2017年04月23日 (日)
こんばんは。
現在、ほとんどの病院で、
朝の空腹時血糖値とHbA1cの2つで、
糖尿病コントロールの指標としています。
日本糖尿病学会熊本宣言2013によれば、
合併症予防のための目標は、
HbA1c:7.0%未満 です。
対応する血糖値としては
空腹時血糖値:130mg/dl未満 随時血糖値:180mg/dl未満
が目安とされています。
しかし、実はHbA1cは、短時間の食後高血糖は、感知できない検査なのです。
例えば、毎食後1~2時間くらいの短時間、食後血糖値が200mg/dlを超えていても
HbA1cには反映されないのです。
血糖がヘモグロビンと結合して HbA1Cになるスピードが、
かなり遅いので、短時間の食後高血糖が見過ごされてしまうのです。
少し前にNHKで、食後高血糖がこわいという番組を放送しました。
75g経口ブドウ糖負荷試験では、1時間値が200mg/dlを超えていても
食後2時間値が200mg/dl未満なら、境界型となり、
糖尿病ではなくて予備軍と診断されます。
食後高血糖タイプの予備軍は、心筋梗塞のリスクが糖尿病に近いレベルということが
過去の研究でわかっていますが、この食後高血糖に対して警鐘を鳴らしたのですから、
NHK、good jobではあります。
糖尿人では勿論、食後高血糖が心筋梗塞などの合併症のリスクとなることには
明白なエビデンスがあります。
ところが、朝の空腹時血糖値とHbA1cの2つでは、
食後高血糖が実際には存在しても、見過ごしてしまう可能性が極めて高いのです。
繰り返しますが、糖質を普通に食べている糖尿人は、
例え、HbA1cが7.0%未満でも、
朝・昼・夕の3食及び、午後3時のおやつ、夜食などで、
1日に3~5回の食後高血糖を生じている可能性が高いのです。
従って、HbA1cが7.0%未満でコントロール良好のはずの糖尿人が、
いくらでも合併症を発症してしまうという日本の現状と、
そのカラクリがここにあるということを
糖尿人の皆さんは、しっかり認識して欲しいと思います。
日本全国の糖尿人の皆さん、是非、主治医に御願いして、
HbA1cに加えて、食後1時間か2時間の血糖値を測定してみましょう。
江部康二
現在、ほとんどの病院で、
朝の空腹時血糖値とHbA1cの2つで、
糖尿病コントロールの指標としています。
日本糖尿病学会熊本宣言2013によれば、
合併症予防のための目標は、
HbA1c:7.0%未満 です。
対応する血糖値としては
空腹時血糖値:130mg/dl未満 随時血糖値:180mg/dl未満
が目安とされています。
しかし、実はHbA1cは、短時間の食後高血糖は、感知できない検査なのです。
例えば、毎食後1~2時間くらいの短時間、食後血糖値が200mg/dlを超えていても
HbA1cには反映されないのです。
血糖がヘモグロビンと結合して HbA1Cになるスピードが、
かなり遅いので、短時間の食後高血糖が見過ごされてしまうのです。
少し前にNHKで、食後高血糖がこわいという番組を放送しました。
75g経口ブドウ糖負荷試験では、1時間値が200mg/dlを超えていても
食後2時間値が200mg/dl未満なら、境界型となり、
糖尿病ではなくて予備軍と診断されます。
食後高血糖タイプの予備軍は、心筋梗塞のリスクが糖尿病に近いレベルということが
過去の研究でわかっていますが、この食後高血糖に対して警鐘を鳴らしたのですから、
NHK、good jobではあります。
糖尿人では勿論、食後高血糖が心筋梗塞などの合併症のリスクとなることには
明白なエビデンスがあります。
ところが、朝の空腹時血糖値とHbA1cの2つでは、
食後高血糖が実際には存在しても、見過ごしてしまう可能性が極めて高いのです。
繰り返しますが、糖質を普通に食べている糖尿人は、
例え、HbA1cが7.0%未満でも、
朝・昼・夕の3食及び、午後3時のおやつ、夜食などで、
1日に3~5回の食後高血糖を生じている可能性が高いのです。
従って、HbA1cが7.0%未満でコントロール良好のはずの糖尿人が、
いくらでも合併症を発症してしまうという日本の現状と、
そのカラクリがここにあるということを
糖尿人の皆さんは、しっかり認識して欲しいと思います。
日本全国の糖尿人の皆さん、是非、主治医に御願いして、
HbA1cに加えて、食後1時間か2時間の血糖値を測定してみましょう。
江部康二
