2017年09月28日 (木)
こんばんは。
毎日新聞のサイトに、2017年9月27日、
「魚介を多く食べる人は、そうでない人と比べてうつ病の発症率が半減する」
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/174000c
という興味深い記事が掲載されました。
私は、糖尿病だけでなく生活習慣病の患者さんには
スーパー糖質制限食を奨めることが多いのですが、
常々、魚と肉を半々くらいでと、お話ししています。
勿論、私自身もそれを実践しています。
日本人はもともと、魚の消費量は世界一でした。
例えば、水産庁の統計(2007年)によれば
人口100万人以上の国の中で
我が国の1人当たりの食用魚介類供給量は世界一だそうです。
また、各国の国民1人当たりの魚介類供給量と平均寿命の関係をみると、
魚介類供給量が多い国ほど平均寿命が長いようです。
日本が世界有数の長寿国なのも、
魚食大国の影響があると思われます。
このように、魚介類をしっかり摂取すると心身ともに元気になるようです。
しかし、近年魚貝類の摂取量が徐々に減少していて
平成18年(2006年)には初めて肉類の摂取量が魚貝類を上まわりました。
政府の「2015年度水産白書」によると、
2014年度の国民1人当たりの年間水産物消費量は前年度比0.1キロ減の27.3キロと、
ピークの2001年度(40.2キロ)から約3割減少し、
1960年代前半と同程度まで落ち込んでいることがわかりました。
ブログ読者の皆さん、魚介類を意識してしっかり食べて
心身共に健康度を高めたいものですね。
江部康二
☆☆☆
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/174000c
以下、毎日新聞のサイトから、抜粋・要約
疫学調査
魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減
毎日新聞2017年9月27日
魚介を多く食べる人は、そうでない人と比べてうつ病の発症率が半減するとの疫学調査結果を、
国立がん研究センターと慶応大のチームがまとめました。
青魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」による予防効果が考えられます。
オメガ3脂肪酸には脳内で情報伝達に関わる物質の合成や、
神経の栄養になる物質を増やす作用があるとされており、うつ病の予防効果は海外でも報告されています。
脂肪酸の摂取量を計算すると、オメガ3脂肪酸に分類される
エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサペンタエン酸(DPA)が多いと発症率が低くなる傾向がありました。
研究チームは長野県南佐久郡の住民1181人を25年間追跡調査し、
魚介の摂取量とうつ病との関係を調べました。
1日当たり摂取量の多い順に4グループに分けると、2番目(中央値111グラム)の集団は
最下位(同57グラム)の集団より発症率が56%低かったのですが、
最も多く摂取した集団の発症率は26%の低減にとどまりました。
他の食材や調理法の影響を受けたとみられるます。
魚介の摂取とうつ病の予防効果が日本人を対象にした疫学調査で確かめられたのは初めてといいます。
毎日新聞のサイトに、2017年9月27日、
「魚介を多く食べる人は、そうでない人と比べてうつ病の発症率が半減する」
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/174000c
という興味深い記事が掲載されました。
私は、糖尿病だけでなく生活習慣病の患者さんには
スーパー糖質制限食を奨めることが多いのですが、
常々、魚と肉を半々くらいでと、お話ししています。
勿論、私自身もそれを実践しています。
日本人はもともと、魚の消費量は世界一でした。
例えば、水産庁の統計(2007年)によれば
人口100万人以上の国の中で
我が国の1人当たりの食用魚介類供給量は世界一だそうです。
また、各国の国民1人当たりの魚介類供給量と平均寿命の関係をみると、
魚介類供給量が多い国ほど平均寿命が長いようです。
日本が世界有数の長寿国なのも、
魚食大国の影響があると思われます。
このように、魚介類をしっかり摂取すると心身ともに元気になるようです。
しかし、近年魚貝類の摂取量が徐々に減少していて
平成18年(2006年)には初めて肉類の摂取量が魚貝類を上まわりました。
政府の「2015年度水産白書」によると、
2014年度の国民1人当たりの年間水産物消費量は前年度比0.1キロ減の27.3キロと、
ピークの2001年度(40.2キロ)から約3割減少し、
1960年代前半と同程度まで落ち込んでいることがわかりました。
ブログ読者の皆さん、魚介類を意識してしっかり食べて
心身共に健康度を高めたいものですね。
江部康二
☆☆☆
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/174000c
以下、毎日新聞のサイトから、抜粋・要約
疫学調査
魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減
毎日新聞2017年9月27日
魚介を多く食べる人は、そうでない人と比べてうつ病の発症率が半減するとの疫学調査結果を、
国立がん研究センターと慶応大のチームがまとめました。
青魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」による予防効果が考えられます。
オメガ3脂肪酸には脳内で情報伝達に関わる物質の合成や、
神経の栄養になる物質を増やす作用があるとされており、うつ病の予防効果は海外でも報告されています。
脂肪酸の摂取量を計算すると、オメガ3脂肪酸に分類される
エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサペンタエン酸(DPA)が多いと発症率が低くなる傾向がありました。
研究チームは長野県南佐久郡の住民1181人を25年間追跡調査し、
魚介の摂取量とうつ病との関係を調べました。
1日当たり摂取量の多い順に4グループに分けると、2番目(中央値111グラム)の集団は
最下位(同57グラム)の集団より発症率が56%低かったのですが、
最も多く摂取した集団の発症率は26%の低減にとどまりました。
他の食材や調理法の影響を受けたとみられるます。
魚介の摂取とうつ病の予防効果が日本人を対象にした疫学調査で確かめられたのは初めてといいます。
質問です。
糖質制限を始める前は血圧が平均120-80くらいだったんですが、現在は平均100-60くらいです。
これは問題ないのでしょうか?
糖質制限を始める前は血圧が平均120-80くらいだったんですが、現在は平均100-60くらいです。
これは問題ないのでしょうか?
2017/09/29(Fri) 12:33 | URL | Q | 【編集】
Q さん
糖質制限で、血圧が下がることが多いです。
120-80 → 100-60
これで、ふらつきとか特に症状がないなら問題はないです。
糖質制限で、血圧が下がることが多いです。
120-80 → 100-60
これで、ふらつきとか特に症状がないなら問題はないです。
2017/09/29(Fri) 18:53 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ご回答ありがとうございます。
症状は冷え性になったくらいですね。
それでも糖質制限をする前は
・靴が履けなくなるくらい足がむくむ
・視界に黒い点が徐々に増えてくる
・時々胸が強烈に痛む
・食事の間隔が空くと、食べたあとに立っていられないほどの強烈な眠気に襲われる
等々の症状がありましたが、糖質制限後はなくなったので、これからも糖質制限を続けるつもりです。
症状は冷え性になったくらいですね。
それでも糖質制限をする前は
・靴が履けなくなるくらい足がむくむ
・視界に黒い点が徐々に増えてくる
・時々胸が強烈に痛む
・食事の間隔が空くと、食べたあとに立っていられないほどの強烈な眠気に襲われる
等々の症状がありましたが、糖質制限後はなくなったので、これからも糖質制限を続けるつもりです。
2017/09/30(Sat) 12:39 | URL | Q | 【編集】
Q さん
糖質制限で、いろんな症状が改善して良かったですね。
糖質制限で、いろんな症状が改善して良かったですね。
2017/10/01(Sun) 18:56 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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