fc2ブログ
<糖質制限食に関するお知らせ・お願い・ご注意など> 2017年6月
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、
医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、
ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、
自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、
ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、
糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、
何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文記事にて、
できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、
できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、
一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


【糖質制限食を実践される時のご注意】

糖質制限食実践によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、
減薬しないと低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。


一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、
自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

内服薬やインスリン注射なしの糖尿人が糖質制限食を実践すると、食後高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。

血糖値が正常範囲である程度下がると、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロール(脂肪の分解物)などから、
ブドウ糖を作るからです。

これを糖新生といいます。

診断基準を満たす膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、
糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。

進行した肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、肉や魚などに含まれる長鎖脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、
たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなしです。

従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。

また、米国糖尿病学会(ADA)は

Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版

において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。

今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、
個別に対応することとなります。


なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、
まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)の患者教育用のテキストブックLife With Diabetes(2004年版)には、以下の記載があります。

「摂取後直接血糖に影響を与えるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、直接100%血糖に変わり、ほぼ120分以内に吸収は終了する。
蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。
『炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接影響を及ぼす。』」


これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

1997年版のLife With Diabetes(ADA刊行)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版以降は変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが直接、血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。

タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

また一日における、食前・食後・空腹時など血糖値の変動幅(平均血糖変動幅)が大きいほど、
酸化ストレスが増強し動脈硬化のリスクとなることがわかってきました。

そして、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、和牛サーロインステーキ(脂身つき)を200g(約1000キロカロリー)食べても、
糖質含有量は1gもないので、食後血糖は3mg未満の上昇しかないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、
できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは 、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、
薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、
カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、
一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。


なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2014-2015」の

男性1400~2000kcal
女性1200~1800kcal

ほど厳しいカロリー制限は必要ありませんが、

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才          1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。


そして2013年に糖尿病食事療法に関して画期的な変化がありました。

米国糖尿病学会が、
2013年10月発表の『栄養療法に関する声明』において、
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の治療食は存在しないと明記したのです。

これはそのまま、1969年の食品交換表第2版以降一貫して、糖尿病治療食として、
唯一無二の「カロリー制限・高糖質食」を推奨し続けている日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

さらに、米国糖尿病学会は『栄養療法に関する声明2013』において
地中海食、ベジタリアン食、DASH食、低脂質食などと共に
「糖質制限食」も正式に受容しました。
このことは糖質制限食を推進する私達にとって、大変大きな追い風となりました。

なお、門脇孝日本糖尿病学会理事長によれば
東大病院では、2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を供給しているそうです。
また門脇孝東大糖尿病・代謝内科教授ご自身も、緩やかな糖質制限食を実践されているとのことです。
2016/7/1(金)
東洋経済オンライン 
http://toyokeizai.net/articles/-/125237



<江部康二著 参考図書>


理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年 宮本輝先生との対談本
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書)2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「血糖コントロールの新常識! 糖質制限 完全ガイド」 (別冊宝島)2012年
「食品別糖質量ハンドブック」2012年(洋泉社)、
「糖質オフ!健康法」(PHP文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病はよくなる!糖質制限食のすすめ」(文春文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」(文春文庫)2012年
「女性のための糖質制限ダイエットハンドブック」2012年(洋泉社)
「糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド」2013年(東洋経済新報社)
「医療の巨大転換を加速する」糖質制限食と湿潤療法のインパクト
 2013年(東洋経済新報社) 夏井睦先生との対談本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」2014年(東洋経済新報社)
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」2014年(東洋経済新報社)
一生太らない「やせる! 食べ方」2014年 (PHP文庫)
江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?2015年(洋泉社)
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」2015年(ナツメ社)
「糖質制限の教科書」2015年(洋泉社)監修
「人類最強の糖質制限論」2016年4月(SB新書)
「ハンディ版糖質制限の教科書」2016年4月(洋泉社)
「増補新版食品別糖質量ハンドブック」2016年6月(洋泉社)
「Dr.江部の健康食の新常識100 」(TJMOOK)2016年11月(宝島社)
マンガでわかる「糖質オフ! 」健康法2016年12月、(PHP研究所 )
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる、2017年(毎日新聞出版)