最近アメリカのFDAや日本の臨床現場で、SGLT2阻害薬による血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの報告例があるようです。糖尿病ケトアシドーシスとはインスリンの作用不足で高血糖、代謝異常、ケトン体高値→動脈血が酸性に傾きアシドーシスになるので命の危険な状態と言われています。この糖尿病ケトアシドーシスの原因はケトン体と言われていますが、ケトン体がアシドーシスの原因ではないのは周知の通りです。普通は血糖値が高いときに起こると言われている糖尿病ケトアシドーシスが、血糖値は正常にもかかわらず起こったとされています。なんか変だと思うのは私だけでしょうか。この血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスは、急激な糖質制限をされる患者さんの病態に似ていると私は考えています。急激な糖質制限をすると悪心、胸部違和感、下肢つりなどがでる方がいます。糖質制限によりミトコンドリアでの糖の利用低下、嫌気的解糖がすすめば動脈血の酸性亢進しアシドーシスになりますし、また悪心で脱水になればアシドーシスの亢進を来しやすいですし、脂肪酸が分解されるのでケトン体も上昇します。
血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの病態はこのように急激な糖質制限で具合が悪くなる方の病態に似ていると考えます。この変な病態について江部先生からの情報発信が必要と考えますが、いかがでしょうか。
血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの病態はこのように急激な糖質制限で具合が悪くなる方の病態に似ていると考えます。この変な病態について江部先生からの情報発信が必要と考えますが、いかがでしょうか。
江部先生こんばんは。
質問なのですが、食後高血糖が防げない糖尿人という事なのですが、では薬は何のために服用しているのでしょうか?
質問なのですが、食後高血糖が防げない糖尿人という事なのですが、では薬は何のために服用しているのでしょうか?
2017/04/23(Sun) 21:20 | URL | アン | 【編集】
たびたび申し訳ありません。
本日検査に行こうと思うんですが、
3日間普通に食事したせいか、体重がさらに増えており、普段より5キロちかくも多いです(泣)
まさかそんなに増えると思わなくて、ショック受けてます…この状況で検査するのは、本当に大丈夫でしょうか(>_<)
糖質摂取したことで血糖値も上昇していたかもしれませんし、すごく悪影響な気がするんですが…
どれくらいの体重増加だと影響するんでしょうか?
本日検査に行こうと思うんですが、
3日間普通に食事したせいか、体重がさらに増えており、普段より5キロちかくも多いです(泣)
まさかそんなに増えると思わなくて、ショック受けてます…この状況で検査するのは、本当に大丈夫でしょうか(>_<)
糖質摂取したことで血糖値も上昇していたかもしれませんし、すごく悪影響な気がするんですが…
どれくらいの体重増加だと影響するんでしょうか?
2017/04/24(Mon) 05:59 | URL | 通りすがり | 【編集】
2017/04/24(Mon) 11:24 | URL | 精神科医師A | 【編集】
突然のご質問で恐縮ですが…アドバイスをお願い致します。
私(♂)は特に糖尿病ではないのですが…仕事で3年ほど前に糖質制限に出会い、現在も糖質をコントロールしながら生活し、体重減、ウエスト減などとても良い状態をキープできております。
糖質制限が私にとってはとても良かったので、パートナー(♀)にも進めて半年くらいが経過しているのですが…体重増と真逆の結果になっております。
糖質制限は男女差などあるのでしょうか?
ちなみにパートナーは年齢が30歳で2児を10年前に出産済みで、糖質制限前は基本的に「食べない」という極度のダイエットをしておりました。糖質制限に変えてからは特にお腹周りの皮下脂肪が多くなってしまい、全体的にもかなり太ってしまいました。体重的には7~8キロ増といった感じです。
体質的に糖質制限が合わないとかあるのでしょうか?
ちなみに運動はしておらず、特に持病もございません。
健康上これ以上の体重増はとても心配ですので…何かアドバイスがあれば是非とも宜しくお願い申し上げます。
私(♂)は特に糖尿病ではないのですが…仕事で3年ほど前に糖質制限に出会い、現在も糖質をコントロールしながら生活し、体重減、ウエスト減などとても良い状態をキープできております。
糖質制限が私にとってはとても良かったので、パートナー(♀)にも進めて半年くらいが経過しているのですが…体重増と真逆の結果になっております。
糖質制限は男女差などあるのでしょうか?
