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北海道、帯広市での糖質制限食講演会のご案内。
おはようございます。

北海道、帯広市での講演会のご案内です。
「第9回 にこにこ健康・福祉フェア」
特別講演会
 「糖質減らして健康美 ~糖質制限とその実践・効果について~」 
平成29年6月25日(日) 時間:正午~午後2時

http://www.occi.or.jp/regional-development_event/event/nikoniko_321.html

札幌では何回か糖質制限食講演会(一般向け、医家向け)を開催したことがありますが
帯広では初めてです。

私の講演は、正午~14時までです。
講演90分、質疑応答30分と時間をたっぷりとって
わかりやすくゆっくりお話しするつもりです。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、産業界のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント(脳卒中や心筋梗塞など)、および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

また、宗田哲男医師は、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表されました。
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初と思われます。
江部康二も共著者の一人です。
胎盤と臍帯と新生児では、ケトン体は高値が当たり前であり、
ケトン体の安全性が担保されました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、本講演において
余すこと無くお話ししたいと思います。

北海道の皆様のご参加をお待ちしております。


江部康二



☆☆☆
帯広商工会議所主催
第9回 にこにこ健康・福祉フェア:6月25日開催


以下のサイトにいけば、申し込みフォームがあります。
http://www.occi.or.jp/regional-development_event/event/nikoniko_321.html


「医食同源~糖質減らして健康美~」
健康・福祉フェア

家族が元気であれば、働く人は安心して働くことができ、
また、働く人が元気であれば家族は安心して生活し続けられます。
そして、働く人が元気であれば、
企業も優秀な人材を失くすことなく安心して事業を営み続けることができ、
元気なまちづくりにもつながります。
本フェアでは、働く人々の健康チェック機会の創出と予防の大切さを
認識してもらうことを目的として実施します。


日時
平成29年6月25日(日) 午前10時~午後2時


場所
とかちプラザ(帯広市西4条南13丁目1番地)
大集会室 (講演会)、レインボーホール(特別講演会)、
アトリウム・ギャラリー(PR・実演(体験)コーナー)


講演会
「歯周病と全身疾患」(午前11時~11時20分)
講師:佐々木 嘉晃 氏(医療法人社団 佐々木歯科医院 院長)

「十勝発・低糖クッキーの話」(午前11時20分~11時40分)
講師:景山 善美 氏・安久 澤智子 氏(晴café)

「音楽健康体操」(午前11時40分~正午)
講師:沼口 奈美子 氏
(社会福祉法人ふるさと 介護予防運動指導員(いつも手をつないで))


特別講演会
テ ー マ:「糖質減らして健康美~糖質制限とその実践・効果について~」
講  師:江部 康二 氏(日本糖質制限医療普及推進協会 代表理事・一般財団法人 高雄病院 理事長)
時  間:正午~午後2時
会  場:とかちプラザ 2階 レインボーホール
定  員:350名
参加費:無料(定員になり次第締め切らせていただきます)
申し込み:申込フォームからお申込みいただくか
       または下記募集要項に必要事項をご記載の上、
       FAXにてお申し込みください
http://www.occi.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/02/de24e81910fd7f178c791eb5436e699c.pdf

募集要項:【一般用】  【事業者用】
コメント
糖質15g 「にくにくにくバーガー」
はじめまして いつもこちらで勉強させていただいている者です。
昨日テレビを見ておりましたら、糖質制限OKなバーガーが紹介されていましたので投稿させていただきます。
商品名は、にくにくにくバーガーとのことです。
ほとんど肉と野菜ですので、239g中、糖質が15グラムしかありません。
期間限定なのが残念ですが、ぜひチャレンジしてみたいと思います。

