2017年06月14日 (水)
【17/06/13 精神科医師A
グルセルナ(R)-REX発売
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ(R)-REXを発売
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000059.000002119&g=prt】
こんにちは。
精神科医師Aさんから
糖質制限経腸栄養製品の情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
アボット社のグルセルナ(R)-REXが新発売です。
アボット社は以前から、糖質制限な製品を発売していますので、注目していました。
アボット、グルセルナ(R)-REX
100mlあたり
熱量 100kcal
たんぱく質 4.2g
脂質 5.6g
糖質 8.8g
食物繊維 0.9g
食塩相当量 0.25g
フラクトオリゴ糖 0.8g
カルニチン 8mg
イノシトール 85mg
アボット、プルモケア®-EX
1缶250ml中、375kcalで
糖質:28.4%
脂質:54.8%
たんぱく質:16.8%
です。
以前からあるプルモケア®-EXは
今回の新製品(糖質33%)より、さらに糖質が少ないく、28.4%です。
プレスリリースに、
『糖質制限経腸栄養食品』と記載できるよき時代となったのですね。
嬉しい限りです。
アボット社さん、こうなったら、もうひと頑張りで
総摂取カロリーの内、糖質が12%くらいの「スーパー糖質制限食」対応の
製品も発売して欲しいですね。
江部康二
☆☆☆
以下、アボット社のプレスリリースから一部抜粋です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000002119.html
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ®-REXを発売。
アボット ジャパン株式会社 2017年6月13日 11時00分
2017年6月13日 ― 4人に1人以上が65歳以上の高齢者となった日本において、
高齢者が健康であり続けるためには、十分な栄養を摂取することが重要ですが、
中には、糖質制限を必要とされる方もいます。
この度、アボットでは糖質を制限した栄養管理をサポートし、
医療従事者に栄養管理の選択肢となる、
経腸栄養製品のグルセルナ®-REXを発売しました。
人口の高齢化に伴い、さまざまな理由で咀嚼・嚥下が難しくなったり、
栄養素を効率的に吸収できなくなる等、
栄養計画を再評価する必要がある方は今後も増加すると予想されます。
例えば食物繊維やオリゴ糖は、生活習慣病の予防や排便習慣等に重要とされていますが、日本人の食事摂取基準2015年版では、生活習慣病、排便習慣等に対して理想的とされる食物繊維摂取量(24g/日)に対して、国民健康・栄養調査による食物繊維摂取量は13.7g/日(中央値、18歳以上)と、理想的な摂取量をはるかに下回っています。
グルセルナ®-REXは、従来のグルセルナ®-EX同様に糖質を制限した三大栄養バランスをそのまま踏襲しているだけでなく、不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の摂取を助ける、以下の独自の組み合わせである、REXカーボシステムを新たに採用しました。
▶ フラクトオリゴ糖:多くの食品(玉ネギ、小麦、バナナなど)に含まれるオリゴ糖
▶ イソマルツロース:スクロースに転移酵素を作用させた二糖類のひとつ
▶ 難消化性デキストリン:トウモロコシでんぷん由来の水溶性食物繊維
▶ 燕麦繊維:オートミールの原料である燕麦由来の不溶性食物繊維
▶ グリセリン:食品甘味料として広く用いられている糖アルコールの一種
REXカーボシステムは、日本人に不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の効率よい摂取を可能にすると同時に、流動性を改善することで滴下停滞が解消し、より確実で信頼性の高い栄養管理に寄与します。また、
医療・介護現場で用いられる多くの液状栄養食品の糖質比率が50%を超えているところ、グルセルナ®-REXは33%であり、糖質を制限した栄養管理に貢献します。
今回、容器を缶からアルミパウチ、RTHバッグに変更することで、医療現場で広く採用されている紙容器のように開封時にハサミを必要とせず、また缶のように廃棄の手間もかからなくなりました。RTHバッグではコンテナ等に移し替える必要がなく、直接栄養セットに接続できるため、細菌汚染リスクを減らすことにもつながり、医療従事者の手間を大きく低減するだけでなく、リスク管理を徹底することが可能になります。また、医療機関で採用されている多くの液状栄養食品の賞味期限が6カ月であるのに対し、グルセルナ-REXの賞味期限は製造後9カ月であり、医療機関にとって効率的な在庫管理が可能となります。
