と診断されたようですが、ブドウ糖負荷試験の数値は全て正常だったとのことです。

食後高血糖はなく、HbA1cが高くなることはありますか。あるとしたら、原因はどのようなことでしょうか。また、この場合は糖尿病となりますか。
教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
2017/10/22(Sun) 16:00 | URL | ちーず | 【編集
Re: 思春期の糖質制限
ゆきんこ さん

そうですね。
起立性低血圧も「糖質制限食」で改善する可能性がありますね。
2017/10/22(Sun) 16:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ラムー さん

20kg近い減量成功、良かったですね。

「標準よりも痩せ型の体型になり、ずっとスーパー糖質制限でしたが、もう少し気楽にやっていこうと思い、ご飯、パン、麺類などの主食だけは抜いて、調味料などはあまり気にせず、以前よりも緩く美味しく糖質制限しています。」

それでよいと思います。
2017/10/22(Sun) 18:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: HbA1cとブドウ糖負荷試験
ちーず さん

糖質制限食で体調良好、良かったです。


「HbA1cが6.5%となり、糖尿病と診断されたようですが、ブドウ糖負荷試験の数値は全て正常」


母上のデータ、これは不思議です。
通常は、あり得ません。

HbA1cが間違いだったのかもしれません。
11月に、HbA1cの再検査をされては如何でしょう。
2017/10/22(Sun) 18:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
HbA1cとブドウ糖負荷試験
江部先生

早速教えていただきまして、ありがとうございました。

母はここ数年、HbA1cは毎年6.4%だったとのことです。ブドウ糖負荷試験の数値が間違いだったのでしょうか。

ちなみに、私は2年前にHbA1cが6.3%でブドウ糖負荷試験を行ったところ、1時間後の血糖値が高く2時間後には正常値になっていました。これは食後高血糖を起こしていたということですよね。現在は、血糖値測定器で食後に測っていますが、1時間後も110くらいとほとんど上がらず、ほっとしています。

母はまだ昔の常識を信じており(80歳)、炭水化物は必要で脂質がよくないと言っております。また、奥様が糖尿病という知り合いのお医者さんに相談したところ、「何をやってもだめなことはある」と言われ、その隣で奥様はうなずかれていたそうです。
この話を聞いて「そんなことはない!」と思いましたが、私の体調が良好になったことなどを少しずつ話しながら、押しつけにならないように(反発されないように)、母にも糖質制限をうまくすすめていけたらと思っています。
2017/10/22(Sun) 21:02 | URL | ちーず | 【編集
Re: HbA1cとブドウ糖負荷試験
ちーず さん

御母上、80歳という年齢で、HbA1cは6.4%程度、
なおかつ、75g経口ブドウという負荷試験も正常なら、
合併症の可能性は低いです。

現状でも、あまり心配はないと思います。
2017/10/23(Mon) 07:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
HbA1cとブドウ糖負荷試験
江部先生

母も安心すると思います。
お忙しい中ご丁寧に教えていただきまして、ありがとうございました。
2017/10/23(Mon) 15:04 | URL | ちーず | 【編集
鉄欠乏状態は、存在しないのでしょうか。
長年、食事の要素による精神症状に関心を持っております。
必須アミノ酸トリプトファンを原料として、体内でセロトニンが作られますが、セロトニンがメラトニンに作り替えられるという経路のようです。
しかし、トリプトファンがセロトニンになっていくまでには、血液の合成に利用されても余るほどの鉄が体内になければいけませんし、ビタミンB3、B6、それに葉酸も同様に必須のようです。
欧米では食事だけで鉄分の摂取が不十分だというのは常識的なようで、離乳食にまで鉄分が添加されていると聞きます。
翻って日本では、血色素で貧血の有無を判断するものの、造血作用以外の、神経系統への関与についてはごく一部の専門家が専門的な論文で嘆きつつ記載している程度の扱いです。
体調を崩されていたお子さんが、糖質制限によって体調が回復したとすれば、以前は糖質摂取過多であり、ビタミンB群は沢山消費されている上に、タンパク質の摂取が不足していれば、その一部として必須アミノ酸も不足していたかもしれません。
もちろん、体内の貯蔵鉄は、統計的に言えば、日本人の半数以上が不足しているとされていますから、抗うつ効果の持つセロトニンは減少していたでしょうし、結果的にメラトニンも減少していたでしょう。

それゆえ減少していたメラトニンを補充すれば、そこ効果で眠りは安定したのだと想像できますし、もちろん、その前駆体であるセロトニンは補充できないため、うつ状態のようなけだるさが改善しなかったのかもしれませんし、ドーパミンやノルアドレナリンも、別の必須アミノ酸を原料にするものの、生成の段階で鉄とビタミンB群、そして葉酸が関わるのは同様だと言いますので、活気をもたらし交感神経系に作用するノルアドレナリンが生成できなかったために、倦怠感が取り切れなかったのかもしれません。