にくにくにくバーガー
¥850 584kcal
全国のモスバーガーにて
【販売期間 2017年6月21日(水)~6月27日(火)毎日AM10:30〜 販売時間限定】
2017/06/21(Wed) 14:26 | URL | 捨シャリ | 【編集
はじめまして。
以前よりブログは読ませてもらってました。
産後3ヶ月になる者です。
妊娠糖尿病だったのですが、糖質制限食で無事に出産し、産後1ヶ月のときに75g負荷試験を受け正常型でした。
本日付き合いでお寿司食べに行き、しょくご2時間血糖値が200越えていました…。
10日ほど前に同じようにお寿司食べたときは、2時間値は140でした。
確かに最近は旦那家族との付き合いで普通に食事してしまっていました。
そのせいで、糖尿病になってしまったということでしょうか?
こんな高い値はほとんど見たことがないので、悪くなってしまったのかと不安でいっぱいです。
初めてで失礼とは思ったんですが…よければ教えて頂けないでしょうか。
2017/06/21(Wed) 16:35 | URL | 葉津 | 【編集
ブドウ糖負荷試験
江部先生はじめまして

初めてコメント、そして質問をさせていただきます。今年、5月に会社の健康診断を受け、
空腹時血糖 110 HbA1c 8.3%
という結果が出て、再検査となりました。

本日、糖尿病内科で再検査を受けたところ
空腹時血糖 89 HbA1c 6.9%
という結果でした。

そこで、ブドウ糖負荷試験をという話になったのですが、尿検査にてケトン体+2という結果が出ており、この状態では検査ができないので食事を通常食に戻してから検査しましょうと言われました。

糖質制限は5月の健康診断の少し前から実施しています。ブドウ糖負荷試験を受けるのは初めてです。
今回は病院の先生がおっしゃる通り、一度糖質制限を中止して、ブドウ糖負荷試験を受けた方が賢明でしょうか?

せっかく身体が慣れてきているのでもったいないような気がして...

よろしくお願いします。
2017/06/21(Wed) 18:32 | URL | くー | 【編集
モスバーガー
肉を肉で挟む「にくにくにくバーガー」販売

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1706/21/news090.html
2017/06/21(Wed) 21:47 | URL |  | 【編集
教育入院
本当に必要?糖尿病の「教育入院」

http://www.medwatch.jp/?p=14321

 日本と米国の病院における「ここが変だよ」を考える連載。3回目からは日本の病院の「ここが変だよ」を考えます。米国の医師免許を取得した筆者が来日し、まず日本の病院を見て疑問に思ったのは、糖尿病患者に対して行われる「教育入院」です。

◇健康管理は自己責任じゃないの?

 教育入院とは、患者やその家族に糖尿病を正しく理解してもらうことを目的としたもので、医師、糖尿病療育指導士、管理栄養士、薬剤師、看護師などが患者の教育に当たり、2泊3日コースから2週間のコースなどに分かれて入院できるシステムです。費用は健康保険が適用され、医療機関や入院期間・検査内容によって異なりますが、一般的には3割負担として1日当り1万円程度かかります。
 まず、筆者は「教育」と「入院」という言葉の組合せと、提供内容が一致していないという印象を受けました。

 米国でも患者に正しい知識を提供する講座を外来などで提供することはありますが、入院させてまで行うことはありません。米国では、外来の講座に来なかったら、「ただそれだけのこと」というスタンスです。なぜなら、米国では「自分の健康は自分で守る」という意識が高いためです(ただ、全く気にせずピザを食べまくる肥満の方も多いです…)。前回の米国の病院の記事でも指摘しましたが、米国では病気になってしまったら、その先には高額請求が待っているかもしれません。

 提供内容が一致していないと感じるのは、教育入院は治療の一環のシステムである前提の一方、コース別にパッケージ化してある上に、その選択権は患者側にあるためです。さらに、これが糖尿病疾患のためだけのシステムであり、他疾患などにはない特殊なものであるところにも、筆者は疑問を感じます。

