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市民講座 非感染性疾患シンポジウム2017 糖質制限食講演など
こんばんは

アジア太平洋心臓病学会 市民講座
非感染性疾患(NDCs)シンポジウム2017 
心臓病,脳卒中,がん,肺疾患,糖尿病の予防を目指して
2017年10月29日(日)
https://kenkochoju.kyoto/event/?act=detail&id=972
セミナー京都市後援


のご案内です。
講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防
で、私もお話します。
参加費無料の市民講座ですので、京都をはじめ関西の皆さん
是非ご参加いただけば幸いです。

講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防

抄録 
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会の患者用テキストブック(2004年)には「摂取後直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみである。蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」と記載されています。これらは含有エネルギーとは無関係な生理学的事実です。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、糖尿病合併症の予防は困難です。現実に日本では、毎年新たに、人工透析16000人、失明3000人、足切断3000人と糖尿病合併症は減っていません。米国糖尿病学会は、2013年10月、5年ぶりに「栄養療法に関する声明」を発表し、糖質制限食、地中海食、ベジタリアン食、低脂質食、DASH 食を受容しました。このことは糖質制限食に大きな追い風となりました。


江部康二


プログラム

13:00  開場
      
13:30 ご挨拶  松森  昭 (NPO法人アジア太平洋心臓病学会 理事長)

13:35 開会の辞  河合 忠一 (京都大学名誉教授、元世界心臓連合 理事長)

13:40
      講演1 高齢者診療20年を通じて学んだ「老化の予防」
      山本  章 (尼崎老人保健施設ブルーベリー 施設長)
      座長 : 細田 瑳一 (日本心臓血圧研究振興会 理事長)

14:30 休憩

14:40 講演2 乳がんの予防・治療
      稲本  俊 (天理よろづ相談所学園天理医療大学 医療学部 学部長)
      座長 : 宮崎 俊一 (近畿大学医学部 循環器内科 主任教授)

15:30 休憩

15:40 講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防
      江部 康二 (一般財団法人高雄病院 理事長)
      座長 : 島田 俊夫 (静岡県立総合病院 臨床医学研究センター 部長)

16:30 閉会の辞 長谷川 浩二 (京都医療センター 展開医療研究部長)


イベント開催日 2017年10月29日(日)
13:30~16:30/開場13:00

イベント開催場所 京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホール
住所:〒606-8317 京都府京都市左京区吉田本町36

料金  無料

定員  300名

主催者 特定非営利活動法人アジア太平洋心臓病学会

お申し込み方法 当ホームページの申し込みフォームより http://npo-apsc-ncd.jp/form/mpmail/

お問い合わせ先 特定非営利活動法人アジア太平洋心臓病学会
E-MAIL ncd@npo-apsc.jp
URL: http://npo-apsc.jp/

当NPO法人は世界心臓連合と協力し、アジア太平洋地域において、がんや心臓血管病、糖尿病などの非感染性疾患(NCDs)の撲滅に向けた啓発活動を展開しております。本シンポジウムはその活動の一環として行うことを目的としております。 本年のシンポジウムは昨年と同様に、それぞれの分野の専門家による講演会を一般の方々にも参加いただく市民講座として開催いたします。ご後援いただければ、本シンポジウムをより多くの一般市民の皆様へお知らせすることが出来るようになります。また、これらの活動を通じて、市民のNCDsの撲滅・健康増進に貢献できることを願っております。




コメント
News
逆風もチャンスに…賛否両論の“シャリ野菜”開発秘話
http://www.entameplex.com/archives/38934

なぜカロリー制限ダイエットは体に悪いか
http://president.jp/articles/-/23041

お好み焼き、患者向け糖質カット
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=373181&comment_sub_id=0&category_id=110
2017/09/15(Fri) 21:30 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
News (2)
脳内因子NPGLが炭水化物摂取と脂肪蓄積を促進 広島大学

http://univ-journal.jp/15484/
2017/09/15(Fri) 21:49 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
Re: News
中嶋一雄 先生

興味深い情報をありがとうございます。
2017/09/16(Sat) 08:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: News (2)
中嶋一雄 先生

「脳内因子NPGLが炭水化物摂取と脂肪蓄積を促進」

糖質制限食的には、ありがたい情報ですね。
2017/09/16(Sat) 08:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
市民講演 非感染性疾患シンポジウム2017、大賛成です!!
都内河北 鈴木です。

本日記事内容には、大賛成です!!