一般社団法人日本臨床栄養実践協会 理事長の足立香代子先生は、「栄養食品は人々が健康を回復する際、非常に重要な役割を果たします。グルセルナ®-REXは、糖質を制限したい患者さんに適した栄養食品です。今回、より進化した栄養組成となることや、パッケージが改良されることで、医療従事者の手間を大幅に低減でき、さらに充実した栄養管理が実現すると確信しています」と述べています。
「グルセルナ®-REX」は現在、主に医療機関・介護施設等でご利用いただけます。
グルセルナ(R)-REX発売
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ(R)-REXを発売
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000059.000002119&g=prt】
こんにちは。
精神科医師Aさんから
糖質制限経腸栄養製品の情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
アボット社のグルセルナ(R)-REXが新発売です。
アボット社は以前から、糖質制限な製品を発売していますので、注目していました。
アボット、グルセルナ(R)-REX
100mlあたり
熱量 100kcal
たんぱく質 4.2g
脂質 5.6g
糖質 8.8g
食物繊維 0.9g
食塩相当量 0.25g
フラクトオリゴ糖 0.8g
カルニチン 8mg
イノシトール 85mg
アボット、プルモケア®-EX
1缶250ml中、375kcalで
糖質:28.4%
脂質:54.8%
たんぱく質:16.8%
です。
以前からあるプルモケア®-EXは
今回の新製品(糖質33%)より、さらに糖質が少ないく、28.4%です。
プレスリリースに、
『糖質制限経腸栄養食品』と記載できるよき時代となったのですね。
嬉しい限りです。
アボット社さん、こうなったら、もうひと頑張りで
総摂取カロリーの内、糖質が12%くらいの「スーパー糖質制限食」対応の
製品も発売して欲しいですね。
江部康二
☆☆☆
以下、アボット社のプレスリリースから一部抜粋です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000002119.html
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ®-REXを発売。
アボット ジャパン株式会社 2017年6月13日 11時00分
2017年6月13日 ― 4人に1人以上が65歳以上の高齢者となった日本において、
高齢者が健康であり続けるためには、十分な栄養を摂取することが重要ですが、
中には、糖質制限を必要とされる方もいます。
この度、アボットでは糖質を制限した栄養管理をサポートし、
医療従事者に栄養管理の選択肢となる、
経腸栄養製品のグルセルナ®-REXを発売しました。
人口の高齢化に伴い、さまざまな理由で咀嚼・嚥下が難しくなったり、
栄養素を効率的に吸収できなくなる等、
栄養計画を再評価する必要がある方は今後も増加すると予想されます。
例えば食物繊維やオリゴ糖は、生活習慣病の予防や排便習慣等に重要とされていますが、日本人の食事摂取基準2015年版では、生活習慣病、排便習慣等に対して理想的とされる食物繊維摂取量(24g/日)に対して、国民健康・栄養調査による食物繊維摂取量は13.7g/日(中央値、18歳以上)と、理想的な摂取量をはるかに下回っています。
グルセルナ®-REXは、従来のグルセルナ®-EX同様に糖質を制限した三大栄養バランスをそのまま踏襲しているだけでなく、不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の摂取を助ける、以下の独自の組み合わせである、REXカーボシステムを新たに採用しました。
▶ フラクトオリゴ糖:多くの食品(玉ネギ、小麦、バナナなど)に含まれるオリゴ糖
▶ イソマルツロース:スクロースに転移酵素を作用させた二糖類のひとつ
▶ 難消化性デキストリン:トウモロコシでんぷん由来の水溶性食物繊維
▶ 燕麦繊維:オートミールの原料である燕麦由来の不溶性食物繊維
▶ グリセリン:食品甘味料として広く用いられている糖アルコールの一種
REXカーボシステムは、日本人に不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の効率よい摂取を可能にすると同時に、流動性を改善することで滴下停滞が解消し、より確実で信頼性の高い栄養管理に寄与します。また、
医療・介護現場で用いられる多くの液状栄養食品の糖質比率が50%を超えているところ、グルセルナ®-REXは33%であり、糖質を制限した栄養管理に貢献します。
