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2017年6月18日(日) 朝日カルチャーセンター立川教室。糖質制限食の講座。
こんにちは。

2017年6月18日(日)
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食の講座の講師をつとめます。

2016年4月30日(土)以来、立川では久しぶりです。
この1年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント,および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、本講座において
余すこと無くお話ししたいと思います。
東京、関東方面の皆さん、是非奮って、ご参加頂けば幸いです。


江部康二


☆☆☆
以下、朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋。

朝日カルチャーセンター立川教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

講座内容
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この課程で、肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
従来の糖尿病食(カロリー制限食)と糖質制限食の比較や注意点についてもお話します。(講師記)


日時・期間   日曜 13:30-15:00  6/18  1回
日程   2017年 6/18

受講料(税込み)
6月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円

お申し込み①
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

お申し込み②
朝日カルチャーセンター立川教室 
電話:042-527-6511

講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。

ブログ
『ドクター江部の糖尿病徒然日記』( http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に約数千件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
コメント
初心者です。どうぞ宜しくお願い致します。
初めまして。最近、糖尿病について気にしていたところ、こちらのサイトを見つけました。これからよく読ませて頂こうと思っているところで勉強不足なのは自覚しております。また、長文・乱文も、お許し下さい。

私は160cm、50.5kg、33歳の女性です。
1年前、健康診断で尿糖+となり、再検査では-だったため、心配ないと言われました。この時、朝食後5時間の血糖値が96でHbA1cは5.6%でした。その後、別件で糖尿病専門医を受診し、ここでも尿糖-でしたが、ケトン体2+、食後2時間半の血糖値が119で、やはり心配ないと言われました。
先日の健康診断で、HbA1cは変わらず5.6でしたが、食後30分の血糖値が158と出てしまいました。尿糖-でしたが、ケトン体+でした。
今でこそこの体重ですが、小さい頃から肥満体で学生時代は78㎏あったこともあります。その後、徐々に減量し、2年前までは62kgを維持していました。ここ2年程で急激に体重が落ち、今の体重になったのですが、HbA1cは全く変わらず、むしろ20代後半は5.4だったのが、ここ3年は5.6になってしまっています。今まで正常だと思っていましたが、正常高値で糖尿病へのリスクがあることを知りました。
食後血糖値についても、以前のこちらの記載を見て、血糖値の正常はどんなに食べても140を越えることはないとあったと思うのですが、それを考えれば私の値は高いということになり、非常に不安になっています。
(食後=食べ終わり。食事時間は、いつも30分くらいなので、食べはじめてからだと、どれもプラス30分)

一般的に、糖尿病治療では減量を進められると思いますが、私は減量してもHbA1cは変わるどころか増えています。血糖値も高いということであれば、今後どうしたら良いか…と思い、厳格な糖質制限が必要かと思った次第です。
もともと主食はそれほど多くは食べない生活でした。甘いものは大好きですが、体重維持もかねて、暴飲暴食というほどは食べず、間食でケーキやアイスを食べるのは月に1回程度。ただ、体重が増えないことを良いことに、食後にクッキーやチョコレートを1~2個、日中は一切飲まないけれど食後はカフェオレとか…というのはよくありましたが、これがいけなかったのか。糖質制限という面からは論外ですよね。
今後2年以内の妊娠も希望していますが、このままでは妊娠糖尿病や本格的な糖尿病になるのかと思うと、食べるのが怖くてたまりません。
また、私はコレステロール値が高く、ピタバスタチン1mgを1日おきに飲んでおり、これ以上は病気になりたくありません。
コレステロール管理という面では、問題ないという食事内容なのですが糖尿病の面から考えれば違うでしょうし、私はどの程度糖質制限が必要なのか…。そこで、未然に防げるものならお知恵をお教え頂きたいと思いました。お忙しいところ、大変申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い致します。
2017/06/07(Wed) 20:05 | URL | くららん | 【編集
新刊紹介
月刊糖尿病2017年6月号
http://www.igaku.co.jp/tonyobyo/tonyobyo_1706.html

日本人糖尿病患者における食事療法の考え方/好川有希子・川浪大治・宇都宮一典
久山町研究からみた日本人糖尿病の特徴/二宮利治
JDDM・横山研究からみた日本人糖尿病の管理・予後に関する特異性/横山宏樹
多目的コホート研究JPHC Studyからみた日本人糖尿病の特性/井上真奈美
2017/06/07(Wed) 21:07 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 初心者です。どうぞ宜しくお願い致します。
くららん さん

『20歳くらいで、家族歴に糖尿病のない場合は、どんなに食べても食後血糖値が140mg/dlを越えることはない』

ということです、
家族歴に糖尿病がある人は20歳くらいでも、食後血糖値が140mg/dlを超えてきます。

「20代後半は5.4%だったのが、ここ3年は5.6%」
これは、年齢的なものです。
耐糖能は、加齢と共に少しずつ低下します。

このていど(33歳でHbA1c5.6%)であれば、緩やかな糖質制限食で必要十分です。
2017/06/07(Wed) 22:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 新刊紹介
精神科医師A さん

情報をありがとうございます。
久山町研究、
どのような記述か、興味があります。
2017/06/07(Wed) 22:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
最近の論文より
総説 競技パフォーマンスに及ぼす糖質制限の影響

http://www.wound-treatment.jp/new.htm#0608-8
2017/06/08(Thu) 10:38 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 最近の論文より
精神科医師A さん

コメントありがとうございます。
夏井先生のサイトで、夕刊フジの私の記事を紹介して頂いたのですね。
夏井先生、ありがとうございます。


夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/170606/lif1706060003-n1.html


【糖質制限 結局いいのか、悪いのか】
“糖質制限ブーム”生みの親、江部康二医師を直撃「健康な食事とは何かを考えていくことが大切」

「私が糖質制限の書籍を初めて刊行した2005年当時、米国糖尿学会は糖質制限食を全否定していましたが、08年から肥満の患者に期限付きで認め、13年には肥満の有無や期限も付けずに糖質制限食を治療食の1つとして容認しました。このため日本の医学界も糖質制限への態度を変えつつあります」

2017/06/10(Sat) 08:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメント頂き、ありがとうございました。
少し安心しました。
これから、勉強していきますが、また分からない事などがありましたら、質問させて頂くと思いますが、宜しくお願い致します。
2017/06/10(Sat) 09:06 | URL | くららん | 【編集
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