ちなみにパートナーは年齢が30歳で2児を10年前に出産済みで、糖質制限前は基本的に「食べない」という極度のダイエットをしておりました。糖質制限に変えてからは特にお腹周りの皮下脂肪が多くなってしまい、全体的にもかなり太ってしまいました。体重的には7~8キロ増といった感じです。
体質的に糖質制限が合わないとかあるのでしょうか?
ちなみに運動はしておらず、特に持病もございません。
健康上これ以上の体重増はとても心配ですので…何かアドバイスがあれば是非とも宜しくお願い申し上げます。
都内河北 鈴木です。
私は面識無い江部先生の「糖質制限理論」で糖尿病21年の重症化し眼・脳に後遺症残しながらも、3ヶ月で正常化、その後服用薬自主離脱、生還できました。
以降更なる改善学習目指し、日々江部先生ブログで学習してます。
本日記事も以前ブログ説明あったかと思いますが、
江部先生の再三の糖尿病改善ポイント説明には、
改善以上生還した現在も忘れがちな注意点説明には、
大変貴重な戒めになります。
ありがとう御座います!!
コメント用件に記しました、「都内杉並区の糖尿病教室異変」ですが、
杉並区行政年間予定が年度変わりした4月以降もアップ表示ありません。
例年なら「糖尿病患者増加一途の日本」なら身近の行政区役所主催で各保険センタ~で開催予定提示ありましたが、
チト違和感あります!!
本日も、
「都内血糖改善教室」
「杉並区血糖改善教室」
などを検索すると、今年2月本ブログへの私の杉並区行政主催「疑惑指摘」コメントが1ペ~ジ目にアップ提示されますが、どの様に考えれば良いのでしょうか??
更なる改善目指し、日本糖尿病公認専門医から学習したいのですが!!
可能なら
「東京都病院協会会長K・H経営病院の内科糖尿病学会公認専門医」
講演開催日を受講したいです!!
理由は、指摘病院で江部先生「糖質制限理論」自力実践で
「改善以上、生還事実」を証明した病院だからです。
1患者が更なる改善へ、日本糖尿病学会公認専門医と称する専門医へ質疑応答で知識研鑽したいからです!!
江部先生「糖質制限理論」改善以上、生還者との質疑応答に、
臆してるのでしょうか??
信者医療者は、私への質問に反論するには、私の「生還事実以上の事実提示」は、
不可欠だと考えます!!
私同等以上の改善、生還事実を提示出来ないならば、現状の自身の知識を自戒するべきは、「当然至極」だと考えます。
敬具
私は面識無い江部先生の「糖質制限理論」で糖尿病21年の重症化し眼・脳に後遺症残しながらも、3ヶ月で正常化、その後服用薬自主離脱、生還できました。
以降更なる改善学習目指し、日々江部先生ブログで学習してます。
本日記事も以前ブログ説明あったかと思いますが、
江部先生の再三の糖尿病改善ポイント説明には、
改善以上生還した現在も忘れがちな注意点説明には、
大変貴重な戒めになります。
ありがとう御座います!!
コメント用件に記しました、「都内杉並区の糖尿病教室異変」ですが、
杉並区行政年間予定が年度変わりした4月以降もアップ表示ありません。
例年なら「糖尿病患者増加一途の日本」なら身近の行政区役所主催で各保険センタ~で開催予定提示ありましたが、
チト違和感あります!!
本日も、
「都内血糖改善教室」
「杉並区血糖改善教室」
などを検索すると、今年2月本ブログへの私の杉並区行政主催「疑惑指摘」コメントが1ペ~ジ目にアップ提示されますが、どの様に考えれば良いのでしょうか??
更なる改善目指し、日本糖尿病公認専門医から学習したいのですが!!
可能なら
「東京都病院協会会長K・H経営病院の内科糖尿病学会公認専門医」
講演開催日を受講したいです!!
理由は、指摘病院で江部先生「糖質制限理論」自力実践で
「改善以上、生還事実」を証明した病院だからです。
1患者が更なる改善へ、日本糖尿病学会公認専門医と称する専門医へ質疑応答で知識研鑽したいからです!!
江部先生「糖質制限理論」改善以上、生還者との質疑応答に、
臆してるのでしょうか??
信者医療者は、私への質問に反論するには、私の「生還事実以上の事実提示」は、
不可欠だと考えます!!