今回、容器を缶からアルミパウチ、RTHバッグに変更することで、医療現場で広く採用されている紙容器のように開封時にハサミを必要とせず、また缶のように廃棄の手間もかからなくなりました。RTHバッグではコンテナ等に移し替える必要がなく、直接栄養セットに接続できるため、細菌汚染リスクを減らすことにもつながり、医療従事者の手間を大きく低減するだけでなく、リスク管理を徹底することが可能になります。また、医療機関で採用されている多くの液状栄養食品の賞味期限が6カ月であるのに対し、グルセルナ-REXの賞味期限は製造後9カ月であり、医療機関にとって効率的な在庫管理が可能となります。
一般社団法人日本臨床栄養実践協会 理事長の足立香代子先生は、「栄養食品は人々が健康を回復する際、非常に重要な役割を果たします。グルセルナ®-REXは、糖質を制限したい患者さんに適した栄養食品です。今回、より進化した栄養組成となることや、パッケージが改良されることで、医療従事者の手間を大幅に低減でき、さらに充実した栄養管理が実現すると確信しています」と述べています。
「グルセルナ®-REX」は現在、主に医療機関・介護施設等でご利用いただけます。
いつも江部先生のブログ拝見し勉強させていただきがんばっております。
現在40歳、アメリカ在住です。数年前からヘモグロビンA1Cの値が境界型です。
江部先生のブログを参考にさせていただきながら
年に一度の健康診断血液検査とA1C Nowという簡易のA1c検査機で自己管理しています。
3年前 A1C 5.9 (ラボで検査)
2年前 A1C 5.4 (ラボで検査)
1年前 A1C 6.1 (ラボで検査)
2週間前 A1C 5.1 (自分で簡易検査機)
昨日から日本に一時帰国中で 今朝父の簡易血糖値検査機で190とでてしまいました。(うにイカ酒盗、キウイ、チョコレート一粒 を食べて30分後くらいです)
ビックリして 二時間くらい過ぎてしまいましたが病院に行きました。
血糖値は120、A1Cは5.4でした。
普通の人なら 食後に190になることは考えにくいですよね?
今は空腹時血糖値とヘモグロビンA1Cしか気にしてなかったのですが、今後はどのような点に注意して生活をしていったらいいのか、アドバイスをいただけたらと思い投稿させていただきました。どうかよろしくお願いいたします。
現在40歳、アメリカ在住です。数年前からヘモグロビンA1Cの値が境界型です。
江部先生のブログを参考にさせていただきながら
年に一度の健康診断血液検査とA1C Nowという簡易のA1c検査機で自己管理しています。
3年前 A1C 5.9 (ラボで検査)
2年前 A1C 5.4 (ラボで検査)
1年前 A1C 6.1 (ラボで検査)
2週間前 A1C 5.1 (自分で簡易検査機)
昨日から日本に一時帰国中で 今朝父の簡易血糖値検査機で190とでてしまいました。(うにイカ酒盗、キウイ、チョコレート一粒 を食べて30分後くらいです)
ビックリして 二時間くらい過ぎてしまいましたが病院に行きました。
血糖値は120、A1Cは5.4でした。
普通の人なら 食後に190になることは考えにくいですよね?
今は空腹時血糖値とヘモグロビンA1Cしか気にしてなかったのですが、今後はどのような点に注意して生活をしていったらいいのか、アドバイスをいただけたらと思い投稿させていただきました。どうかよろしくお願いいたします。
2017/06/14(Wed) 18:32 | URL | はな | 【編集】
いつもお世話になります。糖尿病予備軍で何度かアドバイスを頂いています。ありがとうございます。
勉強不足の看護師ですが、本日NST講義で、アボットからグルセルナREXを聞きいたばかりでメールさせてもらいました。
インスローよりはるかに糖質が低くなっており、カロリーもとれるとのこと。(脂質はオリーブオイル由来?)血糖値スパイクが緩やかと。GI以外にGLに着目したそうです。
素人目には単純に血糖値を上昇させないためにはエリスリトールにしないのかDMさんに聞くと、食物繊維もとれるし、脳は糖が○○%必要と言われてました。
御報告までに。
勉強不足の看護師ですが、本日NST講義で、アボットからグルセルナREXを聞きいたばかりでメールさせてもらいました。
インスローよりはるかに糖質が低くなっており、カロリーもとれるとのこと。(脂質はオリーブオイル由来?)血糖値スパイクが緩やかと。GI以外にGLに着目したそうです。
素人目には単純に血糖値を上昇させないためにはエリスリトールにしないのかDMさんに聞くと、食物繊維もとれるし、脳は糖が○○%必要と言われてました。
御報告までに。
いつも江部先生のブログ参考にしています。
先週金曜から咳が出て、日曜夜からかすれ声しか出なくなりました。風邪からくる声帯炎のようです。
質問ですがまず、4月から今まで熱は出ないのですが、副鼻腔炎、喉痛などに何回もかかっています。こうした場合、風邪が治ってもHba1cは上がるのでしょうか。
次に今の声帯炎は2週間近く治るまでかかる場合があると言われ、ネプライザーを度々受ける事を進められました。ネプライザーはステロイドも混ざっています。ネットで調べたら、内服と比べて血糖値に影響ないと書かれているのですが、あっているでしょうか。
