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高齢の糖尿患者たんぱく質食べて 学会が診療指針
こんにちは。

2017年5月17日の朝日新聞によれば、
 日本老年医学会と日本糖尿病学会は
65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を作成して、
「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」
としました。

たんぱく質を十分摂取というのは、糖質制限食的には、好ましい変化です。
スーパー糖質制限食は、どうしても高たんぱく・高脂質食になるので
二の足を踏んでいた高齢糖尿病患者さんもおられると思います。
おっと、65歳以上って、私も67歳でしっかり該当してますね。

もっとも、私は、元々スーパー糖質セイゲニストですから、
しっかり高たんぱく食を食べています。
140g~160g/日のたんぱく質を、私は食べています。

『通常、糖尿病の治療ではたんぱく質の摂取量が制限されるが、
高齢者の場合、筋肉量が落ち、歩行や立ち上がる能力の低下につながる恐れがある』


確かに日本糖尿病学会は、今までは高たんぱく食は腎臓によくない可能性があるので、
糖尿病腎症の人は、低たんぱく食がいいというふうに指導してきました。

今回は、
A)
「高たんぱく食で糖尿病腎症の場合、腎機能が悪化するかもしれないという不確かな懸念」
よりも、より現実的な
B)
「低たんぱく食による筋肉量低下や歩行能力・立ち上がり能力低下」
とを天秤にかけたら、
B)のほうがよほど心配なので、高たんぱく食を容認ということです。

でも、これって65歳以上でなくても
40歳でも50歳でも60歳でも、低たんぱく食は、
B)「低たんぱく食による筋肉量低下や歩行能力・立ち上がり能力低下」
を起こすリスクが、65歳以上ほどではなくてもあるということですよね。

そう考えると、スーパー糖質制限食で
高たんぱく・高脂質食を摂取していれば、
血糖値もメタボ・肥満も改善ですし
筋力低下や歩行能力・立ち上がり能力低下もないし、
まさに人類本来の食事であり、人類の健康食ですね。

なお米国糖尿病学会は、2013年10月の「栄養療法に関する声明」において
糖尿病腎症にたんぱく質制限は推奨しないと言い切っています。


江部康二


☆☆☆
以下
2017年5月17日の朝日新聞デジタル記事から
http://www.asahi.com/articles/ASK5K65Q6K5KUBQU00Q.html
から、一部抜粋です。

【高齢の糖尿患者たんぱく質食べて 学会が診療指針
南宏美
2017年5月17日18時44分

 日本老年医学会と日本糖尿病学会は65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を初めて作成した。通常、糖尿病の治療ではたんぱく質の摂取量が制限されるが、高齢者の場合、筋肉量が落ち、歩行や立ち上がる能力の低下につながる恐れがある。このため「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」とした。

 高齢の糖尿病患者は重い低血糖になりやすく、うつやQOL(生活の質)の低下、転倒につながる場合がある。そのため指針は、昨年5月に両学会が公表した、若い患者の目標値よりもやや緩くした血糖管理の基準値を記載。日常生活活動度(ADL)や認知機能、薬の使用状況などに応じて7グループに分類し、直近1~2カ月間の血糖の状態を示す「ヘモグロビン(Hb)A1c」の上限について、従来の6~8%未満を7~8・5%未満に変更した。

 また、認知機能や身体機能の評価、血糖管理の目標値など15項目についても解説。
終末期ケアについては、患者が「尊厳のある人生を全うできるように援助する」と記載し、薬の減量や中止も選択肢とした。

 日本老年医学会の代表として指針の作成にかかわった井藤英喜・東京都健康長寿医療センター理事長は「この指針を診療に生かしてもらうと同時に、指針で明らかにした解決すべき課題について研究が進んでほしい」と話している。】

コメント
本日記事への思いと現在の医療現場の現実!!
都内河北 鈴木です。

本日記事読んで、何故か疑問&違和感感じます!!

私は江部先生「糖質制限理論」を自力実践で改善以上生還し、命救われたから尚更感じるのかも知れませんが、

{日本医学界の医学程度}が時代進化対応していない事を痛感します!!

今やネットグロ~バル時代に国民への健康情報指導伝達が余りにも遅いと感じます!!

本日記事内容からも明らかに
江部先生理論効果拡散に抗えない、
素直に認知しない、出来ない、
時代進化学習対応できない低俗な権威肩書きにすがる過去の医療者達の存在が見えます!!