 実際に教育入院のプログラムを見てみると、午前中は尿検査だけだったり、半日の間で何のプログラムもない日があったり、土日は何の予定もないのに入院していたりなど、内容が薄いと感じる項目があったり、医療の提供側の都合でプログラムが組まれていると考えざるを得ない内容が散見されます。ベッドという固定費をどう活用するのか、そこからどう収入を生むのかを考えた結果のシステムである可能性もあります。

◇病院は危険な場所との意識変容を

 筆者は、教育入院というシステムの根底にある問題として、医師や看護師が患者をコントロールしたいという考えと、患者側の「病院は危険な場所」との意識が低いこと挙げられるのではないかと考えています。

 米国では一般的に予定手術で術前入院をすることはありませんが、日本では当然のように術前入院を促し、検査や患者の体調コントロールを入念に行います。患者の管理を徹底することはメリットがある一方でデメリットもあるので、優劣を決することは難しいですが、患者の管理徹底の背景には「医療従事者が患者を信用しておらず、患者をコントロールしたいと考えているのではないか」と考えてしまいます。もちろん、米国の医療従事者の方が患者を信用しているという印象はありませんが、先ほどの指摘の通り「約束を守らなかったらそれまで」というのが米国の病院の考え方で、コントロールしようとも考えていません。

 医療機関の構造上の問題も影響していそうです。例えば、医療機関内における専門職員の人員リソースには限界もあり、患者を入院させることで、限りある専門職員を病院側は効率的に配置することができます。また、そうすることで収入面でもメリットを享受できる可能性があります。収入面へさらに目を向けると、専門職員からの疾患教育点数については外来と入院での差異はありませんが、外来より入院の方が全体の点数が高く設定されています。もっと言うと、専門職員からの疾患教育による報酬要件は、入院より外来の方がより高いハードルになっているという問題もあります。

 そして何よりも重要なことは、こうした需要を生み出している患者自身が、入院することのデメリットをしっかりと自覚すべきです。3割負担と言えども入院にかかる費用は高額で、経済的負担は免れません。入院の間一日中、医療従事者から管理されていることの精神的負担もありますし、そもそも入院することでの感染リスクが発生します。米国では、「病院は患者が集まることで感染リスクの高い危険な場所」との認識が広まっています。受診コストも高いため、国民はなるべく病院には行かないよう心がけています。ですから、「教育」を受けるために「入院」するという考え方を、米国人は全く理解することができないのです。
2017/06/21(Wed) 22:13 | URL | 精神科医師A | 【編集
うつに関して
江部先生、相談したい事がありまして、書き込みさせて頂きます。
心を変えれば健康になれるという書籍を執筆されておられますが、私の母親が不眠とうつです。不眠は睡眠専門病院にて治療して頂いています。家族の私からみて、うつは軽い方だと思います。高雄病院にて、江部先生に母親のうつを治療して頂きたいのですが、治療して頂く事は可能でしょうか?
2017/06/22(Thu) 16:05 | URL | 健康になりたい | 【編集
Re: 糖質15g 「にくにくにくバーガー」
捨シャリ さん

嬉しい情報をありがとうございます。
2017/06/22(Thu) 19:53 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
葉津 さん

妊娠糖尿病、糖質制限食で無事出産、良かったです。

「産後1ヶ月のときに75g負荷試験を受け正常型」

2ヶ月後に、いきなり糖尿病になる確率は、極めて低いです。

簡易自己血糖測定器は、誤差が20%くらいはあるので、たまたまと思いますよ。

ともあれ、妊娠糖尿病だったのなら、将来糖尿病になる確率が高いので、
緩やかでもいいので「糖質制限食」を実践すると良いです。
それで、糖尿病発症を予防できます。
2017/06/22(Thu) 19:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ブドウ糖負荷試験
くー さん

「HbA1c 8.3% 」


なら、一回の検査で確定診断はできないのですが、まず間違いなく、糖尿病だと思います。
HbA1cが8.3%なら、平均血糖値は191.5mg/dlです。結構な食後高血糖だったと考えられます。