私同等以上の改善、生還事実を提示出来ないならば、現状の自身の知識を自戒するべきは、「当然至極」だと考えます。
敬具
2017/04/24(Mon) 13:56 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
初めまして。岐阜県に住む44歳男性です。
昨年12月に肥満外来クリニックを受診し糖尿病と診断され、糖質制限によるダイエットを勧められて以来スーパー糖質制限に励んだところ、各項目で大幅な改善が見られました。
日付 12/8 -> 4/6
体重 91kg -> 76kg
AST(GOT) 62 -> 19
ALT(GPT) 88 -> 20
γGTP 65 -> 15
コリンエステラーゼ 650 -> 416
LDLコレステロール 179 -> 126
中性脂肪 285 -> 116
HDLコレステロール 37 -> 50
尿酸 8.4 -> 7.7
血糖 175 -> 103
HbA1c 9.0 -> 6.0
HbA1c だけで見ると
12月 9.0
1月 7.5
2月 6.7
4月 6.0
という下がり方でした。
特に、このブログの記事を参考にし、2月に血糖値測定器を購入してから食後1時間の血糖値が140を超えないような食事を心がけたことも大きかったように思います。
また、糖質制限を始めて以来、肩こり、痔、前立腺炎、脂漏性皮膚炎なども解消しました。おかげさまで、今が人生で一番体調がいいように思います。
糖質制限に理解があるクリニックやこのブログに巡り合えて本当にラッキーでした。
江部先生、本当にどうもありがとうございました。
昨年12月に肥満外来クリニックを受診し糖尿病と診断され、糖質制限によるダイエットを勧められて以来スーパー糖質制限に励んだところ、各項目で大幅な改善が見られました。
日付 12/8 -> 4/6
体重 91kg -> 76kg
AST(GOT) 62 -> 19
ALT(GPT) 88 -> 20
γGTP 65 -> 15
コリンエステラーゼ 650 -> 416
LDLコレステロール 179 -> 126
中性脂肪 285 -> 116
HDLコレステロール 37 -> 50
尿酸 8.4 -> 7.7
血糖 175 -> 103
HbA1c 9.0 -> 6.0
HbA1c だけで見ると
12月 9.0
1月 7.5
2月 6.7
4月 6.0
という下がり方でした。
特に、このブログの記事を参考にし、2月に血糖値測定器を購入してから食後1時間の血糖値が140を超えないような食事を心がけたことも大きかったように思います。
また、糖質制限を始めて以来、肩こり、痔、前立腺炎、脂漏性皮膚炎なども解消しました。おかげさまで、今が人生で一番体調がいいように思います。
糖質制限に理解があるクリニックやこのブログに巡り合えて本当にラッキーでした。
江部先生、本当にどうもありがとうございました。
2017/04/24(Mon) 14:52 | URL | 赤備え | 【編集】
アン さん
例えば、SU剤は、食後高血糖はほとんど防がず、空腹時低血糖を起こしやすいです。
その平均値で、HbA1cはまあまあとなります。
他の薬剤も、糖質を普通に食べて、食後高血糖を予防するほどの力はありません。
薬を飲んで糖質を摂取すれば、飲まないよりは少しはましということです。
例えば、SU剤は、食後高血糖はほとんど防がず、空腹時低血糖を起こしやすいです。
その平均値で、HbA1cはまあまあとなります。
他の薬剤も、糖質を普通に食べて、食後高血糖を予防するほどの力はありません。
薬を飲んで糖質を摂取すれば、飲まないよりは少しはましということです。
2017/04/24(Mon) 16:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
食後高血糖が気になりますが、一時間後、二時間後測ってもどこにピークがあるのかともやもやします。
通りすがり さん
『どれくらいの体重増加だと影響するんでしょうか?』
明確な基準があるわけではありません。
一般に肥満があると、インスリン抵抗性が高まり、耐糖能が低下するとされています。
3日間の糖質摂取で、耐糖能低下ということは、ないと思います。
『どれくらいの体重増加だと影響するんでしょうか?』
明確な基準があるわけではありません。
一般に肥満があると、インスリン抵抗性が高まり、耐糖能が低下するとされています。
3日間の糖質摂取で、耐糖能低下ということは、ないと思います。
2017/04/24(Mon) 16:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
naonao さん
糖質制限食実践で、肥満している人は適正体重まで減ります。
糖質制限食実践で、痩せすぎている人は滴定体重まで増えます。
摂取カロリーの目安は、厚生労働省のいう、推定エネルギー必要量くらいです。
適正体重とは、BMI20以上25未満で、その人の体調が一番いい体重となります。
糖質制限食実践で、肥満している人は適正体重まで減ります。
糖質制限食実践で、痩せすぎている人は滴定体重まで増えます。
摂取カロリーの目安は、厚生労働省のいう、推定エネルギー必要量くらいです。
適正体重とは、BMI20以上25未満で、その人の体調が一番いい体重となります。
2017/04/24(Mon) 16:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
度々申し訳ありません。
先ほどは早々のご返答ありがとうございました。
パートナー(♀)ですが…糖質制限前は痩せすぎではなく、どちらかというと標準よりやや太めだったので、糖質制限後は肥満になりつつあります。
何か体質的に合わないのでしょうか?