せっかく糖質制限しているので、血糖値を他で上げたくないと考えています。
先週金曜から咳が出て、日曜夜からかすれ声しか出なくなりました。風邪からくる声帯炎のようです。
質問ですがまず、4月から今まで熱は出ないのですが、副鼻腔炎、喉痛などに何回もかかっています。こうした場合、風邪が治ってもHba1cは上がるのでしょうか。
次に今の声帯炎は2週間近く治るまでかかる場合があると言われ、ネプライザーを度々受ける事を進められました。ネプライザーはステロイドも混ざっています。ネットで調べたら、内服と比べて血糖値に影響ないと書かれているのですが、あっているでしょうか。
せっかく糖質制限しているので、血糖値を他で上げたくないと考えています。
2017/06/14(Wed) 21:10 | URL | ゆいゆい | 【編集】
ぴーなっつさん
情報をありがとうございます。
アボット社さん、糖質制限に関心があり、まあまあなのですが、
脳はケトン体も使えることはご存じなのかな?
また、スーパー糖質制限食でも肝臓で糖新生するので、血糖値は正常であることもご存じなのかな?
情報をありがとうございます。
アボット社さん、糖質制限に関心があり、まあまあなのですが、
脳はケトン体も使えることはご存じなのかな?
また、スーパー糖質制限食でも肝臓で糖新生するので、血糖値は正常であることもご存じなのかな?
2017/06/15(Thu) 17:30 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ゆいゆい さん
熱はなくても、シックデイには血糖値は上昇することが多いです。
吸入ステロイドは内服ステロイドよりは血糖は上げにくいと思います。
熱はなくても、シックデイには血糖値は上昇することが多いです。
吸入ステロイドは内服ステロイドよりは血糖は上げにくいと思います。
2017/06/15(Thu) 17:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生答えてくださりありがとうございます。
シックデイには血糖値が上がるとの事ですが、先週日曜からの急性喉頭炎及び声帯炎で2週間位治療期間がかかったとしたら、7月末の血液検査でHba1cは上がってしまうでしょうか。目に見えて上がるのでしょうか。
シックデイには血糖値が上がるとの事ですが、先週日曜からの急性喉頭炎及び声帯炎で2週間位治療期間がかかったとしたら、7月末の血液検査でHba1cは上がってしまうでしょうか。目に見えて上がるのでしょうか。
2017/06/15(Thu) 21:54 | URL | ゆいゆい | 【編集】
ゆいゆい さん
HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映します。
7月末なら、5月末からの血糖値を反映します。
より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3、4ヶ月で作られます。
HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映します。
7月末なら、5月末からの血糖値を反映します。
より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3、4ヶ月で作られます。
2017/06/16(Fri) 19:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、丁寧なお返事ありがとうございます。
度々すみません。申し訳ありませんが最後の質問です。
Hba1cは過去1ヶ月が50%、2ヶ月が25%、残りは3から4ヶ月前を反映との事ですよね。7月末に検査があるとなると、今の期間は1〜2ヶ月前になりますが、急性声帯炎など風邪による1〜2週間程度の炎症は、Hba1cに影響してしまうのでしょうか。
もしそれは不明という事であれば、その様におっしゃって頂いて大丈夫です。
度々すみません。申し訳ありませんが最後の質問です。
Hba1cは過去1ヶ月が50%、2ヶ月が25%、残りは3から4ヶ月前を反映との事ですよね。7月末に検査があるとなると、今の期間は1〜2ヶ月前になりますが、急性声帯炎など風邪による1〜2週間程度の炎症は、Hba1cに影響してしまうのでしょうか。
もしそれは不明という事であれば、その様におっしゃって頂いて大丈夫です。
2017/06/17(Sat) 11:16 | URL | ゆいゆい | 【編集】
ゆいゆい さん
7月末なら、風邪が治ってから、6週間くらい経過ですので、
大きな影響はないと思います。
7月末なら、風邪が治ってから、6週間くらい経過ですので、
大きな影響はないと思います。
2017/06/17(Sat) 16:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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