糖尿病とわかっている人には、「ブドウ糖負荷試験」は実施しないのが原則です。
高血糖を生じる可能性が極めて高い人に、わざわざ負荷してリスクを与えるのは倫理的に良くないということです。

このまま、「ブドウ糖負荷試験」は実施せずに、糖質制限食実践で、良いと思います。
2017/06/22(Thu) 20:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 教育入院
精神科医師A さん

コメントをありがとうございます。
これは、匿名の米国人医師の見解ですね。

◇健康管理は自己責任じゃないの? ・・・大賛成です。自己責任で自己管理です。

◇病院は危険な場所との意識変容を ・・・こちらも大賛成です。


「自分で考えて、自分で選択して、治療法を決定し、
自己責任で、自己管理する。」
糖質制限食は、まさしくそういう食事療法です。


2017/06/22(Thu) 20:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: うつに関して
健康になりたい さん

高雄病院では、うつの治療はしておりません。
申し訳ありません。
2017/06/22(Thu) 20:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
ご返答頂きありがとうございます。
突然の書き込みだったにも関わらず、出産のことまでお言葉頂き本当にありがとうございます。
糖尿病ではない、誤差範囲のことを聞き、安心しました。
産後の検査ではHbA1cしか調べてもらえなかったので、ブドウ糖を購入し自宅で75g負荷試験したのですが、それで正常型となった場合でも大丈夫でしょうか?

また、高血糖なのはたまたまとのことでしたが、
10日ぐらい全く血糖測定しておらず、気にしながらも普通に食事してしまうことが度々ありました。そのせいか、以前と比較すると同じ糖質量でも食後血糖値が高かったり、以前は高血糖にならない糖質の量でも高めだったりしました。
耐糖能が悪化してしまったのではないかと心配になりましたが…それもまだ2回だけですし、朝の空腹時血糖値は87だったので、それでもこれからまた糖質制限食続ければ大丈夫ということになりますでしょうか?
2017/06/22(Thu) 20:36 | URL | 葉津 | 【編集
Re:教育入院
都内河北 鈴木です。

正しく江部先生の返答通りかと思います!!

「病院は危険な場所との意識変容を、、、」

「こちらも大賛成です。」を江部先生の言葉で発せられるのは、
「大変関心デカイと思います!!」

何故、担当患者が改善してくると低俗な嫌がらせ終始の日本医療&日本糖尿病学会信者医療者達組織なのか、
私自身被害者として許しがたい現実です!!
(私は裏付けを持ってコメントしています!!)

現在、糖尿病だけでなく後遺症の脳梗塞頚動脈プラ~ク減少改善もあり益々改善してますが、
考えてみれば2005年
・ADAの血糖値上昇栄養素は糖質のみ!!
・ジョスリンの食生活指導40%以下、より低下目指したほうが良い!!
・江部康二医師「糖質制限理論」!!

以上の知識を2012、9月下旬迄知らなかった事が悔やまれます!!
現在も現実依然してません!!

日々のブログ内容を読んで確認学習の毎日ですが、
今夜は、グッスリ眠れます!!

江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます!!
敬具

2017/06/23(Fri) 00:11 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: タイトルなし
葉津 さん

朝の空腹時血糖値は87ですので、インスリン基礎分泌と空腹時血糖値のバランスは正常です。

緩くてもいいので糖質制限食を続けていれば、将来糖尿病になることは予防できる可能性が高いです。

2017/06/23(Fri) 07:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: Re:教育入院
都内河北 鈴木 さん

コメントありがとうございます。

私が初の糖質制限の本『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』を上梓したのが2005年です。

その中に
「2004年版のLife With Diabetes(米国糖尿病協会・ADA)によれば、
食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。」
という記載があります。

「血糖に直接影響を与えるのは、糖質のみ」という米国糖尿病学会の重要な情報を、
日本社会に明らかにした初めての本と思います。

2017/06/23(Fri) 07:54 | URL | ドクター江部 | 【編集
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