合わない場合はどのようにすれば良いのでしょうか?
また別の方法などございましたらご教授願います。
宜しくお願い申し上げます。
先ほどは早々のご返答ありがとうございました。
パートナー(♀)ですが…糖質制限前は痩せすぎではなく、どちらかというと標準よりやや太めだったので、糖質制限後は肥満になりつつあります。
何か体質的に合わないのでしょうか?
合わない場合はどのようにすれば良いのでしょうか?
また別の方法などございましたらご教授願います。
宜しくお願い申し上げます。
都内河北 鈴木 さん
糖尿病学会理事長の門脇孝教授のお膝元の東大病院において、
2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を提供ですので、
時代は少しずつ良いほうには向かってはいると思います。
糖尿病学会理事長の門脇孝教授のお膝元の東大病院において、
2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を提供ですので、
時代は少しずつ良いほうには向かってはいると思います。
2017/04/24(Mon) 17:44 | URL | ドクター江部 | 【編集】
赤備え さん
素晴らしい改善ですね。
良かったです。
血糖自己測定器は上手に利用すると大変役に立つと思います。
素晴らしい改善ですね。
良かったです。
血糖自己測定器は上手に利用すると大変役に立つと思います。
2017/04/24(Mon) 17:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
かず さん
1)耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分
2)HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク
3)HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク
です。
ピークが、後にずれるほど、耐糖能が良くないと言えるようです。
1)耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分
2)HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク
3)HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク
です。
ピークが、後にずれるほど、耐糖能が良くないと言えるようです。
2017/04/24(Mon) 17:52 | URL | ドクター江部 | 【編集】
naonao さん
そういうことなら、結果として
摂取エネルギー > 消費エネルギー
ということですので、
以前の食事に比べて、糖質制限食にしてから、摂取エネルギーが増加したということと思います。
糖質制限食をしつつ、元々の摂取エネルギーにすればいいと思います。
そういうことなら、結果として
摂取エネルギー > 消費エネルギー
ということですので、
以前の食事に比べて、糖質制限食にしてから、摂取エネルギーが増加したということと思います。
糖質制限食をしつつ、元々の摂取エネルギーにすればいいと思います。
2017/04/24(Mon) 17:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
やはり、お薬を服用しているから大丈夫と言って普通に糖質を摂取しているとよくないですね。
医者任せにせず、血糖値測定器を買い、自分が服用しているお薬がどのようなものなのかを調べるべきですよね。
医者任せにせず、血糖値測定器を買い、自分が服用しているお薬がどのようなものなのかを調べるべきですよね。
2017/04/24(Mon) 18:28 | URL | アン | 【編集】
アン さん
そのように思います。
糖尿病は自己管理がとても大切です。
そのように思います。
糖尿病は自己管理がとても大切です。
2017/04/24(Mon) 19:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
食後血糖値を確かめない限り血糖コントロールできていない可能性があるということなのでしょうか?HbA1c 6.2以下でもコントロールできていないということなのか迷います。糖質制限を初めて一年強、私は2ヶ月に1回の空腹時血糖値とHbA1cと空腹時インシュリン値をたよりにくらしています。2017/3/16の値はHbA1c6.0空腹時血糖114空腹時インシュリン9.3の状況です。
迷える大羊 さん
糖質制限食を実践していて、HbA1c6.2%以下なら、大丈夫です。
そもそも、糖質制限食なら食後高血糖にはなりません。
「食後血糖値を確かめない限り血糖コントロールできていない可能性がある」
これは、糖質を食べて薬を飲んでいる糖尿人に関するお話しです。
糖質制限食を実践していて、HbA1c6.2%以下なら、大丈夫です。
そもそも、糖質制限食なら食後高血糖にはなりません。
「食後血糖値を確かめない限り血糖コントロールできていない可能性がある」
