糖質制限食と検査データ。HbA1c低値で心血管リスク上昇。
【17/05/19 笹身
データ提供
最近久しぶりに健康診断をしましたので、
僭越ながらデータ提供させて頂きたいと思います。

スペック:155cm30代女糖尿病未発症(糖質摂取時代は肥満病気まみれ)
現在糖質一日20g以下(月1、2度は飲み会食べ放題などで糖質摂取、運動日は多少多い)を半年以上継続。
2014年のデータ時は炭水化物抜き?(低脂質低カロリー食)。

2014/12      → 2017/4

BMI 22.8     → 21.1
中性脂肪 41    → 31
HDL 73       → 106
LDL 79       → 255
血糖値 75     → 71
HbA1c 5.1     → 5.0

現在の指標に当てはめると
前回のほうが一般的に健康ですね(疲れやすくて肌カサカサ病気も満載でしたが)。
脂質代謝で判定区分に思いっきり要治療と書かれていましたが、
無知な医者に薬で殺されたくはないのでスルーです。

ケトン代謝でもHbA1cは意外と下がらないものですね。
低すぎると心血管疾患リスクというのはやはり血糖値の乱高下(高糖質による低血糖)の所為ではないでしょうか。

糖質の害とケトン体の効能が年々あきらかになっていっているので
糖質食べない人用の健康診断もあると研究になると思うのですが……。】


こんばんは。
笹身さんから、検査データをコメントして頂きました。

2014年のデータは、炭水化物ありの低脂質低カロリー食でしょうか?

笹身さんの、糖質制限食実践後のデータは
中性脂肪値が低くて、HDL-Cが高値ですので、
LDL-Cが高値ですが、コレステロールを末梢組織に運んでくれている善玉のLDLですので問題ないです。

HbA1cは、基準値の下限に近いので、これ以上は下がりにくいと思います。

確かに、JPHC研究においてHbA1cが5.0%未満だと
5.0~5.5%を1として、心血管リスクが1.5倍に上昇しています。
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3536.html

この原因は判然としませんが、
JPHC研究では、
「HbA1cは赤血球の寿命が短縮したり、若い赤血球が血液中に増加したりすると、見かけ上低めに測定されることが知られています。そのため、何らかの原因で、HbA1cが見かけ上低く測定されているために、低HbA1cの群で心血管疾患リスクが上昇しているものと考えられます。」
としていますが、スッキリした説明にはなっていませんね。

上記の説明のような特殊な病態を設定するよりは、
私も笹身さんがご指摘のように、高糖質食摂取後の低血糖による心血管リスク上昇と
考える方がスッキリすると思います。


江部康二
コメント
補足
取り上げて頂き有り難うございます。

分かりづらくて申し訳ありませんでした。
炭水化物抜き→主食抜きです。
米パン麺の代わりにキャベツ、豆腐、ササミ、練り物などをメインで食べていました。所謂『間違った糖質制限』です。
プロテインは摂取していたのでそれほど体調は酷くなりませんでしたが牛乳シリアルなどは食べていましたし、たまにパン、麺を摂取していたので依存症は抜けていなかったと思います。

確かにカロリー制限である程度痩せ、糖尿病予防になり一般診断の数値内に収まるようにはなると思いますが、如何せん病気は治らないしスタミナもなく肌はカサカサになるので脂質抜きすぎはヤバイです。

特に女性は肉食えと言って糖質制限勧めても野菜増やしたり米の代わりに芋にしたりで失敗する率が高いので、脂質悪の洗脳を解けるかどうかが成功の鍵だと思います。
根気よく正しい方法を普及していくしかないんでしょうね。
2017/05/20(Sat) 22:24 | URL | 笹身 | 【編集
Re: 補足
笹身 さん

なるほど、練り物がくせもので、結構糖質が多いですね。

仰る通り、基本は糖質を減らし、その分脂質とタンパク質摂取を増やすということです。
2017/05/21(Sun) 17:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
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