「市民講座」での講義開催には大賛成です!!

「無料」も効果デカイです!!

この様な「講義講座が日本国主要都市」からされて当然かと考えます!!

何せ私「都内河北 鈴木」は、
「糖尿病」が重症化(右眼眼圧破裂失明・緑内障、脳梗塞発症)してゆくのが、
2012年9月中旬にスポンサ~ありきメディア露出少ないテレビ出演を垣間見て、
ネット活用しだした頃に、先ずはネット化活用により詳細知り「理解把握」し、2012,10,1、より実践!!
翌日よりインスリン投与もあり、何しろ血糖値200前後が、110に下がり以降下がり続け2ヵ月半後にはインスリン投与自主離脱!!

2年足らずで「糖尿病薬全て、自主離脱」!!

以降「眼・脳梗塞」の「驚愕改善」も各院長の言葉からも、
「糖質制限理論」の効果だとの説明ありました!!

以上の事柄から私「都内河北 鈴木」が思う事は、
何故、日本国「糖尿病学会」は、2005年提唱江部先生「糖質制限理論」を現在も多数の改善患者コメントがあるにも関わらず、
「否定」「批判」をしているかが、
不思議ですす??

私「都内河北 鈴木」は改善して行くと、
「通院総合K病院」(内科・眼科・脳神経外科)から
「明らかな隠蔽行動」!!
*全て明らかな確証あります!!

私「都内河北 鈴木」が「何故必要にコメントするか」は、私の関わった
「病院」「担当医」はそれぞれの組織でそれなりの名のある組織で、
「糖質制限理論」否定!しているからだと判明したからです!!

何故医療者として
「知識を患者より限定して、患者の改善を喜び、反省・学習をしないのかが不思議です??」

江部先生の言われるように、
「真理ある医療には人は目覚めている事は、遅かりしとはいえ近年の社会状況からも明らかです!!」

何しろ「時代進化解明対応不可」な人達は「生存淘汰」される事は、
どの様な組織でも同じです。
ましてや「命預かる」医療者として明らかです!!

私「都内河北 鈴木」の改善からも明らかだと考えます!!

本記事「市民講座」開催には、大変喜ばしです!!

江部先生、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2017/09/16(Sat) 10:19 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: 市民講演 非感染性疾患シンポジウム2017、大賛成です!!
都内河北 鈴木 さん

2013年10月の、米国糖尿病学会の「栄養療法に関する声明」において
地中海食などと共に、糖質制限食が容認されて以来、
日本糖尿病学会も少しずつ、いい方向に変わり始めていると思います。

例えば、2015年4月から、東大病院では、「40%の糖質制限食」を導入しています。

また最近受診された某大学病院で妊娠糖尿病で出産後の女性が、
栄養士に糖質制限な食事を指導されたとのことでした。
2017/09/16(Sat) 13:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖尿病リスクが上昇?
こんばんは。
是非参加したいので申し込みさせていただきます!

ところで糖尿病ネットワークにこんな記事が載っています。

肉を食べ過ぎると糖尿病リスクが上昇 魚を食べるとリスクは低下
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/027327.php

糖質がだめってことはもはや周知の事実ですが、お肉も控えなさいよという提言でしょうか。
そこまで肉を食べすぎる人はいないと思いますけど・・・?

2017/09/19(Tue) 00:09 | URL | みるく | 【編集
Re: 糖尿病リスクが上昇?
みるく さん

アジア太平洋心臓病学会 市民講座

へのご参加予定、ありがとうございます。

肉を食べ過ぎると糖尿病リスクが上昇
この研究は『普通に糖質を摂取している人々』における研究です。
つまり、糖質摂取比率40~60%の方々において、
肉の摂取が多いと糖尿病リスクが上昇するかもね。
というお話です。

従って、糖質摂取比率が、10~20%程度の、私たち糖質セイゲニストには、そもそもあてはまりません
2017/09/19(Tue) 15:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
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