これは、糖質を食べて薬を飲んでいる糖尿人に関するお話しです。
2017/04/24(Mon) 21:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
福田 先生
情報をありがとうございます。
調べて見ます。
情報をありがとうございます。
調べて見ます。
2017/04/24(Mon) 21:44 | URL | ドクター江部 | 【編集】
福田 さん
米国臨床内分泌医会と米国内分泌学会の
SGLT2阻害薬と糖尿病ケトアシドーシスについての合同声明
Endocr Pract 2016;22:753-762
によれば、
1)頻度
SGLT2阻害薬の臨床試験における
ケトアシドーシスの発症率は1,000人・年当たり0.2~0.8例で、
従来の治療薬で、1000人中、1~2例ですので、多いとは言えないようです。
ただ、1型糖尿病にSGLT2阻害薬を投与した場合は、6%がケトアシドーシスを起こしています。
日本では1型糖尿病への適応はありません。
2)どのような患者で起こりやすい
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスの大多数はインスリン依存状態の患者で生じているということです。
(長期に罹病した2型糖尿病患者を含む)。
3)どんな病態生理学的な要素が寄与しているのか
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスのほぼすべての患者が、代謝学的なストレスが加わる状態(手術、高強度の運動、心筋梗塞、脳卒中、重症感染症、長時間の空腹状態など)に置かれていました。
このようにSGLT2阻害薬による血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの報告例は、極めてまれなケースと思われます。
インスリン依存状態で、かなりのストレスがかかる様なときには、
SGLT2阻害剤の投与は極めて慎重にする必要があるという理解でよいかと思います。
あとは、ご指摘通り、とにかく脱水にならないように注意が必要と思います。
スーパー糖質制限で、具合が悪い症状がでることは、基本的にはありません。
好ましくない症状がでるとしたら、「カロリー不足」と「脱水」の可能性があります。
米国臨床内分泌医会と米国内分泌学会の
SGLT2阻害薬と糖尿病ケトアシドーシスについての合同声明
Endocr Pract 2016;22:753-762
によれば、
1)頻度
SGLT2阻害薬の臨床試験における
ケトアシドーシスの発症率は1,000人・年当たり0.2~0.8例で、
従来の治療薬で、1000人中、1~2例ですので、多いとは言えないようです。
ただ、1型糖尿病にSGLT2阻害薬を投与した場合は、6%がケトアシドーシスを起こしています。
日本では1型糖尿病への適応はありません。
2)どのような患者で起こりやすい
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスの大多数はインスリン依存状態の患者で生じているということです。
(長期に罹病した2型糖尿病患者を含む)。
3)どんな病態生理学的な要素が寄与しているのか
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスのほぼすべての患者が、代謝学的なストレスが加わる状態(手術、高強度の運動、心筋梗塞、脳卒中、重症感染症、長時間の空腹状態など)に置かれていました。
このようにSGLT2阻害薬による血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの報告例は、極めてまれなケースと思われます。
インスリン依存状態で、かなりのストレスがかかる様なときには、
SGLT2阻害剤の投与は極めて慎重にする必要があるという理解でよいかと思います。
あとは、ご指摘通り、とにかく脱水にならないように注意が必要と思います。
スーパー糖質制限で、具合が悪い症状がでることは、基本的にはありません。
好ましくない症状がでるとしたら、「カロリー不足」と「脱水」の可能性があります。
2017/04/25(Tue) 10:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスと診断された中には、乳酸アシドーシスなどが多く隠れてるのではと考えます。
要するに、ケトアシドーシスの病態ではないのに、ケトン体が高いだけで、ケトアシドーシスとされてしまった。
ただ、血糖値は正常なので、「血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシス」となってしったと。
要するに、ケトアシドーシスの病態ではないのに、ケトン体が高いだけで、ケトアシドーシスとされてしまった。
ただ、血糖値は正常なので、「血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシス」となってしったと。
福田世一 さん
乳酸アシドーシスは、メトホルミンによる副作用で生じる重篤な病態です。