生まれつきメラトニンが少ない体質であれば、今回以前に重度の不眠に陥っているはずです。なぜなら、人の睡眠リズムにはメラトニンが大きく関わっているからです。生まれたときには普通に生成できていが、ある時期から生成できなくなったために、メラトニンの補充が有効なほど、体内のメラトニンが少なくなっていた考える方が理にかなうと思えます。
もしも私の理屈が正しければ、糖質制限でビタミンB群の消費を抑え続けるだけではなく、鉄欠乏状態の有無も確認すべきだと思います。
機能性低血糖がどの程度影響していたかは、糖質の負荷テストなどでも評価できるのではないかと、想像しています。
いずれにしろ、改善した理由を詳細に明らかにしておく方が、今後のためにも良いように思います。
2017/10/28(Sat) 19:03 | URL | 小児精神科医 | 【編集
Re: 鉄欠乏状態は、存在しないのでしょうか。
小児精神科医 さん

アドバイス、ありがとうございます。
機会があれば、貧血の有無、血清鉄や鉄結合能、フェリチンの検査もしたほうがいいですね。
2017/10/29(Sun) 08:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
アレルギー体質が摂取する蛋白質の種類と量
お世話になります。
毎回の先生のブログを拝見しています。
他にも色々調べていますが、
述べられる方、糖質制限の方法に寄って、
植物性蛋白質は推奨しない、という内容の文面をよく見ます。
医師として先生もとてもお答えしにくい内容かと存じますが、
先生かわ推奨される方法では、
肉、魚介類、植物性の、
摂る蛋白質の割合はどの位でしょうか。
他の先生のブログで、
アレルギー体質では、
肉類を制限した方がいい、とありました。
色んな制限の中で、その理由はネット上では答えていただくのは難しいとの事の様です。
自分なりに調べてみましたが、
その点について確信の持てる答えを見つける事が出来ませんでした。
一つの制限方法として探せば見つかる事ですが。
お忙しいところ、質問する事も無礼な事ですが、
もし、何かしらのヒントでも教示していただけたら嬉しいです。
2017/12/03(Sun) 08:12 | URL | ショウダヒロミ | 【編集
Re: アレルギー体質が摂取する蛋白質の種類と量
ショウダヒロミ さん

何らかの「食物アレルギー」がある人はその食物を除去します。
食物アレルギーの場合、たんぱく質がアレルゲンとなることがほとんどです。
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎なら、牛乳・卵・小麦が3大アレルゲンです。
赤ちゃんの場合、大きくなって、食べることができるようになることが多いです。

近年、テニスのジョコビッチ選手が、
小麦の摂取を止めてから、急にパフォーマンスが向上して、
あっというまに、No.1になりました。
ジョコビッチ選手の場合は、「グルテンアレルギー」が明確となり、グルテンフリーの食事にして本来の運動能力が5セット持続するようになったことが、No.1になれた大きな要因とと思われます。グルテンは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質です。

糖質制限食は、アレルギー除去食とは、全く異なる概念です。
単純に糖質の摂取を減らして、「食後血糖値の上昇」「平均血糖変動幅増大」「インスリン過剰分泌」をコントロールすることで
糖尿病や生活習慣病の改善・予防を目指します。
グルテンアレルギーがある人が糖尿病になったら、
「糖質制限食+グルテンフリー食」が必要となるでしょう。

糖質制限食にもいろんな考えがあると思いますが、
高雄病院のスーパー糖質制限食は、1回の食事の糖質量が20g以下を目指します。
肉と魚とを<1:1>くらいが目安で、豆腐・納豆など大豆製品もOKです。
2017/12/03(Sun) 17:44 | URL | ドクター江部 | 【編集
教えていただいてありがとうございます
早速のお返事ありがとうございます。
色んな考え方があり、
私も色々試し、調べましたが、
こういった全体を見ての答えを見つける事が出来ませんでした。
しんどい子どもを目の前にして、日々の食事を悶々としていました。
食物アレルギーについての注意書きがある糖質制限の文面を目にする事もないので、先生、今回は本当にありがとうございました。
アレルギー症状を踏まえて、これからも糖質制限を進めていきたいと思います。
2017/12/08(Fri) 08:25 | URL | ショウダヒロミ | 【編集
糖質制限
はじめまして
娘が起立性調節障害と診断されてからもう6年です。小児科に通院したり 栄養療法や食事療法などいろいろ試してきました。
寝たきりの時期もありました。その時に比べると 随分良くなりましたがなかなか完治せず まだ社会に出ることはできていません。

リハビリのように家事をする毎日です。
最近はカラダにいい食事を心掛けているようで 若者が作るメニューではなく 砂糖などもほとんど使わず一見地味な(笑)メニューです

数年前は 狂ったように甘いものを食べ+通常の食事をし 体重も65キロになったこともあるそうです。数年かけて少しずつ減ってきて ここ1ヶ月はその地味な食事の成果もあり51キロ台に。
喜んでいたのも束の間 顔色が悪いような・・・。 そして手がしびれると言い出しました
朝は起きれませんが 日中は調子よく生活できていたのに 日中もだるくてたまらないと・・・
以前のクラクラしている状態に戻ってしまったと 落ち込んでいます。
あまりにもだるそうなので 低血糖状態なのかもと思い 寝る前にポカリスエットを飲ませました。
翌日は手の痺れはなかったようですが やっぱりだるくてたまらなかったようです。

この程度の内容では 判断もできかねると思いますが コメントさせていただきました。

もし何かできる事があれば アドバイスをお願いいたします
2018/04/06(Fri) 11:26 | URL | 匿名希望 | 【編集
Re: 糖質制限
匿名希望 さん

糖質制限食を試してみては如何でしょう。
2018/04/06(Fri) 19:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
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