近代において是非は兎も角、
一時期日本医学・科学はドイツと共に世界が脅威に感じた最先端時代があったにもかかわらず、
現在の可能性明らかに無い「カロリ~制限食理論」に執着していることで、
私は明らかに{日本糖尿病学会理論}被害証明者であり、
江部康二先生{糖質制限理論}で生還できた証明者でもあります!!

上記から感じるのは、江部先生の御尽力で日本医療界も進化感じますが、
遅い!!遅いです!!

私が現在内科通院病院担当医I・Jは、都内有数の大学病院で教授I・H教授と「糖質制限理論」肯定論文発表しているにも関わらず、指導はしていない事は以前コメントしましたが、
前回4月通院時、待合所で他の糖尿病重症患者(両目失明70代男性)と付き添い介助奥様、他に糖尿病インスリン投与80代男性と会話して驚いたのは、

「現在も血糖値を上げる栄養素・糖質を知らない、指導されていない現実です。」

私と担当医の関係は良好です、本ブログの私のコメントアップは快く読んで頂いている様です。

私の場合検査目的で、糖尿病指導は受けていません。
むしろ私の江部先生理論による改善生還、
更なる脳梗塞頚動脈プラ~ク減少改善などのデ~タも提供している状況です。
快く受けとって頂いています。

上記事から思うのは、糖尿病改善目指す治療通院患者には、先ずは、
「血糖値上げる原因栄養素は、何であるか指導するべきだと思いました!!}

私は自身の生還体験から、方々は高齢でもあり親族にネット環境ない様なので、
江部先生著書を薦めましたが、理論理解把握し実践を期待したいです。

本来は糖質制限理論肯定発表している私と同じ担当医が指導するべきだとは考えますが、
{組織の一員では、
組織の御意向に従うしかない致し方ないのが日本医療界の現実だと痛感しました!!」

そこで担当医に、挑戦的に尋ねました、
{私が待合所で私の生還体験事実と江部先生の理論説明しては迷惑ですか??」
「先生に迷惑な様でしたら、縁あり転院して来ましたが転院しましょうか??}
と話しましたが、
上記全て否定され、安堵しました!!
今月も通院です。

本日記事と現実現場を、江部先生理論で生還して
日本医療、特に日本糖尿病学会組織には世界へ、
被害者として{恥」しか感じません!!

江部先生には日々感謝尽きません!!
敬具





2017/06/06(Tue) 21:36 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
50台後半のらこです
江部先生の「スーパー糖質制限食」実施8年です。
タンパク質摂取量なんて考えたことは1度もありません。
腎臓が(糖尿病の影響と思われますが)老化していて「高尿酸血症」になってますが、
フェブリク10mg処方で1年以上経過していて、増量もありません。
全て、江部先生のおかげさまです(ペコッ
2017/06/07(Wed) 00:06 | URL | らこ | 【編集
Re: 本日記事への思いと現在の医療現場の現実!!
都内河北 鈴木 さん。

「現在も血糖値を上げる栄養素・糖質を知らない、指導されていない現実です。」

糖尿病改善目指す治療通院患者には、先ずは、
「血糖値上げる原因栄養素は、何であるか指導するべきだと思いました!!」

その通りと思います。
日本でも
医師、栄養士、看護師、患者さん、皆に、
「血糖に直接影響を与えるのは糖質だけで、脂質・タンパク質は直接影響は与えない」
という生理学的事実を教育することが、とても大切です。

欧米では、学生時代に教育により、これが達成されています。
糖尿病患者さんにも教育しますので、医師、栄養士、看護師、患者さん皆が共通して理解しています。
2017/06/07(Wed) 08:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 50台後半のらこです
らこ さん

腎臓ですが、血清クレアチニン値や血清シスタチンC値が正常なら、問題ないですよ。
2017/06/07(Wed) 08:42 | URL | ドクター江部 | 【編集
ためしてガッテン
高齢者は、蛋白質摂取が必要です

http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
2017/06/07(Wed) 18:13 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: ためしてガッテン
精神科医師A さん

面白い情報をありがとうございます。

NHKのためしてがってん「高齢者はタンパク質をしっかり食べることが大切」

NHKも、なかなか良いことを言いますね。
2017/06/07(Wed) 22:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
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