「江部康二の糖質制限革命」2017年(東洋経済新報社)
など多数。

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん2009年(アスペクト)
dancyuプレジデントムック 「満腹ダイエット 」 2009年(プレジデント社)
「血糖値を上げない!健康おつまみ109」2010年(東洋経済新報社)
「やせる食べ方レシピ集」 2010年(東洋経済新報社)
「糖質オフダイエット 」2011年(レタスクラブ、角川マーケティング)
「誰もがストレスなくやせられる!糖質制限ダイエット」2011年(講談社)
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」レシピ集2011年(東洋経済新報社)
高雄病院の「糖質制限」給食2012年(講談社)
糖尿病がどんどんよくなる「糖質制限食」おすすめレシピ集2012年(ナツメ社)
糖質制限の「主食もどき」レシピ2013年(東洋経済新報社)
高雄病院Dr江部が食べている「糖質制限」ダイエット2013年(講談社)
糖質オフのダイエット弁当2013年(家の光協会)
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム
糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 2013年(講談社)
2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活 2014年(洋泉社mook)
電子レンジで糖質オフの作りおき 2016年10月(宝島社)
「やせぐせがつく糖質オフの作りおき 」2017年(宝島社)
「高雄病院の糖質制限作りおき 」2017年(洋泉社)
コメント
スタンダード糖質制限
スタンダード糖質制限の時、一食のみ主食を摂ると
思いますが、その際、糖質量は最大何gまで大丈夫ですか?
2017/06/24(Sat) 11:07 | URL | スタンダード | 【編集
SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬の併用を評価
江部先生こんにちは

昨日配信(メールマガジン)されたmedical-tribuneの記事から
「SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬の併用を評価」
https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0622509016/index.html?_login=1#_login

私も、SGLT2阻害薬とDPP-4阻害薬の併用療法について、前から関心がありました。
ほかの糖尿病治療薬と比べ、糖質制限による食事療法と併用しても副作用(低血糖その他)の心配が少なく、「将来薬から離脱するための手段として良いのでは」と思っていました。

でも結論は、炭水化物を食べながら薬を服用する(臭い物に蓋をする)のではなく、糖質を制限して血糖値を上げない(原因をもとから断つ)ことだと思います。

2017/06/24(Sat) 11:15 | URL | オスティナート | 【編集
Re: スタンダード糖質制限
スタンダード さん

個人差があります。

目標としては、食後2時間値が180mgを超えないていどの糖質量がいいです。

糖尿人なら、α-GI薬やグリニド系薬を食直前30秒前に内服して、
糖質を一人前の、半分から2/3くらいの量なら、目標を達成できると思います。
2017/06/24(Sat) 12:05 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬の併用を評価
オスティナート さん

年期の入った糖尿病(病歴10年、20年)で、スーパー糖質制限食を1~2ヶ月以上続けても、
早朝空腹時血糖値が150~200mg/dl以上から、改善しない症例がたまにおられます。

こういうときに、SGLT2阻害薬は、劇的に早朝空腹時血糖値を下げる効果があり、重宝しています。
以前なら、トレシーバかランタスなど長時間作用型のインスリンを使用する以外に早朝空腹時血糖値を下げることは
困難だったので、非常に助かります。
2017/06/24(Sat) 12:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生、早速返信頂きありがとうございます。
個人差はあると思いますが、スーパー糖質制限だと、
一食20gと記載されていますが、スタンダード糖質制限だと、主食を摂る時はその時最大何gが目安か教えてください。
2017/06/24(Sat) 12:45 | URL | スタンダード | 【編集
中性脂肪
こんにちは!
糖質制限前、ゆるやかな糖質制限中は何年間も空腹時60から80ほどだった中性脂肪ですが、糖質制限を厳しくし、現在食後260
空腹時111と高くなってしまっています。
食後高いのは、高脂肪食ですから分かるのですが、空腹時まで上がってきています。
HDLコレステロールは38から48に改善。
LDLコレステロールは120から160に増加。
LDLコレステロールが高くなる話は良く聞きますが、中性脂肪がどんどん増えるてしまうのは何故でしょうか。