福田さんの仰っているのは、
「SGLT2阻害薬内服で血中ケトン体値が上昇してケトーシスとなり生理的で正常なのに、
ケトアシドーシスとして誤診された患者がいるのではないか?」
ということですね。
米国臨床内分泌医会と米国内分泌学会の
SGLT2阻害薬と糖尿病ケトアシドーシスについての合同声明
Endocr Pract 2016;22:753-762
によれば、
そういうケースもありえると記載されています。
一方で、「一定数の症例では、
正常血糖に近いレベルの高血糖でケトアシドーシスを発症している。
そうしたレベルの血糖でのケトアシドーシスはSGLT2阻害薬登場前から別な薬剤においても観察されており、必ずしもSGLT2阻害薬に特異的とは言えない。」
としています。
これらを前提にして、以下が私の意見です。
1)頻度
SGLT2阻害薬の臨床試験における
ケトアシドーシスの発症率は1,000人・年当たり0.2~0.8例で、
従来の治療薬で、1000人中、1~2例ですので、多いとは言えないようです。
ただ、1型糖尿病にSGLT2阻害薬を投与した場合は、6%がケトアシドーシスを起こしています。
日本では1型糖尿病への適応はありません。
2)どのような患者で起こりやすい
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスの大多数はインスリン依存状態の患者で生じているということです。
(長期に罹病した2型糖尿病患者を含む)。
3)どんな病態生理学的な要素が寄与しているのか
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスのほぼすべての患者が、代謝学的なストレスが加わる状態(手術、高強度の運動、心筋梗塞、脳卒中、重症感染症、長時間の空腹状態など)に置かれていました。
このようにSGLT2阻害薬による血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの報告例は、極めてまれなケースと思われます。
インスリン依存状態で、かなりのストレスがかかる様なときには、
SGLT2阻害剤の投与は極めて慎重にする必要があるという理解でよいかと思います。
あとは、ご指摘通り、とにかく脱水にならないように注意が必要と思います。
スーパー糖質制限で、具合が悪い症状がでることは、基本的にはありません。
好ましくない症状がでるとしたら、「カロリー不足」と「脱水」の可能性があります。
乳酸アシドーシスは、メトホルミンによる副作用で生じる重篤な病態です。
福田さんの仰っているのは、
「SGLT2阻害薬内服で血中ケトン体値が上昇してケトーシスとなり生理的で正常なのに、
ケトアシドーシスとして誤診された患者がいるのではないか?」
ということですね。
米国臨床内分泌医会と米国内分泌学会の
SGLT2阻害薬と糖尿病ケトアシドーシスについての合同声明
Endocr Pract 2016;22:753-762
によれば、
そういうケースもありえると記載されています。
一方で、「一定数の症例では、
正常血糖に近いレベルの高血糖でケトアシドーシスを発症している。
そうしたレベルの血糖でのケトアシドーシスはSGLT2阻害薬登場前から別な薬剤においても観察されており、必ずしもSGLT2阻害薬に特異的とは言えない。」
としています。
これらを前提にして、以下が私の意見です。
1)頻度
SGLT2阻害薬の臨床試験における
ケトアシドーシスの発症率は1,000人・年当たり0.2~0.8例で、
従来の治療薬で、1000人中、1~2例ですので、多いとは言えないようです。
ただ、1型糖尿病にSGLT2阻害薬を投与した場合は、6%がケトアシドーシスを起こしています。
日本では1型糖尿病への適応はありません。
2)どのような患者で起こりやすい
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスの大多数はインスリン依存状態の患者で生じているということです。
(長期に罹病した2型糖尿病患者を含む)。
3)どんな病態生理学的な要素が寄与しているのか
SGLT2阻害薬に関連したケトアシドーシスのほぼすべての患者が、代謝学的なストレスが加わる状態(手術、高強度の運動、心筋梗塞、脳卒中、重症感染症、長時間の空腹状態など)に置かれていました。
このようにSGLT2阻害薬による血糖が正常な糖尿病ケトアシドーシスの報告例は、極めてまれなケースと思われます。
インスリン依存状態で、かなりのストレスがかかる様なときには、
SGLT2阻害剤の投与は極めて慎重にする必要があるという理解でよいかと思います。
あとは、ご指摘通り、とにかく脱水にならないように注意が必要と思います。
スーパー糖質制限で、具合が悪い症状がでることは、基本的にはありません。
好ましくない症状がでるとしたら、「カロリー不足」と「脱水」の可能性があります。
2017/04/26(Wed) 08:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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