体重は減りましたし、a1cは4.7になりました。インスリン抵抗性もなくなりました。

ただ、中性脂肪が右肩上がりなのが気になります。

2017/06/24(Sat) 22:46 | URL | サワ | 【編集
教えて下さい。
スーパー糖質制限6年目になる37歳男です。
糖尿病予防目的で始めましたが、1年ほど前からは筋トレも始めました。職場の健康診断採血がついこの間ありましたが、GOT54↑、GPT52↑、BUN45↑、尿酸2.9↓、CS79、GA11.9、βヒドロキシ酪酸78、総ケトン体106でした。
この採血前日にハードに脚のトレーニング。採血朝プロテイン、採血直前まで薄めたプロテインドリンク(血中アミノ酸濃度を維持する為)を、摂取していましたので、この値は、不思議ではないと考えていますがただしでしょうか?
体調は至って健康ですが、Dr.には肝機能障害、高BUN血症とか書かれました。
2017/06/25(Sun) 08:44 | URL | 松原礼和 | 【編集
Re: タイトルなし
スタンダード さん

40gが無難と思います。
2017/06/25(Sun) 22:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 中性脂肪
サワ さん

空腹時は、10時間以上の絶食で、朝食前の採血となります。

空腹時は、中性脂肪も基本的には、正常低値となることがほとんどです。
2017/06/25(Sun) 22:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 教えて下さい。
松原礼和 さん

「GOT54↑、GPT52↑、BUN45↑」

これは、仰る通り、筋トレの影響と思います。
2017/06/25(Sun) 22:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
お忙しい中ありがとうございます
先生、いえ、午前中採血の空腹時111で、明らかに60から80だった中性脂肪が上がってきています。
血糖値や体重が今より悪い状態の時でも、60くらいでした。
糖質制限で、タンパクの率を増やし過ぎると、肝数値が動いてしまい、脂質を増やすと中性脂肪が動いてしまいます。
エネルギー不足になるわけにいきませんし、食事は一日2回。昼軽く、夜に食べる江部スタイルです。
糖質制限では、中性脂肪は減る認識ですが、私は増えてしまっています。
2017/06/26(Mon) 06:08 | URL | サワ | 【編集
Re: お忙しい中ありがとうございます
サワ さん

体調が良好なら、中性脂肪値も基準値内なので、
経過をみてもよいと思います。

インスリン抵抗性はどうでしょう?
インスリン抵抗性があると中性脂肪は上昇しやすくなります。

2017/06/26(Mon) 16:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
インスリン抵抗性
インスリン抵抗性はHOMA-R 0.4から0.5で問題ないのですが。
そもそも血糖値は低く、空腹時インスリン量も2.1から3.3くらいなので、糖尿に関してはとても改善しています。
基準値内の間は少し様子をみます。ありがとうございます!
2017/06/26(Mon) 18:11 | URL | サワ | 【編集
急性膵炎
江部先生、このブログをいつも参考にしています。ありがとうございます。
質問ですが、急性膵炎で今年の6月中旬から末にかけて2週間入院治療していました。急性膵炎での入院は3回目です。退院したので糖質制限を再開しようと考えていますが、糖質制限の再開は可能でしょうか?
2017/06/30(Fri) 19:25 | URL | さも | 【編集
Re: 急性膵炎
さも さん

急性膵炎が回復して退院なら、脂肪制限はもうないと思います。

脂肪制限がないなら、糖質制限食OKと思います。
2017/06/30(Fri) 20:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可